132 : そげぶ[] - 2011/12/24 16:18:29.20 yNsVolwY0 1/1

上上で一スレもらいます。

インデックス「とうま、お休みなんだよ」

上条「ああ、お休み、インデックス」

 パジャマを着て、笑顔で俺の方を見るインデックスを見て、俺は少し心が痛む。
 俺はインデックスを助ける為に記憶を失った――だがインデックスはそれを知らない。
 心が痛い――。

上条「はぁ」

 インデックスを含むすべてに幸せになってほしいから俺はこの右手を使ってすべてを守ろうとした。
 だけど――もしインデックスが俺の記憶喪失を知ったら――いったいどんな反応をしてしまうのだろうか。
 騙したことに怒る? 見下す? わからない。

上条「ねよう」

 俺は深く考えることを止めてバスタブで眠る。

――――――

???「よう、俺」

上条「誰だ。お前……」

 今俺は夢を見ている。それだけは分かる。バスタブの中でタオルケットを羽織り、眠ったところまでは覚えているからだ。
 だから俺が今いるリビングは夢の中。
 第一、ベッドでインデックスが眠っていない。
 俺の目の前にいるのは――俺だった。

???「オレはお前だよ。幻想殺しを右腕に宿して、ほんのちょっとだけお人好しで、とっても不幸な上条当麻だ」

上条「違うね、俺は俺だ。お前はお前じゃない」

???「ああ、言葉足らずだったな。オレは――記憶を失う前の上条当麻だ。そうだな、有り体に行ってしまうと、オレは幽霊と行ったほうがいい。決してよみがえること無い亡者だ」

上条「……」

 俺は信じられなかった。目の前にいる俺は、インデックスと出会って記憶を失うその時までインデックスと一緒に板俺だと言うのだ。

???「まあいい。オレは俺に言いたいことがあって来ただけだ」

上条「言いたい事?」

 俺は身構える。こいつはもしかしたら恨み節が言いたいのかもしれないと思ったからだ。こいつが命をかけて手に入れたものを俺は奪っているから――恨まれて当然だ。殺されても文句は言えない。

???「ありがとう、俺」

上条「は?」

 俺はあっけにとられた。なんでこいつは俺に礼を言うのだろうか。俺は恨まれて当然だ。殺されても文句はいえないと思っているし、蔑まされても文句は言えないと思っている。

???「オレはあいつを一回だけしか守れなかった。だけど、俺はいまいつもあいつを守っている。だから感謝するよ、俺」

上条「おまえ……」

???「だから――オレが消えたことを責めるな。気負うな。胸を張って生きろ。インデックスはそんなことを望んでいない。オレはオレのやるべきことをやっただけだ。だから俺は俺のやるべきことをやれ!」

上条「……」

???「オレが言いたいことはそれともう一つある」

上条「なんだ?」

???「絶対に――――――インデックスを悲しませるなよ」

上条「ああ」

 そういうと、目の前にいる俺は姿を消した。

――――――

 俺はバスタブで掟、そのままリビングに行く。

インデックス「とうま、おはようなんだよ!」

上条「ああ、インデックス。おはよう」

 スフィンクスをだいたインデックスが笑顔で俺を見る。ああ、わかったよ――俺。俺は俺が守ったこの少女を絶対に悲しませない。――誓ってやるよ。だから安らかに眠れ。俺はお前を忘れてしまっている。だけど、お前が守ったものは忘れない――。

元スレ
▽【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-35冊目-【超電磁砲】
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