7 : SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sage] - 2011/12/19 00:03:25.60 hIRbFZm4o 1/11

エロ注意 浜×麦(ちょっと滝壺)です

 絶対的な肉の快楽に溺れながら浜面仕上の脳裏に浮かんだのは冥土返しと呼ばれる医者の技術の素晴らしさだった。
 対面座位の形で交ぐわっている超能力者、麦野沈利。その顔にかつて浜面が付けた大きな傷はもう存在しない。

 激しい性交で火照ったせいか、多少なりの違和感もあるが意識してみようとしなければこの距離でも気づくこともできない。

 同時に失ったはずの左腕も再生し、彼女を後ろから抱きかかえるようにしている裸の滝壺理后と背合わせで手をつないでいる。
 それだけではない。麦野の肉体の中に取り付けられた訳の分からない機械類も全て存在しない。

 もはや彼女は四肢の揃った健康体そのもので、その肢体は全て浜面のものだった。

元スレ
▽【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-35冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324178112/
8 : SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sage] - 2011/12/19 00:04:21.21 hIRbFZm4o 2/11


「は、は……う、あ……」


 腰をぶつける度に声にならない声が麦野の口から漏れる。獣の唸りのようにすら聞こえるそれは豊かに揺れる双丘―右の乳房は滝壺に揉みしだかれている―と共に浜面の性欲を一層かきたてる。

 それだけではない。麦野を抱きかかえる滝壺の顔も淫欲に溺れていた。
 自分の呼吸と鼓動で肉体が張り裂けそうになっている。きっと二人も同じだろうと浜面は確信する。


「あは、しずり、すっごく幸せそう……」


 さほど饒舌でない少女、滝壺が淫蕩な顔で麦野に囁く。
 三人で肌を重ねるようになってから、肌を重ねるときは自然と下の名前で呼ぶようになっている。

 それは呼称だけではなく、何かしらの壁を取り払っているということ。
 浜面に犯されている女も、それを抱きかかえる女も、汗まみれの快楽の中でお互いを肯定し合う。


「うん、幸せなの……仕上のが、中でいっぱいで、溺れちゃいそうなの……」

9 : SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sage] - 2011/12/19 00:04:47.27 hIRbFZm4o 3/11



 暗部という殺人を否定しない空間の中、屍の山の頂点で殺戮の女帝として降臨していた面影はここにはない。

 ただひたすらひとりの男に抱かれている事実と快楽で麦野は溶けきっていた。

 彼彼女らのいる部屋の外は深い闇。だが部屋の明かりは強く三人を照らしていた。
 二人の顔が見たい、二人の淫らな姿が見たいという卑猥な思いで少年が決めたのだ。


 だから、この瞬間、二人の雌は彼のもの。


 分厚い胸板を内側からガンガン叩く心臓に引きづられるように、もっと深い、もっと奥の、きっと真実の何かがそこにあると慟哭のような激しさで浜面は腰を叩きつける。柔らかな長い髪から雄を嗾けるような匂いがして、視点の合わない麦野の唇を無理やりに奪う。


「んっ!」


 一瞬だけ、驚いたかのような表情を見せるもそれは容易く解け、自分の顎をつかみ、頭を引き寄せ、舌を絡ませる愛人(レマン)を麦野は迎え入れる。互いの舌を絡め、唾液をすすり、相手に嚥下させ、歯肉をぶつけ合うかのようにキスを続ける。

10 : SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sage] - 2011/12/19 00:05:33.68 hIRbFZm4o 4/11


 愛情の交換。しかし食餌の光景にすら見える。生きるために互いが互いのエキスを必要としている。

腰を一番深い場所で押し付けて、淫液が二人の恥毛を濡らす。

 体液と体液の交換に麦野の背中を支える少女、滝壺が不満そうに頬を膨らます。
 常日頃、どこか遠くを見るような瞳は間違いなく二人を見つめ、その空間に自分がいないことに子供のように不満を募らせる。

 だから、意地悪をするように。
 その手を二人の重なる箇所へと滑らせ、愛液に満ちた麦野の肉芽を親指で軽く弾いた。


「ひんっ!」


 ぎゅう、と秘肉が狭まると同時に思わず浜面の舌を噛む。粘膜であり筋肉の塊である舌に牙を突きつけられ、苦痛の表情で浜面は麦野から口を離した。二人の口を繋げる唾液の糸に僅かながらに赤いものが混じる。


「痛ぇだろ、馬鹿!」


 数々の傷を付けられた。一方的な狩りのあの日のことではなく、肌を重ねるようになってから。噛み癖のある滝壺には肩を、爪を立ててくる麦野には背中を。だが神経の固まった粘膜を傷つけられ流石の浜面も一瞬、思考に怒気が混じる。

11 : SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sage] - 2011/12/19 00:06:00.25 hIRbFZm4o 5/11



