422 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] - 2011/02/26 00:46:30.97 UAh7JE4Y0 1/17

>>419
乙。こういうトリッキーなの大好きですw

>>434
死ね

元スレ
▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-24冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1298034529/
423 : 学園都市の天使 1/14[sage saga] - 2011/02/26 00:47:02.15 UAh7JE4Y0 2/17

滝壺と浜面で14レスもらいます
多分ほのぼの



「ええなぁ……天使」

「天使!? あんな恐ろしいもんのどこがいいんだよ?」

「は? 何言うとん」

「天使って、だって、あれだろ……神の使いの……」

「そうや。間違っても『天の子』と書いて『天子』やないで。さすがに僕かてヒゲのおっさんには興味ないし」

「その、神の力の何が『ええなぁ』なんだよ」

「ちょっとした噂を小耳に挟んでな。何でも最近、学園都市に天使が出没するんやて」

「で、出るの!? 学園都市で!?」

「お化けちゃうで。天使やで。そのリアクションはおかしいやろ」

「ぶっちゃけ、お化けの方がまだ手に負える気がする」

「? よく分からへんけど続けるで。その天使は、きれーな光り輝く翼を背中から生やした小柄な少女の姿をしとるんやて」

「あ。そういう……」

「何いきなりストンと納得しとんの。ほんま今日おかしいで」

「何でもねえよ」

「そお? でな、その天使は学園都市の色んな場所で目撃されてて、中には実際に話をした人もいるらしいんや」

「人見知りっぽいのにな」

「天使の何を知っとるっちゅーねん。勝手に弱虫属性つけんなや。いや、大好物やけども」

「悪かったよ。いやあ、すごいすごい」

「すごいのはこれからやで。その天使は中々現れない上に、見つけてもすぐにふっと消えてしまうんや」

「天使っていうんだから、それくらい出来そうなもんだな」

「そんでな、そのレアな天使と、好きな子と2人一緒にいる時に出会うことが出来たら、そのカップルは永遠に結ばれるんやて」

「……そんなことできるわけないだろ」

「夢のないこと言うなやー。信じたってええやろー」

「そもそもカップルがどうたらこうたら言ったって、お前は相手がいないだろ。俺だっていないけどさ」

「いやいやいや、僕が注目してるのはそこやないねん」

「じゃあ何をそんなに興奮するんだよ」

「だって、天使やで、てんし! チャンスがあるなら見てみたいわー。そらもう、どんだけ可愛いことか!」


「ふわふわの羽根! 優しい瞳! ロングでウェ~ブな金髪!」

「完璧なまでに癒し系に違いないで……」


「その幻想は早いうちに殺しておいた方がいい。本場の天使はヤバイ。ヒゲのおっさんで我慢しとけ。な」

「カミやんはさっきから一体どんな天使を想像しとるん?」



424 : 学園都市の天使 2/14[sage saga] - 2011/02/26 00:47:36.38 UAh7JE4Y0 3/17


滝壺「……という話を、ちょっと前に道端で盗み聞きしたの」

浜面「そういえば、この間そんなような噂を絹旗あたりから聞いたかもしれねえ」

