麦野「上条 そろそろ起きた方がいいわよ」
上条「……zzz」
イン「しずり お腹すいたんだよ」
麦野「じゃあ私は朝ごはんの準備するから、インデックスは上条を起こしてね」
イン「任せるんだよ」ギラッ
ガブッ
ブシュー
上条「うがぁぁぁー!?」
麦野「おっさすがインデックスね 上条、早く顔洗ってきてよね」
上条・麦野・イン
「「「いただきまぁす」」」
イン「しずりが朝ごはん作りに来てくれるようになってから毎朝幸せなんだよ」
麦野「ありがと まぁ好きでしているわけだしね」
上条「ホントありがとうな しかも食材持参だし。先月はまさかの黒字でしたよ」
イン「お昼も麦野が作ってくれてるし嬉しいんだよ 晩御飯も作ってほしいんだよ」
上条「こらこらインデックス あまり麦野を困らせるなよ。でも本当に助かってるぞ 弁当も作ってくれてるし。まぁ初日はクラスの男子にフルボッコだったけど」
麦野「私はインデックスにレンジの使い方を教えるのに苦労したわね。アレ6台目よ」
イン「うっ……でも今は一人で温められるんだよ」
上条・麦野・イン
「「「ごちそうさま」」」
麦野「上条 そろそろ時間じゃない?片付けは大丈夫だから」
上条「やっべ!?悪いお願いするわ。行ってきまーす」
麦野・イン
「「行ってらっしゃーい」」
イン「ねぇしずり、ちょっと話があるんだよ」
麦野「どうしたの?」
イン「しずりはいつとうまに告白するの?」
麦野「うぅぇ!?」
イン「しずりになら別にいいんだよ。」
麦野「インデックス……」
イン「早くしないと短髪とか、いつわとか、かおりとかに取られちゃうんだよ」
麦野「……わかってるんだけどね。告白したら今の生活が壊れちゃうんじやないかって……」
イン「……そんな事ないんだよ!!しずりにしかとうまは任せられないだよ!!」
麦野「……ありがとうねインデックス」
麦野「じゃあ私は行くけどお昼は作ってあるから温めてたべてね」
イン「ありがとうなんだよ、また明日」
麦野「はーい」
麦野「告白かぁ……そうよね。そろそろ次のステップに進んでもいいわよね」
美琴(あれ?……あれは原子崩し!?何でアイツの寮からでてくるわけ!?……まさか)
麦野「ふんふふん♪ふんふふん♪ふんふんふーん」
美琴「……」
麦野「……んっ?あら超電磁砲じゃない」
美琴「へぇー第四位がこんな寮に住んでるんだ 随分苦労してるのね」
麦野「……上条が住んでる所をバカにしないでくれるかしら」
美琴(ッッッ!!やっぱりアイツの所に…)
麦野(こんな場所でドンパチやったら上条やインデックスに迷惑かけちゃうわね)
美琴「アンタ、あいつとどういう関係よ」
麦野「部屋の合鍵をわたされてる程度の関係よ じゃあね私、暇じゃないの」
美琴「ッッッちょ、ちょっと合鍵ってどういう……」
麦野「………」
スタスタスタスタ
美琴「……っく!?」
キーンコーン カーンコーン
土御門「カミやん、今日も麦のんが作った弁当かにゃー?」
青ピ「うらやましいなぁカミやん」
上条「お前だって舞夏の手作りだろ?」
土御門「でも毎日というわけではないんだにゃあ」
青ピ「カミやんはいつ麦のんに告白するん?」
上条「え?」
土御門「え?」
青ピ「え?」
小萌「寄り道せずに帰るのですよー」
上条(告白かぁ……確かに麦野は美人だし料理も美味いし、インデックスとも仲いいし…)
上条「どストライクなんだけどなぁ……」
絹旗「……何がどストライクなんですか?」
上条「麦野がどストライクって事……って、えぇ!?」
絹旗「今頃気付くとは よっぽど頭の中身が麦野の裸に支配されていたようですね」
上条「違いますぅ!!真面目な考え事してたんですぅ!!っていうか絹旗どうしたんだ一人か?」
絹旗「ええ 今帰りです。上条、途中まで一緒に帰りましょうか」
絹旗「麦野は上条の事、超好きですよ」
上条「いっいきなり何を」
