503 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] - 2010/07/23 07:45:06.28 /nSAEsc0 1/14

青ピ「学校の七不思議ってあるやん?」

上条「あるな、走る人体模型とかだろ?」

土御門「それがどうかしたかにゃー青ピ?」

青ピ「いやな、もう花子さんとかでもええかな、って思ってしもたんや」

上条「お前はお化けでもいいのかよ」

土御門「流石にネタじゃないのかにゃー?」

青ピ「いやいや、人外との恋愛を取り上げたラノベとかもあるんやで、お化けぐらいどってことないやん」

土御門「オレはちょっとゴメンぜよ」

上条「そもそもお前には舞夏いるしな」

土御門「仮に独り身でもお化けはなぁ、ちょっと怖いぜい」

上条「俺も怖いのは苦手だな」

青ピ「ボクぁ怖くなんてないよ? なんてったってなぁ」

吹寄「こらー! そこの三馬鹿! いつまでも喋ってないでさっさと掃除をしろ掃除を!!」

青ピ「下手な怪談話より怖いクラスメートがおるし」

土御門「ああ、なるほど」

上条「納得納得」

吹寄「だから喋ってないで掃除しろっての! とっとと働け貴様ら!」

元スレ
【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-10冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1279299041/
504 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] - 2010/07/23 07:45:57.99 /nSAEsc0 2/14

青ピ「妖怪の中でも雪女ってええよな」

土御門「確かに実在するなら一目見たい種類の妖怪ではあるな」

上条「どの伝承でも絶世の美女だもんなぁ」

青ピ「そう! ボクが注目したいんはそこなんや!」

上条「どした青ピ、急にでかい声出して」

土御門「モテなすぎてとうとう壊れたぜよ?」

青ピ「絶世の美女! 人間だれしも美女とは仲良うなりたい、でも相手は雪女! 決して結ばれることのない哀しき純愛! そんなシチュエーション男だったら憧れるよな?」

土御門「憧れるに決まってるぜい!」

上条「つーか雪女って確か会ったら殺される妖怪だったよな? 結ばれる以前に殺されね?」

青ピ「愛は全てを超越する概念なんや! そんな些細なこと関係あらへん!」

上条「愛ねぇ……俺達さぁ、愛なんて感情知らないよな? そのせいで今もこうして男子三人でつるんでる訳だし」

青ピ「…………」

土御門「…………」

上条「…………」

青ピ「そこは、ホラ、親子愛とか?」

上条「雪女と親子愛なんて育めないだろ」

土御門「兄妹愛とか?」

上条「なぜだろう、お前の言う兄妹愛は何か違う気がするよ」

505 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] - 2010/07/23 07:46:38.73 /nSAEsc0 3/14

上条「まさか居残りの掃除で夜になるとはなぁ」

土御門「学校全部のトイレ掃除とか罰がひど過ぎるぜよ」

青ピ「まぁ仕方ないやん? ボクら確かに問題起こしてしもたし」

上条「それにしても今日のお月さまは満月か、綺麗だな」

土御門「月がきれいですね」(キリッ

青ピ「それボクらに言ってどないするの、女の子に言わんと」

上条「"I love you"の和訳だっけ? 言ってみたいもんだよな」

土御門「満月と言えば、狼男って満月の夜に変身するんだったかにゃー?」

上条「そうらしいな、まさに今日みたいな見事な満月の夜らしい」

青ピ「ワーウルフってーの? なんかかっこいいよな、なれへんかなぁ」

上条「なってどうするつもりだよ」

青ピ「女の子が不良に襲われている、そこにさっそうと現れる謎の狼! みたいな感じ?」

土御門「青ピはそーいうのばっかだな」

上条「ゲームのやりすぎだろお前」

青ピ「くっ、体の血が騒ぐ……ボクの本能が目覚めていく……」

上条「狼男じゃなくてただの邪気眼だな」

土御門「ちょっと、いやかなりイタイぜよ」

青ピ「そこまで言わんといてーなー」

506 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] - 2010/07/23 07:47:37.28 /nSAEsc0 4/14

