573 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] - 2010/06/08 01:41:06.06 Sz9QsQDO 1/11設定みたいなもの
御坂→高1、上条→中2
前にvipかどっかで見たような設定な気がするけどきっと気のせいなんだよ
上条「やい、御坂! 今日こそ勝負しろ勝負!」
御坂「また? 何度やっても結果は同じなんだから早く家に帰りなさい坊や」
上条「うるせぇ! 今日は勝負してくれるまで絶対帰らないって決めたんだ!」
御坂「……。学校はどうするのよ?」
上条「勝負してくれたら行く!」
御坂「しなかったら?」
上条「うっ……い、行かない」
御坂「変な意地張ってないでとっとと帰りなさい」
上条「だから勝負してくれるまで絶対帰らないって決めたんだよ!」
御坂「あんたが勝手に決めたことでしょ。私は知らないわよ」
上条「ぐぅ……い、いいのか? 勝負してくれなかったらス、ストーカーみたいに着いて行くぞ?」
御坂「……女子寮に入りたいの?」
上条「ち、違う! そんなことないある!」
御坂「若干本音出てるわよ?」
上条「……。だぁっもう! なんで御坂はいっつもそうやってはぐらかすんだよ!?」
御坂「はぁ、じゃあ逆に聞くわ。あんたはなんで私に付きまとうのよ?」
上条「うっ、それは……それより! 質問を質問で返すなって偉い人が言ってたぞ!」
御坂「あーはいはい分かったわよ。私があんたを適当に巻こうとしてるのは単純に面倒だからよ」
上条「面倒って……いっつもぶらぶらしてるだけじゃねぇか!」
御坂「女には色々あるのよ、色々とね」
上条「い、色々ってなんだよ?」
御坂「なに? 知りたいの?」
上条「そりゃあまともな理由があれば俺だってその……ちょっとは控えるさ」
御坂「そうねーどうしようかしらね……」
上条「まさかか、彼氏とかじゃないよな……?」
御坂「彼氏? あははっ。ないない」
上条「本当か!?」
御坂「嘘言ってどうするのよ」
上条「いや、だってほら、彼氏いるって俺が知ればその内いざこざが起きるかもしれないとか……?」
御坂「仮に私に彼氏がいたとしてもあんたには関係ないでしょ?」
上条「そうですよね……」
御坂「さ、あんたの質問に答えてあげたんだから私の質問にも答えなさいよ」
上条「へっ!? な、なんのことでせうか……?」
御坂「もう忘れたの? 仕方ないわね。あんたはなんで私に付きまとうわけ?」
上条「それは御坂が勝負してくれないから……」
御坂「してあげてるじゃない。全部私が勝ってるけど」
上条「か、勝つまでやるんだよ!」
御坂「じゃあ、あんたが勝てば終わるのね?」
上条「……え?」
御坂「だってそうでしょ? あんた私に勝てば満足するんでしょ?」
上条「え、あ、うん……多分」
御坂「多分?」
上条「する! 満足する! ……と思う」
御坂「歯切れ悪いわねー。まだなにかあるの?」
上条「な、ないです! 本当ですっ」
御坂「そ。それじゃ場所を変えますか」
上条「へ?」
御坂「……まさかあんた、こんな人混みの中で勝負する気だったの?」
上条「そう勝負だよな勝負! よし、じゃあいつも河原へゴー!」
御坂「……今日は一段と変ね」
――とある河原――
御坂「ほらほら! いつもみたいに逃げ回ってたらまた私の勝ちよ!」
上条「ひぃっ!? み、右手の届かない所に撃つなって毎回言ってるだろ!?」
御坂「そんなのフェアじゃないじゃない!」
上条「面倒とか言ってたのにフェアってなんだよ!? うほぉ!?」
御坂(いけない、今のは当てちゃう所だったわ……。ほんと鈍臭いんだから)
御坂「それとこれとは別よ! ほーら、次は上からいっくよー!」
上条「は、早いって! 当たっちゃう!」
御坂「その変な右手があれば大丈夫でしょー?」
上条「くっそう! (こうなりゃ今の内に強行突破だ!)」
御坂(そろそろ頃合いかしらね)
上条「うおおぉぉぉ!!」
御坂(また馬鹿の一つ覚えみたいに右手突き出しての特攻か。適当に砂鉄撒き散らしてうまいことやられるか)
御坂「私には砂鉄の結界があるの忘れたの?」
上条「忘れてねえよ!」
御坂「……え?」
御坂(右手を出さずに突っ込んできた!? あの馬鹿! そんなことしたら体ズタボロになっちゃうじゃない!)
