「…………ン」
「…………にゃァ~(…………ふあァ~寝みィ……って、もう昼か)」
「ンにゃ!(ンお! 今ネコの鳴き声が聞こえたぞ)」
「にゃにゃ!にゃにゃにゃ!(どこだ! どこにいやがる!)」
「にゃ……にゃにゃン!(近いな……早く出て来い!)」
「…………にゃァ?(…………近すぎねェか?)」
「にゃーン(おーい)」
「………………」
「……」ニキュニキュ モフモフ
「……………………」チラ
「!」
一方通行「……zzZZ」グーグー
「」
「…………」トコトコ
つ鏡
「………………」ジー
「にゃっにゃにゃにゃにゃにゃ、にゃっにゃァにゃァにゃァにゃ!(こっから先は、一方通行だ! )」キリッ
「……………………………………」
ネコ「(おおおおおいおいおおいいちょちょちょちょちょととマママママママテテテママテおおおおちおちおちお乳落ち着けけけおおれおおれ俺オレおれオレオ)」
ネコ「(みみ見間違いだってうううンうンそォだそォに決まっている!)」
ネコ「(もう一回見るぞォ、もう一回だけ見るぞォ!)」スゥーハァースゥーハァー
ネコ「…………」オソルオソル チラッ
ネコ「にゃにゃにゃンにゃァにゃにゃにゃにゃにゃにゃ!(その幻想をぶち殺す!)」キリッ
ネコ「………………………………」
ネコ「(ぶち殺せねェじゃねェかよォォォォォォ三下ァァァァァァァァァァァ!!)」
ネコ「(ゆゆゆ夢だ夢に違いない早く早く目ェ覚ましやがれェ俺!!)」ガンガン
ビリビリ ガチャ
打ち止め「こんにちはーっ!ってミサカはミサカは突撃あなたの昼ごはん!」
ネコ「(打ち止めァァァァ!? また能力で鍵を開けやがったのかァ!?)」
一方通行「……zzZZ」スヤスヤ
打ち止め「あー! まだ寝てる! もうお昼だよってミサカはミサカはほっぺをふくらましてみる」プクー
ネコ「(い、今のうちにどこかに隠れて……)」
打ち止め「わあーっ!ネコさんだぁ!!」キラキラ
ネコ「(お、遅かったか……)」
打ち止め「おぉ! 白くて赤目でまるで一方通行みたい!ってミサカはミサカはネコさんと一方通行を見比べてみたり」キョロキョロ
ネコ「(白くて赤目で……俺? …………っは!)」
ネコ「(こいつ、昨日俺が拾ったネコじゃじゃねェか!)」ガガーン
打ち止め「?」
ネコ「(そういえば昨日勝手についてきて、珍しい色の目でなンとなく共感したから家に入れてやったンだった!)」
打ち止め「…………」ソローリ ソローリ
ネコ「(だとすると原因はネコか? いや他の能力者の仕業もありえる……)」ブツブツ
打ち止め「えいっ!」ガシッ
ネコ「にゃにゃァ!?(おおォい!?)」
打ち止め「えへへーってミサカはミサカはネコさんを抱きかかえてみる」ギュゥ
ネコ「にゃ、にゃァ!(お、おい、やめろォ!)」ジタバタ
打ち止め「もふもふ~」モフモフ
ネコ「フーッ!フーッ!!(ピリピリするゥ!なンかピリピリするゥ!!」ジタバタ ピョン
打ち止め「ああ!ネコさん!どこいくの!?」
ネコ「(くっ、とりあえず打ち止めには本当のことを言わなくちゃダメか……)」タタタタ
打ち止め「うぅ……、やっぱり電磁波がいけないのかなぁってミサカはミサカは落ち込んでみたり」グスン
ネコ「(よし、これとこれで……)」ガサゴソ
ネコ「にゃ、にゃお~ン!」
打ち止め「! なになに?ってミサカはミサカはネコさんの方にかけよってみる」タタタタ
ネコ「にゃ!(じゃン! 紙とペンだ! 会話はできなくても筆談ならイケる!!)」
打ち止め「なにするの? なにするの?」ワクワク
ネコ「(ンじゃ、まず名前でも…………って)」ニキュニキュ
打ち止め「ワクワク」テカテカ
ネコ「(……………………………おおおおおおおおおっ!!!)」パクッ グリグリ
打ち止め「わぁ!お口でくわえて書き始めた!ってミサカはミサカは実況してみる!」
ネコ「フーッ!(別に最初から口で書こうと思ってたしィ! 肉球でペン持てないの知ってたしィ!)」グリグリ
打ち止め「……『オ』『レ』『ハ』?」
ネコ「ハァ、ハァ……(やっとここまで書けた……次は一方通行か? いや、画数が多い!
