337 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] - 2012/05/26 11:08:41.33 xBCnRREDO 1/10



―ファミレス―


絹旗「生活保護を受給して超ウッハウハです」

浜面「お前それはマズいだろう」

絹旗「何でですか?」

浜面「だってよぉ……」

絹旗「これだから浜面は超浜面なんですよ」ヤレヤレ

絹旗「いいですか」

絹旗「年収5000万円以上の芸能人の身内でさえ生活保護を受給できるんですよ?」

絹旗「つまりそれは審査の体制が超ザルという事です」

浜面「そういう事じゃなくてだな」

浜面「あれは本当に困ってる人の為にある制度であって」

絹旗「と言うと?」

浜面「例えば、病気や怪我で働けないとか」

絹旗「ふむふむ」

浜面「就労先がどうしても見つからないとか」

絹旗「ふむふむ」

浜面「その上で頼れる身内が居ないとか」

絹旗「はいキタ」

浜面「え?」

絹旗「ワタシ置き去り」

浜面「イヤイヤイヤ」

絹旗「何か?」

浜面「そう……だけどよぉ……」

絹旗「何か異論でもあるんですか?」

浜面「いや、ソレ……なんか……なんかズルくね?」

絹旗「何でですか!」

絹旗「私は立派な置き去りじゃないですか!」

浜面「立派な置き去りと言われても……」

絹旗「そもそもですね!高給取りでも受給できるんですから、私が受給できないはずがないじゃないですか!」

浜面「高給取りの『身内』な」

絹旗「私なんて超不幸な生い立ちなんですよ!」

浜面「それについては否定できないけどさぁ」

絹旗「超発酵の美少女です!」

浜面「薄幸な。腐ってどうする」


元スレ
▽【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-37冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1334385245/
338 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] - 2012/05/26 11:09:16.44 xBCnRREDO 2/10



絹旗「とにかく!」

絹旗「私は生活保護を受給できる条件は超満たしていると思うんですよね」

浜面「そこら辺は専門家じゃないと何とも言えないかと」

絹旗「じゃあさっそく行きましょうか」

浜面「どこへ?」

絹旗「役所ですよ」

浜面「いきなりかよ」

浜面「申請の段取りとか分かってるのか?」

絹旗「そんなの知りませんよ」

浜面「おいおい……」

絹旗「まあ行って窓口で聞けば分かるでしょう」

浜面「うーん……」





―区役所―


絹旗「ここですね」

浜面「マジでやるの?」

絹旗「当たり前じゃないですか、というかこんなオイシイ事やらない手はありませんよ」

浜面「はぁ……」





―総合案内―


絹旗「すいませーん」

案内係「はい」

絹旗「生活保護の申請をしたいのですが」

案内係「それでしたら福祉事務所の窓口になりますね」

絹旗「福祉事務所?」

案内係「はい。場所はですね、この廊下の先に――」



絹旗「――わかりました。ありがとうございます」

絹旗「行きますよ浜面」

浜面「へーい」



339 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] - 2012/05/26 11:09:54.84 xBCnRREDO 3/10



―福祉事務所窓口―


絹旗「すいませーん」

窓口係「はい」

絹旗「生活保護の申請をしたいのですが」

窓口係「生活保護ですか?」

絹旗「そうです」

窓口係「それでしたら生活保護相談窓口の方になりますね、場所はあちらです」

絹旗「はーい」テクテク





―生活保護相談窓口―


絹旗「すいません」

受付係「はい」

絹旗「生活保護の申請をしたいのですが」

受付係「……生活保護、ですか?」

絹旗「はい、生活保護です」

受付係「……少々お待ち下さい」

絹旗「はい」





CW(ケースワーカー)「いやーお待たせしました」

CW「アナタが生活保護の申請を希望されてる方?」

絹旗「そうです」

CW「じゃあコチラへどうぞ」

絹旗「はいはい」スタスタ

浜面「奥へ入るのか、窓口じゃないんだな」スタスタ

CW「あ、ちょっとアナタ」

浜面「はい?」

CW「アナタは?」

浜面「いや、付き添いですけど……」

CW「付き添いの方は外でお待ち下さい」

浜面「あ、はい……」



340 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] - 2012/05/26 11:10:23.95 xBCnRREDO 4/10



CW「それでですね、生活保護の申請という事なんですが」

絹旗「はい」

CW「現在は?え~、学生さん?」

絹旗「いえ、学生というかなんというか」

CW「でも、あ~絹旗、さん?でしたよね?」

絹旗「はい、絹旗です」

CW「年齢的に学生さんですよね?」

絹旗「いえ、その、なんと言いますか、諸事情により学校には通ってないんですよ」

CW「そうですか~……」

CW「う~ん……」

CW「じゃあとりあえずこの書類に必要事項を記入してもらえるかな?」

絹旗「あ、はい」



341 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] - 2012/05/26 11:11:09.67 xBCnRREDO 5/10