絹旗「麦野の事、嫌いなんですか?」
上条「まさか そんな事あるわけないだろ!!好きに決まってる!!」
絹旗「なら何をためらってるんですか?」
上条「……俺の不幸体質は知ってるだろ?それで その……」
絹旗「……はぁ、なるほどね。超納得です」
上条「……」
絹旗「じゃあ私はここで」
上条「ああ、じゃあ気をつけてな」
絹旗「……上条 最後に一つだけ……麦野は貴方が思ってるよりよっぽど強いですよ。勿論レベル5としてでも、そして女としてでも……」
上条「……ありがとう絹旗」
土御門(カミやんは麦野に告白する気がないのか?しかし麦野に出会ってからカミやんは幸せそうだし……やはり自分の体質を)
麦野「……あら」
土御門「……麦野沈利か 丁度いい」
麦野「何かしら、ヤルなら相手になるわよ」
土御門「勘違いするな 俺達『グループ』は、お前達『アイテム』と争うつもりはない。個人的な話がある」
麦野「今日は変な日ね まったく……」
麦野「それで?」
土御門「上条当麻の事だ」
麦野「……!?」
土御門「単刀直入に言うとだ 俺はな、上条とお前がくっつけばいいと思ってる」
麦野「ッッなっ何を!?」
土御門「何だその反応は?俺はてっきり、お前は上条の事が好きだと思っていたんだが違ったか?」
麦野「ちっ違!?いえ、違わないけど……ていうかいきなり何よ!?」
土御門「随分女の子な反応だな」
麦野「[殺すぞ土御門」
土御門「悪いな……とはいえ ふざけてるわけでもない。」
麦野「何なのよ」
土御門「上条当麻はお前に出会って変わった 勿論いい方向にな」
麦野「……」
土御門「今のアイツは幸せそうだ 友人として嬉しく思ってる。そしてお前には感謝してる、ありがとう」
麦野「別にお前のためじゃないし」
土御門「あいつもお前の事が好きみたいだしな」
麦野「……///」
土御門「だが今のアイツはくだらない悩みを抱えていてな」
麦野「……悩み?」
土御門「自分の不幸体質のせいで好き女が不幸になるんじゃないかってな」
麦野「……!?」
土御門「どうなんだ?」
麦野(……上条!!!)
ダッダッダッダッダッダッ………
土御門(麦野沈利。お前にならカミやんを任せられる)
ガチャ
麦野「上条!!」
上条「っな、麦野?どうしたんだ」
イン「とうま私、舞夏の所に行ってくるんだよ」
上条「え?おいインデックス?」
麦野「上条 私はお前の事が好き」
上条「ッッ!!」
麦野「上条…」
上条「俺もお前の事が好きだ……でも」
麦野「不幸にならない」
上条「え?」
麦野「お前と一緒なら私は絶対に不幸にはならない!!」
上条「……ごめん麦野」
麦野「ッ!!なっなんで」
上条「余計な心配させちまったな そうだなお前と一緒にいられなくなる事が俺にとって不幸だな」
麦野「じゃあ!!」
上条「ああ。お前が好きだ麦野」
麦野「へぇ、絹旗がね」
上条「あぁ まったく本当にくだらない事で悩んでたな俺は」
イン「まったくなんだよ」
上条「ハハ インデックスにも心配かけちまったな」
イン「しずりを泣かしたら魔道書を使ってとうまを殺すんだよ」
上条「大丈夫だよ それより麦野は何で今ここに?」
麦野「土御門がね上条の事話てくれたの」
上条「あいつ」
麦野「幸せね」
上条「そうだな。不幸だなんて言ってられないな」
麦野「私が上条を幸せにしてあげるわ」
上条「もう幸せだけどな よろしくな麦野」
麦野「今日は泊まっていこうかしら」
上条「……///」
麦野「……///」
イン「あれ?私の居場所ないかも?」
《完》
887 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] - 2010/06/22 06:57:45.83 pjcQwcAO 11/11投下終了ぉ
上条×麦野でしたぁ
続き書けそうかな……