591 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] - 2010/07/24 15:08:38.29 UjhfHuM0 1/4

>>478を見て何かが目覚めたかもしれない。

ということで二レス程投下。
後悔はしないと思う。



タイトルは『とある魔術の左方殺し』



※参考(>>478)
アックア×ショタテッラ
http://toaruss.blog.jp/archives/1011766292.html

元スレ
【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-10冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1279299041/
592 : とある魔術の左方殺し[sage saga] - 2010/07/24 15:09:26.54 UjhfHuM0 2/4

テッ/ラ「ですからねー、貴方の存在感の薄さは仕方ないことなんですねー?」

■■「そんなことは。ない。努力すれば。夢はいつか叶う」

テッ/ラ「人の夢と書いて儚いと詠むらしいですねー。私達外国人にとっては漢字は意味不明なんですけどもー」

■■「しかし。本当に。わからない」

テッ/ラ「わかってないのは貴方ですねー」

■■「こんなにも美少女で。胸もそこそこあって。巫女服で。家事もできる。人気がないわけがない」

テッ/ラ「まぁメインが一巻分しかないですしねー」

■■「あなたも。同じ。でもなんであなたは。ネタにされるの」

テッ/ラ「インパクト強かったですからねー。個人的には一回死んで蘇った貴方の方が凄いんですけどねー


■■「わからない」

テッ/ラ「まぁわかる気がするんですよ。
     顔は御坂条に負けてますし、胸は吹寄嬢に、巫女服は安全ピン修道服に負けてますし、家事は五和さんに負けてますしねー。
     結局、地味というわけですねー」

■■「そこまで言われると。つらい」

テッ/ラ「イギリス清教の庇護下に入ってるのも原因だと推測しますねー」

■■「なん……だと……?」

テッ/ラ「まぁ一つ魔法をかけますかねー……――優先する。周囲の存在を下位へ、姫神嬢の存在を上位へ」

■■「今なら。なにかできそうな気がしてきた。行ってくる」

593 : とある魔術の左方殺し[sage saga] - 2010/07/24 15:10:24.13 UjhfHuM0 3/4


――学校――

喧騒に包まれた教室の扉が、音を立てて開く。そこには、美しい顔立ちをした大和撫子風美女の姿が。
通常、扉の音は喧騒に掻き消され、いつの間にか自分の席に着くのだが、今日は違った。
一瞬、静寂。彼女の美しさが、喧騒を呑み込んだ。普段なら空気な彼女も、改めてみると美しいのだ。

青ピ「おお! 姫神ちゃんが何時もより輝いて見えるッッッ!!」

土御門「おお、舞夏の次ぐらいにかわいいにゃー!!」

姫神「……フフッ」

人々が、姫神を取り囲み、色々と聞く。人の中心に初めて立った姫神は、若干恍惚な表情を浮かべていた。
しかし、閉まったはずの扉が再び開く。入ってきたのは、黒いツンツン頭の少年。
その生徒の右腕が、姫神の肩に置かれた。

上条「おはよう!」

瞬間、その幻想は粉々に殺された。
姫神から離れていく生徒達。あとには、姫神と上条が立っていた。

■■「君の右手は。危険」

少し涙を流した姫神を見た吹寄が、「また貴様はーー!!」とか言いながら上条のデコに頭突きを喰らわせたのは、言うまでもない。



テッ/ラ「やっぱり幻想(ゆめ)は儚いですねー」

595 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] - 2010/07/24 15:31:19.42 SL9ZnvIo 4/4

上条さんェ……