577 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] - 2011/02/13 15:18:56.63 3W7iS1WU0 1/7

一応>>502の続きで欠陥通行
又の名を変態通行ですけども。
5レスほどいただきます

※関連

―――いつも素直になれない。
http://toaruss.blog.jp/archives/1023573780.html

―――いつからだろう、あの人を想い始める様になったのは。
http://toaruss.blog.jp/archives/1023912282.html

「ねーねーアナタ聞いてる?ってミサカはミサカはもう一度確認してみる!」
http://toaruss.blog.jp/archives/1023912466.html

元スレ
▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-23冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1297083486/
578 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] - 2011/02/13 15:19:42.50 3W7iS1WU0 2/7

「よければミ、ミサカとデートをしてはもらえませんか!!とミサカは大声で貴方に懇願します!」

「あァ?デートォ?俺とオマエがかァ?冗談も程々にしとけっての
つか毎回嫌だっつってんだろが、諦めやがれってんだ」

「いいえ!ミサカは諦めません!学園都市に移住してきた今
ミサカを邪魔するものは何もないんですから、毎日誘いにきます、とミサカは暗に決意します」

「……うざってェ」


……それからというもの、あの個体は毎日俺を誘いにきやがる。
正直なところ毎日こられて安眠妨害のなにものでもないので、とっとと終わらせて快眠生活に戻りたい。
なのでデートくらいしてやってもよいのだが、あの個体だと何か裏がありそうで怖い。

(アイツ変態だろォ…?アイツが俺にしてきたこと思い返せば、奴を信用するなんざ死んでもありえねェ。
絶対なんか企んでやがる。騙されねェぞ。)


しかし、心の奥底では何故かあの個体から誘われることに期待してる自分もいて。
それがどういった感情なのか、そもそもそんな感情を到底向けられることのない自分には理解できなくて。


(クソッタレが…)


―――― 一人の少年の苦悩と共に、夜は更けて行く。

579 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] - 2011/02/13 15:20:42.56 3W7iS1WU0 3/7

正直なところ、もう心が折れかけてきている。

今まで自分があの人にしてきたことが悪いと言えば悪いのだが、ここまで連日露骨な拒否をされ続けると
いくら無表情な妹達、その中でも特に嫌われることについて耐性があるこのミサカでさえも少し悲しくなってくる。

上条当麻ですらここまで拒否はしないだろう。
鈍感なところはどっこいどっこいといったところではあるが。
……そして、変なところに途轍もなく敏感だというところも。

明日誘って、それでも駄目ならば、大人しくロシアのノボシビルスクに戻ろう。
研究者には迷惑をかけるだろうが、その辺は大目に見てもらおう。

そして、今まで通りの変態になれば、他の個体も余計な詮索はしてこないだろう。
所詮私は、あの人の横に立つことは許されない、この立ち位置がお似合いなのだ。
たかが一クローンの個体、上位個体の如く特別な理由もなしにあの人に近づくことは過ぎた望みだったのだ。


(…上位個体が羨ましいですね、本当に。
確かにミサカ達はあの人にとっての"特別"ですが、それは贖罪、庇護の為の""特別"であり
上位個体や番外個体のような"トクベツ"ではないのでしょう…)


それでも、あの人の"トクベツ"になれたらと、少女は一縷の望みを抱く。


―――― 一人の少女の悩みと共に、夜は更けて行く。

580 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] - 2011/02/13 15:21:32.74 3W7iS1WU0 4/7

ミサカ20000号にとっては最後の望みの日。
一方通行にとっては何でもない、只の1日に過ぎない日。

……結局、少女の想いは通じることはなかった。


「そう、ですか…結局、貴方の意思は何も変わらないのですね…と、ミサカは最終確認をとります…」

「何度来ても無駄だっつったろォが…とっとと帰れっての」


分かり切っていた結果だった。
望みなんてなかったはずなのに、それに縋っていた自分が愚かだったのだろう。

「では…失礼します、とミサカは…」

「…オイ、ちょっと待て。オマエ何で泣いてンだ?」

(この人は…何でこういうところで敏感なんでしょうね…)


泣き顔なんて見せたくない。少女の最後の意地が少女を前へと突き進める。

―――が、前に進めることはなかった。

581 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] - 2011/02/13 15:22:34.27 3W7iS1WU0 5/7

「待てっつってんだろォが。ったく…」

「放してください、とミサカは貴方の手を振りほどきにかかります」

「駄目だ。まだお前が泣いてる理由を聞いてねェ」

「……で……………か…と…サカは…」

「あァ?」

「何で!何で望みを捨てさせてくれないんですか!とミサカは泣きながら貴方に訴えます!」

「おいおい、望みって何のことかさっぱりわかんねェぞ…っておォ!?」


頭からあの人の胸に突っ込んだ…はずなのに、あの人は能力でも使っているのか倒れることはなかった。

(倒れない方が…好都合なんでしょうかね。何よりも、こうやって抱きついていたい…)


――――10分程そうしていたか、一方通行がばつが悪そうに口を開く。

582 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] - 2011/02/13 15:23:18.31 3W7iS1WU0 6/7

「な…なァ、もう離れてくンねェか。ずっとこのままだと誰かに勘違いされちまう」

「キス…してくれたら離れます」

「は、ハァ!?キスだァ!?」

「あれあれ?もしかして第一位なのにキスさえもできないというのですか?とミサカはおちょくってみます」

「ンだと…俺をおちょくるとは大した度胸持ってンなオマエ…!いいぜ、キスくらいしてやンよォ!」
(おいィ?いつの間にこんな話の運びになってンですかァ?)

「なら…早くしてください、とミサカは貴方を急かします。
早くしないとご近所さんに見つかるかもしれませんよ?」
(フッ…ちょろいですね)

「お、おォ…」
(ア、アイツ笑ってやがる!畜生、嵌められた!)

「ん…」

(畜生、目を瞑って顔上向けにしてきやがって…。覚悟を、決めろってか…)

―――結局意を決した少年は少女にキスする運びとなり。
それをスネークに激写されていて、20000号はMNWで一時期弄られキャラになったのは、後のお話。

583 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] - 2011/02/13 15:24:50.00 3W7iS1WU0 7/7

番外通行書いてたらあんな終わり方にしたのはちょっと釈然としないので続きを微妙に書いてみた
見直したら完全に蛇足じゃないですかー!やだー!

お目汚し失礼、20000号のキャrが日に日に変わっていく・・・orz