805 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[] - 2011/03/25 00:46:45.95 OsVhajlAO 1/6

4レス投下します、途中少し残酷な描写があります
キャラも崩壊してますので苦手な方はごめんなさい

元スレ
▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-25冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1299734320/
806 : インデックス「黄金の眼……?」1/4[saga] - 2011/03/25 00:47:43.80 OsVhajlAO 2/6



 上条当麻は走っていた。
あても無く、ただ安全な場所を求め走っていた。

「はぁ……はぁ……ここまで来れば」

 そう言ってたどり着いたのは石の扉を開けてすぐの陰だった。
石の扉というのは日常ではあまり見かけるものではない。
では、なぜそんなものがあるかと言うと、上条は名も知らぬ遺跡に居るからだ。
今、遺跡に上条が居る理由は存在しない。
簡単に言えば気付いたら居た、ただそれだけの話である。

 動悸が少し落ち着いたと思うと、今度は途端に恐怖が襲ってきた。
自分を追い続けている相手の存在、そしてその相手に殺されるかもしれないという状況。
上条は今、死への恐怖に直面していたのだった。

「くそっ、どうしてこんな事に……。ああ……そうか、俺のせいか」

 そう一人ごち、上条は俯いてしまった。
そのまま上条は、誰に宛てたかわからない言葉をただ紡ぎ続ける。

「そうだよな、俺が悪いんだ。俺が……殺しちまったから」

 上条の手には黒い何かが握られている。
それは、片手には収まりきらないくらいの銃であった。

「これで俺は……インデックスを殺したのか」

807 : インデックス「黄金の眼……?」2/4[saga] - 2011/03/25 00:49:23.86 OsVhajlAO 3/6



「でも、仕方が無かったんだ……あいつが、俺を狙ってきたから……」

 極限状態の上条に誰かが話しかける。

(そんな事言って、許されると思っているの?)

(い、インデックス? 違うんだ……頼む、許してくれ!)

 殺したはずのインデックスの声が聞こえる。
それは非常に鮮明に聞き取る事ができ、インデックスの恨みの声が上条に直接届けられる。

(ごめん……ごめん、ごめんよインデックス……)

(……許さないよ、とうま)

「安心しなさい。私が代わりにコイツを殺してあげるから」

 その声と同時に石の扉が開き、光が上条を照らし出した。
上条はとっさに銃を構え、相手を確認する。その声の主とは――

「御坂か……厄介なヤツに見つかっちまったな」

「アンタの考えそうな事なんて簡単にわかるわよ。
 ひっそりと隠れて、迷い込んだ敵を狙う。ただその繰り返しなんてね」

「はっ……悪いかよ。俺だって、たまには『勝者』になりたいんだ」

「アンタに『勝者』は似合わない……大人しくここでやら……うっ……」

 「美琴」がそれ以上言葉を話すことはなかった。
上条の前で「美琴」が血を流して倒れている。
そして現れたのは、最強の男。

「よォ、三下。こンな所に隠れてたのか」

808 : インデックス「黄金の眼……?」3/4[saga] - 2011/03/25 00:51:39.87 OsVhajlAO 4/6



「一方通行……! よくも御坂を!」

「何言ってンだ? これは殺し合いの『ゲーム』じゃねェか。
 誰かが死ンでまた誰かが死ぬ。それを延々と続けるだけだろォ?」

「……ああ、そうだったな。確かにお前の言うとおりだ……だがな」

 上条は一方通行に銃を向ける。美琴の無念を晴らすために。
そして、一方通行を殺し「勝者」となるために。

「御坂を殺していい理由にはなんねえんだよ!」

 銃声が響く。それも一つ二つというものではない。
上条の持つ銃は単発だが威力は高い。
対して一方通行の持つ銃は威力は低いが連射する事ができる。
銃弾の雨を避けつつ、ただ上条は反撃の機会を伺う。
そしてその時は訪れた。

「チッ、弾切れか……」

「今だ……! うおおおお!!」

 上条が放った銃弾は一方通行を確実に捉えた。
一方通行は腕、胴体、足に銃弾を受け、夥しい量の血を流す。

「なンで……なンで反射できねェンだよォォォ!」

 ついに動きが止まった一方通行、そして上条は一方通行の頭に向かい銃弾を放つ。

「馬鹿な事言うなよ。これは……『ゲーム』なんだぜ?」

「……ぐっ……」

タッタタター

809 : インデックス「黄金の眼……?」4/4[saga] - 2011/03/25 00:52:14.65 OsVhajlAO 5/6













上条「よっしゃあ!! 勝ったぜ!」

美琴「あーあ、三位か……」

インデックス「とうまは卑怯なんだよ! 手加減もしてくれないし!」

一方通行「クソッ……三下、もう一回だ!」

上条「ふっふっふ、何度やっても同じ結果だと思うのでございますの事よー!」

一方通行「むっきィィィ!!」

インデックス「……負けちゃったけど、このゲームはなかなか面白かったんだよ」

美琴「『007ゴールデン・アイ』か、古いゲームだけど私も楽しめたかな」

上条「だろ? やっぱり64は最高だよな!」

一方通行「三下ァ! リベンジしてやるから早く始めやがれェ!!」

上条「まーまー、次はこれやろうぜ?」

インデックス「すまっしゅぶらざーず? これも面白いの、とうま?」

上条「おお! 対戦って言ったらスマブラは欠かせないよな」

一方通行「いいぜェ……そのスマブラとやらで、てめェをボッコボコにしてやるからよォ!」

810 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage] - 2011/03/25 00:54:01.07 OsVhajlAO 6/6

以上です、あれ面白いですよね
なんか続きがあるような感じですがもちろん続きません、色々失礼しました