849 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] - 2011/02/17 00:50:51.31 rbV2QbGAO 1/10

9レス程頂きます、>>170と>>733の続きのようなものです
キャラ崩壊、色々アレですがご容赦下さい

※関連

「神の右席!」
http://toaruss.blog.jp/archives/1022570317.html

「神の右席!」2
http://toaruss.blog.jp/archives/1024156880.html

元スレ
▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-23冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1297083486/
850 : 「神の右席!」3[sage] - 2011/02/17 00:51:40.21 rbV2QbGAO 2/10


ヴェント「前方のヴェント!」

アックア「後方のアックア!」

テッラ「左方のテッラ!」

フィアンマ「右方のフィアンマ!」

フィアンマ「4人合わせて!」

4人「神の右席!」

ヴェント「今日もバッチリ決まったわね」

フィアンマ「さてお前ら、何で呼ばれたかは分かってるな?」

テッラ「何ですかねー。今日は収録があるんですが」

アックア「私も今日はスポーツ番組のインタビューである」

ヴェント「すっかり有名人ね」

フィアンマ「それはすまなかったな……じゃねえんだよおお!!」

ヴェント「急に怒りだして……何よ?」

フィアンマ「何で学園都市潰しに行って人気者になって帰って来るんだよ!?」

テッラ「なりゆきですかねー」

アックア「同じく」

フィアンマ「……もういい、今度こそ学園都市を制圧してこい! いいな!?」

3人「はーい」

フィアンマ「あと、最近お前ら帰りが遅いぞ。遅くなるならきちんと連絡入れろ」

3人「はいはい」

フィアンマ「はいは一回!」

3人「はーい」

851 : 「神の右席!」3[sage] - 2011/02/17 00:52:08.91 rbV2QbGAO 3/10


学園都市

ヴェント「という事でまた来た訳だけど……面倒くさいな」

ヴェント「しかも上条君に天罰術式はダメって言われたからなあ……」

ヴェント「……服屋でも覗いちゃお」

セブンスミスト

ヴェント「いい服無いかな……おっ! あの黄色のロンTいいかも」

ヴェント「これにきーめた」  麦野「これにしよーっと」

ヴェント「……ん?」  麦野「……あ?」

ヴェント「手、離してくれる? 私が先に見つけたのだけど」

麦野「私の方が先に目をつけたのよ。そっちこそ手を離しな」

ヴェント「私のよ」 麦野「私のよ」

ヴェント「……やろうっての?」

麦野「ああ? 上等だ、やってやるよ」

ヴェント「…………」  麦野「…………」

ヴェント「外出な、ボコボコにしてやるよ」

麦野「上等だこの×××。その口×××みたいにガバガバにしてやるからよ」

ヴェント「五臓六腑シェイクの人間ジュース決定」

麦野「ブチコロシかくてい」

ヴェント「いい度胸してんなオイ」

麦野「そっちこそ」

ヴェント「……あそこの河原」

麦野「異議なし」

852 : 「神の右席!」3[sage] - 2011/02/17 00:53:53.67 rbV2QbGAO 4/10


とある河原

麦野「先に言っとくわ、死んでも責任は取らない」

ヴェント「それはこっちの台詞」

麦野「…………」  ヴェント「…………」

麦野「オラァ!!」バシュウン

ヴェント「遅えよノロマガメ!!」ブンッ


 麦野の発した光線がヴェントを射抜かんと真っ直ぐに伸びる。
即座にヴェントも身を素早く翻し、ハンマーを麦野の頭上に振るう。
これを間一髪で避ける麦野。
轟! という音と共に、地面にはクレーターのようなモノが出来上がっていた。


麦野「……へえー、×××のクセにやるじゃん」

ヴェント「アンタこそ。グチャグチャの塊にしてやりたかったんだけどね」

麦野「……ふふふ」  ヴェント「………ははは」

ヴェント麦野「アーハッハッハッ!!!」


 高笑いする二人の女。その二人から感じられるのは、おぞましい程の殺意のみ。
笑いが絶え、再び両者は向き合い、ただ一言。


ヴェント麦野「上等だコラ」


 再び素早く動き出す両者。
なおこれ以上の戦闘描写は力量不足のため割愛致します。

853 : 「神の右席!」3[sage] - 2011/02/17 00:54:39.34 rbV2QbGAO 5/10


数時間後

ヴェント「はぁ……はぁ……やるじゃないアンタ」

麦野「ぜぇ……ぜぇ……そっちこそ、ね」

ヴェント「……ふふふ」  麦野「……ははは」

ヴェント麦野「アーハッハッハッ!!」

ヴェント「あーおかしい、何でこんなムキになってんだろ」

麦野「同感、馬鹿みたいね私達」

ヴェント「ねえ……あの黄色いロンTどう思う?」

麦野「最高にいいセンスしてると思うわ」

ヴェント「……私達、気が合うかもね」

麦野「奇遇ね、私もそう思ってた」

ヴェント「アレ着たらどっちが似合うかな」

麦野「……そんなの決まってるじゃない」

ヴェ「どっちも似合うわね」

ヴェント「……ふふふ、今からもう一度あの店行かない?」

麦野「賛成、行きましょっ!」


再びセブンスミスト

麦野「さあてまだあるかなぁー……って」

佐天「御坂さん、この黄色いロンTはどうですか?」

美琴「えー……コレは無いかな」

佐天「ですよねー!」

美琴「コレ着るとかセンス疑うわよ!」

美琴佐天「アハハハハ!!」

ヴェント「……あれどうするよ」

麦野「……決まってるじゃない」

ヴェ「グ・チャ・グ・チャ・か・く・て・い・ね」

854 : 「神の右席!」3[sage] - 2011/02/17 00:55:59.93 rbV2QbGAO 6/10


テッラ「なぜかマズいワインブームが学園都市の大人の間に起きているみたいですねー。
    最初に飲んだあのマッズいワインが見つかりません……」

スーパー

テッラ(このスーパーで三軒目……あのワインはあるでしょうか)