アクセラレータか? なげェ!!)」
打ち止め「続きは続きは?」ワクテカ
ネコ「(くっ、こ、こうなったら……)」グリグリ
打ち止め「『オ』『レ』『ハ』『セ』『ロ』『リ』」
ネコ「(やっちまったァァァァァァァァァァアアアアアア!!!!)」
ネコ「(簡単だからってあだ名を書いちまったァァァァ!! 野菜宣言してるネコにしか見えねェよォォォ!!
そもそもこんなあだ名を打ち止めが知っている訳が「もしかして、あなたって一方通行!?」
ネコ「(知っていやがったァァァァァァァ!! だ、だが、由来までは……)」
打ち止め「セロリってアクセロリータの略だよねってミサカはミサカは下位個体からの情報を確認してみる」
ネコ「(あァンのクローンどもがァァァァァァァァァァ!!)」
打ち止め「うーん……でもセロリって名前のネコかもしれないしってミサカはミサカは頭をかかえてみたり」
ネコ「(……チッ、過程はどうであれもう一息か……)」タタタタ トントントン
打ち止め「ん?冷蔵庫を開けてほしいの?ってミサカはミサカは冷蔵庫をたたいているネコさんを眺めてみたり」
ネコ「(ああ、その通りだ。この冷蔵庫の中にはコーヒーが入っている! 俺=コーヒーは絶対の方程式だァ!
俺がコーヒーに跳びつけば打ち止めだって気づくはず!!)」
打ち止め「えいってミサカはミサカは冷蔵庫を開けてみる」パカッ
ネコ「(マイブラックコォーフィー!!)」ピョイーン
ドサササササッ!!!
ネコ「ムギュウ」
打ち止め「も、もやしがたくさん落ちてきたー!?ってミサカはミ(ryネコさんがもやしの下敷きにぃぃぃ!!」
ネコ「にゃ、にゃ……(な、なンで……)」ガサガサ プハッ
打ち止め「あっ、そういえばこの前ヨミカワとの買い物の帰りに一方通行がいないうちに詰め込んだんだった!ってミサカはミサカは思い出してみる」
ネコ「フシャーッ!!(ナニしちゃってンのォォ!オマエェェェェェェ!! 俺のもやし体型への嫌がらせかァ!
嫌がらせなのかァ!! 嫌がらせなんだろォ!!!)」
打ち止め「はっ! もやしってことはあなたはやっぱり一方通行…………?」
ネコ「(ハイッ、嫌がらせでしたァー!!)
打ち止め「……ほんとに一方通行?」
ネコ「………………」コクン
打ち止め「ほんとにほんとに?」
ネコ「………………」コクンコクン
打ち止め「わあー!」キラキラ
ネコ「………………」
打ち止め「かっわいいー!!」ギュッ
ネコ「にゃ、にゃン!(や、やめっ、ピリピリするンだよォ!)」
打ち止め「そうだ!皆にも見せてあげようってミサカはミサカは思いついてみたり」
ネコ「(な、なにィ!?)」
打ち止め「そうと決まれば Let's Go!!」
ネコ「にゃにゃ、にゃにゃにゃにゃン!(おい、待てって! あそこで寝ている俺(本体)はどォすンだよォ!中に何が入っているンだ! つゥか一人にしちゃだめだろ!
