836 : 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[] - 2010/12/20 22:03:30.61 H3fbQdk0 1/14

>>678
>>708
>>752
の勉強ができる上条さんを書いたものです

続き書きました

12、13レスもらいます

もしも上条さんが勉強が超得意でかつ、美琴も同学年のクラスメートだったら

キャラ崩壊 上琴
前回、上条さんが好きとか言い出しました


※関連
ライバル①
http://toaruss.blog.jp/archives/1018899011.html

ライバル②
http://toaruss.blog.jp/archives/1018899207.html

ライバル③
http://toaruss.blog.jp/archives/1018899453.html

元スレ
▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-19冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1292144549/
837 : ライバル④1/12[] - 2010/12/20 22:04:45.85 H3fbQdk0 2/14

美琴「あの、今時間良いかな」

中学時代の後輩経由の縁で知り合った友人に電話する
電話を前に悩んでいたせいで、少し遅めの時間になってしまった

佐天『はい、大丈夫です。どうしたんですか』

美琴「ええとね……ちょっと相談があるんだけど」

佐天『相談ですか?』

美琴「……うん」

今日の放課後の事を誰に相談するべきか
さんざん迷った挙句、最後に浮かんだのは
彼女の顔だった

クラスメートには、恥ずかしすぎて
常盤台時代の後輩は役に立ちそうもない

美琴「前に、クラスに気になってる人がいるって言ったでしょ」

佐天『ああ、言ってましたね。学年トップの人でしたっけ』

美琴「うん、私より成績が良い事はいつかぎゃふんって言わせるつもりだけど」

佐天『……ぎゃふんですか』

美琴「それは置いといて、今日の放課後、そいつに……」

佐天『はい、その人に』

美琴「あのね、そのね」

すぐには言葉が出てこない
音になる前にしぼんで消えてしまう

838 : ライバル④2/12[] - 2010/12/20 22:05:50.39 H3fbQdk0 3/14

佐天『はい』

待たせてしまって、申し訳ないと思う
でも、思い出すだけで顔が熱くなる
口に出そうと思っているだけで
心臓が破裂しそうな気さえする

美琴「……す、好きって言われたの」

佐天「そうなんですか! おめでとうございます!」

華やいだ声が、携帯電話越しに聞こえる
でも、まだ本題では無かったりする

美琴「……で言われたんだけど」

佐天「だけど?」

美琴「い、言われただけなの」

佐天「そうなんですか。え!?」

美琴「う、うん」

佐天「好きってだけ!? 付き合ってとか、お前はどうだとか無かったんですか!?」

美琴「無かった」

と言うよりも、聞いた直後
驚きすぎて、その後の記憶が曖昧だ
気がつくと何故か自分の部屋にいた

839 : ライバル④3/12[] - 2010/12/20 22:06:44.27 H3fbQdk0 4/14

佐天「ど、どんな流れで言われたんですか?」

美琴「ええと、……」

簡単に昨日の出来事を説明する
相手――上条当麻が美琴の事を
誰にでもケンカ腰と言いだして
それを否定していたら、
俺にはケンカ腰と言いだして……

佐天「そこで好きですか」

美琴「……もしかしたら、そういう好きじゃなかったのかも」

ケンカばかりだけど仲良くしよう
その程度の意味だった気がしてきた

佐天「そ、そんなこと無いですよ。絶対告白ですって」

美琴「そうかなぁ……。だったら、やっぱり付き合えとかも言うんじゃ」

口に出してみると、ますますそんな気がしてきた
アイツから告白してくるなんて……

佐天「大丈夫ですって」

美琴「……ほんと?」

佐天「はい。じゃあ、明日確認してみればいいじゃないですか」

美琴「……確認」

明日、アイツに確認する
言葉にすれば簡単そうなのに
明後日の模試よりも、ずっと難しそうに感じる

840 : ライバル④4/12[] - 2010/12/20 22:07:50.02 H3fbQdk0 5/14

佐天「で、御坂さんはどうなんですか? その人の事!」

美琴「私?」

佐天「はい。気になってる人って言ってますけど、どうなんですか?」

御坂美琴が上条当麻をどう思っているのか
いつも口げんかばかりで
テストの事でも張り合って

美琴「どうって……」

でもあの時、美琴の為に立ちあがってくれて
偽装デートにもぶつくさ言いながらも合わせてくれて

佐天「好きなんですか」

レベル5の『超電磁砲』じゃなくて、いつも等身大の美琴を見てくれていて

美琴「……好き、うん、大好き」

きっかけは、たくさんあった
でも何よりも
アイツはアイツだから

佐天「よし! じゃ、頑張りましょう!」

美琴「……頑張る?」

佐天「はい! その人と、彼氏彼女になっちゃいましょう!」

元気いっぱいに励ましてくれる声
やっぱり相談して良かった

美琴「うん、頑張るね」

さぁ! 明日は決戦だ!

