49 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] - 2010/05/03 01:41:33.86 8xubnwQ0 1/6

いきなり投下ァ!舞台は自分のスレ(※)で新しく始まった物語の約二、三年後。
※一方通行「あれから一年か......」美琴「早いもんね......」


朝、七時


「ほら!サッサと起きなさい!」


「う~、お姉様の意地悪って、ミサカはミサカは布団にもぐりこみながらアタッ!?」


ズビシ!と布団に潜り込もうとした打ち止めに、美琴によるチョップが繰り出された。
頭に直撃し、頭を抑えながら涙目になる打ち止め。
その間に打ち止めの友たる布団はとっぱられていた。


「ほら!学校間に合わなくなるわよ!」


「むぅー、仕方ないから着替えるってミサカはミサカはパジャマを脱いでみたり......」


お気に入りのゲコ太パジャマ(ちなみにあの人はダサいと言っていた)を脱ぎ、常盤台の制服に身をつつむ。

打ち止め、十三歳。
常盤台中学ニ年生である。


 

元スレ
▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ2冊目」【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1272803763/
50 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] - 2010/05/03 01:42:49.33 8xubnwQ0 2/6

 


「いただきます」


「いただきますってミサカはミサカは言ってみる!」


二人で木製のテーブルを挟み、日本式の朝食を取る。
最初の頃は卵焼きを焦がしていた美琴も、今ではすっかり達人である。

箸を使ってもくもくと朝食を口に運びながら、ふと、打ち止めはいつまでたってももう1人の人物が出て来ないことに気がついた。


「そういえばあの人は?ってミサカはミサカは不思議に思って尋ねてみる」


「あぁ、なんか仕事が入ったみたいで、朝早くから仕事に行ったわよ」


「えっ!?なんで起こしてくれ無かったの!?ってミサカはミサカは憤慨しながら言ってみる!」


「だって打ち止め、揺すっても全然起きなかったし、アイツも眠いんならそっとしとけとか言ってたし」


「マジですか!?とミサカはミサカはあの人の思わぬセリフを聞いてビックリ仰天!」


そんな風にオーバーなリアクションを取る打ち止めを、美琴は微笑ましい目で見ていた。

高校ニ年生、御坂美琴。エプロンを完璧に着こなし、まるでお母さんのようである。

52 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] - 2010/05/03 01:43:28.46 8xubnwQ0 3/6




「いってきまーす!ってミサカはミサカはもうダッシュ!」


「いってらっしゃーい。怪我しないように気をつけなさいよー」


元気に玄関を飛び出して行った打ち止めを、苦笑しながら見をくり、美琴もピンク色のエプロンを取る。


「さて、届けに行きますかね」


美琴は学校に行くまえに、ある場所に行くつもりだった。



53 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] - 2010/05/03 01:44:44.07 8xubnwQ0 4/6





一方、


「なぁ、浜面」


「なんだよ?」


「殴っていい?」


「うぉい!?なんでそーなる!?」


学園都市にある、通称「学園都市問題対処専門部」のビルの中で、1人の青年が超物騒なことを言っていた。
そんな理不尽なことを言われた不良っぽい青年は、座っていた椅子ごと後ずさりしながら、叫ぶ。


「だってよ、俺にとって朝は至福の時なンだぜ?美味いコーヒーブラックで飲ンでよォ、飯食って、適当に会話して......正直言って俺にはもったいねェくれェだ。だがテメェのせいで......!」


怒りのせいか、彼の着ている黒のスーツが紅く見える。
冷や汗を流しながら慌てて浜面は弁明した。


「いや!俺のせいじゃないから!問題起こす連中の被害にあってるのは俺もだから!」


「あァ、分かってる。分かってるさァ。ただよォ、この感情を何かにぶつけてェんだ......!」


「俺にぶつけようとしないでええええええッ!?助けて滝壷ー!!」




哀れな浜面君は最後に愛しい者の名前を叫び、この世を去った......


「死んでねぇよ!!」

54 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] - 2010/05/03 01:47:31.09 8xubnwQ0 5/6


そして、玄関に出た二人を待っていたのは、


「おーい、一方通行ァー!」


「あり?あれって第三位じゃって早っ!?」


浜面が言い終わる前に、一方通行は瞬時に美琴の近くに移動していた。
素晴らしいくらい無駄な能力の使い方である。


「なンのようだよ?」


「はい、お弁当。アンタ忘れてたでしょ?」


「こんなの届ける暇があンならサッサと学校行きやがれ」


「全く、素直じゃないわねぇ~」


なんというか、夫婦?である。
ツンデレなお父さんといった感じの一方通行。
しっかり弁当も受け取ってます。


「ほらよ。用事が済んだら学校行け。遅刻すンぞ」


「心配してくれるんだ?」


「......チッ」


言われてプイッと一方通行は顔を反らし、カツカツと歩く。
その手にしっかり弁当を抱えつつ。


「仕事がんばってねー!じゃ!」


そう言って、美琴はダッシュで学校へと向かっていった。
その後ろ姿をチラッと眺めつつ、一方通行はビルへと入っていく。

学園都市の朝は始まっているのです。

55 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] - 2010/05/03 01:54:38.34 8xubnwQ0 6/6



いや、あの、その、なんていうか、自分のスレでいちゃいちゃがどうのこうのあったから......

あっ、ちなみに
一方通行「あれから一年か......」美琴「早いもんね......」
のスレですって宣伝じゃねぇよ俺ぇ!

あー、ダメだ。本当はもっと続く筈だったのに......なんで変態さんのやつスレストされてんだよ~。
もぅ、ダメぽ。誰か俺に力を......具体的には電磁通行のネタorSSプリーズ!