待て待て待て、マジで止まれ! お願いします止まってください! 打ち止めさァァァァァァァァァァン!?)」
打ち止め「~~~♪」
一方通行「……zzZZ」
一方通行「…………ン」
一方通行「みゃぁん?」
打ち止め「~~~~~♪」
ネコ「(ピ、ピリ、ピリピリ……)」グッタリ
打ち止め「むっ! この電磁波は……お姉さまと10032号だ!ってミサカはミサカはダッシュ!」ダッ
ネコ「(ピ、ピリピリがァ……ピリピリが強まるゥ……)」ゲンナリ
打ち止め「こんっにちっは!ってミサカはミサカはあいさつしてみる!」
美琴「あら、打ち止めじゃない。こんにちは」
御坂妹「こんにちは上位個体とミサカも挨拶します」ペコリ
上条「こんにちは、っておまえあの時の……」
打ち止め「あっ、ヒーローも一緒だったのね!ってミサカはミサカは驚いてみたり」
ネコ「(…………ヒー……ロー……?)」
上条「ヒ、ヒーローはやめてくれ……恥ずかしいから……つーか何もっているんだ?」
ネコ「(さ、三下じゃねェか! た、助けてくれェ! ピリピリすンだよォ!!)」ジタバタ
打ち止め「うわっ! と、と」ガッシリ
美琴「きゅ、急に暴れ始めたわね……ってネコぉ!?」
御坂妹「真っ白なネコですねとミサカは真っ黒なイヌを思い浮かべます」
美琴「え、っえ? なんで抱いていられんの? アンタも電磁波出ているんでしょ?嫌がらないの?」
打ち止め「嫌がらないよ☆」エヘヘ
ネコ「(めちゃくちゃ嫌がっとるわァァァァァァァァ!!)」
上条「へー、特別なネコなのか?」
打ち止め「特別中の特別なのだよ諸君ってミサカはミサカは口調を変えてみたり」
美琴「特別中の、」
御坂妹「特別?」
上条「?」
ネコ「にゃァ……(……おいおい、まさか…………)」
打ち止め「実は……」
ネコ「にゃ、にゃにゃ、にゃにゃにゃァ!(ちょっ、こいつら、こいつらだけには言わないでくれェ!)」
打ち止め「このネコのぉ……」
ネコ「! にゃにゃにゃンにゃ! にゃにゃにゃァ、にゃにゃにゃンにゃにゃにゃにゃにゃァァァァァ!!!
(!そォだ、リアルゲコ太だ! だれかァ、リアルゲコ太を呼んできてくれェェェェェ!!!)」
打ち止め「しょぉ~たい…………は!!」
ネコ「フゥーッ! シャー-ッ!!フシャーーーッ!! フギャーーーーーーッ!!!ニャにゃnyフぎゃん
シシャhjlksじうhfgjdふいあおysんsぎゅっゆゆうむむんjふぃぎゃっふーーーー!!!
