737 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県)[sage saga] - 2012/01/22 17:37:02.75 Pt6tfDOZ0 1/11

8レスほど。

上琴、番外→通行止めみたいなのを。

元スレ
▽【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-35冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324178112/
738 : 番外個体「ここって、ヒーローさんちだよね?」 美琴「」[sage saga] - 2012/01/22 17:38:03.92 Pt6tfDOZ0 2/11



美琴「」

番外「」

番外「ここって……」

番外「ヒーローさんちだよね?」

番外「おねーたま……」

番外「猫耳猫尻尾肉球グローブつけて、何してんの?」

美琴「」


 ~  ~  ☆  ~  ~


 その日、番外個体はとある寮の一室を訪れて、なぜか鍵の開いていたドアを、あの時のように勢いよく開けた。

番外「やっほー! ヒーローさんいる?」

番外「――!?」

番外「ア、アレ?」

 番外個体の目に飛び込んで来たのは、「ヒーロー」こと上条当麻では無く彼女のオリジナル、御坂美琴の姿。
 なぜか頭に黒い猫耳をつけて、腰の後ろから覗くのは長くて黒い尻尾のようなもの。さらに両手には、なぜか肉球グローブまではめている。
 最初、姉達(シスターズ)の誰かがやっているのかと思ったが、軍用ゴーグルはつけていないし、ネットワーク上にもそんな様子は無さそうだ。
 何よりもその体から発散される電磁波はどうしたって、オリジナル『御坂美琴』のもの。

番外「お、おねーたま?」

 そうして物語は冒頭へと戻っていく。
 ちなみに御坂美琴は現在、上条当麻の彼女である。

美琴「…………」

番外「もしかして……おねーたま」

美琴「――っ」ビクッ

番外「おねーたまって、ストーカー? うわっ、もしかしてスネークの師匠みたいな……」ヒクワ

美琴「違うわよっ!」ヒクナ

番外「ですよねー、って。だからなんでヒーローさんちの留守宅に?」

美琴「えっと……その……」アハハハ

番外「合鍵で彼氏の部屋の中を捜索してニマニマ好みとか性癖とかいろんなもの探してニヤニヤその通り美味しくいただかれちゃおうってコトなのかなホクホク」ニヤリ

美琴「」

美琴「うわあああっ!!!」///

美琴「ええっ、そうよっ!!」///

美琴「ご飯つくりに来たけど、補習に引っかかって遅くなるってことだから」///

美琴「待ってる間の退屈しのぎに、なんか面白そうなものでもないかって探してたわよっ!!」///

番外「」

美琴「それでベッドの下からこんなものが出てきたから、試しに着けてみたのっ!」///

美琴「そうしたら……外れなくなっちゃったあ」ドウシヨウ

番外「」



739 : 番外個体「ここって、ヒーローさんちだよね?」 美琴「」[sage saga] - 2012/01/22 17:39:47.58 Pt6tfDOZ0 3/11

番外「お、おねーたま……」

番外「い、いつのまにツンデレが、デレデレに!?」サテハ

美琴「う、うるさいわね」///

番外「もう……食べられちゃった、とか?」ニタニタ

美琴「う…………ぅん///」マッカ

番外「///」オゥフ

番外「そ、それはそうと、おねーたまが着けてるそれなんだけどね」アセアセ

美琴「――ギクッ」アセタラリ

番外「全部クロにゃんのアクセサリーパーツなんだけど」ニタァ

美琴「」

 美琴が身に着けているそれをよく見れば、黒夜海鳥のカラーに合わせたのか、黒猫仕様な猫耳、猫尻尾、肉球グローブ。
 おまけに床に転がっているのは、金色の大きな鈴がぶら下がった首輪である。

