121 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] - 2010/07/05 20:42:35.79 fq6nBL.o 1/5

orzかわいすぎる。
勇気をもらったので投下させてください。

中学入学時、一方さんは籍を置いてるだけなんだろうけど、
一応手続きのとき挨拶行けってことで、制服作ってるといいなー。と妄想した。

保護者代理は木原くンで。
でもって、採寸したあと、いやがらせで女子制服も同じサイズで発注して
セーラー服→一方通行
学ラン→木原
に前日納品されるよう手配。
以下、3レスほどもらいます。
※女装注意

元スレ
▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-9冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1278232855/
122 : 中一時代[sage] - 2010/07/05 20:43:57.01 fq6nBL.o 2/5

某デパートから届いた箱には、真新しい学生服が入っている。
黒の詰襟、細身のライン、鈍く光る金色のボタン、揃いのズボン――いわゆる学ランを眺めて
木原数多はゆっくりとコーヒーを飲みほした。

「そろそろ一方通行んとこにも制服届いてる頃だな……ただしお前に届くのはセーラー服だけどなあ!
あのガキがポカーンとする間抜けヅラが目に浮かぶぜヒャヒャヒャ!
意外とあのガキ、何かあると思考停止すっからなぁ――メンタル面の補強と
思考停止後ブチ切れる癖が今後の課題かめんどくせえガキだなまったくよぉ」

「で、ブチ切れたガキは、当然俺の所に文句を言いにやってくる。

クソガキ『なんだこりゃァ!こ…こンなモン着れるかよォ!!』バサァ
(セーラー服を放り投げるクソガキ。しつけがなってねぇよなあ物投げんなっつの)

   『あー、俺んとこに学ラン届いてるわ。なんかの手違いだろ』

クソガキ『…さっさとそれ寄こせ』

   『学ラン渡してほしけりゃオネガイシマス木原サマって言ってみろよ』

クソガキ『はァ!?…っテメェ……っ』

   『お前のサイズじゃ既製品は着れねえし、今からまた注文しても明日じゃ間に合わねえなあ!
     セーラー服似合うかもしれねえぞpgr』

屈辱に震えるクソガキ。
顔真っ赤になってるクソガキ。
涙目で唇をかみしめるクソガキ。
カッワイイー、惚れちゃいそうだぜ一方通行、ってなあ!
まあ俺も鬼じゃねえし、半泣きくらいになったら学ラン渡してやらなくもねえ…」

ピンポーン

「おう、クソガキかぁ!?開いてっから入ってこい」

「制服届いたから見せに来てやったぜ木原くゥン」

「」

そこには。
正々堂々とセーラー服を着用した白い少年がいた。

123 : 中一時代[sage] - 2010/07/05 20:45:06.67 fq6nBL.o 3/5

「手違い?でコレ届いたンだけどよ、どォせ明日しか着ねェし。
こういうの買ってもらったら、着て見せンのが常識だって研究員Aが言ってたから見せに来た」クルクル

「……いやいやいや。変なところで常識発揮すんな。その、頭につけてんのは何だ」

「ここ来る途中で買った。すげェな、この格好だと店員さン全然あやしまねェの」

耳にかけた白く細い髪をヘアピンで留めている。
淡いブルーの花をかたどった飾りが、白と紺のセーラー服に良く映えていた。

「なんか俺すっげェ似合わねェ?」ヒラリ

華奢な体格、中性的な顔立ち。ややハイなのか表情にもいつもの険がない。
正直似合う。似合うのだが、こんなはずではなかった。
なぜこんなにノリノリなのか。ショック過ぎて頭のネジがゆるんでしまったのか。
自分だけの現実に新たな数値(女装)を入力してしまったのか。

「おいコラ、木原くン?見せてやってンだから感想言えよ。なーンなーンでーすかァー?」

「えーと……、カッワイイー惚れちゃいそうだぜ一方通行…」

「キモイ。死ね」

(良かった、いつものクソガキだ!!)

124 : 中一時代[sage] - 2010/07/05 20:46:03.17 fq6nBL.o 4/5

「うるせえんだよ!スカート持ち上げんじゃねえ!!そんな風に育てた覚えはねぇぞ!!!」

「こっちも育てられた覚えはないンですゥー。
つか、明日コレでいいのかよ?保護者代理で同席すンの木原くンだろ?
書類上で男になってる生徒がセーラー服で来て
『保護者さンにそういうプレイだからコレ着ろって言われましたァ』
って校長センセーに言ったら木原くンの社会的立場終わるンじゃねェの?」

「学ランあるから着ろクソガキ」

「あっそ、じゃァもらってくわ」

「明日、遅れんじゃねえぞ」

「ン。あ、そうだ木原くン」

玄関で、学生服の箱を抱えた少年が、ローファーに足を入れながら振り向いた。
いつもの、人をバカにしきった裂けたような笑顔。

「…黒くて男らしいのちょうだい、ってオネダリしてもらえなくてざーンねーンでーしたー!ってなァ。
テメェの考えなンざお見通しなンだよバーカ!」

癇に障る高い嗤い声を残して、ドアが閉まる。

「……あんまり大人をなめてんじゃねえぞ、クソガキ」

低く呟くと、木原数多は自宅マンションの警備システムにアクセスした。
目的は監視カメラの映像だ。
エントランスのカメラには、セーラー服姿の一方通行がばっちり映っている。

(画像と動画両方保存して、何かあったら『第一位が女装で援交』ってタイトルでバラまいてやる)

彼らはお互い、いやがらせにも全力投入する人種だった。

125 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] - 2010/07/05 20:46:51.34 fq6nBL.o 5/5

以上です。

まだややショタセラレータな名残のある12歳な一方さんが制服着てるのを見たかっただけなんだ!
決して下ネタトークがしたかったわけじゃないんだ!
でもあどけない感じでえげつないこと言われるとM的に大喜びです。