(や、やめてくれェー! 話さんといてェーー!!ラ、打ち止めさァァァン!!! 今度なンか買ってあげ
るからァァァァ!!! 欲しがってたカナミンコスプレセット買ってあげるからァァァァァァァ!!!!)」
打ち止め「一方通行なのだ!!ってミサカはミサカは真実をバラしてみる!!」ドーン
ネコ「にゃ、にゃァ……………(お、終わった…………)」ガーン
美琴「………………」
上条「………………」
御坂妹「……………」
打ち止め「あ、あれ……」
ネコ「………………」
上条「…………な、なるほど! 一方通行って名前のネコなのか」
美琴「……そ、そうよね! 言われて見れば白くて赤目で一方通行そっくりよね!」
御坂妹「ふてぶてしい顔も彼そっくりですね、とミサカは一方通行という名のネコを見続けます」ジィー
打ち止め「ち、ちがうよっ! このネコの中身が一方通行だよ!ってミサカはミサカはあなたたちの
間違いを訂正してみたり!!」
上条「……さすがに上条さんでも人が動物になっちまった、という幻想は信じられないんですよ」
美琴「確かに似てるけど……うーん……ゴメン!」
御坂妹「面白い冗談でしたよ上位個体、とミサカはほくそ笑みます」フヘッ
打ち止め「冗談じゃないよっ!ってミサカはミサカは否定してみる! あっ、そうだ! 今の一方通行は
会話はできないけど、言葉の意味は理解できるんだよ!! だから……えっと、右手を挙げて
みて一方通行!!」
ネコ「……………………」
打ち止め「ア、一方通行……?」
御坂妹「まあ、当たり前ですよね、とミサカは上位個体を憐れみます」イタイコダナ…
上条「………………」
美琴「………………」
打ち止め「……一方通行………お願い! 右手を…………右手を挙げるだけでいいから!!」
ネコ「………………」
打ち止め「……あ、あく、あくせられーた……お、おねがい……グス……このままじゃ………
ミサカ…グスン…………うそつきになっちゃうよぉ………………」
ネコ「!! っにゃおン!!!」シュバッ
打ち止め「! 一方通行!!」パアァァ
上条「!!]
美琴「!!」
御坂妹「……ほう」
打ち止め「う~やっほう♪ やっぱりあなたは素敵だね!ってミサカはミサカは嬉しさのあまりくるくる回ってみたり!!」クルクル
ネコ「(う……目が回る……)」オエェ
上条「……マジか……」
美琴「……うそ……」
御坂妹「いえ二人とも、結論付けるには少し早いです、とミサカはまだ諦めていません」
打ち止め「?」
ネコ「…………」
御坂妹「そのネコは芸を仕込ませられたネコかもしれません、とミサカは可能性を提示します」
打ち止め「!」
御坂妹「しかし、それを確認するのは簡単です、とミサカは続けます」
打ち止め「な、なに?」ドキドキ
御坂妹「それは、ミサカに命令させることです!とミサカは答えます!!」ドーン
打ち止め「…………へ?」ポカン
ネコ「(……………ハァ?)」
御坂妹「芸を仕込まれたなら、教えられた動作しかできません。ですが言葉を理解しているのなら
ミサカの適当な命令も従うことができるはずです!、とミサカは説明します。」
打ち止め「……む、むむ。い、いいよ! がんばってね、あなた!ってミサカはミサカは応援してみる」
ネコ「にゃァ……(こいつ変な命令をださないだろォな……)」
御坂妹「では、まずもう一度右手を挙げてみてください、とミサカは命令します」
ネコ「(……命令というよりお願いみたいだなァ…………ほらよォ)ヒョイ
上条「おっ、ちゃんと挙げたな」
御坂妹「まだまだ想定内です。そのまま左手も挙げてくださいとミサカは命令します」
ネコ「(……………ったく)」ヒョイ
美琴「うん、挙げたわね(……バンザイしてる///)」
御坂妹「…………そのまましっぽを振ってください」
ネコ「(し、しっぽォ!?…………こ、こうか?)」フリフリ
打ち止め「(か、かわいぃ~///)」
御坂妹「続けて、そのまま目をつぶってください」
ネコ「(あァン?……………チッ)」ギュ
キラーン!