上条「今日は居残りもないし明るいうちに帰れるな」

土御門「毎日居残りやったらやってけないぜよ」

青ピ「ところで、メリーさんっておるやんか?」

上条「あれだろ、携帯に電話かかってきて『私メリーさん、いま○○にいるの』とか言うのだろ?」

土御門「どんどん近付いてきて最後には自分の真後ろにいるんだぜい」

青ピ「幼女が自分のところに来てくれるんやで? 最高に萌えるシチュエーションやない?」

上条「うっわロリコンかよお前、引くわー」

青ピ「まぁ流石に冗談やけど。あれってストーカーみたいなもんやん?」

土御門「確かに追っかけてくるって意味ではストーカーだにゃー」

青ピ「そう考えるとヤンデレの素質もあるんちゃうかなって考えたんやけど」

上条「お前の解釈の仕方には脱帽するよ」

御坂「ちょっとアンタ!」

上条「ん? 何だ御坂か」

御坂「何だ御坂かじゃないわよ! ちょっと来なさい!」

上条「青ピ、土御門。上条さんは安売り行くのでサラバです!」ダッシュ

御坂「ちょっとアンタ逃げるんじゃないわよ!!」ダッシュ

青ピ「……なぁつっちー?」

土御門「……どうした青ピ」

青ピ「……あの中学生登下校中によく見かけへんか?」

土御門「……あぁ、カミやんと帰るときはほぼ見るぜよ」

青ピ「……リアルにストーカーちゃうん? でもって、メリーさん風に解釈すればヤンデレの素質が……」

土御門「それ以上言うんじゃない青髪ピアス。オレ達は何も気づいちゃいない」

青ピ「……せやな、帰ろうかつっちー」

土御門「帰ろう帰ろう」

507 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] - 2010/07/23 07:48:45.71 /nSAEsc0 5/14

上条「口裂け女って妖怪いるじゃん?」

土御門「あぁ、いきなりマスクした女の人が声かけてきて『私きれい?』って聞いてきて」

青ピ「『きれいですよ』って答えるとマスクとってでっかい口さらけ出して『これでもかぁ!』ってやつ?」

上条「そうそうそれそれ。あれってさぁ、『いや、普通』とか答えたらどうなるんだろうな?」

青ピ「女性は褒めるのが基本やでカミやん! そうせんと攻略できへん!」

上条「攻略って、ゲームじゃねえんだから」

土御門「でも確かにどうなるんだろうな、考えたこともなかったぜい」

姫神「上条君。」

上条「ん、どした姫神? てかなんでマスク?」

姫神「風邪気味なの。それより。たとえお世辞でも。女性には。きれいと言った方が良い。」

上条「そんなもんか? 男には分からない心理があるんだろうな」

姫神「そう。乙女心。ところで。私。綺麗?」

上条「おう、綺麗だぞ。あ、お世辞じゃなく本音だぞ?」

姫神「これでも。綺麗?」

上条「おいおい、鼻にティッシュ詰めてると折角の綺麗な顔が台無しだぞ?」

姫神「こうしないと。鼻水。とまらない。」

上条「大丈夫かよ。辛いなら保健室行けよ? 仮に明日以降学校休むなら見舞行くからな。」

姫神「ふふ。ありがとう。」




青ピ「…………なぁつっちー、なんで急に二人の世界になったんやろな?」

土御門「これがカミやんクオリティだからぜよ」

508 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] - 2010/07/23 07:50:39.01 /nSAEsc0 6/14

おかしいな、怪談SSのはずが怪談(をネタにしたギャグ)SSになった
メモ帳開いた時には怪談書くつもりだったのに
誰か怪談書いてくれると嬉しいんだよ


SSとは全然関係ないけどヤンデレっていいよね

511 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] - 2010/07/23 11:13:26.30 8q.rNxs0 7/14

