489 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[] - 2012/06/06 23:58:17.66 pcwsbV3y0 1/11ちょっとレス借ります
ショタっ子がいるので気持ち悪かったらUターンお願いします
???「…………」
麦野「これはどういうことかしら?」
『先日説明したとおり、戦力増強のためのアイテムへの加入ですが何か問題でも?』
麦野「問題もなにもこんなチビッ子をどうしろっていうのよ!!! つーか戦力になると思ってんの!?」
『その点に関しては問題ないでしょう、彼の能力は非常に優秀です。仕事に支障をきたすようにはならないかと。しかもまだ発展途上でさらに伸びるようですから、仕事には積極的に参加させるようにしてください』
麦野「いくら積まれたの?」
『いや~、生一括でドンと5億も出してくれるもんだから喜んで子m……』
麦野「…………」
『…………』
麦野「……今子守っt」
『……おっとすみません、予定が押してきているのでこれで。ではよろしくお願いします』ブッ、ツーツーツー・・・・・・
麦野「テメェやっぱり子守なんじゃねえええかああああああ!!!」ミシミシ
滝壺「むぎの、携帯をあまり強く握っちゃうと壊れちゃうよ?」
フレンダ「結局面倒をみないといけないって訳ね」
絹旗「というか何故この子の髪はあんな真っ白なんでしょう、あと肌も白いですね」
……………………
麦野「はぁ、頭が痛いわ……」
フレンダ「ところで名前は?」
???「…………」サッ
フレンダ「……? えっと、名前」ズイ
???「…………」サッ
フレンダ「え? 何、私避けられてるって訳?」
麦野「あれじゃない? 生理的に無理ってことなんじゃないフレンダ、……ぷっ」
フレンダ「私って生理的嫌悪に見られるような容姿してないしっ!」
絹旗「フレンダ……ずっと黙っていたのですが、実はフレンダには人を寄せ付けないフェロモンを超放出しているのです」
フレンダ「何その驚愕のカミングアウト!? いやいや私そんなフェロモン出してないし!」
滝壺「大丈夫、私はそんなふぇろもんを滲みだしてるフレンダを応援してる」
フレンダ「滲みだす!?」
???「……違う」
フレンダ「へ?」
???「俺に近づくと……傷付けちゃうから」
???「あと、名前は……一方通行」
滝壺「君はあくせられーたっていうんだね」
一方通行「……」コク
フレンダ「偽名としか思えない名前だけれど……」
麦野(一方通行……アクセラレーター……ね)
絹旗(一方通行……はて? どこかで……)
麦野「今日の夕食担当はフレンダか」
フレンダ「任されたって訳よ!」
フレンダ「さぁ出してほしい一品を言って欲しい訳ね」
麦野「当然鮭よ、シャケを出しなさい」
絹旗「今私はマグロ丼が無性に食べたい気分です!」
滝壺「フレンダの作ったわかめスープが飲みたいな」
一方通行「…………」
フレンダ「一方通行も何か食べたい物ある? 食材がある物の中だけれど」
一方通行「……、…………トマト以外なら」
フレンダ「トマト以外? まあそういうことならこのフレンダが絶品料理を作ってあげるから安心するって訳よ!」
この日からアイテムにチビッ子こと一方通行が加わり、わいわいがやがや騒がしくも楽しい日々が始まる――。
おまけ1
麦野「部屋一個余ってたわね、そこを一方通行用にするか」
絹旗「良いですね」
フレンダ「鍵って誰が持ってたっけ?」
滝壺「私が持ってるよ。 ……はいこれ、失くさないようにね」
一方通行「ン……、ありがとう、滝壺お姉ちゃン」
滝壺「……!」カシャーン・・・
一方通行「…………落としたけど」
滝壺「もう一度言ってみて」
一方通行「……何を?」
滝壺「私の事、何だって?」
一方通行「……滝壺お姉ちゃン……?」
滝壺「もう一回」
一方通行「……滝壺お姉ちゃン」
滝壺「もう、一回」
一方通行「滝壺お姉ちゃン」
滝壺「…………滝壺お姉ちゃん……」ジーン
フレンダ「何感動してるの……」
麦野「言われて嬉しいことなのかしら……?」
絹旗「私も当然年上ですからね! 私の事も絹旗お姉ちゃんと呼ぶ事ですっ!」
一方通行「ン、絹旗お姉ちゃン」
絹旗「お姉ちゃんなんて言われたこと無いですから超くすっぐったいですね! でも悪くありません、良しとしましょう!」
フレンダ「勿論私の事も――」
麦野「フレンダはそのままで良いわよ」
一方通行「……フレンダ」
フレンダ「呼び捨て!?」
おまけ2
一方通行「…………」グイ
絹旗「ん? 何かありましたか一方通行」
一方通行「……こっちに」
絹旗「……?」
絹旗「こんな隅っこでどうしたのですか? ……はっ! まさか人目のない事を利用して超疾しいことを……!
