965 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage] - 2011/07/29 01:25:50.64 hSvwF+RAO 1/7

5レス貰います。
SS=平行世界=扉 な感じです。

元スレ
【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-31冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1309616825/
966 : 扉の向こう[sage] - 2011/07/29 01:26:54.29 hSvwF+RAO 2/7

長い長い廊下。
無数にもある部屋。
その始まりの場所でたたずむ白いシスター。

禁書「いくつもの世界が存在して、」

コツ、と一歩踏み出す。


禁書「いくつもの私たちがいて、」


コツ、ともう一歩踏み出す。

禁書「いくつもの物語がある」

数歩もしないうちに少女の足は止まる。

禁書「少しだけ、その世界を見ていくんだよ」

967 : 扉の向こう[sage] - 2011/07/29 01:28:25.13 hSvwF+RAO 3/7

少女はひとつめの扉を開いた。
扉の向こうには幸せそうに寄り添う二つの影。

禁書「ここはとうまが記憶を失わなかった世界」

扉をゆっくりと閉め、すぐそばの扉を開く。
目も当てられない惨状が広がっている。

禁書「ここはとうまがいなかった世界」

同じ要領で、少女は扉を開け、閉め、移動していく。

禁書目録が上条当麻以外のベランダに引っかかった世界。

御坂美琴のクローンである妹達が全員生き残る世界。

または、全員死んでしまった世界。

レベル5が誰一人欠けていない平和な世界。

968 : 扉の向こう[sage] - 2011/07/29 01:28:58.16 hSvwF+RAO 4/7

少女はひとつひとつ丁寧に扉を開けていく。

たくさんの世界を。
たくさんの自分を。
たくさんの幸せを。
たくさんの不幸を。

それらを全て、聖母のような微笑みを浮かべながら見ていく。

時には悲しみで顔を歪めながら。

禁書「これは私がすごくわがままな世界」

禁書「たんぱつととうまが付き合った世界」

禁書「私ととうまが離ればなれになった世界」

そして、いつのまにかに廊下の突き当たりに来ていた。

969 : 扉の向こう[sage] - 2011/07/29 01:30:11.46 hSvwF+RAO 5/7

どれほどの時間、世界を見てきたのだろう。

しかし少女は疲れを見せずに静かに突き当たりの扉を見つめる。

それは他の扉よりも大きいものだった。

禁書「私も、私の世界に戻ろう」

そう言ってノブを回して身体の体重を使って開ける。

眩しい真っ白な景色が広がった。

この少女のための世界。

この世界のための少女。

970 : 扉の向こう[] - 2011/07/29 01:32:32.76 hSvwF+RAO 6/7

少女は扉の中へ踏みしめるように歩いて行く。

彼女が進む度に景色が、物語が、増えていった。

禁書「どうか、幾つもの世界に存在する人々よ」

振り返り無数の扉に向かって話しかける。

禁書「皆に幸あらんことを」

胸の前で手を組み、祈った。

それからぱたり、と扉が閉まる。


あなたは迷える羊。
そこにある扉を開けてみませんか?

971 : 扉の向こう[sage] - 2011/07/29 01:34:17.93 hSvwF+RAO 7/7

終了です。
わけわからんテンションで書いたんでわけわからんですねすいません。
ちなみにこの禁書目録さんはかまちーの物語の禁書目録という感じです。
お目汚し失礼いたしました。