798 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] - 2010/07/01 22:21:08.89 hMmfQMDO 1/4一、二レス借ります
設定丸パクリなので知ってる人は苦笑しながら見てやってください
能力者達が世界に対して一斉蜂起し、未曽有の戦い、『大戦』が始まった
垣根を筆頭とした能力者達は、自らを創り出した人類へ復讐を目論む
一方通行たち一部の能力者は人類の側に立ち、かつての級友と戦う
――――――
御坂「人間なんて、ごく普通の動物じゃない。 だから人類も、ごく普通に滅びればいいのよ」
上条「お前らだって人間だ! ちゃんとした人類なんだよ!」
御坂「都合の良い時だけお仲間にされてもねぇ……」
――――
一方通行「いくらオマエらが正義を唱えようとも、やってるコトは悪党ですらねェ。」
「そンなのは、三流以下のチンピラと同じだ」
垣根「はっ、悪党の美学って奴かよ? アホかテメェ? 悪に優劣なんかねえよ。 所詮は、悪だ」
「それに、俺達は正義なんていらねえ。そんなもんは創造主様にくれてやる」
―――
御坂「私たちがどれだけ理不尽な仕打ちに耐えてきたか、言葉を尽くして切々と語ったところで、心正しい人類には、どうでもいいことなのよ」
「あなたたちにも悪いところがあるのよー、なんてしたり顔をされてしまうのがオチじゃない」
「そんな反応を返されて、あいつらが正義面してるのを見るくらいなら、健全なあいつらを殺して罪人の咎を負うほうがよっぽどマシよ」
―――
垣根「分からない奴には絶対に分からないだろうが、健全であることは罪なんだよ。」
御坂「それに気付かない鈍感な人類を、私はぐちゃくちゃにしてなぶり[ピーーー]。安全地帯で笑っている奴を、ある日突然背後から襲う。あいつら、暴れちゃって馬鹿だよね、と賢しげにのたまうその口に、雷撃の槍をえぐり込む」
上条「よせ、美琴…………」
一方通行「そンなのは、オマエ、辛いだけだ……」
垣根「ハッ、一方通行……ひょっとして俺を更生でもさせる気じゃねえだろうな?」
御坂「あのね。私が更生しようがしまいが、これまで私が人類を虐殺してきた罪は消えようがないのよ」
垣根「そんな罪人とてめぇはどう付き合うつもりだ? 困るだけだからやめといたほうがいいぜ?」
御坂「あ、そうか。私が改心して『未元物質』あたりと相討ちになれば、後腐れなくてありがたいんだ。そうでしょ?」
上条「御坂ッ!! いい加減にしろ!!」
御坂「いい加減にして欲しいのはこっちなんだけど。 これ以上、だらっだらっだらっだらっ語り合ってどうすんの? 涙ながらに叫んじゃったりするわけですかぁ? ああ、やだやだ」
圧倒的な絶望を従えた垣根を、一方通行はやりきれない思いで見つめた。
明確に反論できない自分がもどかしかった。
だが同時に、この場で反論したところでなんら意味はないと感じていた。
――――
美琴は、自らの内にあるチカラの煌めきに意識を向けた。
ここに絶対がある。世界はあてもなく移ろい、欺瞞に満ちているけど、今、俺の中で絶対が光輝いている。
この光だけが、私に嘘をつかない。
この光だけが、俺を裏切らない。
だからこの光で、私は俺の世界を照らす。
「じゃあ、始めようか」
――――
結局、生きて見せるしかない。世界は理不尽ばかりではないと証明するには、ただ生きて見せるしかない。
それを見て何か感じる奴は感じてくれるし、それがだめな奴には何を言ってもダメだ。
だから上条は、一方通行は、拳を握った。
―――もう言葉は届かない。だから俺は、この思いを拳にこめる。
世界は理不尽ばかりでないと証明するために、俺の生き様を見せるつもりで――。
801 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] - 2010/07/01 22:26:07.05 hMmfQMDO 4/4以上です
話考えるのめんどいのでいきなりクライマックスだけやってみた
壊れた美琴やていとくん、優しい一方さんが見たくて書いた
一人称がバラバラ? わざとです