だ、駄目ですよ? 子供がそういう事を考えるのはっ、 そういうのは私くらいに大人になってからっ……」
一方通行「……」ペコ
絹旗「あ、いえそんな頭を下げなくても大丈b」
一方通行「……ごめンなさい、絹旗お姉ちゃンには酷い事をしたから」
絹旗「えっ、いや私は別に酷いとは――」
一方通行「暗闇の五月計画」
絹旗「!!!」
一方通行「当時のリストに絹旗お姉ちゃンがいたのを覚えてるから……」
一方通行「被験者に演算パターンを埋め込んだ元の検体が俺だから……」
絹旗(そんな……、あの計画は検体の同等のレベル5を作るための実験だったはず……こんな幼い子供がレベル5!?)
一方通行「…………」
絹旗(一方通行……、 そうだった、当時の研究員がその名を口にしていたのを覚えてる。
でも実験の苦しみからその名を直ぐに忘れてしまったのですね。 そうだ……一方通行です)
一方通行「…………」
絹旗(彼は私がまだ子供だった頃よりさらに前から研究員達に利用されていたのですね……)
絹旗「…………」
絹旗「……確かに私はあの忌わしい実験を超恨んでいます。実験は辛かったし苦しかったです、涙が枯れるほど超泣きました」
一方通行「…………」
絹旗「でも……私が恨んでいるのは、胸糞悪い実験を立案した人物とそれに加担した研究員共であって、貴方などでは絶対に無いです……」
一方通行「……でも」
絹旗(きっと私なんかよりもずっと地獄をみてきてるのでしょう。 ……そんな子にどう責めろというのですか、私は私よりも年下の相手に叱罵するほど腐ってません)
絹旗「もう良いのです、あの実験はもう終わったのですから。 それに結果として窒素装甲を得ることが出来ましたし、今では不可欠なものです」
一方通行「……」
絹旗「ですから話してくれてありがとうございました」スッ
……バチっ
絹旗「おおっ!?」
一方通行「あ……! ごめンなさい、今反射を……っ!」
絹旗「成程、これが反射というものですか。 なにやら超不思議な感覚でしたね」
絹旗「……もし良かったらその反射を解いてもらっても良いですか?」
一方通行「え……?」
絹旗「辛い事を話してくれたご褒美にお姉ちゃんとして超撫でてあげようかと思ったのですが、 ……駄目ですか?」
一方通行「………………、……今絹旗お姉ちゃンへの干渉に反射フィルターを取り除いたから触れられると思う」
絹旗「何か変化した事は見えなかったのですが、どれ」ナデナデ
一方通行「……ン」ピクッ
絹旗「これはこれは、さらさらふわふわしてて超撫で心地が良いですね」ナデナデ
一方通行「……」
絹旗「貴方が話してくれて正直嬉しかったです、そうでなければ私はずっと一方通行の事を忘れたままだったのですから」
絹旗「だから貴方はもうそんな悲しい顔をしなくても良いのですよ。 ……そうですね、今度私が色々話を聞かせてあげましょう。勿論悲しい話では無く面白い話をです」
一方通行「……面白い……?」
絹旗「そうです、 一方通行でもお腹がねじれるほど面白い話です。 話のネタなら一杯あります。どうです、聞きたいですか?」
一方通行「……」コク
絹旗「ふふん、ではその時が来るまで楽しみにしていると良いでしょう」
………………
フレンダ「あれ? 今まで2人とも何処に行ってたのさ。いつの間にかいなくなってたし」
絹旗「ただ向こうで長話してただけですよ」
麦野「そんなこと言って実はエッチなことでもしたんじゃないのかしら? 年上という立場を良い事にして色々と……ね」
滝壺「きぬはたそれ本当なら許さないよ?」
絹旗「た、滝壺さん顔が超怖い感じになってますよっ! というかそんなことあるわけないじゃないですか!!!」
麦野「ほんとう~?」
絹旗「当たり前です!!!」
一方通行「そういえば絹旗お姉ちゃン、あの時言ってた疾しい事って何?」
絹旗「ちょ」
滝壺「きぬはたそのことについてちょっとおはなしをききたいんだけど」
絹旗「ひっ、滝壺さん眼が超本気ですよ!? ご、誤解ですって!」
麦野「きゃ~、絹旗のエッチ不潔淫乱ーーー」
絹旗「私はまだ処女ですっ!!!!!」
フレンダ「へーそうなんだ」
絹旗「あ……ぅ////」カァァァ
一方通行「…………」ジッ
絹旗「そんな無垢な目でこっちを見ないでくださぃぃぃぃいいいいいぃぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいい」
おまけ3
絹旗「一方通行、そろそろ朝食が出来るので皆を起こしてきてもらえますか?」
一方通行「……わかった」テクテク
滝壺「」Zzz...
