74 : 色々くどい作者[saga] - 2011/07/04 23:43:33.65 jHSDWZ6D0 1/10注意:みさきちイジメりべんじ。インさんは魔性の女。10レスくらいもらいます
地の文くどい。浜面さんマジ天使、出番ないけど。
注意書きはここまでなので、次のレスから本編ははじまります。携帯の方は次のレスへお進みください。
前回は後書きを三行にまとめろと言われたので、どーすればいいか作者は悩んだ。
しかし尊敬する作家の一人である時雨沢恵一先生の理論を使えばまったく問題ないことに至った。
す な わ ち 前 書 き だ
さて、せっかくなので語ることは……特にないです……
あ、前回のギャグssで間違って、これと今書いているssで使うアイデアの一部を書いてしまいました。まぁ、わりとどうでもいいですね
今回はインデックスってなんで上条さんの寮のベランダにいたか、が裏テーマです。厨設定です。
表のテーマは精神バトル、とはいったものの、こっちはまだ修業が必要な気がします。一番時間がかかった割に一番駄目に思います
あ、あとタイトルは『作者「世紀末帝王対常盤台の女王の前者ルートの需要はないってことですねー。書かなくていいってことですねー。やったー」』
じゃなかった、『悪夢/103000』です
pi☆
食蜂操祈は銀髪の少女の脳内(なか)に潜る。
この瞬間が一番わくわくするわぁ
自分がこれから掌握する精神が何を記憶し、何を思考し、何を感じるのか
調べるのは単なる興味だ。
女王には罪の意識などかけらもない。
気に入らなければ変えれば良い
合わなければ替えれば良い
期待外れなら換えれば良い
善悪の価値が麻痺するほど、第5位は他人の心理を把握してきた
さぁてあなたはどんなぁ
「警告」
「第335節32章」
「禁書目録の脳内に不正な干渉を確認」
「迎撃プログラムを実行」
脚をつかまれた
このわたしが引きこまれる?
水の底へと引きこまれる
あくまで、イメージの世界の話だ。
心理掌握にとっては大した差はない
天井が見えないほど積まれた本と本棚
机に向かい、羽根ペンを走らせ、本に何かを記入する女
「あら、お客さんね」
次の瞬間、食蜂操祈は古い、そして巨大な図書館にいた
落ち着け、ここは精神世界。
ならばここが心理掌握の戦場にて王国だ
「これは興味で聞くのだけど」
銀髪の女が羽根ペンを置き、食蜂に向かって話しかける
「ねえ、私はどんな風に見えるかしら」
どうってぇ……
身長の三倍近い銀髪、純白の修道服、その上からでもわかるスラリとした手足、美しい碧眼、そして
でかい……「?」
洋モノだからしかたがない
やっかみも抑えて食蜂は答える
綺麗なぁ、修道女(シスター)さんねぇ
「そう。私というシステムを造った人が聞けば、泣いてよろこびそうな台詞ね」
やはり『これ』はまともな人間ではない。
「さて、早めにいなくなってくれないかしら」
何らかの技術で作られた、精神防衛システムだ。
学園都市第5位でしらない技術。だからこそ
いやよぉ。あなたみたいな仔ぉ、はじめてなんだからぁ、じっくり調べたいわぁ
「そう。なら、実力行使ね」
「≪妲己≫」
修道女の持つ本から放たれた蛇の尾を持つ女が、食蜂操祈の上半身を食いちぎった
「あら。もうおしまい
蛇の女が鎌首を返し、銀髪の修道女に襲いかかった
「≪スフィンクス≫」
別の本から顕現した巨大な猫が、蛇と修道女の間に入りその巨体をぶつける
うふふふふふぅ、すごい攻性プログラムねぇ
喰われた下半身から、食蜂の上半身が生えてくる
「貴女もこんなに簡単に≪妲己≫を乗っ取るなんて、数十万に一人の天才ね」
ええ、でも私はぁ、超能力者第5位、精神支配においては学園都市230万人のトップなのよッッ
蛇女が、巨猫を吹き飛ばし、修道女に襲いかかる
修道女は本を開けた。蛇女は本の中にはいった
