930 : とある日の暇つぶし 大富豪編[saga] - 2010/06/22 18:34:21.49 f97n7yoo 1/13

禁書「大富豪をやるんだよ!」

上条「あぁ……一度で良いからこの貧乏学生・上条さんも大富豪になってみたいですよ、えぇ」

禁書「まぁ、そんな気分を味わうだけでも……」

上条「…………」グスッ



※ルール
・親から順番にカードを出していく。
・ただし、直前の人が捨てたカードより強いカードを出さなければならない。
・強さは2が最強で次が1、その次が13で、後は数字が下がるごとに弱くなっていく。3が最弱。
・誰もカードを出さなくなったら、最後にカードを出した人が親となり、同様の手順を繰り返す。
・最初に手札をすべて無くした人の勝ち。上がった順に称号をもらっていき、2戦目以降が有利になる。
・他にも細かいルールやカードごとの効果があるが、習うより慣れろだオラァ!

元スレ
▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-7冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1276704040/




931 : とある日の暇つぶし 大富豪編[saga] - 2010/06/22 18:34:48.86 f97n7yoo 2/13

上条「と言うわけで、前回と同じザ・暇メンバーズに集まっていただきました」

一通「だから俺は暇じゃないンですけどォ?!」

打止「でもでも、お呼ばれしたとき案外うれしそうな顔してたよね、ってミサカはミサカは素直になれないあなたの代わりに、お招きに預かり感謝感激!」

御坂「大富豪ねぇ……(前回はバカ妹に邪魔されたけど……今度こそあいつと罰ゲームを!)」

御坂妹「大富豪ですか……(そもそも今回二人一セットで罰ゲームというのは可能なのでしょうか、とミサカは不安に駆られつつもお姉様をにらみつけます)」

黒子「よくよく考えるとこのメンバー……お姉様にそっくりな方が二人も! ここは天国(ヴァルハラ)ですの?!」

土御門「相変わらず混沌としたメンツだにゃー」

932 : とある日の暇つぶし 大富豪編[saga] - 2010/06/22 18:35:25.67 f97n7yoo 3/13

禁書「よーし、カードも配り終えたしさっそく……」

一通「おい、待ちなァ」

上条「ん? どうかしたか、一方通行」

一通「この前のようにはいかねェ。最初から全力で行く。だから細かいルールとか全部確認させろ」

一同「(うわぁ、この人目がマジだ……)」

御坂妹「学園都市第一位たるあなたがずいぶん小さいことを言うのですね、とミサカはもやしな上に心まで狭いセロリを嘲笑します」

一通「うるせェよ! なンだなンだ、なンですかァ?! 勝ちに行くことがそンなに悪いことなンですかァ?!」

一同「(必死だ……)」

933 : とある日の暇つぶし 大富豪編[saga] - 2010/06/22 18:36:00.49 f97n7yoo 4/13

上条「ま、まぁとりあえずメジャーなルールをぶち込んどけばいいんじゃないか?」

土御門「そうだにゃー。革命、8切り、Jバック、スペ3、しばり、激しばり、階段……こんくらいでいいぜよ」

黒子「7渡しなどは?」

御坂「んなの知らないわよ」

黒子「まぁお姉様。わたくしの地元では常識でしたわよ?」

御坂「はっ、いったいどんな常識なのかしら。むしろ5飛びがないことにびっくりなんだけど?」

御坂妹「それこそドマイナーですよお姉様、とミサカは指摘します」

上条「上条さん的には10捨ては入れるべきなんじゃないかと……」

御坂「それはないわ」

御坂妹「ないですね」

黒子「これだから類人猿は……」

上条「…………」グスン