テッラ「あ、ありましたー! 最後の一本でしたかー」

小萌「あー! そのワインは私が買おうとしてたのですよー!」

テッラ「おや、そうだったんですかー……ではこれはお渡ししますねー」

小萌「えっ? いいのですか?」

テッラ「どうぞどうぞ」

小萌(無邪気な笑顔……物凄くいい人ですねー)

小萌「あの、もしよかったら」

テッラ「ん? なんですかー」

小萌「一緒にこのワイン飲みませんかー?」

テッラ「……いいんですかねー?」

小萌「構わないのですよー」

テッラ「ではお言葉に甘えるとしますかねー」

小萌「そうと決まればおつまみも買いましょー!」

テッラ「いいですねー。色々買いましょー!」

小萌「今日は飲み明かしますよー!」

テッラ「ですねー」

855 : 「神の右席!」3[sage] - 2011/02/17 00:56:32.03 rbV2QbGAO 7/10


アックア「……学園都市広すぎである」

機械製の獣「…………」

アックア「……四足歩行の機械?」

機械製の獣「…………」

アックア「警戒しているのか……。大丈夫だ、機械の獣」

機械製の獣「…………」

アックア「私は危害を加えない。こっちへ来るのである」

機械製の獣「…………」スリスリ

アックア「よしよしなのである」ナデナデ

博士「それを手懐けるとは……実に面白い」

アックア「……造り主であるか?」

博士「肯定しておく。誰にでも懐くようなプログラムを組み込んだ覚えは無いがね」

アックア「意志の無いただの動く物か」

博士「だが害を与える訳ではない。可愛がるのも一興と考えられる」

アックア「そうか、ならば私は愛でるとしよう」

博士「そうしてくれると助かるよ、異国の青年」

機械製の獣「…………」スリスリ

アックア「よしよし」

博士「アメリカ、ヨーロッパ……その辺りから来たと見えるが」

アックア「バチカンからである」

博士「なるほど……ヨーロッパは素晴らしい。特に建築が」

アックア「確かに、壮大な美が織りなされているのである」

856 : 「神の右席!」3[sage] - 2011/02/17 00:57:59.58 rbV2QbGAO 8/10


博士「その通りだ。しかし壮大過ぎて疲れてしまう、と私は思うのだよ」

アックア「否定はしない」

博士「その点、数式は無駄が無い。最高の美と私は考える」

アックア「無駄の無い美、であるか」

機械製の獣「…………」

博士「異国の青年、何を考えている?」

アックア「……私は両者共に造詣が深い訳ではないが、これだけは言える」

博士「……聞かせて欲しい」

アックア「建築も数式も、人間が造り成したものである。
     その美は、人間のみが享受出来るもの」

博士「そのあるがままを受けよ、とでも言いたいのか」

アックア「否定はしない」

博士「若い、そして浅い。だが、真理だ」

機械製の獣「…………」スリスリ

アックア「……学園都市というのも悪くは無いのかもしれないな」

博士「そう思って頂けると嬉しいよ、科学者の一人としてね」

アックア「また会えるといいのである」

博士「……その時はまた、これを可愛がって欲しいのだが」

機械製の獣「…………」スリスリ

アックア「……出来るといいがな」ナデナデ

博士「全くだ」

857 : 「神の右席!」3[sage] - 2011/02/17 00:58:28.81 rbV2QbGAO 9/10


その頃のフィアンマ

ヴェント『という訳で友達と遊ぶからー』

テッラ『知り合った方と飲み明かしますねー』

アックア『18社もインタビューがあって帰れないのである』

フィアンマ「……誰も帰って来ないとか」

教皇「どうしたフィアンマ」

フィアンマ「聞いてくれよ! 学園都市に行ったきり誰も帰ってこねえ……」

教皇「それ位別に……」

フィアンマ「俺様がせっかく作ったクリームシチューが冷めちまうだろが!」

教皇「温めなおせば良いのでは? クリームシチュー」

フィアンマ「……ちくしょう、あいつらだけ楽しそうにしやがって」

教皇「……フィアンマ」

フィアンマ「……なんだよ」

教皇「オセロ、しないか」

フィアンマ「……! やろうぜ!」

教皇「じゃあ私は黒で」

フィアンマ「俺様は強いぞ?」

教皇「ローマ教皇は簡単には負けぬ」

858 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] - 2011/02/17 00:59:49.10 rbV2QbGAO 10/10

以上です、いったいどこへ向かっているのだろう……
右席SSが増える事を祈っています、色々失礼しました