841 : ライバル④5/12[] - 2010/12/20 22:08:40.29 H3fbQdk0 6/14

一方「おィ、夫婦喧嘩かァ?」

美琴「……唐突に何よ」

一時間目の授業の後
後ろの席のモヤシに失礼な事を言われる
どういうつもりだ

一方「今日一回も会話してないだろォ、オマエら」

美琴「なんでアンタが、そんな事確認してるわけ」

わざわざ、人が会話をチェックしているのか
暇なモヤシだ

一方「オマエら飽きもせずに、毎休憩ごとにでけェ声で言いあってンじゃねぇかァ」

美琴「……そうかしら」

一方「少なくとも、俺が転校してきてからは確実にそうだなァ」

美琴「そんなに目立ってた?」

一方「目立ってた。なンかあったのかァ、オマエら。お互いの事チラチラ見てるしよォ。……それはいつもの事かァ」

美琴「……そう?」

言われてみれば
授業中の上条が簡単に思い浮かぶ
無意識のうちに見ていたのか

好きと気付いたのは昨日なのに

842 : ライバル④6/12[] - 2010/12/20 22:09:25.84 H3fbQdk0 7/14

一方「やっぱ、ケンカかァ? 早く仲直りしろよ」

美琴「違うわよ」

一方「でもよォ」

美琴「ええい、うるさいわね。……見てなさい」

呼吸を落ちつけて
静かに自分自身を整える
そして

「上条当麻ぁぁぁぁぁ!!!」

腹の底から声を出す

上条「お、おおおう」

上条が驚いた顔を浮かべている
でも、かまわずに

美琴「放課後にっ!!! 屋上に来なさいぃぃぃぃ!!!」

全力で続ける

上条「お、あ、何で」

美琴「良いから!! 来る!!」

上条「はい!」

一方「……やっぱケンカじゃねェか。ついにシメンのかァ」

白いのだけじゃなく
クラス中に注目されているが
もはや、気にしない
今は、放課後のことしか考えられない

843 : ライバル④7/12[] - 2010/12/20 22:10:08.47 H3fbQdk0 8/14

美琴「……来たわね」

風が吹き抜ける屋上
秋とは思えないくらい
照りつけてくる太陽の下

上条「おう」

待ち人が現れる
いつも通りのツンツン頭
でも、今日はそんなに見てない
見られなかった

美琴「用件は分かってるわね」

上条「いや、さっぱり」

美琴「昨日の事よ!!」

上条「お、おう。あれか……」

上条当麻の頬が赤くなる
そして、美琴の顔も熱い

たぶん、同じような顔をしているのだろう

844 : ライバル④8/12[] - 2010/12/20 22:10:44.44 H3fbQdk0 9/14

美琴「き、昨日のあれどういうつもりなの」

上条「あ、あれはな」

美琴「う、うん」

そこで上条が黙りこむ
美琴も、何を言っていいのかわからない

(何やってるんだろ、私)

いつもだったら、コイツとどうでもいい事で
言い争って
明日のテストの事でも張り合って

でも、最後には一緒に笑いあう

そんな時間なのに

そういうのがずっと続いて行くと思っていたのに
そうであってほしいと、心のどこかで願っていた

でも、

昨日もコイツの事の言葉を聞いて

もっと、奥底にあった願いに気づいてしまった

だから

845 : ライバル④9/12[] - 2010/12/20 22:11:22.14 H3fbQdk0 10/14

美琴「アンタが、どういうつもりで言ったかわかんないけどさ」

その実現のために

「私は好きだよ、アンタの事。一人の男の子として……」

精一杯の言葉を伝える

美琴「昨日まで、自分でも気づいてなかったけどね」

結局のところ
そうすることくらいしかできない
少なくとも、今の美琴には

846 : ライバル④10/12[] - 2010/12/20 22:11:51.63 H3fbQdk0 11/14

上条「俺もさ、自分で言うまで気付いてなかったけど」

真っ直ぐに美琴を見詰めてきながら
上条が言葉を紡ぎ始める
美琴の大好きなその瞳を逸らさずに

「お前の事、好きなんだ。一人の女の子として」

美琴が聞きたかった言葉を、囁いてくれる
自分でも気づかないくらい無意識な願いのなかの

美琴「……うん」

上条「だから、俺と」

「付き合ってください」

「うん」

昨日まで
ただのライバル、よくて友達だった
無意識にそう思い込もうとしていた
でも、今日からは

847 : ライバル④11/12[] - 2010/12/20 22:12:26.15 H3fbQdk0 12/14

美琴「と、ところで明日の模試なんだけど……」

上条「あ、ああ」

美琴「しょ、勝負しない?」

上条「ん? いつもやってるだろ」

美琴「ば、罰ゲームつきの」

上条「罰ゲーム?」

美琴「そう、負けた方は勝った方の言う事を何でも聞くの」

上条「い、いいのか。付き合い始めた以上、上条さん手加減しないぞ罰ゲーム」

美琴「て、手加減しないって」

どんな要求をしてくるのだろうか
つい、上条の唇に目が惹き付けられてしまう
まさか、そういうことなのか

美琴「ふ、ふん。どーせ私が勝つからいいのよ!」

上条「言ったな。手加減しないぞ、罰ゲームも模試も」

美琴「ふ、ふん。望むところよ」

言いながら目が離せない
むしろ、美琴が勝ったときも……

848 : ライバル④12/12[] - 2010/12/20 22:13:02.84 H3fbQdk0 13/14

上条「……て、手とか握るぞ。罰ゲーム」

上条が小さな声でなにか言っているが
もう頭に入ってこない
でも、上条の事しか考えられない

昨日までライバルとして
今日からは彼氏として

明日も、明後日も、その次も
これから先ずっと……


849 : 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[] - 2010/12/20 22:15:23.14 H3fbQdk0 14/14

以上です

今回出番のなかったていとくんは、多分なんか別件で戦ってます
あと、この話の美琴は目つきの悪くない番外個体みたいな感じだと思います
打ち止めは原作美琴

お目汚し失礼しました