上条「(砂鉄がなくなった!) 計画通り! 御坂は俺に勝てないと言ったその幻想をぶち壊す!」
御坂「きゃあっ!」
上条「……」
御坂「……? ん? あ、あれ?」
上条「やめだやめだこんな勝負」
御坂「……なんでよ? この勝負あんたの勝ちよ?」
上条「違う! 俺はその……卑怯な手を使っちまったから……」
御坂「卑怯?」
上条「えと、そのまま突っ込んだら御坂なら砂鉄やめてくれると思って……そこに付け入ろうとして……」
御坂「……」
上条「ほらやっぱ勝負は正々堂々だろ? だからこんな形で勝っても嬉しくないしそれに……」
御坂「それに?」
上条「み、御坂とはこれからもずっと勝負していきたいし……」
御坂「……ぷっ」
上条「な、なんだよ!? 笑うなよ!?」
御坂「そっかそっかぁ、当麻君は私に構ってもらいたかったんだぁ?」
上条「ち、ちげえよ! 勘違いすんなよ!? レベル0がレベル5に勝つという壮大なプランのために勝負してるんだからな!?」
御坂「はいはいそう言うことにしといてあげるわよ」
上条「なんだよその言い方は!? ちくしょう! こうなるんだったらさっき勝っとけば良かった!」
御坂「それなら無理だったわよ?」
上条「え?」
御坂「砂鉄は私の周りだけしか操れない訳じゃないし、一瞬解除してあんたの足元からぶわっとやることも出来たし」
上条「うっ……」
御坂「まぁ私としては適当に手加減して負けるつもりだったのよね」
上条「な、なんでだよ?」
御坂「勝てば満足して付きまとわなくなるんでしょ?」
上条「そりゃあまぁ……そんなことを言ったような気がするけど……」
御坂「でもあんな風に突っ込んで来るもんだからびっくりしたわよ。次はあんな危ないことしちゃ駄目よ?」
上条「うん分かった……って次もあるのか!?」
御坂「ない方がいいの? ないならないで私は――」
上条「あった方がいい!」
御坂「……」ニタァ
上条「っ!!」
御坂「そっかぁ、やっぱり当麻君は私に構ってもらいたかったんだねぇ?」
上条「……う、ううううるさい! それに当麻君言うな!」
御坂「なんでかな当麻君?」
上条「だから言うなよ! その、なんていうか、子供っぽいし……」
御坂「子供じゃない」
上条「それは分かってるけど! 御坂に子供扱いされるのは……嫌だ」
御坂「……。当麻」
上条「んへ!?」
御坂「なに変な声上げてるのよ。今更上条って呼ぶのもよそよそしいし、当麻君が駄目なら当麻しかないじゃない」
上条「そ、それもそうだな」
御坂「それじゃ当麻も御坂は禁止ね」
上条「それは……! 分かったよ……」
御坂「……」クイクイ
上条「……今じゃなくたっていいだろ?」
御坂「……」クイクイ、クイクイ
上条「み、みこ、みみ、美琴……」
御坂「はい良くできましたー」
上条「やっぱ子供扱いしてんじゃねぇかよ!?」
御坂「なんのことかしらね? それより次、勝負したいなら制服じゃなくて私服にしなさいよ? 汚れひどいわよ」
上条「うおっ!? やべぇ洗濯してないから今これしかないんだった……不幸だ……」
御坂「自業自得ね。さて、暗くなってきたから私はそろそろ帰るわね。あん……当麻も早く帰るのよ」
上条「お、おう。み、美琴こそ気をつけて帰れよ?」
御坂「レベル5になにを言ってるのよ。じゃね」
上条「じゃあな!」
御坂(私をレベル5として偏見を持たないで見てくるからどんな馬鹿かと思ってたけど、なかなかいい子じゃない。上条当麻、かぁ。これから退屈しそうにないわね)
上条(今気付いたけどみ、美琴と当麻ってカ、カップルみたいだよな!? あ、でも向こうはからかってるだけなんだよな……。そういやみ、美琴がぶらぶらしてる本当の理由ってなんだっだろう?)
582 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] - 2010/06/08 01:54:17.61 Sz9QsQDO 10/11多分終わりです。ネタが思い付き次第続くかも
585 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] - 2010/06/08 01:55:45.80 Sz9QsQDO 11/11誤字脱字ひどいな。すいません脳内補完お願いします