御坂妹「隙ありぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!!!」ムニッムニッ
ネコ「にゃっ!!」
御坂妹「ふおおおおおぉぉぉぉぉぉこの肉球の感触、正直たまりません!!」ムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニ
美琴「ア、アンタなにやってるのよ!(私も触りたいのに///)」
打ち止め「ずるーい!!」
上条「ちょ、ちょと落ち着けお前ら!! 御坂妹、確認はどうだったんだ!?」
御坂妹「へ?(ジュル)ああ、このネコは一方通行ですよ、とミサカは実はミサカネットワークですでに
知っていたことをバラし(ryヤベぇ、イヌ以上の柔らかさかもしれぬ」ムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニ
ムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニ
ムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニ
ネコ「にゃァ…にゃにゃにゃ……………にゃ……………にゃァァァァァァァァァァァァァァァァァ/////////
(や……はなせェ…………………らァ……………らめええええェェェェェェェェェェェェェ//////////)」
打ち止め「ええ、知ってたの!? じゃあ、確認ってのは…………ってミサカもミサカも肉球さわりたい!!」
御坂妹「はい(ジュル)、すべてはこの(ジュルル)肉球を揉むための演技(ジュル)です、とミサカは(ジュル)ダメだよだれが止まらん」
ムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニ
ムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニ
打ち止め「うう、ミサカをだまし、挙句の果てに肉球を揉むなんて……ゆるすまじ!!ってミサカはミサカは
10032号をお仕置きしてみたり!!」ビリビリ
御坂妹「は? 今なんて……? あbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbb」
ガクガクガクガクムニムニガクガクガクムニムニガクガクガクガクムニムニガクガクガクムニムニガクガクガクガクムニムニガクガクガクムニムニガクガクガクガクムニムニ
美琴「きゃあっ!? け、痙攣!?」
上条「お、おい! 大丈夫か!?」
ネコ「ァァァァァァァ…………にゃァァァァァァァァァァァ!!!! にゃにゃにゃにゃンにゃァァァァァ!!!
(ェェェェェェェ……ってぎゃァァァァァァァァ!!! 顔が上下にめっちゃシェイクしてるゥゥゥゥ!!!)」
打ち止め「お仕置き受けながらも肉球を離さないどころか、揉み続けるなんて……ってミサカはミサカは
驚愕してみる」
御坂妹「bb……b……っはあ、はあ、この程度じゃミサカの肉球への愛は止められません! とミサカはガクッ」バタッ
上条「き、気絶!?」
打ち止め「YES!」シャァッ
美琴「いえ、まだ意識はあるわ!」
打ち止め「SHIT!」チッ
ネコ「(誰か……助けて…………まだ手ェ握られてンだけど……)」
打ち止め「もうこんなことしない?ってミサカはミサカは10032号に訊いてみる」
御坂妹「…………はい……自重しますとミサカは反省します」ムニムニ
打ち止め「だったらその手を放しなさい!ってミサカはミサカは怒ってみる!!」
御坂妹「! そ、それだけは勘弁してください!とミサカは懇願します!」
美琴「……何か訳ありのようね」
打ち止め「むー」ビリビリ
上条「り、理由だけでも聞いてやろうぜ打ち止め! 話してみろよ御坂妹」
御坂妹「……はい、分かりましたとミサカは答えます。……皆さんはミサカがイヌという名の黒ネコを
飼っていることを知っていますよねとミサカは確認を取ります」
打ち止め「知ってるよ」
上条「ああ」
美琴「(え! イヌってネコの名前だったの!?)」
御坂妹「……実は最近イヌがミサカのことを避けているのです!!とミサカは涙ぐみながら話します」グスムニ
打ち止め「…………」
上条「…………」
美琴「…………」
御坂妹「な、なぜなんでしょうか?とミサカは頭をかかえます」ムニムニ
打ち止め「」
上条「」
美琴「」
上条「(…………あれはギャグなんでせうか?)」ボソボソ
美琴「(……妹達なりのギャグかもしれないわね)」ゴニョゴニョ
