509 : せんべつ(駒フレ)[saga] - 2011/07/14 17:36:15.40 /fiHyZh+0 1/9駒場×フレンダ超捏造ぼんやりラブコメ7レス
ふんいきで読んでくれればうれしい
「ちゅ」
「ふぁ、…………」
「……ぷ、あは。噛んだぁあ。カッワイイのぉ、駒場」
「……………………舶来」
「ねぇその舶来ってーのやめて欲しいんだけど。何度言わせる気?
私はぁ、フ・レ・ン・ダ!フレンダ=セイヴェルン、リピートアフターミー?
あ、セイヴェルンはいいわ。結局、日本人の発音なんか期待してないってわけよ」
「……フレンダ」
「イイコね。なあに?」
「なにを、してるんだ」
「んにゃあ?キス」
「…………」
「ありゃ?まさか、知らない?えーと、ホラあれよ、アレ。口付け。接吻!」
「それくらいわかる」
「アラそぉ?てっきり極端に横文字に疎いジダイサクゴちゃんなのかと。『舶来』だし」
「……お前は」
「うん?」
「お前は、誰にでも、こんなことをするのか」
「Oh……?」
「お前の国ではどうだか知らんが、この国では」
「No,no. いやーしないわよ。そっちこそ西洋文化誤解してるってわけよ」
「では」
「むちゅ」
「」
「ちゅ、んちゅ、ぺろ……ふ、……ん、ふゅ、…………んー、うちゅ」
「………ぅ………」
「ぷはっ……」
「………………………………お前は、なにが、したいんだ」
「んー……選別?」
「……なにを」
「うふ、結局、秘密って訳よぅ」
「…………」
「しかし無反応だねえ。こんな可愛くて麗しい金髪白人美少女にキッスされたってのに。結局、ムラムラっとこないワケ?」
「…………応えてほしいのか」
「んーにゃあ。貴方が応えてきたら舌噛み切ってたってわけよ」
「命拾いしたな」
「どっちが?」
「さあな」
「ふーん……案外ずるい男ね。結局、キスだって、無反応だったけど拒絶はしないしさ」
「それで」
「んー?」
「できたのか、その、センベツとやらは」
「うん」
「……なんの」
「ちゅ」
「」
*
「ねえ」
「なんだ」
「あの子のこと守ってね」
「舶来か」
「……ねぇその舶来ってーのやめて欲しいわけよ。あの子はぁ、フレ」
「フレメアは、守る」
「…………力強い宣言アリガトウ」
「大事、だからな」
「ふーん」
「お前は、」
「なによ?」
「お前だって、…………いや、…………お前が、守るという、選択肢は」
「ない」
「…………」
「ない。……………………できない。結局、できるわけない、ってわけよ」
「……すまない」
「はっ、謝るくらいなら口に出さないでほしいわね」
「……フレンダ」
「わかるでしょ。結局、私みたいな、こんな、小汚いクズが、あの子を」
「フレンダ!」
「なによ…………ッ!」
「」
「」
「…………………………拒まないんだな」
「っ、……舌噛み切ってほしかった?」
「いいや」
「応えてほしかった?」
「わからない」
「死ね」
「安心しろ、きっと、長くはない」
「……なのに守るとか言っちゃうんだ、貴方」
「すまない」
「クソッタレ。死ね」
「すまない」
「…………………………結局、だめだったってわけよ、貴方」
「…………なにが」
「うるさい!…………いいのよ、もう。
死ね。あの子を守って守って守り抜いて、暗い路地裏でのたれ死ね」
「…………」
「貴方なんかただの繋ぎだから。あの子のところにホンモノの王子様が現れるまでの。
あの子がこのフレンダ=セイヴェルン並みの超美脚美少女に成長した時に、
貴方なんか足元にも及ばないステキな王子様にかっさらわれて、結局、忘れ去られるのよ」
「…………ああ」
「それでいいんでしょう?」
「……そうだな。フレメアは、幸せになる。俺のようなクズには、ひっかからないだろう」
「私と違って?」
「ひっかかって、くれていたのか」
「……………」
「……………」
「…………………………帰る」
「……そうか」
「さよなら」
「また、な」
結局、 これが 餞別 ってわけよ。
517 : せんべつ(駒フレ)[saga sage] - 2011/07/14 17:46:46.66 /fiHyZh+0 9/9終われ
フレンダちゃんは小物下衆可愛いのが売りなので実はイイ奴エピソードは不要派です