「ご、ごめんなさい……」


 泣きだしそうな眼で麦野が謝罪する。女帝ではありえない姿。無能力者に叱られて、超能力者が逆らうことができない。

 心も体も満たしてくれる男に嫌われたくないという当たり前の姿。
 その愛らしさに浜面の怒りが瞬時に溶ける。

 当然、滝壺は面白くない。
 麦野には敵わないものの両手に余るほどの胸を麦野の背中に押し付けつつ、膝立ちになる。麦野の肩口から顔を出す。自然、二人の左手は解ける。


「しあげ。私が応援してあげる」


 麦野の顔のすぐそばで、男と女が舌を重ねる。血を拭うように、いたわるように優しく少女の舌が雄の舌を癒す。それが唾液の交換に変わるまで時を必要とはしなかった。


「あっ……」


 自分と繋がっている男が自分でない女と自分の息がかかる距離で口付けを交わしている。
 全員が了承し納得した関係だとはいえ、いやだからこそ全身を縫いつけられるような感情に支配される。なによりも、滝壺と唾液を交換するたびに膣の中で浜面が跳ねるのを感じてしまうことが切ない。
 そんな麦野を、滝壺の視線がぬるりと舐めた。

 見せつけるように、一分ほど。
 麦野は何も言えない。
 目尻に涙が浮かんでくる頃に、ようやく二人の唇が離れた。

12 : SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sage] - 2011/12/19 00:06:26.64 hIRbFZm4o 6/11



「ねぇ、しずり。どんな気持ち?」


 勝ち誇ったかのように滝壺が囁く。その手が麦野の豊満な胸を持ち上げ、先端の突起を強く捩じ上げる。びくん、と麦野の体が震え肉壷が締め付けられる。


「やだ……謝るからもう止めて……」


「ふふ、どうするの、仕上?」


「悪かったな、そんなに虐めるつもりはなかったんだよ」


 儚げな少女に男が優しく問う。
 滝壺理后が麦野沈利に告げる。


「でも、しずりは罰を受けないといけないよね。しあげのこと傷つけたんだから」


 罰。ペナルティ。
 それがどれほど甘いものか、麦野は心身ともに刻みつけられている。

 数え切れぬほどの性行をもってして麦野の精神の中のマゾヒズムは確実に花開いていた。
 目の前の青年ーもはや少年とは呼べないほどに熟成した精神と肉体の男-の前で自分が牝であることを最大限に切望すること。

 ぞぞっ、と背筋に何かが走る。それはおぞけであり寒気えあり歓喜。じゅくりと子宮が喜びの蜜を吐き出す。

13 : SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sage] - 2011/12/19 00:06:55.00 hIRbFZm4o 7/11


「さぁ、お願いしないとね?」


 ムダ毛一つない麦野の太股を撫でながらもう一人の牝が囁く。張りのある肌に滝壺が爪を立てる。白い肌に赤く痕がつく。
 新雪が汚されるように淡い痛みが麦野を促す。


「仕上の精液を、私の子宮にいっぱい出してください」


 消え去りそうな小声で、それでも一音一音しっかりと麦野が言う。


「赤ちゃんができちゃうかもしれない危険な日に、中だししてください」


 自身の言葉で鳥肌が立つ。

 殺すことしかできない自分が女という性である矛盾と、それを捧げられるかもしれないマゾヒズム。
 女としての本能が歓喜している。体液ではない、遺伝子と遺伝子の交わりができると震えている。

 もちろん、ここにいる三人はみな学生。子供を育てられるほど大人ではない。超能力者であり暗部出身である麦野の経済力が如何に凄かろうとも、浜面仕上という男がどれほど精神的に立脚していようともとうてい現実的ではない。

 事実、麦野も滝壺も避妊薬を服用している。

 だが、避妊薬を服用したとしても膣内に射精すれば妊娠の危険性はある。そもそも受精可能な女性に安全な日などない。その確率を下げているだけである。

 故に背徳的な官能が全身の細胞をふるわす。
 惚れた男の子を産みたいという本能は麦野の中にも確かに息づいているのだ。

 ひゅ、と浜面が短く息を吸う。感情が溢れだして体をつき動かした。
 けだし、痺れるような快楽が全身を駆けたが故。
 
 繰り返すが、全員がわかっている。理解している。
 これはただの遊技であって、確信的な人生設計ではないことを。

 それでもココロの奥底から愛しいと思う女に嬰児が欲しいとせがまれれば男として嬉しくないわけがない。

 例えそれが嘘の言葉であったとしても、言葉にしてしまった以上そこに魂が宿る。

 嘘で虚構で、それでも「そうなりたい」という欲望が確かに存在して。

 浜面仕上は今再び野獣に戻る。

14 : SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sage] - 2011/12/19 00:07:22.15 hIRbFZm4o 8/11


