488 : 短編[] - 2012/03/05 22:46:59.23 xIwLg+qt0 1/1

とある魔術の裏事情1

「えっと、一つお尋ねしたいんですが、よろしいでございますか姫?」

なに?とインデックスは答える。

「あの、もしかして……本気で怒って、ます?」

ナースコールがぷーぷー鳴る。
頭のてっぺんを思いっきり丸かじりされた少年の絶叫が病棟中に響き渡る。

ぷんぷん、という擬音が似合いそうな動きでインデックスは病室を出て行った。

おっと?という声が入口の辺りで聞こえる。
どうやら入れ替わりに入ってこようとしたカエル顔の医者が飛び出してきた
インデックスとぶつかりそうになったらしい。

「ナースコールがあったからやってきたけど……あー、これはひどいね?」

少年はベッドから上半身だけずり落ちて、頭のてっぺんを両手で押さえて泣いていた。
死ぬ、これはホントに死ぬ、という独り言がなんかリアルで恐い。
医者はもう一度だけ開いたドアから廊下を見たが、首を戻して病室にいる上条を見た。

「けど、あれで良かったのかい?」

何がですか、と少年は答える。

「君、本当は何も覚えていないんだろう?」





そして、病院の入口付近を出ようとしている修道服の少女は、
小さくガッツポーズをしていた。

「よっしゃー宿ゲットなんだよ。
 イギリスには帰りたくなかったからちょうどよかったかも」

記憶喪失のエキスパートである私を欺こうなんてとうまは甘すぎるかも、と少女は続けた。

元スレ
▽【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-36冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1328256460/