25 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] - 2011/04/14 22:02:44.37 DWIlW0yDO 1/10

何か書けたから、8レスくらいもらいます

戯言と禁書のクロスだから注意

元スレ
▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-27冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1302720595/
26 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] - 2011/04/14 22:03:42.00 DWIlW0yDO 2/10

「つまンねェな、おィ」

今日も恙無く実験は終り。
何事も無く、時間が過ぎた。

「気のせィだったのかよ、あれは」

実験の前に感じた、妙な高ぶり。高揚。昂奮。
今までにない感覚に、一方通行は頭を振った。

(エンドルフィンの過剰分泌ってわけでもなかったしなァ)

学園都市第一位の頭脳を持ってしても、その感覚は解明出来なかった。

「イライラすンぜ……」

毎日毎日、同じ事の繰り返しで少々イラだっていただけ、一方通行はそう結論づけた。

(コーヒーでも飲みゃ、落ち着くか)

27 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] - 2011/04/14 22:04:25.35 DWIlW0yDO 3/10

いつまでも、血臭漂う場所にいる意味はない。
踵を返し、近場のコンビニを脳内で模索し始めたところで、一方通行は気が付いた。

(なンだ?)

人気がない。
いや、それは当たり前だ。
この実験は秘密裏に行われていることだ。
人気がないのは当然。


だが、しかし。


(あいつらの気配すらねェ)

実験のモルモット基、第三位のクローン。
『欠陥電気』の気配がない。


「…………」

下手に動かないでいるべきか。
それとも。

28 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] - 2011/04/14 22:05:10.30 DWIlW0yDO 4/10

「カハハ、傑作だな。真っ白い兄ちゃんよ」

突然、笑い声が聞こえた。

「傑作ゥ?戯言だろゥが」

「戯言、戯言ね」

「まあ、そういう事にしといてやるよ」

未だ、姿は無く。
声のみが響く。

「で、何なンですかァ?この俺に何か用でもあンのかァ?」

一方通行はこの声の主を、スキルアウトとは別種の人間と判断した。
殺意はあれど、敵意がない。
故の判断。

29 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] - 2011/04/14 22:05:49.55 DWIlW0yDO 5/10

「まあ、用ちゃ用だが。焦るなよ、末っ子」

「はァン」

「奇妙な感覚があったろ」

核心をつく言葉。

「だったらなンだ?」

「それは、兄ちゃんが零崎に目覚める前兆さ」

零崎。
零崎一賊。
実験へと至る過程で耳にした事がある。
曰く、最も忌み嫌われる殺人鬼集団。
曰く、この世で最も敵に回すのを忌避される醜悪な軍隊。
曰く、この世で最も味方に回すのを忌避される最悪な群体。
曰く、邪悪と冒涜の宝庫。
曰く、――――

30 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] - 2011/04/14 22:06:28.08 DWIlW0yDO 6/10

「まあ、こんな事をしてるぐらいだ。知ってるだろうな」

「でェ?そんな零崎某がどうしたって?」

「カハハ、落ち着けよ。早漏はモテないぜ?」

「……チッ」

「兄ちゃんは十中八九、零崎に目覚める」

「だからァ?」

「家族として向かえにきた」

「ハッ」

31 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] - 2011/04/14 22:07:01.26 DWIlW0yDO 7/10

思わず、鼻で笑う。
家族。
なんて、縁も無く程遠い言葉だろうか。

「お生憎さまァ、目覚めたところでついてかねェよ」

「そりゃ、そうか。兄ちゃん、一人でも大丈夫そうだしな」

「なら、とっとと失せろ。死にたくねェだろ」

「おー、こわ。まあ、今日は退かせてもらうぜ」

「二度とくンな」

「じゃあな、零崎一識」

「誰の事だァ、そりゃ」

返事はない。

32 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] - 2011/04/14 22:07:51.98 DWIlW0yDO 8/10

「ふン、行ったか」

今度こそ帰ろうと、一方通行は歩きだす。
途端。

「見つけましたよ、一方通行。とミサカは溜息を放ちます」

『欠陥電気』<モルモット>が現れる。

「あァ?まだやンのかよ?」

『欠陥電気』<モルモット>は頷く。

「イレギュラーです。とミサカは心底面倒だと言うように肯定します」

「前倒しってわけかよォ」

「ええ、とミサカは少々うんざりしながら首を縦に振ります」

33 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] - 2011/04/14 22:08:25.23 DWIlW0yDO 9/10

「では、これより5分後、第10030回目の実験を開始します。とミサカは諦めを込めて告げます」

実験。
殺戮。
惨殺。

「なるほどなァ」

襲いくる感覚に、一方通行は納得した。

「?」

『欠陥電気』<モルモット>は気づかない。

(これが、零崎ってやつか)

己の内の殺人衝動。欲求。
ただ、溢れるそれに身を任せる。

「これより、第10030回目の実験を開始します」

希代の殺人鬼が産声を上げる。
凶悪に歪んだ笑顔と共に。



「初めればいィんだろォ、零崎ってやつォよォ」

34 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] - 2011/04/14 22:09:57.93 DWIlW0yDO 10/10

以上で終りです

なんとなく、一方通行が零崎に目覚めたらヤバイだろうなって妄想したから、書いてみた

しかし、戯言も禁書も読んだのが結構前だから、口調が曖昧だ