105 : 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[] - 2010/11/20 08:00:59.19 446p25U0 1/13

朝っぱらから失礼します。投下します。
微エロ? 注意です。全10レス。

元スレ
▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-17冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1290001348/
106 : 1/10[] - 2010/11/20 08:02:06.18 446p25U0 2/13

上条「よし、書けたぞー」

禁書「あれ? とうまが手紙書いてる。珍しいんだよ、誰宛てなの?」

上条「ああ、イギリスの皆にだよ。神裂とかオルソラとか……」

禁書「ふぅん、どうして急に?」

上条「ああ、何か土御門の奴が、たまには手紙の一つでも書いてやれって言うからさ」

禁書「そうなんだ。それでどんなこと書いたの?」

上条「別に大したことは書いてないぜ? ここのところ、こっちも平和なもんだからな……ほら読んでみるか?」

禁書「なになに?『――――俺は最近、新しい趣味にのめり込んでて……』」

禁書(あ、この一文だけ読むと、とうまと私が恋人同士みたいに聞こえるかも……うふふ)テレテレ


『毎日、インデックスと一緒にパンつくってるんだ』

107 : 2/10[] - 2010/11/20 08:02:56.76 446p25U0 3/13

――――私、アニェーゼ=サンクティスが異常に気が付いた時には、もう、手遅れになっちまってたんです。

その暗い闇は密かに女子寮の面々を浸蝕し、同僚たちの正気を奪っていきやがりました。

あの神裂火織ですら……やられちまいました。オルソラも、アンジェレネも、ルチアも……

かろうじて正気を保っていたのは少数のシスターと、私だけ、というふざけた状況でして。

そいつらもやがては耐え切れなくなって、私を裏切りやがったんですよ。

まあ、裏切りを責める気には、なれやしませんでした。

仲間達が次々と狂っていくのを見ていたら、あちら側に堕ちるのも仕方がないと思っちまいましたよ。

正気じゃあいられねぇです。そう、あんな光景を見せられたら、誰だって――――

108 : 3/10[] - 2010/11/20 08:03:36.46 446p25U0 4/13

「いいかげん、この縄ほどいてくれませんかね?」

女子寮の食堂で私は拘束されちまいました。必死に冷静を装ってはいましたが、そんなもんクソの役にも立ちゃしません。

目の前の聖人、神裂火織に対して、虚勢など何の意味も成さないのは当たり前でした。

「駄目ですよ、シスター・アニェーゼ。貴女はこれから私達の手で洗礼を受けるのです」

神裂火織がそう言うと、私の周りを取り囲むシスター達がクスクスと笑い声をあげやがります。

私には……そいつらを睨みつけてやる気力もありませんでした。

そうです。ビビっちまったんですよ。

目を合わせたら、あちら側に引きずり込まれそうで、怖かったんです。

109 : 4/10[] - 2010/11/20 08:04:16.01 446p25U0 5/13

かつては私も数百人のシスターを束ねた指揮官でしたが、そんな実績なんかが武器になりゃ苦労しません。

助けを期待するのも無駄。私以外の全員が、既に狂ってしまっているんですから。

以前、私のせいで集団暴行を受けたオルソラも、こんな心境だったんでしょうかね……

そのオルソラも、今は私を取り囲む壁の一人。

「心配する必要はございませんよ。ええ、始めてみれば簡単なことでございますから……」

彼女がどんな表情をしているのか確認する勇気もありゃしませんでしたが、

きっといつも変わらぬ聖母のような笑顔を浮かべてやがるのは容易に想像がつきました。

110 : 5/10[] - 2010/11/20 08:04:56.34 446p25U0 6/13

つい先日までは仲間だった何人かのシスター達も……嫌だ、助けてください、と悲鳴をあげていた仲間達も……

今ではもう狂宴の虜。人壁の向こうから彼女らの嬌声が聞こえてきやがりました。

宴の会場は、女子寮の食堂。

以前は寮の仲間達と、温かな食事を取る安らぎの空間だったその場所も、今ではもう悪魔たちの巣窟みたいなもんで。

ただ一つ。以前と変わらないのは、そこが食事をする場所だということ。


――――奴らは、パンツ食っていやがったんです。

111 : 6/10[] - 2010/11/20 08:05:45.67 446p25U0 7/13

「あぁん……しすたー・るちあぁ……早く一緒にパンツ食ってくださぃい……」

猫撫で声をあげ同僚に甘えるのは、アンジェレネ。

まだあどけなさの残る彼女が、艶っぽくおねだりする様は、聖職者というよりも小さな淫魔のようでした。

私も幼さという意味では人のことを言えないんですが、その、アンジェレネの様子を見ていると――――

少しずつ、身体が火照っていくような気がしました。

「駄目ですよ、シスター・アンジェレネ。今はシスター・アニェーゼにパンツ食っていただいて、その喜びを理解していただくのが先決です」

いつものようにルチアは厳しくアンジェレネを律するんですが……私は何故だか残念に思っちまいました。

――――私は、アンジェレネとルチアが、パンツ食ってるところを見てみたかった――――

(違う! なに考えてんですか私は!)