絹旗「書き終わりました」

CW「はい」

CW「え~……現在のお住まいはこのマンション?」

絹旗「そうです」

CW「これは、どなたかと一緒にお住まいになられてるのかな?」

絹旗「一人暮らしですけど……何か関係あるんですか?」

CW「ありますよ~ありますよ~」

CW「とっても大切な事ですよ~」

絹旗「はぁ……」

CW「絹旗さんコレね、ずいぶんイイ所にお住みになられているようで」

絹旗「うっ……いや、そんな事は……ないですよ」

CW「いやいやいや、このマンションの賃料は私の給料ではキビシイ位ですよ」ハッハッハ

絹旗「いや~……そんなでも無い……かと」

CW「こんなにイイ所にお住まいになられているなら生活保護は必要ないでしょう?」

絹旗「ひ、必要ですよ!超必要です!」

CW「ん~、でもねぇ絹旗さん、アナタお金持ってるでしょう?」

絹旗「ん、な、持ってないですよ!」アセアセ

CW「またまたご冗談を」ハハハ

絹旗「本当ですって!」

CW「お金無かったら、こ~んなイイ所にどうやって住むの?」

絹旗「そのー、アレですよ……あの~……あ、そうだ!えーと、引っ越すんですよ!」

CW「ほう」

絹旗「お金無くなっちゃったから引っ越すんです!」

CW「なるほどねぇ」

絹旗「はい」

CW「じゃあちょっとお伺いしますけどね」

絹旗「ええ」

CW「絹旗さん、今まではどうやって生活してたんですかね?」

絹旗「どうやって、と言われても……仕事して?」

CW「仕事ですか、その歳で?」

絹旗「まぁ、色々ありまして……」

CW「へぇ~」



342 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] - 2012/05/26 11:11:44.35 xBCnRREDO 6/10



CW「もう一つお伺いしますけど、アナタはレベル4ですよね?」

絹旗「はい、そうですが」

CW「奨学金が出てるでしょう?」

絹旗「学校へ行ってないので奨学金は出てないです」

CW「学校へ行かれてはどうですかね?」

絹旗「はあ?」

CW「いやいや、レベル4なら引く手あまたじゃないですか?」

絹旗「……事情がありまして……学校へは行けないんですよ」

CW「学校へ行けない……そんな事ないハズですけどね」

絹旗「……ありますよ」

CW「入学手続きすれば問題無いと思いますよ?」

CW「そうすれば寮にも入れるし奨学金も出るでしょ」

絹旗「ですから事情がありまして……」

CW「まぁ最悪、ご両親にでも仕送りしてもらうとか生活の手段はどうにでもなるでしょ?」





絹旗「……いませんよ、そんなもの」

CW「あれ、置き去り?」

絹旗「……」イラッ

絹旗「さっきから何なんですか!?」イライラ

絹旗「そうですよ!置き去りですよ!だから生活に超困ってるんですよ!!」ウガー!

CW「う~ん……でもねぇ~……」

絹旗「何なんですかもぉ!」

CW「置き去りなんですよねぇ?」

絹旗「だからさっきからそう言ってるじゃないですか!!」



CW「学園都市において置き去りの方の生活は保証されているハズなんですけどねぇ」



絹旗「」ピク



343 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] - 2012/05/26 11:12:24.21 xBCnRREDO 7/10








絹旗「…………されてねェよ」








344 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] - 2012/05/26 11:13:04.36 xBCnRREDO 8/10



CW「そんな事ないですよ~、置き去りの方の生活は手厚く保証されt」

絹旗「されてねェって言ってンだろ」

CW「いや、しかしですね……」



絹旗「もういいです」ガタッ



絹旗「帰ります」スタスタ



CW「ん?そうですか?」


ガチャ バタン



345 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] - 2012/05/26 11:13:39.19 xBCnRREDO 9/10



絹旗「……」

浜面「帰ろう」

絹旗「浜面……」

浜面「ドア越しに聞こえてたよ」

絹旗「そうですか……」

絹旗「なんかしょうもないやり取りをさせられたせいで超お腹減っちゃいました」

浜面「いつものファミレス行くか?」

絹旗「そうですね、そうしましょうか。浜面の奢りで」

浜面「何故に俺の奢り!?」



ワタシハ セイカツニ コンキューシテイル チョーハッコウノ ビショウジョ デスカラ!
オマエノホウガ カネモッテルダロ!
チッソパーンチ!
イテェ!



346 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] - 2012/05/26 11:14:10.99 xBCnRREDO 10/10

おしまい