699 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] - 2010/07/25 22:34:13.90 JRNDW.DO 1/3

「暑いなぁスフィンクス……」

「なぅー……」

とうまとスフィンクスが普通に会話をしてるんだよ。暑さでとうまもスフィンクスもおかしくなっちゃったのかも。

「インデックスはその格好で暑くないのか?」

「ぅなー」

やっぱりスフィンクスはとうまの言葉を理解してるんだよ。むむむ、これは興味深いんだよ。

「暑いけどこれは仕方ないんだよ」

「そっか。そうだよな」

「にゃー?」

スフィンクスは私の言葉は理解してないかも!? むきーっ! 私の方がとうまよりスフィンクスとの付き合いは長いのに!

「んなー」

「はは、そんなに冷たいところ冷たいところ行ってたら埃まみれになるぞ?」

なんかバカップルがしそうな会話なんだよ。ハッ!? まさかとうまはスフィンクスにもフラグを!?

「あ゛うっ!」

「いててっ! 分かったよ。もうつつかねぇって」

……ってさすがにそれはないよね。

「ふわっ、ぁー」

とうまの欠伸は大きい。私の手なんか簡単に飲まれちゃうかも。それにしても私までなんだか眠くなってきたんだよ。

元スレ
【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-10冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1279299041/
700 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] - 2010/07/25 22:34:46.14 JRNDW.DO 2/3

んー……あれ? 西日? あ、そうか私あのまま寝ちゃったんだ。これはまた夜寝れなくなっちゃうんだよ。でも日陰がひんやりしててまだ寝てたいかも……。

「んーこの問題わっかんねえなぁ」

とうま? あ、この日陰はとうまのだったんだ。この様子だと宿題やってるのかな? ノートで扇ぎだしたからちゃんとやってるのか怪しいところだけど。

「やっと起きたかインデックス。床で寝てて体痛くないか?」

う、確かに痛いかも。左肩が物凄く凝って痛いんだよ……

「そう思ってるなら起こしてほしいんだよ」

「起こそうと思ったんだけどさ、気持ちよさそうに寝てたから悪いと思ったんだよ」

こう言ってるけど、とうまは凄く迷ったんだと思う。迷って迷って思い付いたのが日陰なんだと思う。とうまの真っ直ぐだけど不器用な優しさが溢れてるんだよ。

「よしっ! 宿題は分かんないしインデックスも起きたし、晩ご飯でも作るか!」

なにを持ってして「よしっ!」なのか分からないけど、こういい時のとうまのご飯はいつもより一品多いからどうでもいいんだよ!

「スフィンクスー、お前はなにが食べたい?」

「んにゃーん」

「ははは、そんな高いもの上条さんが買えるとでも? いつものでいいな」

「うー」

やっぱりお互いに理解しあってるんだよ!? 私はペット以下なのかも!? ぐぬぬ、スフィンクスには負けられないんだよ!

「とうまとうま!」

「どうしたインデックス?」

「私も手伝うんだよ!」

「? それはありがたいけど、左肩痛いんだろ? なら大人しく寝とけよ」

「あ、うん」

私はとうまに一言も左肩が痛いなんて言ってないのにどうして分かったのかな?

「ふんふふん、ふんふふん、ふんふんふーん♪」

とうまはいつもの鼻歌を歌ってる。夕方になってもまだ下がり切らないこの生温い気温と、とうまの鼻歌が最近凄く心地いいんだよ!

701 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] - 2010/07/25 22:37:11.64 JRNDW.DO 3/3

終わり。タイトル忘れれてた。「猫ととうまと私」です
上条さんとスフィンクスが仲のいいSSってないよな。いや誰も得しないんだろうけどさ