美琴「ク、クロにゃんって、黒夜さん? ――ということは、その子のサイボーグパーツなの?」

美琴「それがなんで当麻の部屋にあるのよ?」

番外「それがさ、第一位がそのパーツ、預かってたんだけど」

番外「最終信号がそれ見つけて、うっかり着けちゃったら」

番外「誤作動起こして、外れなくなって大騒ぎ」マッタクモウ

美琴「」

番外「第一位が能力使って、やっと外せたんだから」モヤシガアワテテタ

美琴「」

番外「それで過保護な親御さん(笑)が危ないからって、ヒーローさんに預けておいたの」アハハハ

番外「ちなみに神経組織にまでつながってるから」

番外「下手に電撃で外そうとすると、かなり痛いらしいよ?」

美琴「」

番外「ちなみに、猫耳は聴覚レーダー、尻尾はバランサーとGPSレーダー探査アンテナ、肉球グローブは攻撃用オプションなんだけど」

番外「誤作動中は単に感覚増幅装置にしかならないみたい」

美琴「……それってつまり」

番外「痛いことはより痛く……」

美琴「」

番外「気持ちいいことは、より気持ちよく……」

美琴「」

美琴「よ、ようするに……」

番外「副交感神経に作用して、カ・イ・カ・ン~♪ってコト☆ ギャハハ」イヤン

美琴「」

美琴「――ということは、あのクソモヤシは、私の大事な打ち止めにやらかしたってコトでOK?」ギリッ

番外「」ゾクッ

番外「や、やだなあ、おねーたま」アセ

番外「さすがに、そんなことはないから」アセアセ

美琴「…………まあ、いいわ」チッ

番外「(怖かった)」gkbr

740 : 番外個体「ここって、ヒーローさんちだよね?」 美琴「」[sage saga] - 2012/01/22 17:40:14.52 Pt6tfDOZ0 4/11

番外「じゃあ外れないんなら、ミサカ、用は無いから帰るね」ヒラヒラ

美琴「ち、ちょっと待ったあああ!!!」ガシッ

美琴「な、なんとかならないの、コレ?」

番外「無理」

美琴「あっさりだな、オイ」

美琴「お、お願いだから、アンタ何とかしてよ!」

番外「しょうがないよ、おねーたま」

番外「最終信号程度の電磁波で外れなくなるような誤作動起こすんだもの」

番外「いっそ第一位、呼ぼうか?」ニヤニヤ

番外「『オマエ、素敵に愉快なオブジェになってるじゃねェか、超電磁砲ン!!』みたいに言われるよ」ニタニタ

美琴「」

美琴「やめてえええ!!! こ、こんな姿、あ、あんにゃろうにだけには見られたくないからっ!!!」アセアセ

美琴「そ、そうだ。ネットワークにも流しちゃダメよっ!」ウワワワ

番外「ざーんねんでした♪ 遅いよ、おねーたま。ネットワークには真っ先に流しちゃったから☆」ギャハハ

美琴「」

番外「すでに祭り状態だし」ニタニタ

美琴「」

番外「早くも100スレ突破だよ♪ 『【猫耳】リアルみこにゃん 101匹目【お姉様】』だって」オオ、シンキロク

美琴「テメエかああああ!!! スレ立てたの!!!」

番外「ギャハハハ☆」

番外「それから……」

番外「――第一位には最終信号が教えたみたいだし」ニヤニヤ

美琴「」

美琴「いやああああああ!!!」

番外「ちなみにあの人、『ババアが猫かぶったって可愛くもなンともねェぞ』だって」サスガロリコン

美琴「――だ……」

美琴「誰がババアじゃゴラアアアアアアアアア!!!!!!」

番外「え?」ポカーン

美琴「……コロス!」

美琴「あんにゃろうもアンタも……」

美琴「ブ・チ・コ・ロ・シ・か・く・て・い・ね」ニヤァ

番外「」ゾゾッ

741 : 番外個体「ここって、ヒーローさんちだよね?」 美琴「」[sage saga] - 2012/01/22 17:40:43.18 Pt6tfDOZ0 5/11

番外「お、落ち着いてよ。おねーたま」

番外「まあそういうことで、電磁波での誤作動なんだから」

番外「ヒーローさんに触れてもらえば外れるんじゃない?」

美琴「…………あ、そっか」ミギテデネ

番外「――その前に、ヒーローさんに美味しくいただかれちゃうかもね♪」ニヤニヤ

美琴「――ちょっ」///

番外「と、いうわけで……」ピロリロリン

美琴「!?」

美琴「ア、アンタ、今、何を……」

番外「ヒーローさんに、おねーたまの写メ、送っちゃった☆」ギャハッ

美琴「」

番外「どうせそんな肉球グローブじゃ、メールだって打てないんだからさ」

番外「とりあえず、ヒーローさんには右手で触れば外れるはずだって言っといたし」

美琴「アンタ……」

番外「だからヤルときは左手でって言っといたから」ニタニタ

美琴「」

番外「この際だからさ、おねーたま……」

番外「――この『鈴付き首輪』もはめちゃおうよ」

美琴「」

美琴「なな、何を考えとんじゃーーー!!!」

番外「あ、ヒーローさんから返信が」brrrrrr

美琴「――!」ビクッ

番外「『鈴と首輪はどうした?』だって」ニタァ

美琴「」

番外「ほらほら、彼氏サンのご要望ですよーって」ニソニソ

美琴「ホ、ホントに当麻が言ってるんでしょうね……」///

番外「ホントだってば」ニヤニヤ

番外「だからほら、ミサカが着けてあげるから」フッフッフッ

742 : 番外個体「ここって、ヒーローさんちだよね?」 美琴「」[sage saga] - 2012/01/22 17:41:09.48 Pt6tfDOZ0 6/11