「ひぐっ、や、やん、あ、あ、ああっ」


 肉と肉とがぶつかり滑稽な音を立てる度に麦野の嬌声が響く。無数の蛇がうねっているような筋肉と女の柔らかな肌とが弾け、溶け、混じり合う。限界を超えて膨張した男根が麦野の熱い膣肉を抉り、溢れ出る蜜と熱とが淫蕩な香りを強くまき散らす。


「んっ、んんっ!」


 甘い果実のような唇を浜面は容赦なく貪る。快楽で息苦しくて、麦野の体が必死に酸素を求めていることを知りながら、それでも自分の欲望を優先させる。
 軽い酸欠に意識を引きづられるそうになりながらも、自分の肉が男を夢中にさせていることに麦野は歓喜し、その快楽を高ぶらせる。

 滝壺理后の肉体も高ぶっている。浜面の性交で早鐘となった心臓はまだ落ち着きを取り戻していない。その土台に、自分の男が自分以外の女を抱いているという嫉妬――確かに、納得はしているが――が積み重ねられ、喉がひきつりそうなほど心も体も切なく追い詰められている。

 自分だって、欲しい。
 一箱六個入のコンドームを一晩で使い切り、それでも足りなくて避妊具なしで性交を強請ったのは滝壺だ。
 しかし、最後の射精は膣内ではなく臍から胸の当たりにまき散らされた。
 鼻腔に満ちるほどの青臭い臭いに包まれて幸せだったのは確かだ。
 だがそれでも、自分も麦野のように危険日に中に射精されたいと願っている。

 下世話な話、中に出されたときにはきちんと処理しないと性器からとんでもない悪臭がするようになるし、その処理をしている姿は「女を捨てている」と表現してもいいような情けない格好となることを知っている。

15 : SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sage] - 2011/12/19 00:08:13.92 hIRbFZm4o 9/11


 だとしても。

 それでも女としてその瞬間がどれほど甘美なのかはよく知っている。

 故に麦野への嫉妬は止められない。滝壺が麦野に友情以上の、もはや愛情といっていいほどの信頼を持っているとしても、それでも嫉妬の炎に胸を焼かれてしまう。

 だから憎しみの一歩手前までの力で麦野の両の乳首をひねり上げてしまう。


「きゃうっ! ううっ!」


 反撃も反論もない。超能力者の頭脳をもってしてもこの状況を改善する演算能力は維持できない。
 過剰なほどの痛みは圧倒的な快楽に飲み込まれて肉体を喜ばせ、自分の体が喜んでいることが浜面への愛情を深くしている。

 自分を否定して否定して、眼球をえぐりとり弾丸を打ち込んで全身を数千度の熱で焼いた男が、自分を孕ませようと全力を尽くしてくれている。

 優しく勇敢な王子様の連れ合いは登に閉じ込められた可憐なお姫様であって、お姫様の命を狙う悪い魔女ではない。

 それなのに、王子様とお姫様は自分を迎えくれた。
 それだけじゃない。自分に素敵なプレゼントをしてくれる。

 嬉しくて苦しくて切なくて。必死になって浜面に抱きついた。もうすぐ崩壊する快楽の塔に流されないように、長く伸びた爪を浜面の大きな背中に立てる。

16 : SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sage] - 2011/12/19 00:08:40.01 hIRbFZm4o 10/11

 わたしのものだ。
 いま、このしゅんかんはわたしだけのものだ。


 絶頂が近づいてきている。麦野の意識が甘いクリームのように溶けてきている。全身の神経が快楽のためだけに発動し、それの欠片でも味わいたいと滝壺が必死に麦野に抱きついている。


「綺麗だ、本当に」


 誰に聴かせるというわけでもなく、胸を付いて出た言葉に浜面は気づかない。
 そして、崩れ落ちる塔の上で聞き取れるはずもない言葉に、麦野は優しく微笑んだ。


「出してっ! 仕上の精液をいっぱい出してっ!! 私を妊娠させてぇ!!!」


 麦野が言い終わると同時に、浜面の熱棒の先端が弾けた。爆発した。
 急激に熱せられた鉄が弾けてあたりに熱を巻き散らかすかのように、麦野の肉体の中で確かにそれは爆熱した。
 原始的な、獣のような、大型は虫類の如き生命力の固まりが波打って注がれて。


「あっあっあああああっ!!!!」


 麦野沈利は全身を大きくふるわせる。快楽の分だけ浜面仕上に対する愛情が純化していく。女としての幸せに酔いながら雌としての絶頂に満たされる。
 魂のステージがあがっていく浮遊感と、それでいながら肉体はしっかりと抱きしめられ地上に縫い付けられているという安堵の中で、麦野沈利は自分は絶対にこの男の子供を産むんだという決意を強く心に刻んでいた。

17 : SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sage] - 2011/12/19 00:10:19.32 hIRbFZm4o 11/11

以上です

なんかこう、がっちりしたエロスが書けなくてすいません