307 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage ] - 2011/07/09 09:00:05.40 UnT+qREN0 1/7

原点回帰、おさかな満載の水槽ネタ。今回は生態ネタなどを扱うので人によっては不快な表現があるかもです。ご注意を

さかなくん先生が禁書SSを書いた風5レス、いただきます  


関連

おさかな煉獄
http://toaruss.blog.jp/archives/1033164733.html

おさかな転國
http://toaruss.blog.jp/archives/1033534276.html

おさかな煉獄2
http://toaruss.blog.jp/archives/1034185525.html

おさかな転國2
http://toaruss.blog.jp/archives/1034282810.html

おさかな煉獄3
http://toaruss.blog.jp/archives/1034549184.html

元スレ
【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-31冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1309616825/
308 : おさかな煉獄[saga] - 2011/07/09 09:01:31.52 UnT+qREN0 2/7

「なあインデックス、スーパーで売ってるシジミって生きてるけど、そのまま水槽で飼育できるのか?」

「とうま? 日本で食用とされるシジミはほとんどが汽水域に生息するヤマトシジミなんだよ。半分くらいは宍道湖産かも」

「汽水域っていうと、河口みたいなの真水と海水が混じり合うトコだよな。ってことは普通の水ではダメだろうな」

「ちょうどいい飼育水を常時用意するのは困難かも。でも、真水でも大丈夫なシジミもいるんだよ。マシジミっていうんだけど」


「ふ~ん、マシジミねえ。それはちなみに食べられるのか?」

「うん、立派に食用だよ。ただ、汚い水の中でも平気な外来種と間違えやすいから見分けられない場合は食べないほうがいいかも」

「そこまで似てるニセモノがいるんだな。まあそれはいいとして、本物は川に行けば居るのか?」

「だね、まあ本物かどうかは保証しないけど河川の中流域の岸で、砂地になってる所をちょっと掘れば多分居るんじゃないかな」


「よーし、んじゃ拾ってきたとしてどうやって飼うんだ?」

「とうま!? 水槽ネタ水槽ネタと言いながら、飼育方法に言及するのってこれが初めてじゃないかな」

「んー、そうだっけ? まあどうでもいいじゃねえか。とりあえずいつものようにマシジミ講座してくれよ」

「飼うとなったらしっかり知っておかないとね。マシジミは繁殖も生活も淡水で行う、雌雄同体で卵胎生の二枚貝だよ。以上!!」


「オイ! いつも以上に適当過ぎやしませんかインデックスさん??」

「あ、いまのはヤマトシジミとの違いを言っただけだから。心配しなくてもこの後ゆっくり説明するんだよ。焦っちゃダメかも」

「くっ……、じゃあ水槽を用意しました。底に砂を敷きました。マシジミを入れました。後はどうするんだよ?」

「底砂はホントに川の砂じゃなくても、赤玉土とか細かい砂利でも水が濁らなければいいかも。次は水草を入れないとね」

309 : おさかな煉獄[saga] - 2011/07/09 09:02:11.85 UnT+qREN0 3/7

「水草ねえ。あ、そういや水槽っていうとポンプとかフィルターとかそういうの要るんじゃないのか?」

「あればもちろんいいんだけどね、特に二枚貝は酸欠に弱いからエアレーション的に。でも今回は無しで、そのためにも水草なんだよ」

「ふむ。んじゃまあ、根を張らないような水草を入れました。水は生息地のもの、無ければ水道水を処理して。次は?」

「シジミは動きが少ない上に、水を吸って栄養を取る生き物だから水流が無いとダメなの。だから酸欠に強いメダカか金魚を入れるの」


「メダカや金魚は水面から底まで良く動くからね……って、オイ! これじゃ普通の金魚鉢じゃねえか! シジミ潜っちまうし!!」

「気づいちゃった……? でもでも、シジミは水を吸って、プランクトンを始めとする汚れの元を食べてくれるんだよ!」

「お陰で水槽の中はいつでもピッカピカって、いやいや。シジミを飼ってるって実感は持てねえのかよ?」

「……あるにはあるんだよ。貝類は死ぬと体組織が溶けて広がるからすごく水が汚れるんだよ」


「あんまりだ……そんなのってねえよ! 元気な時は金魚やメダカが優雅に泳ぐ姿を演出し続けて、目立つのは死ぬ時だけなんて」

「ま、まあ、温度だけ、水温が極端に上がりさえしなければ多分そんなに死なないんだよ。水質浄化用に飼う人は割と多いかも」

「これからの時期は要注意ってことだな、他のおさかなを飼う場合にも言える事だけど」