935 : とある日の暇つぶし 大富豪編[saga] - 2010/06/22 18:38:00.08 f97n7yoo 5/13

禁書「と、とりあえず始めるんだよ」

土御門「んじゃダイヤの3は誰かにゃー」

一通「待てやオラァ。何がダイヤの3だこのクソグラサンが」

土御門「あぁ?」

一通「普通に考えて最初の親はハートの3だろうが!」

土御門「はぁ……これだからアクセロリータは常識をわきまえてないんだ。最初はダイヤの3に決まってるだろ」

一同「(すげぇどうでもいい……)」

一通「てめェ……俺とやろうってかァ」カチッ

土御門「……Fallere825(背中刺す刃)」

打止「ちょっちょっ、そんなことでチョーカーのスイッチ入れないでって、ミサカはミサカは慌てて制止!」

上条「土御門、お前もだよ! んなことで魔法名名乗る奴があるか! あと折り紙しまえ!(しかも口調がマジだ……)」

一通土御門「そん(ン)なこととはなん(ン)だ!」

禁書「(いったいいつ始まるのかな……)」

936 : とある日の暇つぶし 大富豪編[saga] - 2010/06/22 18:39:34.70 f97n7yoo 6/13

一通「まぁしゃァねェ。スタートはハンデってことでダイヤの3に譲ってやンよ」

土御門「おやおや、ハンデなんて負けたときの保険をかけるとはさすが第一位様、抜け目ないにゃー」

一通「てめ――せっかく人が――」

打止「じゃ、じゃあダイヤの3のミサカからね、ってミサカはミサカは再び険悪になりそうな雰囲気を無理矢理押さえつつ開始宣言! ダイヤの3!」

一通「……チッ」

御坂妹「ではダイヤの4で、とミサカはニヤリと隣のお姉様に目線を送ってみます」

御坂「いきなり激しばとはやってくれんじゃない……パスよ。ダイヤの5の人ー」

黒子「わたくしですわ。……ではダイヤの6の人」

御坂妹「ミサカです、とミサカは宣言しつつカード出します。7の人は?」

一同「…………」

一同「…………?」

御坂妹「実はダイヤの7はミサカでしたー、とミサカは得意げに宣言します」ニヤニヤ

一同「(こいつうぜぇ……)」

937 : とある日の暇つぶし 大富豪編[saga] - 2010/06/22 18:41:09.20 f97n7yoo 7/13

黒子「(ゲームは中盤……幸い、わたくしの手札にはエースや2が何枚かある……ここは堅実に行くべきかそれとも……)」

土御門「キング」

黒子「(……いやしかし、万が一革命が起きると非常にまずいですの。私の手にジョーカーはないですし、革命返しも不可能……)」

上条「じゃあエース。しばってはいないぞ、白井」

黒子「(むむ……ここで2を切るべきか、温存すべきか……)」

御坂「えらく考えるわね、黒子」

黒子「むむむ……えぇい、パスですの!」

上条「ふふふ……不幸にもエースが最強だった上条さんの本気を今見せてやるぜ!」

黒子「!!」

上条「てめえらが! 1や2をいっぱい持ってるってんなら! まずはそのふざけた幻想(高位カード)をぶち殺す!」

禁書「あー、とうま革命だー」

黒子「」

938 : とある日の暇つぶし 大富豪編[saga] - 2010/06/22 18:41:35.56 f97n7yoo 8/13

土御門「と言うわけで一戦目の結果はこうなったにゃー」

大富豪→御坂
富豪→一方通行
平民→御坂妹・打ち止め・土御門・インデックス
貧民→上条
大貧民→黒子

上条「グスッ……せっかく革命かましたのに、不幸だ……」

禁書「とうま中途半端なカードばっかだったもんねー。ペア、階段もなかったみたいだし」

黒子「類人猿許すまじ……」ゴゴゴゴゴ

一通「ったく、だから三下どもは思慮が浅いンだよ。革命警戒は基本だろォが」

御坂「あーら、その割には私に先を越されてるけどね、第一位さん?」

一通「うっせェ。ジョーカー二枚握ってた奴がえらそォな口叩くンじゃねェよ」

