920 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] - 2011/10/29 01:29:40.56 ki87Le6e0 1/2

1レス貰うでござる

921 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] - 2011/10/29 01:30:56.19 ki87Le6e0 2/2

夏が終わる間近の、日差しの強い日。

『結婚するか』

あなたらしい、とてもシンプルなプロポーズの言葉。
あなたは返事を待ってる間も、いつもと同じ顔だった。
まるで答えがわかっているような。

そして、あなたと一緒にここにいる。

元保護者の二人は、人目もはばからず泣いていた。
本当に素敵な人だ。
ここまで育ててくれて、ずっと見守ってくれた。

あなたと初めて出会った日のことを思い出す。
ぶっきらぼうで、無愛想。
でも、本当はすごく優しい人だってわかった。

式は大変だったけど、すごく楽しくて幸せだった。
あなたは式が終わって、参列者の挨拶もそこそこに手を握った。
ちょっと手が痛いけれど、嫌じゃない。
だって、あなたは少年のような顔で笑っていたから。

そして、あなたと小高い丘を指差した。
科学の発展したこの町では珍しい自然。
人の手が入っていない坂道をドレスで歩くのは大変だけど、あなたとなら歩いていける。

「ねぇ、何があるの?」

でもあなたは、黙ってついてこいとしか言わなかったね。
そうして、あなたと一緒に歩いた。

「わぁ、きれいな星空」

あなたは否定するけど、あなたのロマンチストなところが好き。

「お星様にお願いしようか」

あなたは不思議そうな顔をした。

「お星様に、ずっと一緒にいれるようにお願いするの」

あなたは、返事のかわりに優しく抱きしめてくれた。
将来の不安はあるけれど、あなたとならやっていける。
だって、あなたはヒーローだもの。


終わり

元スレ
▽【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-33冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314623016/