「うん、水温を下げるのは難しいからね。それにしても派手な活躍は無くても地味にいい仕事するマシジミって素敵かも」シミジミ



「普段全然出てこないけど、その存在感の無さが活躍の証。じっと動きもせず一日中何か食ってるマシジミの話だったけど」

「飼育に関しての内容はかなり省略してるから、ホントに飼いたいって人はちゃんと調べることをオススメするんだよ」

「水替えとか掃除方法とか適正水量とかPHとか、雌雄同体かつ三倍体で雄性発生の自家受精って何? とか、ほんと説明不足だよな」

「私はマシジミだから。一人で何でも解決しちゃうヒーローになっちゃダメなんだよ。目立たないことが大切なのかも」ホクホク



「(マシジミは噛み付かねえし、静かだし、水槽の掃除役だし、エサ代かからねえし、……まあ小型ってトコは似てるか?)」ブツブツ

「とうま? 何か言いたいことがあるならハッキリ言えばいいんだよ?」キョトン

「イヤ、別に。…………、俺も貝になりてえな、ってトコかな……」

310 : おさかな煉獄[saga] - 2011/07/09 09:03:03.59 UnT+qREN0 4/7



初春「めーんめんメ~ダカは目がまるい~、まあるい目っ玉でメダカだよ~♪」

佐天「いや、ゴメン初春。そんな知らない歌じゃ盛り上がれないよ。それにメダカはかわいいけど、食べれないじゃん?」

御坂「え、佐天さん何言ってるのよ? メダカは地方によっては食用だし、昔は胸の薬としても使われていたのよ?」

白井「誤解のないように申し上げておきますけど、胸の薬と言っても肺の病や母乳の出を良くする、って意味合いですの」シラー


初春「だれも誤解しませんよー。ところでメダカって身近なようで知らないことの多い魚ですよね」

佐天「身近って言えるのかなあ? 確か絶滅危惧種なんでしょ」

御坂「それにはちょっと複雑な事情があるんだけど、まあ地域ごとに大切に保護したい魚ではあるわね」

白井「メダカは特に繁殖行動の面で注目せざるを得ない魚なんですのよ。その点を私、白井黒子が説明いたしますわ」


白井「メダカのオスメスの見分け方は簡単で背びれに切れ込みがあって尻びれ……お腹の下の長いヒレですけどコレが平行四辺形ならそれはオスですわね。メスは背びれに切れ込みが無く尻びれが三角、繁殖期にはお腹がボテっとしてくるのでそれで判りますの。あと、オスの中には胸ビレ……体の大体真ん中の下部にある一対のヒレですけど、コレが黒く変色するものがおりますのでそれも見分けるポイントになるかと。では、ここまで質問がありましたら答えますわよー?」

初春「そんなの皆、小学校で習ってますよー、次へ行ってくださーい」

白井「ぐぬっ……、後で覚悟なさいよ、初春! で、寒い冬を越して春に段々と水温が上がってまいりますと20℃を越えた頃から繁殖が始まり25℃くらいがピークになりますの。このころに水槽内で見られるのがメスを争うオス同士の戦いですの。オスは自分の力を見せ付けてメスにアピールして、いよいよ交尾……。とても体外受精をする魚類とは思えない熱い愛の抱擁をするんですの!」

御坂「さっき言ってたオスの背びれと尻びれでメスを横から抱きかかえてね、こう、揺さぶるのよ。タマゴを産むように刺激を与えて」

白井「ええのんかー、これがええのんかー、おっほ、ようけ出したやないか。よしよしオッちゃんが種付けたるさかいなあ、ですの」

佐天「ちょ、白井さん! お店の中でそんな大声で。後ろの人に見られてますよ! ……まあ、それでオスが放精して完了ですか?」

初春「そうですけど、世の中はそんな良い子だけで出来ていないんですよ、佐天さん」


白井「ですの。オス同士の戦いで勝利した個体がメスを獲得しましたけど、負けた魚たちも諦めませんの。彼らはカップルを遠巻きに見て交尾の時を待つんですの。そしてメスが産卵を始めたら一気に隙を突いて近寄りパパッと放精して逃げたり、交尾が終わったばかりのタマゴを持ったメスにパートナーの目を盗んで近寄って放精したり。とまあ、かなり情けないことをするんですの」

御坂「メダカの場合はそういう行動をスニーキング、そういうオスをスニーカーって呼ぶわね。ただ似たような事をする魚は結構居るけど場合によって用語が変わることもあるから注意が必要ね」

白井「で、いろいろあって受精完了したタマゴはメスのお腹の下に10個くらいぶら下がって大事に守られるのですけど、数時間後には水草や植物の根など簡単に流されない所に付けられて、そこで孵化を待つことになるんですの」

御坂「ただし、メダカのタマゴは川の生き物にとって良質のエサ……、あろうことか産んだ母親も喜んで食べちゃうのよ」

初春「淡水、しかも川っていうのは低栄養な環境ですから。口に入る大きさの物は迷わず入れるって本能があるので仕方がないですね」



佐天「本来守るべきものを食べちゃうのかあ、……それって悲劇ですよね」




??(自分はスニーカーでもストーカーでもないですし、守るべきものを食べるなんて考えられません。……美味しいんですかね?)