え
今まで自分と同様の精神干渉系の能力者と戦ったことはある
複雑な精神防壁、他者の感情を支配する攻性プログラム、その全てを心理掌握は破り、逆に支配してきた
修道女は、羽根ペンで数行その本になにかを書き足し、それだけで蛇の支配権は魔導図書館へと還った
なんでぇ、コントロールを奪い返されるなんて
「すごいわね。一冊じゃ無理ね。10冊は持つかな」
鈴のようなその声に応じるように、本棚から何冊か本が落ち、食蜂に襲いかかった
ずた袋。そう表すのが、今の少女の姿にふさわしい
あの後、巨大な老人に海に沈められた。三万もの杭に串刺しにされた。蛸の化け物に内臓ごと破壊された。
少女が読まされた本に、また数行ずつ、書き足しながら修道女は言う
「やっぱりすごいわね。20冊の内3冊も支配するなんて」
違う。最初の5冊のうち3冊だったからを支配できたに過ぎない。
い
「この時代を代表する天才ね、貴女」
だが'この時代'の最高の天才が食蜂操祈なら、禁書目録に収蔵されている知識は一冊一冊が、'それぞれの時代'の天才が編み出したモノだ
いぃ
きれいなかおが、ゆがんでわらい
「じゃあ次はいっきに100冊、読んでみましょうか」
いぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
べったりと残った血の跡を見て、修道女は言う
「そういえば能力者って魔術が使えないのね」
≪自動書記(ヨハネのペン) ≫は禁書目録の少女を護るためだけのシステムだ
「壊れきる前に限界ってつまらないわ」
収蔵する10万3000の知識をもって、ありとあらゆる外敵を消滅させる
「まあ結局、だれも≪私≫と≪彼≫の間には入れないってことね」
しかし「コレ」は違う。
「誰にも邪魔はさせない。アレイスターにもローラにもエイワスにも」
ある一冊の魔導書によって、変性した≪自動書記(ヨハネのペン) ≫
「レベル6、其処に行けるのは私と彼だけ」
誘因は幻想殺し
「≪上条当麻(ハディート)≫は≪私(ヌイト)≫のものなのよ」
未来を思い、機械のように「ソレ」は微笑んだ
「あ、気づいたんだよ」
銀髪の少女が眼の前にいた。
「ヒッ!!!」
「ちょっと、失礼だしうるさいんだよ、みさき。他の患者さんの迷惑になっちゃうかも」
清潔な白いベッド、消毒液の匂い
「ここはぁ、病院?」
「そうだよ。みさき倒れて、とうまに運んでもらったんだよ」
「えぇ、あぁ、そうなのぉ」
「あ、ちょっとまってて」
銀髪の少女は個室に備えられている給仕室に行った。
「夢、よねぇ」
「はい、これ。とうまに作ってもらったんだ。みさき好きでしょ?しょうが湯」
どうやら温めなおしてくれたらしい。心底懐かしい匂いと味、そして暖かさ
「ええ、実家の味とそっくり同じねぇ。これ」
え
この味をなぜ知っている。全く同じ味をどうやって再現できる?
ソモソモコノハナゼワタシノナマエヲシッテイル?
「まさかぁあなた、私の記憶を」
すなわち
「うん。やさしそうなご両親だったね」
少女を思い、禁書目録の少女は無邪気に微笑んだ
心理掌握は、把握されたのだ
食蜂操祈は再び意識を手放した。
86 : 以上です。7つが厨設定。かぶってごめんなさい[saga] - 2011/07/04 23:55:07.01 jHSDWZ6D0 10/10ノーバウンドさん「禁書wikiってとても参考になりますね。ラノベ板からもかなりアイデアをもらえます。彼らの情熱が禁書ssを栄えさせたのでは。」
轟さん「みなさんの感想も励みになります。スレ住人の方は遠慮せずに書き込みを。書き手の方、30分ルールは自分の作品の感想をもらえるチャンスですので是非とも護っていただきたいです」
ノーバウンドさん轟さん「終わり あ、あとさすがに前書きで調子のった、今は反省している、そうです」