打ち止め「(あれは本気の顔だよ!ってミサカはミサカは耳打ちしてみたり)」ゴショゴショ
ネコ「(…………やっと……ムニムニにも……ピリピリにも……慣れてきたァ……)」グッタリ
御坂妹「イヌはミサカの電磁波にも動じない優秀なネコなのに……とミサカは寂しさを紛らわすためにムニッ」ムニムニ
美琴「……ねえ、アンタはその……イヌの肉球も揉むんでしょ?」
御坂妹「? はい、とミサカは肯定します。おはようのムニから始まり、朝ご飯のムニ、自由時間のムニ、
昼ご飯のムニ、お散歩のムニ、お昼寝のムニ、遊びながらムニ、お風呂……は無理でしたが、
夜ご飯にムニ、寝る前にムニ、おやすみのムニで一日が終わります、とミサカはプライベートを
赤裸々に告白します////」
打ち止め「……………………10032号の一日がほとんどムニで埋まっているなんて……ってミサカはミサカは絶句してみる…………」
美琴「ネ、ネットワークで知っているんじゃないの?」
打ち止め「……確かここ数日、10032号がネットワークにつなげている時間が少なかった気がする
ってミサカはミサカは思い返してみる……こんな裏があったなんて…………」
上条「ああ……その……なんだ……ムニのやりすぎだと思うぞ(普通に考えて)」
御坂妹「!! い、いえ、そのはずはありません!! とミサカは否定します! イヌはムニると
よろこ……ぶ……?(そういえばこの前、力なく『にゃぁ……』と鳴いたような……)」
上条「御坂妹?」
御坂妹「(ムニるとまるで苦笑いのような表情をしていたような……。ムニ続けると悟りを開いた
みたいに無表情になり身動き一つしなくなったような…………)」ブツブツ
打ち止め「(……心当たりありまくりじゃんってミサカはミサカは思ってみる)」
御坂妹「………………………………ど」
美琴「ど?」
御坂妹「どどどどしたらいいでしょうか!!? ミミ、ミサカはイヌにひどいことしてしまいました!!
とミミミミサミサミミササミサカカカk」アワワワワ
上条「お、落ち着け御坂妹! と、とりあえずイヌをムニるのをやめてみたらどうだ!?」
御坂妹「ムニるの……やめる?」グスッ
上条「そうだ。ムニるのやめて少しずつ仲直りしていけばいい! イヌとならできるさ!!
(イヌのほうが精神的に大人っぽいし……)」
御坂妹「…………はい、わかりました。もうイヌの肉球をムニるのをやめます。
ですので、一方通行の肉球をムニります、とミサカは高速ムニムニ」
ムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニ
ムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニ
ネコ「にゃァン!? にゃ、にゃにゃにゃンにゃにゃにゃァァァァァァァァァああああああン!!!!
(うあゥン!? ゆ、油断してたァァァァァァァァァァァあああああああああああああン!!!!)」
打ち止め「もう! ミサカもムニりたいのに!!ってミサカはミサカは交代を要求してみたり!」
御坂妹「両手はミサカのものなので足をどうぞ、とミサカは促します」ムニムニ
打ち止め「うぅ……ジタバタしてムニりにくい……ってミサカはミサカは肉球を諦めて
しっぽを触ってみたり、もふもふ~♪」モフモフ
ネコ「にゃにゃにゃァー!? にゃ……にゃにゃにゃにゃァァァァァァン!!
(打ち止め!? そ……そこはアカンやろォォォォォォォォ!!)」
美琴「…………」ウズウズ
上条「……御坂も触ってみたら?」
美琴「え!? わ、私は別に……」チラッ チラッ
上条「あの二人が大丈夫なんだから御坂も触れるだろ。めったにないんじゃないかな、こんな機会」
美琴「~~~~っ! ちょ、ちょっと触ってみる!!」
御坂妹「ムニムニ♪」
打ち止め「もふもふ~♪」
美琴「ア、アンタたち! わ、私にも触らしてくれない?」
ネコ「!」
御坂妹「もちろんいいですよ、とミサカは答えます」ムニムニ
打ち止め「お姉様はどこ触る~?ってミサカはミサカはまだもふもふ~♪」モフモフ
ネコ「にゃにゃン!?(俺の意見は!?)」ガーン
美琴「じゃ、じゃあ背中でも……」オソルオソル
ネコ「にゃっ!(ンおっ! ピリピリがいっきに強まった!?)」ピリピリ
美琴「…………////」ドキドキ
ネコ「にゃにゃン、にゃーにゃにゃにゃァ!!(やっとレベル3のピリピリに慣れたのに!!
レベル5はピリピリじゃなくてビリビリ、いやむしろバリバリなんだよォォォォ!!)」ジタバタ
美琴「……(あと少し////)」ソォート ソォート
ネコ「フーッ!! フギャァァァ!! シャァァァァァ!! フシャァァァァァァアアアアア!!!!