311 : おさかな煉獄[saga] - 2011/07/09 09:05:48.25 UnT+qREN0 5/7



打ち止め「人は~だれで~も~、未知のォ世界に マコガレイ~♪ ってミサカはミサカはニモって男か女か気になっていたり」

一方通行「……。」

打ち止め「あれれ? 聞いてないのかなって、ミサカはミサカはニモの性別について質問を繰り返してみるー!」

一方通行「……あのなァ、流石に話題が古過ぎンだろ? ソレ。渾身のギャグもダダ滑りじゃねェか」


打ち止め「むぅううううう、良い物は時代を超えて価値が受け継がれていくんだもんってミサカはミサカは懐古主義的発想を展開する!」

一方通行「ンな大げさなもンじゃねェ! まァイイ。ニモってアレだろ、クマノミ……だよな」

打ち止め「そうだよ、カクレクマノミ。サンゴ礁の海でイソギンチャクの中に住んでるんだよってミサカはミサカは説明してみる」

一方通行「で、ガキなンだよな。だったら簡単だ。性別は無い、つゥか性的に未成熟だ」


打ち止め「むむむ? 良くわかんないんだけどってミサカはミサカはちゃんとした説明を要求してみる」

一方通行「ふむ……、クマノミを理解するにはまず、魚類の性転換について知る必要があるンだが」

打ち止め「え……男の子が女の子になっちゃうっていう、おネ……」

一方通行「そォいう余計な知識は捨てて聞けェ! まァざっくり説明すっと、ある種の魚類では体のサイズで性別が決まるンだ」


打ち止め「ますます混乱してきたよ??? ってミサカはミサカは黙って次の説明を促してみたり」

一方通行「黙ってねェけどな。で、成長に従いオス→メスになるのを雄性先熟、逆を雌性先熟って……、用語はどォでもイイか」

打ち止め「小さいとオスで大きくなるとメスになる、またはその逆ってことかなってミサカはミサカは脳みそフル回転ぐりんぐりん」

一方通行「やりゃ出来ンじゃねェか、そォ言うこった。それを踏まえてクマノミの説明に入ンぞ」

312 : おさかな煉獄[saga] - 2011/07/09 09:07:27.81 UnT+qREN0 6/7


一方通行「クマノミはカップルで卵や稚魚を守るンだが、オスとメスは一匹ずつしか居ねェ。これは群れの中での大きさの順番で性別が決まるからなンだ。その法則はこォなっている。一番大きな個体がメス、二番目がオス、第三位以下はオスでもメスでもない未成熟っていうふうにな。だからさっきの用語を使うならクマノミは雄性先熟ってことになるな」

打ち止め「ほぉお、第一位はメスで第二位がオス、第三位はまだお子様って事だねってミサカはミサカは……」

一方通行「その考え方だとこの先キツイぞ? 例えば、この群れから第二位が居なくなると、第三位が繰り上がってオスになる」

打ち止め「第三位が繰り上がってオス……相手は第一位のメス……ナンカヤダ」モンモン……       

                                             イヤーーーーーー…… オエッ、オエッ

一方通行「関係ねェ誰かがキツくなっちまったみてェだが。で、問題のニモ、なンだが……」


打ち止め「あ、そっか! あの話だと……」

一方通行「だろォ? まァ、ガキとして描かれているンで性転換は何故かどちらにも起こらなかったと捉えるべきなンだろォが」

打ち止め「それにしても、第三位はオスになるしかないのかな、ってミサカはミサカはアイデンティティが崩壊の危機だったり」

一方通行「心配しなくても陸上の脊椎動物では種として性転換が起こるものはいねェから安心しとけ」


打ち止め「よかった、ってミサカはミサカは半分冗談なのに気を使ってくれたあなたの優しさがちょっぴり怖かったり」

一方通行「ウゼェ……まさに未成熟、ガキそのものだなァ」

打ち止め「ひどーーーい!! ミサカを引ん剥いたりお風呂に入ってきたりして何度も裸を見てるのに、未成熟だなんて!!!」


 フラフラ~

番外個体「うぷっ、まだキモチワルイ……。おい、そんなことより第一位の性別がハッキリしないとこっちは寝てらんないんだけど!」






一方通行「……だから見りゃわかンだろォが!! その話題もそろそろ古ィンだよォ!!!」


313 : おさかな煉獄[sage] - 2011/07/09 09:10:33.72 UnT+qREN0 7/7

以上でした。で、どっちなんだろ