112 : 7/10[] - 2010/11/20 08:06:24.87 446p25U0 8/13

そんな正気を失いかけた 私を見透かすかのように、神裂火織は言葉で私をなぶります。

「ふふ……少しずつ理解しはじめたようですね。パンツ食ってみたくなったでしょう?」

「そ、そんなことあるわけが……!」

私は反論しますが、説得力のねえ言葉など無視して聖人は続けます。

「試してみれば分かりますよ……あの人が言ってました……ふふ、こうやってこね回すとですね、とても楽しいんですよ……」

神裂火織は何かを揉むような動作をしてみせました。

滑らかな手つきで、しなやかな指先をくねらせるその様は、再び私の身体を疼かせるには充分過ぎました。

「いったい……どうしてこんなことになっちまったんですか!? 何が原因で変わってしまったんですか!?」

無我夢中で私は叫びました。自身の身体の変化を認めたくなくて、何でも良いからごまかそうとしていたんです。

神裂火織から返ってきたのは、ほんの少し驚いた表情。

「ああ――そういえばそうでしたね。あなたはあの時いなかったから、知らなかったんですね」

113 : 8/10[] - 2010/11/20 08:07:12.10 446p25U0 9/13

「きっかけは一通の手紙でした」

楽しそうに聖人は語ります。

それはまるで無垢な少女が神と出会い、奇跡によって救われた体験談を語るかのような――――

――――清らかなるもんでした。

「あの方がこの素晴らしさを教えてくれたのでございますよ」

神裂火織の言葉を継いで、オルソラが恍惚の表情で告げました。

「誰だと思いますか、シスター・アニェーゼ……私達にパンツ食って喜びを分かち合うことを教えてくれたのは」

今度はルチア。次々と繋がる言葉は良く訓練された聖歌隊の輪唱のようでした。

私も歌に魅了されちまったのでしょうか。自然と胸の鼓動が早くなります。

このカノンを最後まで聴いたら、私はいったいどうなっちまうんでしょうか?

――――『期待』で胸が膨らみました。

そして最後の一小節を歌い、聖歌を完成させたのは、その場にいたシスター達全員でした。

『そう、我等に喜びを与えてくださったのは――――上条当麻さま』

114 : 9/10[] - 2010/11/20 08:08:05.30 446p25U0 10/13

「あ……あうっ……!」

私の理性を支えていた何かが壊れていく音を聞きました。

せき止められていた欲望が一気に溢れ出し、身体はそれを求めます。

上条当麻が私のためにパンツ食っているところを想像して……

私が上条当麻のためにパンツ食っているところを想像して……

「……んっ……あっ……なんで……? どうして、考えただけで、こんなにも切なくなるんですか……?」

「ふふふ、ようやく素直になれたようですね、シスター・アニェーゼ」

誰かの声が耳に届きましたが朦朧とした意識では判断ができませんでした。

「……っあ、ああっ……食べたいんですっ……当麻のパンツ食っちまいたいんですっ!!」

私は恥も外聞も構わず、はしたなくおねだりしました。

「私たちも同じ気持ちでございますよ。ですが今はその願いは叶わないのでございます」

「ええ、ですから……今はお互いにパンツ食って我慢しましょう……いつかその願いが叶う日まで」

誰かがそう言うと私の前にパンツを差し出しました。

ああ、パンツパンツパンツ!!

当麻のじゃないのが残念でしたが、私は涎を垂らすのも構わずソレにむしゃぶりつきました――――

115 : 10/10[] - 2010/11/20 08:09:16.91 446p25U0 11/13

――――そして。

「アニェーゼじゃないか!? どうして学園都市に?」

部屋から出てきた当麻が驚くのも嬉しくて、その一挙一動が私を遥かな高みへと導きました。

「おい、おいアニェーゼ? どうかしたのか?」

「ぁん……あ、いえ大丈夫です。軽くイッちまってただけですから」

当麻が心配してくれていることに気がつき、嬉しさあまりのまた意識を失いかけちまいましたが。

「まあ、こんなとこで立ち話も何だし、中に入れよ」

当麻に誘われ、私は楽園へと足を踏み入れます。

マンション周囲で待機している2000人ほどのシスターたちの怨嗟が聞こえたような気がしましたが構いません。

「そうそう最近オレさ、趣味でパン作ってるんだよ。せっかくだからアニェーゼも食ってくか?」

「はい、あの、当麻……私、今日はパンツ食ってあげたくて、来ちまったんですよ……」

「ええ!? ホントにそれだけのためにわざわざ来たのか!? 

いやー、嬉しいなあ、とうとう上条さんのパン交流はグローバル化するんですね!」

ああ、こんなにも罪深い私の訪問を、当麻が喜んでくれている!

しかし私の太股を伝う汚らわしい液体が、当麻に気付かれたらどう思われるでしょうか。

内心ヒヤヒヤしましたが、それもまた私を天国へと上り詰めさせる一つの要素でありました。

「よぉし、それじゃあアニェーゼ!」

ああ、張り切る当麻が好き。私の名前を呼んでくれる当麻が好き。



「お前にパン、作ってもらおうかな!!」

116 : 完。[] - 2010/11/20 08:09:48.13 446p25U0 12/13

以上です!

カーチャンがこれ読んで泣いてました! ちょっと家族会議してきます!

今までありがとうございました!!




関連

土御門「カミやんはパン作ったことあるかにゃー?」
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絹旗「……超ヒマです」
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初春「『パンツ食ってあげる』だなんて!!」
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神裂「上条当麻から手紙が届きました」
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