ちょっと数レス借りますねーと。
>>508俺のクオリティじゃここが限界だった……正直すまんかった。

土御門「カミやーん! こっくりさんするぜよ!」

上条「は、はぁ? いきなりなんだよ……」

青ピ「えー? 何ゆうとんの、こっくりさんってあれやで? 何でも質問に答えてくれんねんで?」

土御門「そう……気になるあの子の好きな人から明日の晩飯まで何でも教えてくれる、これはやらない訳にはいかないにゃー」

上条「はぁ。まあいいけどよ、いつすんだ?」

土御門「今ぜよ!」

青ピ「補充でいのこっとるのは僕らだけや……今やらずしていつやんねん!」

上条「ふうん。じゃあ紙と10円玉は?」

土御門「用意してるぜよ! これで舞花の好きなタイプを教えてもらうにゃー!」

青ピ「どうやったらモテるんか、その秘訣教えてもらうんやー!」

上条「んじゃあ俺は、どうやったら経済が助かるかでも……」

土御門「そんじゃ始めるぜよ。指を置くんだにゃー」

青ピ「楽しみやわー!」

上条「あらよっと」ピト

こっくりさん「うぎゃああああああああああああああ!? お、おま!! 待機してたのにお前らが呼び出そうとしてたのにうぎゃああああああああああああ!! な、何だよお前らふざけんnアbbbbbbbbbbbbbbbb」

シーン……

512 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] - 2010/07/23 11:13:52.37 8q.rNxs0 8/14

青ピ「あー。補習長かったわー……こんな時間に外出歩いても女の子と出会われへんって……まあ小萌センセイに会えたからええか」

「ねぇ……」

青ピ「! はい何でしょうそこの麗しいお姉さん!」

「……私、綺麗?」

青ピ「そらもう、ごっつべっぴんさんですわ! あーやばい、こんな美人さんに話しかけられて僕幸せ者ですよぉ!」

「……。じゃあ、これでもぉ!?」

青ピ「あーあかんあかん! 自分のコンプレックスに日々悩んでいるけど、好きな人の前で思い切って悩み打ち明けてみるこのシチュエーション! そんで男の僕はこう言うんや! あなたの全てが好きですよ、ってぇ! ……て、え?」

「……この裂けてる口見て、まぁだそんな事言えるのかしらぁ!?」

青ピ「……ポマードポマードポマード」

「!? ひ、ひぎぃぃいいいいいいい!!」

青ピ「はぁ……出会い欲しいわぁ……」トボトボ

513 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] - 2010/07/23 11:15:18.53 8q.rNxs0 9/14

土御門宅
「……ベッドの下にもぐりこんで、隙を見せたら殺して……え?」

土御門「……」

「……」

土御門「どけ。舞花の生足が見れん」

「あ……すみません」

514 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] - 2010/07/23 11:16:29.16 8q.rNxs0 10/14

上条「はぁ……今日もインデックスは大食らいだったなぁ。不幸だ……」

prrrr

上条「はいこちら上条ですよー」

『……私メリーさん。今、学園都市にいるの』

上条「間違い電話ですかね? じゃあ切りますね」

prrrr

『私メリーさん。今あなたがいる学区にいるの』

上条「……あのー。さっきから電話番号間違えてません?」

prrrrr

『私メリーさん。今、あなたのマンションの下にいるの』

上条「……いい加減にしろよテメェ」

prrrrr

『(この反応がたまらないわ)私メリーさん。今、あなたの部屋の前に』

上条「いい加減にしろよテメェ! さっきから何度も電話かけやがって、こっちの経済力舐めんなよ!? ただでさえ節約したい今電話何度もかけまくりやがってふざけんな! テメェの悪戯でどれだけ苦しむと思ってんだ!? それにテメェの相手してやってる間も居候がまた腹を空かしてきたし! これで俺が頭を砕かれて死んだらテメェのせいだぞ!? どんな出来心か知らねぇけどよ、お前はただの悪戯で俺を[ピーーー]気が!? 電話している間の金も勿体無いし時間も勿体無い、テメェのせいで俺は苦しむばっかりじゃねぇか! いいか、次電話してきてみろ。そん時はお前のふざけた幻想ぶち殺しに行ってやるからな!!」