滝壺「はまづら。どう思う?」

浜面「ん? そうだな……いいんじゃねえか? ロマンチックで。まあ、俺はあんまりそういうの信じn

滝壺「よかった。はまづらも信じるんだね」

浜面「え」

滝壺「一緒に天使を探しに行こう。はまづらと2人で天使に会いたい」

浜面「ま、待て滝壺。まさかお前、本当に天使がいるとか思ってるんじゃ」

滝壺「大丈夫。私は人探しは得意だから。きっと天使を見つけて見せる」

浜面「冷静になれ。見つけるってのは探し物が実在することが前提で成り立つもんだぞ。よく考え直せ滝壺」

滝壺「はまづらは、私と永遠に結ばれたくない?」



――じー……



浜面「よォし、出発だ!! 滝壺、準備はいいかッ!?」



425 : 学園都市の天使 3/14[sage saga] - 2011/02/26 00:48:17.43 UAh7JE4Y0 4/17


滝壺「地下街のゲームセンターに、割と目撃情報があるみたい」

浜面「天使ってゲーマーなのか?」

滝壺「プリクラの機械の前でぽつんとしてる姿を何度か発見されてるって」

浜面「天使がプリクラか……写るのか?」

滝壺「分からないけど、もし会えたら3人で撮ろう」

浜面「絶対シュールだぞそれ」



滝壺「……プリクラって、この3台だけ?」

浜面「そうみたいだな。で、一番力が入ってるのはこのコスプレプリクラか……」

滝壺「大丈夫。さりげなくバニーコスが無いかチェックするはまづらを私は応援してる」

浜面「天使は! 天使はいないみたいだな滝壺!!」



浜面「どうする? ここで待ってたって仕方ねえよな」

滝壺「そうだね。色々と情報は集めてあるから。他のところに行ってみよう」

浜面「真剣なんだな。次はどこだ?」

滝壺「その前に、折角だから一緒に撮っていこうよ」

浜面「ぷ、プリクラを? あの、もしかして」

滝壺「コスプレじゃないやつね」

浜面「……いけずぅ……」



426 : 学園都市の天使 4/14[sage saga] - 2011/02/26 00:48:49.12 UAh7JE4Y0 5/17


浜面「学校か……懐かしい響きだ」

滝壺「現役の高校生のはずなのにね」

浜面「で、この高校に天使が出るのか?」

滝壺「うん。ここの学食の券売機の前で、たのしそうにメニューを選ぶ姿が稀に目撃されてるんだって」

浜面「親しみやすそうな天使だな」

滝壺「私たちは若いから、学生の振りをして入ればきっと大丈夫」



浜面「これか。券売機」

滝壺「何の変哲もないね」

浜面「メニューも普通、か。学園都市特有の危ない実験定食みたいなのは無いんだな」

滝壺「天使は普通の食事を楽しんでるんだね」

浜面「塩ラーメンとか食ったりすんのかな……」



浜面「で、ここにも天使はいないな。他の場所の情報もあるんだろ?」

滝壺「まだ行ってないところはあるよ」

浜面「じゃ、さっさと行こうぜ。何学区のどこ?」

滝壺「はまづら。きつねうどん食べたい」

浜面「……もう」



427 : 学園都市の天使 5/14[sage saga] - 2011/02/26 00:49:17.30 UAh7JE4Y0 6/17


滝壺「ここ。この大通り」

浜面「人がいっぱいいるじゃねえか。結構露出高くないか? 天使」

滝壺「休日だから余計に人が多いね。はまづら、掴まっててもいい?」