美琴「…………」

美琴「わかった」

美琴「当麻が着けて欲しいって言ってるなら、私、着けるわ」

番外「…………」

番外「おねーたま」

番外「――もしそれが、おねーたまを傷つけるものだとしても?」

美琴「うん。それを当麻が望むなら、ね」

番外「…………」

美琴「ひとつ言っておくけど、もし当麻がそれを望むのだとしたら」

美琴「それには必ず何か理由があるわ」

美琴「例えその時は、理由を教えてもらえなくたっていい」

美琴「当麻は理由なしに、私を傷付けたりなんてしないもの」

美琴「だから私は、当麻のためならどれだけ傷付いたって平気よ?」

番外「おねーたま……なんでそこまで?」

美琴「それはアンタにだってわかるんじゃない? 番外個体」

番外「…………」

美琴「アンタにとって、アイツ……一方通行がどんなものなのかは知らないけど」

美琴「でも多分、私にとっての当麻と同じじゃないかなって気がするわ」

番外「…………違げえし」

番外「ミサカ、あの人のことなんか……なんとも思っていないし!」

番外「――――そもそも最終信号のことだって、ぜんぜん気になんてしてないんだからっ!」

美琴「まあ、アンタだって、私のDNAが元だからね」

美琴「妹達同士で争うことなんて、正直して欲しくないけど」

番外「…………」ギリッ

美琴「女として、だったら、仕方ないかな……」ウン

美琴「私だって、もしかしたらそんな道を行くことになったかもしれない」

美琴「だから遠慮なんてしなくていいわよ?」

美琴「当麻は誰にも渡さないけど、アイツならいくらでも持ってっていいから」

美琴「だから恋愛だけは、引いちゃったりしたらダメよ」

743 : 番外個体「ここって、ヒーローさんちだよね?」 美琴「」[sage saga] - 2012/01/22 17:41:36.14 Pt6tfDOZ0 7/11

番外「強いね、おねーたまは」

番外「ミサカは、おねーたまみたいに強くなれない」

番外「最終信号みたいに素直になれない」

番外「だって、あの人を壊すために作られたんだもの」

番外「だから好きになんてなれないんだって、なっちゃいけないんだって思うんだ」

美琴「……ねえ、番外固体」

番外「なにかな、おねーたま」

美琴「アンタはどうしたいのかな?」

番外「――どう……したい?」

美琴「なれないとか、なっちゃいけないとか、そんなことは置いといて」

美琴「大切なのは、自分はどうしたいか、なんだよね?」

番外「……ミサカ、わかんないや」

美琴「大丈夫よ。今はわからなくても、そのうちにきっとわかるから」

番外「そう、なのかな。ミサカみたいに負の感情を拾いやすくても?」

美琴「負の感情を拾いやすい、というだけで、負の感情しかないわけじゃないでしょ?」

美琴「だったら、それ以上の想いを持てばいいじゃない」

美琴「負の感情に振り回されないよう、もっと強い想いを持てばいいのよ」

番外「強い……想い……」

美琴「私だって、『あの実験』に関しちゃ、アンタ達に償わなきゃいけないことはたくさんあるわよ?」

美琴「でもだからといって、自分たちが幸せになることをあきらめちゃいけないって」

美琴「当麻はそう言って、私の『間違った幻想』を殺してくれたの」

美琴「残されたあの子達が、自分たち以上に幸せになれば、幸せにしてやれば良いんだって」

美琴「残されたみんなが幸せになれば、死んだあの子達だって、きっと喜んでくれるはずだからってね」

744 : 番外個体「ここって、ヒーローさんちだよね?」 美琴「」[sage saga] - 2012/01/22 17:42:15.89 Pt6tfDOZ0 8/11