(やめろォ!! 来るなァ!! 止まれェェ!! 俺のそばに近寄るなァァァァアアアア!!!!)」
上条「……いいなぁ、ハーレムじゃん、一方通行」
ネコ「(うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!)」ジタバタジタバタ ピョン!
上条「うお!? こっちにジャンプしてきた!!」
美琴「ちょ、ちょっと!!」
御坂妹「ああ! ムニラレータ!!」
打ち止め「ああ! モフラレータ!!」
ネコ「(かかきき!! オマエらのピリピリと比べたら、三下のほうがまだマシなんだよォ!!)」ピョォーン
上条「うわ、っと」キャッチ!
パキュン!!
上条「…………………」
美琴「…………………」
御坂妹「…………………」
打ち止め「…………………」
ネコ「…………みゃぁん?」
御坂妹「……今、例のあの音が聞こえた気がしたのですが……とミサカは恐る恐る尋ねます」
美琴「……気がしたんじゃなくて、確実に聞こえたわよあの音」
上条「ああ……あの音な…………俺のそげぶ音」
打ち止め「……ア、一方通行?」
ピリピリ
ネコ「! みゃ、みゃん!!」ピョン タタタタ ガサガサ
御坂妹「あ、茂みの奥に行ってしまいましたね、とミサカは白いネコを見送ります」
打ち止め「……え、つまりただのネコさんになっちゃたの?ってミサカはミサカは説明を求めてみる」
上条「た、たぶん」
打ち止め「」
美琴「あ! 私一回も触ってないんだけど!!」
御坂妹「ミサカはまだ肉球の感触が手に残っていますよ、とミサカはにやけます」フヘヘ
打ち止め「ミサカもムニりたかったー!ってミサカはミサカはしっぽのもふもふを思い出し……うふふ」ニヤニヤ
美琴「ア、アンタたちぃ~……。! そうだ! この後アンタのイヌを触らせてくれない?」
御坂妹「イヤです」
美琴「即答!? で、電磁波ぐらい大丈夫なんでしょ!」
御坂妹「イヌはミサカのものです。誰にも触らせたくありません、とミサカは断固拒否します」
美琴「ほんのちょっとでいいから! こ、このとーり!!」ペコリン
打ち止め「ミサカも行くー!!」ガバッ
上条「(……一方通行はいったいどうなったんだ…………?)」
一方通行「………………………………ッハ!!!」カッ!
一方通行「…………俺の手……俺の脚……俺の体……俺の顔!!」
一方通行「~~~~~~やっふゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!! 戻ったァァァァァァァァァ!!!!」バンザイ
一方通行「(三下の変な右手のおかげか? ったく、あとで礼しなくちゃなヒーローさんよォ!!)」
一方通行「かかきくけけきかけけけかくききけ!!…………ふゥ。……てかここどこだァ」キョロキョロ
黄泉川「いきなり叫びだすからびっくりしたじゃんよ」
一方通行「よ、黄泉川!? どうしてここに!?」
黄泉川「それはこっちの台詞じゃん、一方通行。ここはアンチスキルの取り調べ室だぞ」
一方通行「ハァ? なンで俺がンなところにいンだよ」
黄泉川「それ本気で言ってんじゃないよな……私も人から聞いただけなんだが……」
一方通行「ンだよ」
黄泉川「…………にゃぁにゃぁ言って四足歩行で歩く白髪の不審者がいるという通報があったらしいじゃん!」
一方通行「」
黄泉川「知らせを聞いた瞬間一方通行の顔が頭をよぎったけど、すぐ否定したじゃんよ。でも興味本意で来てみて、本当にいたときは絶句したじゃん」
一方通行「…………な、なンかの能力だ! 俺がネコに入っているとき、ネコが俺の体に……そォだ!魂だ! 魂を入れ替える能力にやられたンだ!!」
黄泉川「そんな能力聞いたことないじゃん。(一方通行にネコまねの趣味があったとは……)」ボソボソ
一方通行「聞こえてっぞ! 俺にンな趣味はねェ!!」