浜面「ん? おう。離れんなよ」

滝壺「9月の事件でこの辺りはボロボロになったって聞いたけど、今は見る影もないね。お店もたくさん開いてるし」

浜面「さすがは学園都市だよなあ」

滝壺「天使がどの辺りに現れるのかよく分からないから、端から端まで歩いてみよう」

浜面「歩くのはいいけど、結構長いぞ」

滝壺「疲れたら途中のカフェか何かで休めばいいよ」



滝壺「はまづら。あのストラップかわいい」

浜面「そうだな」


滝壺「携帯の新機種が出てるね」

浜面「とうとうナノ単位の薄さになったか」


滝壺「かっこいい車が留まってるよ」

浜面「何? どれ? おお!! ユーノス! 目がパカパカ開くやつだ! 久しぶりに見た!」

滝壺「今日は歩くからピッキングは無しだよ」


滝壺「この靴どうかな?」

浜面「いや。滝壺にはもっとこう、春らしいというかだな、紐系の……」

滝壺「ジャージに合わせるとやるせないことになるよ」


滝壺「かわいいカフェがあるよ」

浜面「休んでくか」

滝壺「うん」



浜面「……って全然探してなくない!?」



428 : 学園都市の天使 6/14[sage saga] - 2011/02/26 00:50:15.57 UAh7JE4Y0 7/17


滝壺「一応、それらしい人影がないかどうか探しながら歩いてはいるんだけど」

浜面「それらしいっつってもなあ……あ、カフェオレちょうだい。冷たいやつ」

滝壺「私はミルクティー」

店員「かしこまりました~」


浜面「この通りは残り半分くらいか。次の情報はあるのか?」

滝壺「ううん。ないよ。ここで最後」

浜面「そっか。残念だったな」

滝壺「まだ半分残ってるから。終わったみたいに言わないで」

浜面「悪い悪い。そうだ、俺ちょっとトイレ行ってくる」

滝壺「分かった」


滝壺「…………」


滝壺「天使、か。本当に永遠に一緒にいさせてくれるのかな?」

滝壺「……外、日が傾いて来たみたい。楽しかったけど、もうちょっとで終わりだね」


滝壺「……」



滝壺「東南東から信号が来てる」ガタッ




浜面「おっす、お待たせ滝壺ー……あれ?」



429 : 学園都市の天使 7/14[sage saga] - 2011/02/26 00:50:42.67 UAh7JE4Y0 8/17


滝壺「何だろう……AIM拡散力場が、いきなり歪んだ感じ」

滝壺「確か、前にもあった。あの時はもっと気配が遠かったけど……もし危険なものだったら、はまづらは」



滝壺「? おんなのこ? でも、歪みは確かにあそこから……」



風斬「あの……私が、何か……?」



滝壺(! ……この子の背中から生えているのは)

滝壺(……まるで)



滝壺「…………天使?」



風斬「は、え、そのう……学園都市製、ですけど……」



430 : 学園都市の天使 8/14[sage saga] - 2011/02/26 00:51:48.80 UAh7JE4Y0 9/17


滝壺「私は……滝壺理后と申します」

風斬「あっ、これはどうもご丁寧に……私は風斬氷華といいます」



滝壺「……」ジー

風斬「……」オドオド



滝壺「かざきり」

風斬「は、はい?」



滝壺「かざきりは、カップルを永遠に結ばせてくれるって聞いたけど、ほんとう?」


風斬「へ?」




滝壺(大丈夫。かざきりは危険なものなんかじゃない)