番外「…………」

美琴「だからアンタが、あんにゃろうを壊すために作られてたって……」

美琴「別にいいんじゃないの?」

番外「へっ!?」

美琴「そもそもあんにゃろうなんて、壊すつもりで行かなきゃ無理でしょ?」

美琴「私には当麻がいたから、こうしていろいろ気付かされてくれたけど」

美琴「あんにゃろうは自分だけは幸せにならない、幸せになることを求めないと思う」

美琴「アイツのそんな殻を、幻想を、アンタが壊してやればいいんじゃないかな?」

番外「おねーたま……」

番外「おねーたまは、あの人を今だって……」

美琴「うん。アイツのしてきたことは、さすがに恨んでなんかはいないけど、今だって許してないしこれからも許すつもりはないわよ」

美琴「でもだからといって、アイツが幸せになることは別でしょ?」

美琴「アイツが過去にやってきたことは許されないけど、償うと決めたのなら、後はアイツのことを信じるしか出来ないもんね」

美琴「多分アイツなら、これからの人生は、『妹達』のためにって言うかもしれない」

美琴「アイツの能力だって、『妹達』がいないと使えないんでしょ?」

美琴「だったらそれはもう、一蓮托生、一心同体じゃないのよ」

番外「…………」

番外「ミサカは……あの人の力になれるのかな」

美琴「なれるんじゃないわ。なるのよ」

美琴「ハワイの時だって、アンタは一緒にいたじゃない」

美琴「だから大丈夫、よ。番外個体」

美琴「自信持ちなさいね」

番外「お、おねーたまが、おねーたましてる」

美琴「なによ。これでも一応、アンタたちの姉なんだから」フンス

番外「ううう。ミサカ、おねーたまに負けない程度のものは持ってるんだけどねー」

美琴「――ふっ! ふっふっふっ!!!」ニヤリ

番外「お、おねーたまが不敵な笑いを!?」ナゼダ

美琴「甘いわね。最近はカップ一つ大きくなったのよっ!」

番外「な、なんだってー!!」

番外「まさか、そんな、ありえない……。こ、このミサカが、おねーたまに圧されているなんてっ!」

美琴「この大豆イソフラボンに、マッサージのおかげよっ!」///

番外「つまりはヒーローさんに揉んで貰ってると……、そういうわけですね」ニヤリ

美琴「///」

番外「今の発言で、ネットワークが再び祭りに……あ、鯖落ちた……」

美琴「」

745 : 番外個体「ここって、ヒーローさんちだよね?」 美琴「」[sage saga] - 2012/01/22 17:43:29.87 Pt6tfDOZ0 9/11



番外「さ、首輪もはめたから、ミサカ、今度こそ帰るね」ア、ヒーローサンニメール

美琴「ごめんね。回収に来たのにこんなことになっちゃって」ダカラソレハ

番外「まあ。でもいろいろと面白いもの見られたし、おねーたまとお話もできたから」

美琴「だったら今度、一緒に出かけようか? なんならアイツ誘ってもいいけど?」

番外「あの人、ミサカが誘ったって絶対聞いてくれないし」

美琴「大丈夫よ。当麻が声かければ来るでしょ?」

美琴「ダブルデートってことでどうかしら?」

番外「だからミサカ、第一位のことはなんとも思ってないし。……まあ第一位の嫌そうな顔見られるなら行ってもいいけど」///

美琴「はいはい。また連絡ちょうだいね」クスクス

番外「ねえねえ。おねーたまもこの後、ヒーローさんにぱっくりいかれちゃうんだよね」ニタニタ

美琴「バ、バカっ! んなわけ……ないわよっ!」///

番外「じゃあ今度は、ヒーローさんに今日のにゃんこプレイのコト、聞かせてもらおうかな」ニソニソ

美琴「」

番外「ギャハハ! じゃーねー」


――バタン!



746 : 番外個体「ここって、ヒーローさんちだよね?」 美琴「」[sage saga] - 2012/01/22 17:44:00.30 Pt6tfDOZ0 10/11



 ―― 後日、とある公園にて ――

番外「やっほー! おねーたまにヒーローさん!」

美琴「やっほー! 番外個体!」

上条「おお、番外個体じゃないか! この間はウチの美琴が世話になったな」

美琴「ちょっと、当麻! 何よ、世話って……」カアッ

番外「そうそう。ちょっとしたアクシデントがね。おねーたま」ニヤニヤ

美琴「言うな! バカァ!」///

上条「それであのパーツ、もういつでも返せるけど?」マアマア

番外「あれはもういらないみたいだから」フリョウヒンミタイダシ

上条「そうなのか。だったらこっちで処分してもいいよな?」

番外「別にかまわないけど……」サテハ

 番外個体が上条の耳に口を寄せて、小声で話し始めた。

番外「(もしかして、ヤミツキに?)」ニヤニヤ

上条「(おかげさまですっかり堪能させてもらいました)」ニタニタ

美琴「」///

番外「(あの日は何回?)」キョウミシンシン

上条「(ええと、十回、ぐらい)」ハズカシイ

番外「」ウワア

美琴「」///

番外「(なら今度は、犬耳、犬尻尾のワンコパーツなんてどう?)」ニタニタ

上条「(よし、それ、もらった♪)」ニヤニヤ

美琴「ちょろーっとアンタたち……」ユラア

上条「ハッ」ビクッ

番外「ハッ」ビクッ

美琴「――いいかげんにしろぉぉぉおおおおおお!!!」ビリビリ~~~

上条「」

番外「」


 ~~ THE END ~~



747 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県)[sage saga] - 2012/01/22 17:45:06.34 Pt6tfDOZ0 11/11

以上です。

改行制限に引っかかったあ。

とりあえず、みこにゃん最高! ってことで。