808 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] - 2012/03/30 21:35:03.57 eH+4f+PDO 1/12

10レスお借りします。

最初だけ携帯の人にとても優しくない仕様ですすみません。



『ミサカの唄』



元スレ
▽【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-36冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1328256460/
809 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] - 2012/03/30 21:36:40.40 eH+4f+PDO 2/12


    1| #########################################
    2| #                                       #
    3| #  This is MISAKA "radio-noise",        #
    4| #           product model 00001-20000.  #
    5| #                                       #
    6| #########################################
    7|
    8|
    9| require "mnwconnector"
   10| require "lowerset"
   11| require "jpndic"
   12| require "armsmanual"

                   :
                   :

 6473| def mk_sentence( last )
 6474|   if ! last["speaker"]
 6475|     return nil
 6476|   end
 6477|
 6478|   if $contexts.include?( last["context"] )

                   :
                   :

12855|     verb = "suggest "
12856|   else
12857|     verb = "say "
12858|   end
12859|
12860|   return "Misaka " + verb + cjunct + text
12861| end

                   :
                   :

853858|
853859| misaka = Misaka.new
853860|
853861| misaka.wake
853862|
853863| while word = gets
853864|   misaka.live( word )
853865| end
853866| [EOF]

810 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] - 2012/03/30 21:37:35.43 eH+4f+PDO 3/12



wait...... misaka waked.

"Misaka ask you whet the matter is ?"
> _




811 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] - 2012/03/30 21:38:31.62 eH+4f+PDO 4/12


作り物の器に詰め込まれたのは、853866行からなるコード。
103の関連ファイル。

それが多いとも少ないとも感傷を抱くことはなく。



812 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] - 2012/03/30 21:39:19.49 eH+4f+PDO 5/12


末端が痛みの信号を発した。
ミサカは無視する。
――現状の危機から逃れる行為は優先度が低い。

ここ数百のミサカに実験中現れていたノイズは、後のミサカ達にとって議論の的だった。


被験者が笑う。
砂利が体幹を掠める。
――ミサカは課せられたシナリオの要を既に達成している。

ノイズの形状は個体によって様々で、毛皮を持つ動物だったり日暮れの空だったり、オリジナルたる『お姉様』だったりした。



813 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] - 2012/03/30 21:40:05.38 eH+4f+PDO 6/12


あのノイズはあまりに脈絡がありません、と何番目かのミサカは呟いた。
ならばバグかもしれません、憂慮すべき事態です、と別のミサカは応じた。
しかしあの小さな生き物には感ずるものがあります、とどこかのミサカは混ぜ返した。

囁き合ったミサカ達は先に役目を果たした。



814 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] - 2012/03/30 21:40:48.95 eH+4f+PDO 7/12


平衡を崩す身体を捻って持ち直す。
追撃は来な、
――ではミサカこれからがするべきことは?

このミサカも重要な実験の途中だというのに、無関係な画像情報を思考に交えている。


細い脚がミサカを薙ぐ。
ミサカは地に伏せる。
――決まっている、ミサカ達に定められた実験の終了条件。

ミサカのノイズはどうやらとある男性の形をし、小さな生き物を抱いてミサカに笑い掛ける。



815 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] - 2012/03/30 21:41:58.25 eH+4f+PDO 8/12



「……坂……から離…………!」




816 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] - 2012/03/30 21:42:45.99 eH+4f+PDO 9/12


ノイズ。

違う、ほんもの?


「      」

「そんなもん、関係ねえんだよ」


何故。

ミサカは、


「――お前は、世界でたった一人しかいねえだろうが!」



817 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] - 2012/03/30 21:43:28.58 eH+4f+PDO 10/12


言葉が初めて響く。
知らない機能が呼び出され、最初に与えられる値。


ミサカは、

ミサカは、


ミサカ達の中に、その機能は確かにあったんだ。


ミ サカは、

 ミサ カ  は、

:
:


0と1の間、ミサカはノイズに包まれている。



818 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] - 2012/03/30 21:44:20.85 eH+4f+PDO 11/12


知識は借り物、会話は機械的に返すだけ。
ミサカが目覚めたのは無機質な研究所だった。
この手の中には何も持たず。

けれどミサカは二度目醒めた。

あの時からミサカには世界が響いている。


ミサカは今日もあなたを探す。
あなたの眼球がミサカを捉え、僅かに上がる口端の角度を記憶領域に刻んだ。

そして問う。
あなたの言葉が響く限り、ミサカはこのミサカとして生きる。


「――どうかしたのですか、とミサカは問い掛けます」




819 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] - 2012/03/30 21:45:27.22 eH+4f+PDO 12/12

以上です。