プツー……ツーツーツー

515 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] - 2010/07/23 11:17:13.20 8q.rNxs0 11/14

学校

土御門「昨日変な男が入ってきたせいで、舞花が怖がって俺の部屋に来なくなったにゃー。ムカついたからその男ボコったけど、どうしたものか」

青ピ「僕も昨日、えらい綺麗な人とおうたのに口裂けててんで? 口裂け女ってええなー思ったけど、実際見たらあかんわ……」

上条「俺も昨日変な電話かかりまくってよ。貧乏学生の上条さんはえらい迷惑を被りました」

土御門「はぁ……今日はどっか飲みにでも行くかにゃー」

上条「これ以上上条さんの財布を苦しめて何になると!?」

青ピ「まあこう言う時に使わなあかんやろ。そんじゃ残念やけど今日ばかりは補習サボりますかねー……ん? 何か音聞こえへん?」

テケテケ……

上条「気のせいだろ」

土御門「気のせいだにゃー」

テケテケ

青ピ「気のせいやな。そんじゃ行きますか」

テケテケテケテケテケテケテケ!!!!
土御門「思ったんだけど、ブリッジする女ってどうかにゃー? 自身の体の柔らかさを見せつけつつ、そのおっぱいはボインって張られるにゃー」

青ピ「おお、それええなぁ。おっぱいがこう、綺麗に張りあがって、体柔らかいと色々な事できそうやし!」

テケテケ「!?」

516 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] - 2010/07/23 11:18:10.12 8q.rNxs0 12/14

上条「うん? 何か鏡があるぞ。この学校にこんなのあったっけ?」

土御門「無かったはずだけどにゃー」

青ピ「あ、もしかしてこれ、あれちゃうん? ほら、鏡とじゃんけんしたら負けるってやつ」

上条「そんじゃ不幸体質の上条さんがじゃんけんしたらどうなるのかなーっと」

ジャンケンポイ!……

上条「あいこじゃねーか」

青ピ「あれやな。鏡の中のカミやんもじゃんけんで負けるし、こっちのカミやんもじゃんけんで負けるからあいこになったんとちゃいますの?」

土御門「次は俺だにゃー」

ジャンケンポン!

土御門「……負けた……だと?」

青ピ「不味いんちゃうん? 負けたら鏡に引きずり込まれるとか……」

土御門「よし、デルタフォース総力挙げて鏡を潰すぞ」

ガッシャーン!!

上条「そんじゃ飲みに行きますか……」

青ピ「いこいこー!」

土御門「今回はたっぷり飲むぜよー」



517 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] - 2010/07/23 11:18:59.26 8q.rNxs0 13/14

上条「っと、その前にトイレ行こうぜ」

土御門「了解」

青ピ「そういえば僕も催しててん」

ガチャ……

上条「ふー」チョロチョロチョロ

土御門「はー」ジョーー

青ピ「ほー」ジョバジョバジョバジョバ

土御門「そういえばさ」

青ピ「うん?」

土御門「トイレの花子さんって、夜にトイレ行くとあえるんじゃなかったっけ」

青ピ「危ないなぁ。僕が一人でトイレおるとき花子さん出てきたら、何してまうか分からんわ」

土御門「俺は舞花一直線だけど、確かにトイレに一人おるとき出てきたらなんでもできそうだにゃー」

上条「お前ら相変わらずあぶねー話ばっかだな」

青ピ「まあ花子さんてえらい可愛らしい子らしいわ。あー出てこーへんかなー花子さん」

土御門「お前さりげにでかくしてんじゃねーにゃー!」




花子「」ガクガクガクガク


以上で終わりです。これまた怪談じゃなくね?

518 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] - 2010/07/23 12:22:09.42 WLYv6B60 14/14

科学の街での怪談の扱いなんてこんなもんなんじゃね?
おもしろかった!おつおつ!