867 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga] - 2011/05/20 18:40:16.48 vqZtb70S0 1/4

黒夜in黄泉川家
で2レスもらいます。

元スレ
▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-28冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1304353296/
868 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga] - 2011/05/20 18:40:46.21 vqZtb70S0 2/4




「世の中全ての人間が、仲良しこよしになりてェとか思ってンじゃねェぞ」


何故だろう。
俺があいつを初めて見たとき、胸の奥にズキンとくるものをを感じたのは。
あいつの台詞、口調、立ち居振る舞いを見る度に、胸が苦しくなるのは。


「よォ、平和ぼけた生活送ってるみてェじゃねェか」

「私にそンなもンはいらねェ」

「そンなしがらみはこの窒素爆槍で破壊してきた」

「私は孤高の存在なンだ」


木原の野郎に必殺技ノートを見られた時のような。
ポエムを書いて携帯のメールボックスに保存しようとしたら間違えて芳川に送ってしまった時のような。
自分の声を録音して聞いてみた時のような。コッカラサキハウィッポォーチューコードゥワァアアア


「はァ!? このクソガキ、くっついてくるンじゃねェ!」

「住むところなんてねえよ、だから私は孤高の」

「だから孤高なんだって!」

「……分かったよ、このクソガキがあんまりうるさいから、仕方なくだ」


「クソガキ、私にあんま馴れ合うんじゃねえぞ」

「私の闇は、あまりに深すぎる」

「……ふん、好きにしろ」

「いやいや無理無理、椎茸は無理だって!!」


「言われなくても入るって。あー、ウザいこと言われたせいで入る気無くしたー」

「ちょ、やめろジャージ女! 分かった分かった、今から入るって! 今入るから!」

「何でクソガキと入らなきゃなんねえんだよ……はあ、しょうがねえ」

「ハァアアア!? なんでオマエも来るんだよ!? 赤くなってねえよバカ! ニヤニヤしてんじゃねえ!!」


「だからさ、私は孤高の存在なんだって」

「研究所で育てられてさ、人のぬくもりを全てこの窒素爆槍で破壊して」

「だから、そういうのがいらない人間なんだって、なんていうかこの世の闇を全て背負ったような」

「……分かったよ、今度一緒に行くよ。ところでこのカエル、何て名前?」


「一方通行も丸くなったもんだ。私にはこんな生活耐えられないね。学園都市の負の部分を濃縮したような私にはさ

「ああ、今の内にどっか行くよ。くく、こんなぬるま湯にいたら、感情なんてのが芽生えちまうかもしれない」

「……いや、行くし! 別に止めてくれるの待ってるとか、そういうのじゃねーし!」

「もういい! どうせ私なんか、私なんかあああああああ!!!!!」




869 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga] - 2011/05/20 18:41:38.50 vqZtb70S0 3/4




黄泉川に抱きしめられた時のような。
番外個体を守らなくてはいけないと思った時のような。
打ち止めに心の内を全て知られていた時のような。
そんな気恥ずかしさが。


「えっ、ちょっ、何を」

「黙ってろ」

「オマエ、こンなことしてただで済むと―――」

「ここで住め。拒否権はねェ」

「……何、勝手なことを」

「オマエが闇だって言うんなら、俺がもっとでかい闇で包み込んでやる。オマエは強さでも暗さでも痛さでも、俺に勝てっこねェンだよ」

「……何だよそれ」

「ただの自虐だ」


抱きしめるという行為は、受け止めるという行為は、なるほど勇気のいる行為ではあるけれど。
拒絶されなかった時の喜びはそれはそれは計り知れないものだということを。
俺はもう知っていた。


「こっから先は窒素爆槍だァ!!」

「おぉー、何だか知らないけどかっこいい! ってミサカはミサカは一応お世辞を言ってみたり」

「意味わかンねェ」

「やっぱ違うか。もっとボンバーランスっぽさを出すには……うゥン、オサレっぽく行くべきか、コロコロっぽく行くべきか。打ち壊せ、窒素爆槍ッ!!」

「これがワイの窒素爆槍やーっ!! とか?」

「そもそもわざわざ能力使うときに掛け声出すかよ。恥ずかしい」

「今あなたは全魔術師を敵にしたかもってミサカはミサカは忠告してみる」

「魔術? 魔術かァ。魔法の詠唱っぽくするのもいいかも。両の腕、無量の腕、気を纏い、力を放たん。これが私の全力全開、ボンバァーッラァーッンス!!!!」

「この子やっぱ面白いかもって、ミサカはミサカはいじりターゲットとしてロックオンしてみる」

「そりゃいい……オマエ、何でずっと喋ってないンだ?」

「……いや、何かミサカとキャラかぶってる感じがして」

(オマエもかよ)


「賑やかねえ。愛穂も大変じゃない?」

「まるで他人事じゃんよ……」



870 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga] - 2011/05/20 18:43:30.73 vqZtb70S0 4/4

君の姿は僕に似ている、ということで。
以上です。
一方さんも悪党の美学とか何ちゃら言ってたので、黒夜ちゃンも黄泉川家行けば更生できるはず!