公園
黒子「お姉さまぁ、立派になれて嬉しいですのよ!」モミモミ
美琴「ちょっと、やめなさいってば」ポヨヨン
打ち止め「………………!!」
……………………………………
打ち止め「という事があったのってミサカはミサカは報告する!」
一方「はァそうかよ。良かったじゃねェか。お前も将来安泰だな」
打ち止め「でも他の妹達は皆ペタンコだしこの短期間であの成長はあり得ないかもってミサカはミサカは語気を荒げる!」
一方「落ち着けよ。それで俺にどうしろってンですかァ?」
打ち止め「お姉さまの秘密を探ってきてってミサカはミサカは仕事を依頼!」
深夜・常盤台女子寮
一方「………………」
一方「やっぱり甘やかすのは良くねェよな………」
一方「うン。帰ろう。何なら直接訊けばいいだろって事で終わらせよう」
打ち止め『第一位の癖にそんな事も出来ないなんて見損なったよってミサカはミサカはもう口効かない』(←妄想)
一方「………………」
一方「まァいいか。ちょっくら部屋を調べるだけだ」
玄関
一方「最新式の警備システム。認証は通らねェし中から開けてもらわねェと無理か」
ミサカ17600「お困りですか? とミサカは声をかけます」
一方「おわっ!? いきなり声かけんじゃねえよ! 妹達か?」
ミサカ17600「打ち止めから援護要請がありました。ここはお任せください」
ミサカ17600「指紋も網膜もオリジナルと同じであり電気使いであるミサカにとって、この程度のシステムは無人改札も同然ですとミサカは無い胸を張ります」
一方「………お前も第三位のアレの秘密を知りたいンじゃねェのか」
ガチャリ
ミサカ17600「まあそんな所です。とミサカは扉を開いて貴方を先に促します」
一方「おォ、ありがとよォ」
ミサカ17600「ご武運を。とミサカはサムズアップで第一位を見送ります」
廊下
一方「さて、ちゃっちゃと調べてオサラバしてェところだな」
寮監「待て、そこで何をしている」
一方「!!」
寮監「侵入者か。いい度胸だ」
バキッ
一方「ごふゥ!!」
一方「速いし重いパンチだ。流石は高能力者を纏める常盤台の責任者って所か」
一方「しかし生憎だが構ってる暇はねェ。電源が切れる30分以内に調べて逃げるか」カチ
寮監「逃がすか!」
バキッ
寮監「―――ッ!!」
一方「やめとけェ。お前の攻撃は全て反射される。どう足掻いても勝てねえよ」
寮監「反射………その白い髪に赤い目、そうか、お前がレベル5第一位『一方通行』か」
一方「知ってンのか」
寮監「有名だからな。しかし相手が誰であろうと不法侵入は見過ごせんな」
一方「無駄だって言ってン――――」
バキッ
一方「おゥっ!?」
寮監「その肌で触れたベクトルが全て反射されるというなら、肌に触れた瞬間に拳を引き戻せばいいわけだ」
一方「な…………な………」
寮監「見たところまだ何もしていない様だし………警備員に突き出すよりも私刑の方が良さそうだな?」ニヤリ
一方「」
……………………………………
翌朝
一方「」ボロボロ
打ち止め「第一位の癖にそんな事も出来ないなんて見損なったよってミサカはミサカはもう口効かない」
ミサカ17600「ちなみに直接お姉さまに尋ねたところ、アレはパットだったようですとミサカは報告します」
一方「不幸だ………」
おしまい
576 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] - 2010/08/05 12:06:51.88 XznvDPk0 4/4一方さんどんどん不幸になっていくな