――とある公園
チェイサー!
美琴「さーて、今日は何が…って何この袋?中身は…漫画?なんで自販機の取り出し口にこんな物が……」
美琴「『めちゃいちゃレールガン』……?表紙はこれ……私?一体なんなの、これ」ペラッ
美琴「……………………ブッ!」
美琴「なによ、これ! なな、なんで私とアイツがアイツの部屋で!?」
美琴「…………だ、誰もいないわよね?」
美琴「ちょっと向こうのベンチでじっくりと…」
――
美琴「うわっ…うわっ…口塞ぐぞってもしかして…」
美琴「ふ、ふ、ふに――――」
上条「こんな所で一人で騒いで、何やってんだお前?」
美琴「ッッッッ!!?!!?!?」ササッ
上条「ん?今、なんか隠したか?」
美琴「な、なんでもないわよ!!」
上条「んー…、『めちゃいちゃレールガン』…?」
美琴「え、なんで?どうして!?」
上条「だってお前の横にまだ何冊も同じのあるじゃねえか…」
美琴「あ…う…これは……」
上条「これ、同人誌ってやつか。同じのが3冊ずつ…青髪的にいえば観賞用、保存用、布教用ってとこか」
美琴「なによ、それ」
上条「いや、なんでもない。つうかお前もこういうの買うのな」
美琴「そんなわけないでしょ! す、棄てられてたのを偶然見つけたのよ、それだけ!」
上条「ふ~ん…まぁせっかくだし俺にもちょっと読ませてくれよ」ヒョイッ
美琴「あっ、ちょ、ちょっと!」
上条「……」
美琴「……」
上条「………ぷっ」
美琴「………」
上条「…くく…こ、これは…」
美琴「………」
上条「…ぷっ! ははは!」
美琴「……そんなにおかしい?」
上条「くく…え?」
美琴「そんなにおかしいのかって聞いてんの!」
上条「いや、俺とお前がモデルでこんな展開って…なんかありえなさそうで、つい」
美琴「あ、ありえないってアンタ本当にそう思ってんの!?」
上条「だってお前会うたび電撃飛ばしてくるし、俺のことをこんな風に好きなんてないだろ?」
美琴「っ!!……罰ゲーム」
上条「は?」
美琴「罰ゲームするわよ。明日から二日間、この漫画通りに私と過ごしなさい」
上条「ふ、二日間も!? というか罰ゲームは前に――」
美琴「アンタ、あの時は妹とばっか遊んでて全然罰ゲームこなしてなかったじゃない!」
上条「でも、あの後風斬を助けろってお前が…」
美琴「…………」ジー
上条「わ、分かった!やってやるから涙目でこっちを睨むな!」
上条「というか、そもそもこれって罰ゲームになんのか?」
美琴「アンタがありえないと思ってることを、アンタの時間を潰してやるんだから罰ゲームでしょ」
上条「いや、でも飯作ってもらったりだとかむしろお前の罰ゲームになっちまうんじゃ」
美琴「うっさいわね! 罰ゲームなんだからアンタは私に黙って従ってればいいの!」
上条「分かった分かった。で、俺は一体なにをすりゃいいんだ?」
美琴「まずはこれ1セット渡しとくからちゃんと読んどきなさい。後は…アンタ、あのシスターとまだ同せ…同居してんの?」
上条「あぁ…まぁ、一応」
美琴「それじゃあ二日間だけだし、あの子知り合いの家にでも泊めといてもらってね」ニッコリ
上条「インデックスがいるのもダメなのか?」
美琴「コレにはいなかったでしょ」
上条「う…ハイ…(帰ってきたばっかりなのにスマン、インデックス…)」
美琴「後…アンタがいいならでいいんだけど…合鍵?」
上条「あぁ、それなら俺いつも予備でいくつか持ってるから今やるよ」
美琴「ってアンタ、それ持ちすぎじゃない?」
上条「俺の不幸で失くしちゃう分もあるし、インデックスもよく失くしちまうから多めに持ってるんだよ…ホレッ」
美琴「え、わっわわ…(合鍵、ほんとにゲットしちゃった…)」
上条「んじゃ、俺インデックス説得しなきゃいけないしもう帰るな」
美琴「う、うん…また明日ね…」
上条「おう」
美琴「…ってよく考えたら合鍵もらったのはいいけど私、アイツの家知らないじゃん!」
美琴「ちょっと待ちなさいよ、おーい!ってもういないし! あぁ、もう!!」
――
774 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] - 2010/06/15 23:26:01.54 gxO20Eco 4/4一応脳内では続いてますが・・・文には全然全く
というか最近は面白いのが多過ぎて読んでるだけで満足気味…
ブックマークしとこう・・!