431 : 学園都市の天使 9/14[sage saga] - 2011/02/26 00:52:17.84 UAh7JE4Y0 10/17


風斬「そ、そんな噂になっていたんですか」

滝壺「かざきりは、地下街のゲームセンターでプリクラの前でよくたそがれてるんだよね」

風斬「思い出に浸る姿が注目を浴びてたなんて……」

滝壺「かざきりは、普通の高校の学食でお昼ご飯するのが好きなんだよね」

風斬「プライベートタイムの密かな楽しみだったのに……」

滝壺「それで、かざきり。例の噂はほんとうなの?」

風斬「えーと……」


風斬「恋愛成就を期待して探してくれていたなら……ごめんなさい」


風斬「私には、物を破壊する力しか無いんです」

風斬「永遠を生み出すことなんて出来ません……それに」


風斬「あなたのその願いは、きっと天使なんかに頼らなくても、簡単に叶っちゃいますよ。滝壺さん」


滝壺「? …………」

滝壺「あ……はまづらだ」



432 : 学園都市の天使 10/14[sage saga] - 2011/02/26 00:53:12.07 UAh7JE4Y0 11/17


風斬「あなたを探しに来たみたいですね。もうすぐこっちに気づくんじゃないですか?」

滝壺「かざきり。体が透けてる」

風斬「今日はもうおしまいみたいです。自分でも次にどこに現れるか分からないの」

滝壺「かざきり」

風斬「彼氏さん。大事にしてくださいね」


風斬「じゃあ……」


滝壺「かざきり。私はかざきりを応援してる」


風斬「え?」

滝壺「大丈夫だからね。かざきりは、きっと大丈夫」

風斬「……」

滝壺「私がかざきりを応援してるから……」


滝壺「また、会おうね」


風斬「……」

風斬「……はい」



433 : 学園都市の天使 11/14[sage saga] - 2011/02/26 00:53:47.45 UAh7JE4Y0 12/17


浜面「もぉぉぉぉぉぉ!! 滝壺ォォォォォィ!! 人が便所行ってる間に放浪しないで下さいよォォォォォ!!」

滝壺「はまづら。天使に会えたよ」

浜面「誰かに攫われでもしたらどぉぉぉぉぉぉしようかと……何だって?」

滝壺「友達になったの」

浜面「…………」

滝壺「…………」


浜面「……そっか。よかったな」

滝壺「うん。でもね、やっぱり浜面と一緒に会いたかったな」

浜面「あー……いいっていいって。今回は滝壺一人だけで」

滝壺「今回は? どうして?」

浜面「だって、いつもは俺ばっかりが天使に会ってるからな。たまには滝壺の番ってことで」

滝壺「いつも? はまづら、天使に会ったことがあるの?」

浜面「うん? しょっちゅうだぞ?」



434 : 学園都市の天使 12/14[sage saga] - 2011/02/26 00:54:30.87 UAh7JE4Y0 13/17




浜面「だって、俺の天使は、滝壺だから……な」





435 : 学園都市の天使 13/14[sage saga] - 2011/02/26 00:55:21.38 UAh7JE4Y0 14/17


滝壺「は、はまづら……」

浜面「いやあ、ははは……ちょうどイルミネーションも灯ってきたところだし、ちょっとクサイ台詞を……」


絹旗「超キモイです。今世紀最悪です」


浜面「うおわぁあああ!? 絹旗!? いつからそこに!!!」

絹旗「そのうろたえっぷりが今世紀二番目にキモイです。超死んでください」

浜面「マジか……聞いてたのか……やべえ、本当にちょっと死にたい」

滝壺「大丈夫だよ、はまづら。私はそんな街灯にテンション上がっちゃってポエマーしちゃうはまづらを応援してる」

浜面「忘れて! もう忘れてください滝壺さん! 絹旗も!!」

絹旗「当たり前です。私が浜面の超キモイドヤ顔なんてわざわざ記憶に留めておく必要は超ありません」

浜面「うわあああああ飛びてぇええええ屋上から飛びてぇよォ――――!!」


滝壺「……ふふ」



436 : 学園都市の天使 14/14[] - 2011/02/26 00:56:11.07 UAh7JE4Y0 15/17


   ・   ・   ・


絹旗「一緒にプリクラを撮って、リーズナブルな学食でランチ。大通りで腕を組んでウインドウショッピング、と」

絹旗「天使を口実にしたはまづらとのデートプラン。の、はずだったんですよね」

絹旗「まったく、超回りくどいことをしたものです。浜面なら滝壺さんが連れてってと言えば、二つ返事でホイホイどこへでも行くでしょう」

滝壺「そうかな? でも、やっぱりデートに誘うのって恥ずかしいし」

絹旗「その照れ所が超よく分かりません。一緒にロシア旅行までした仲じゃないですか」

滝壺「あれは旅行じゃないよ。はまづらは、私を助けるために命がけで闘ってくれたの」

絹旗「超そこまでやっておきながら、今更デートにも誘えないとは超どういうことですか」

滝壺「それとこれとは話が別なの」

絹旗「やっぱり分かりませんが……ま、ほぼ上手くいったんじゃないですか? 私には浜面が超キモかったという印象しかないですけど」

滝壺「うん。友達も出来たし、すごく楽しかった。きぬはた。協力してくれてありがとうね」

絹旗「浜面に天使の噂を聞かせておいたことですか? 大した手間じゃありませんよ。ところで、友達というのは?」


滝壺「……学園都市の、天使だよ」


絹旗「…………」


絹旗(このバカップル超ヤバイです)




おわわ

438 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] - 2011/02/26 00:59:00.94 UAh7JE4Y0 16/17

以上です。

かわいそうなはまづら。

437 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] - 2011/02/26 00:58:54.23 VSFxR2AL0 17/17

おつおつ
可愛くて仕方が無かったけど>>422で吹いた