939 : とある日の暇つぶし 大富豪編[saga] - 2010/06/22 18:43:08.28 f97n7yoo 9/13

土御門「それじゃ、カードを交換するにゃー」

黒子「ぐっ……しかし、お姉様のためなら……黒子、喜んでジョーカーを差し出しますわ!」

御坂「ちょっ、口に出してんじゃないわよこのバカ!」バシッ

黒子「あうっ……気持ちいいですの!」

御坂妹「……変態ぶりにわがかかっていますね、とミサカは感心します」

一通「さァて三下ァ。てめェは何をくれンのかなァ?」

上条「……すまん一方通行」

一通「……あァ?! なンだなンだなンですかァ、このクズカードはァ!?(10……だと……)」

上条「しょうがねえだろ! 上条さんの不幸なめんな!(最高札が9になっちまった……)」グスッ

一通「てめェの不幸に俺まで巻き込むンじゃねェよ……」グスッ

打止「そ、それじゃあ二戦目開始! ってミサカはミサカは今度こそ大富豪狙うよ!」

940 : とある日の暇つぶし 大富豪編[saga] - 2010/06/22 18:43:34.86 f97n7yoo 10/13

禁書「(ふふふ……みんな忘れているんだよ、私の力を!)」

禁書「(一戦目こそ手札が悪くて平民に甘んじたけど、私の完全記憶能力で場に出た札を全部覚えれば、後はどんな札が残っているのか完璧に把握できるんだよ)」

禁書「ハートの9だよ」

禁書「(フフフ……序盤だったけど、ハートの10はすでに出たってことはしっかり覚えてるんだよ!)」

禁書「(……これで確実に私に番が回り……8で切ってあがって大富豪! 短髪は都落ちで大貧民! むふふ~)」



※都落ち……大富豪は一位になれなかった場合、都落ちにより問答無用で大貧民になる。



禁書「確か、序盤にハートの10は出ちゃってたよね。じゃあ――」

御坂「あ、待って。それジョーカーね」

禁書「?! だ、誰かスペードの3……」

御坂「あー、それ私が持ってるから。8で流して3でしゅーりょー」

禁書「」

941 : とある日の暇つぶし 大富豪編[saga] - 2010/06/22 18:44:02.19 f97n7yoo 11/13

土御門「と言うわけで二戦目終了だにゃー」

大富豪→御坂
富豪→打ち止め
平民→土御門・上条・一方通行・御坂妹
貧民→黒子
大貧民→インデックス

禁書「結局あの後、8を出す機会なく負けたんだよ……」

上条「意外と何とかなるもんだな」

一通「だなァ」

御坂妹「最後8で切って上がろう、という手に依存する人は大富豪をなめています、とミサカは玄人の雰囲気をだしつつまた平民です」

禁書「むきいいいぃぃぃ! もう一回なんだよ! 下克上してやるんだよ、短髪!」

御坂「ふふん、アンタにこの私を倒せるかしらねぇ」

942 : とある日の暇つぶし 大富豪編[saga] - 2010/06/22 18:44:45.34 f97n7yoo 12/13

―――――……………

prrrrrrrrr……

一通「(なンだ……? 海原からか)」

一通「なンの用だ」ボソボソ

海原『上層部から”オーダー”です』

一通「うっせェ。今大事な(トランプの)戦闘の最中なンだよ。他のにやらせとけ」ボソボソ

海原『はぁ……』



prrrrrrrrrr……

土御門「なんだ?」ボソボソ

海原『いや、上層部からの……』

土御門「今(トランプで)忙しい。他の奴に頼め」ボソボソ

海原『…………』

943 : とある日の暇つぶし 大富豪編[saga] - 2010/06/22 18:45:33.14 f97n7yoo 13/13

海原「…………」ピッ

結標「どうしたの?」

海原「……結標さん、任務――」

結標「嫌よ。アンタが行けば?」

海原「……(もうやだこのグループ)」



                FIN 海原ってなんか俺の中でこんなイメージしかない