黄泉川「ったく、映像でも見たら認めるじゃんか? あ、それ ぽっちとな」ポチ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
黄泉川『ア、一方通行! いったい何があったじゃん!?』バタンッ
一方通行『にゃおん?』
黄泉川『にゃ、にゃおん!?』
一方通行『みゃーん』
黄泉川『ス、ストレスで気でも狂っちまったのか…………?』
一方通行『にゃぁん』
黄泉川『悩みくらいなら聞くことができるじゃんよ……これでも教師だし……』
一方通行『にゃ』ペロ
黄泉川『! なな、なめ、わ私の手を一方通行が、な、なめななな………』
一方通行『にゃぁお』クンクン モミ
黄泉川『!! かか顔近いじゃん一方通行! ……ってちょ、て手が私のおっぱいに当たってるじゃんよ///』
一方通行『んにゃぁー♪』ペロペロ
黄泉川『わわわわわわわかかかか顔ななななめなめなめられれれれれr///////』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ピッ
黄泉川「ど、どうだったじゃん……?」
一方通行「」
黄泉川「……いいかげん認めるじゃんよ///」
一方通行「」
黄泉川「一方通行にどんな趣味があっても……私は……////」
一方通行「…………………………………………にゃ」
黄泉川「ア、一方通行……?」
一方通行「にゃン?」
黄泉川「」
一方通行「にゃにゃン、にゃにゃにゃン」シュッ シュッ
黄泉川「(ネコ化したぁぁぁぁぁぁぁあああああああああ!!?)」ドーン
一方通行「にゃァー」
黄泉川「(こ、これは一種の現実逃避じゃん……?)」
一方通行「にゃにゃにゃ?」
黄泉川「あー、一方通行? 落ち着いて聞いてほしいじゃん」
一方通行「にゃンにゃにゃにゃン♪」
黄泉川「実はお前が何らかの能力にやられていたことは分かっていたじゃん……」
一方通行「にゃ……?」
黄泉川「……でも今は素じゃんよ(一度もとに戻ったし……)」
一方通行「……………………」
黄泉川「さっきは、からかって、悪かったじゃん……」プルプル
一方通行「……………………」
黄泉川「モーレツに、反省して、、いま、す……」プルプル クックッ
一方通行「……………………」
黄泉川「このことは、誰にも、言わな、い、から、、許しtブハッww!! もう無理!! 限界じゃんよーwwww!!
アーハッwwハッwwハッハwwwwww、、イーヒッwwwwヒッwwヒッヒヒww!!!」ゲラゲラ
一方通行「……………………にゃ……………」
黄泉川「なwwんwwでwwちょっと楽しそうなんだよwwwwww、、おんぷwwwwwwおんぷのところwwwwwwwwwwいちばんwwwwノリノリwwwwだっwwたwwwwwwwwwwwwww」バンバン
一方通行「…………にゃ……………」
黄泉川「シュッwwシュッwwってなにwwwwwwネコぱんちwwwwwwwwいやwwwwネコじゃねーしwwwwwwwwただのwwwwwwぱwwんwwちwwwwwwwwwwwwww」ヒヒヒ ハライタイ
一方通行「にゃァァァァァァァァァァァァァァあああああああああああああああああああああああン!!!!!」
FIN.
225 : 一方通行「にゃにゃァ!?(ネコになっちまったァ!?)」[saga] 26/26[] - 2010/11/04 01:15:24.40 yGndpfs0 27/27読んでくれた皆さん、ありがとう。かなり長くなちゃったな……
初SSだったからものすごく緊張したんだぜ!
ちなみに、一方通行に能力をかけたのはあの白ネコです。
あの白ネコは、あわきんが言ってた人間以外も能力が使える説を研究していた施設から脱走してきた、という裏設定があります。
(目が赤いのは薬の副作用)
正直、SS書くのがめちゃくちゃ楽しかったので、またできたら投下したいと思います!