一方通行「起きて、朝食出来たよ」ユサユサ
滝壺「…………ん……」パチ
一方通行「朝食が出来たよ」
滝壺「…………」ボー
一方通行「……滝壺お姉ちゃン……?」
ぐいっ
一方通行「! うわっ」
滝壺「抱き……枕……」Zzz...
一方通行「う゛ぅ……(苦しい……)」ギュー
滝壺「」Zzz...
一方通行「っ!」
バチっ
滝壺「…………ふぇ……?」パチ
一方通行「あ……(反射しちゃった……)」
滝壺「……あ、おはよう、あくせられーた」
一方通行「え、あ、うン」
滝壺「…………?」キョロキョロ
一方通行「ど、どォしたの?」
滝壺「何か不思議な感覚をしたような気がしたから……」
一方通行「……そ、それより絹旗お姉ちゃンが朝食を作り終えるから起こしてきてって」
滝壺「わかった」コク
フレンダ「」Zzz...
一方通行「フレンダ起きて」ユサユサ
フレンダ「…………」
一方通行「起きて」ユサユサ
フレンダ「…………」パチ
一方通行「おはようフレンダ」
フレンダ「……やっぱり呼び捨てのままなのね……」
一方通行「…………駄目……?」
フレンダ「いやまあ、別に構わないんだけれどね」
フレンダ(……ハッ、他3人はお姉ちゃん付けなのに私だけ呼び捨てのままでこのまま続けたら後々親密フラグに影響が……ッ!)
一方通行「……?」
フレンダ「…………いや私は何考えてるんだか……」
一方通行「大丈夫?」
フレンダ「へーきへーき、さっさと向かいますか」
麦野「」Zzz...
一方通行「麦野お姉ちゃン、朝食できたよ」ユサユサ
麦野「…………んー……」ゴロン
一方通行「……え」
麦野「」Zzz...
一方通行(……何でズボン履いてないンだろう……?)
一方通行「…………麦野お姉ちゃん起きて、朝食出来たって」ユサユサ
麦野「……んー……私は後で行くから先食べててー……」
一方通行「ン、わかった」
麦野「」Zzz...
一方通行「……」
一方通行(このままじゃ風邪引いちゃう……、布団かけないと)パサ
一方通行「……」テクテク
滝壺「あれ? むぎのは?」
一方通行「先に食べててって言ってまた寝ちゃった」
絹旗「折角5人での朝食だというのに二度寝とは許し難いことですね、この私が超叩き起こしてきます」
フレンダ「結局深夜までずっとゲームしてたから起きれなかった訳よ」
絹旗「なら渾身の窒素パンチを喰らわしてでも引きずり出すまでです!」
麦野「必要ないわよそんなことは」
滝壺「むぎの起きれたんだ」
麦野「ふぁ……、まあ一方通行も加わっての朝食だし二度寝してちゃ駄目かと思って」
一方通行「おはよう、麦野お姉ちゃン」
麦野「ん? ああ、おはよう」
フレンダ「全員集まった事だし、冷めないうちに食べちゃいますか!」イタダキマス!
絹旗「そうですね」イタダキマス!
滝壺「いただきます」
一方通行「…………イタダキマス」
麦野「はいはい、頂きますっと」
一方通行「…………そういえばどォして麦野お姉ちゃンは下がパンツのままだったの?」
「「ぶっ……!」」
「……むぎの、教育によくないよ……」
「結局私には下着派はよく解らないって訳よ……」
<おわり>
499 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage] - 2012/06/07 00:08:40.41 gXgYsibe0 11/114レスくらいで終わると思ったのに長かったな……
スレ汚しごめんね