612 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage] - 2012/07/20 03:25:09.88 5cEaEzxoo 1/13

投下します

一方通行もの18禁要素あり注意

元スレ
▽【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-37冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1334385245/
613 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage saga] - 2012/07/20 03:25:41.62 5cEaEzxoo 2/13

 東京都西部を丸抱えする科学の金字塔、学園都市。
 この街で最強の座に君臨する一人の少年が居た。
 白い髪。白い肌。漆黒の闇よりなお暗い、骸のような赤い瞳。

 超能力者第一位。一方通行。

 背反するような柄の悪い黒のシャツと細いパンツを華奢な身体にまといながら彼はホテルの一室、そのベットに座り込んでいる。
 小脇にカメラのケースのような黒い皮作りの箱を大事そうに抱え、歩行補助の右手の杖を短くしまい込んだ最強が表情一つ変えず天井をにらんでいる。
 そして、おそらく彼の身近な存在でなければ感じ取れないような興奮の色が滲んでいた。


 窓の外は夜の帳。
 ビル群が立錐の如く立ち並ぶ摩天楼。
 だが他の都市と比べてその明かりは半分は少ない。

 学生が八割を占める都市であり、彼彼女らの帰宅時間というものが強制的に定められているからだ。

 そして、一方通行にはそのような束縛は存在しない。
 否、彼を拘束するものは此の世にも彼の世にも存在しないのだ。

 だが、敢えて。
 彼は今日この場で束縛を、華奢で、それでいながら明確な重さを持つ肉体に物理的に食い込むような、そして精神を冒すような束縛を受けようとしていた。


 時は一週間ほど遡る。

614 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage saga] - 2012/07/20 03:26:22.66 5cEaEzxoo 3/13


 一方通行には友人と呼べる存在が居ない。
 だが、敢えて言うのならば名を上げられるであろう二人が居た。
 一人はツンツン頭のお人よしで、右手に特別な力を宿しながら、それでも無能力者に分類され、そうでありながらも一方通行を何度も敗北させた勇者。
 一人はボサボサ頭の間抜け面で、何一つ特別な力を有さない塵芥のような無能力者で、何度も敗北を重ねながらも一方通行にすら認められたお調子者。

 ちょっとした空間を用意して近況を確かめ合っていた。

 全員が全員未成年だがお調子者はアルコールを用意していた。
 最初勇者は断っていたがお調子者の勧めを断りきれなかった。
 一方通行もまた断る術をもたなかった。


 なに、アルコールなど能力で簡単に分解できる。
 そう割り切って彼にしては非常に珍しいことに少年時代の年相応の火遊びを楽しんだのだ。

 酒は簡単に箍を外す。
 年頃の少年たちの興味など片手の指で数えられるほどのものしか存在しない。
 悪い酒が理性の壁を低くしていた。

 お調子者が言った。
 学園都市には究極の自慰道具が存在すると。
 勇者は顔をしかめ不快を露わにしたが興味は隠し切れなかった。
 白い悪魔は露骨に軽蔑の表情を浮かべた。
 だがお調子者はそれがわかっていて言葉を続ける。

 それは高級な霧の箱に入っているという。
 それはまさしく究極の一品なのだという。
 それは一夜の花よりも高価なのだという。

 それはありえないほどの快楽をもたらすという。


 一方通行に性欲はない。
 人体改造といってもいい脳開発の副作用でホルモンバランスが崩壊しているからだ。


 だが、興味を持った。

 下らない話をするな、という言葉を重ねながらさも興味津々といった趣の勇者とも異なり。
 試してみたいけれども同居人たちの目が厳しいと誤魔化すお調子者とも異なり。

 それは路傍の石だとしても踏む価値はあるかもしれない。
 学園都市最強は何故かそう思ってしまったのだ。

615 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage saga] - 2012/07/20 03:26:56.87 5cEaEzxoo 4/13

 
 
 
 
 

 別に女ばかりの同居人の目が厳しいから自分で自分を慰める機会がないやい、というわけでもない。
 
 
 
 
 


616 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage saga] - 2012/07/20 03:27:46.72 5cEaEzxoo 5/13


 次の日、暗部と呼ばれる世界の残骸から商品を購入しようとした。
 だが百戦錬磨の連中が成り果てた商売人をあたったにもかかわらず、それは手に入らなかった。

 確かにそれは存在する。
 それは一つあたり数百万の値で取引されるという。
 そして決して過剰には出回らない。
 月に一つか二つ、気まぐれのように闇のオークションに現れ最初から存在しなかったように消えていくのだ。


 面白い。
 一方通行は死神の鎌のように唇を歪めた。

 レアな獲物ほど手に入れたくなる。


 最強とは自身の我儘を如何様にも通すことをいう。
 ならばどれ程下らないものであろうとも手に入れたいと一方通行は思ってしまった。


 誰に誓った?
 自分に誓った。
 一万の軍用クローンを血の袋に変え、一万のクローンを守りきるために彼は最強でありつづけなくてはいけない。
 最強がこの程度のことで敗北を決してなるものか。


 万の命を奪いそれ以上の血を浴びた獣が、己の興味と性欲のために学園都市の闇を吼えた。
 黒き獣たちが怯え月を紅く照らし朽ち果てることのない血の大河を構築した。
(主に高い金出してオークションで落としたのに一回も使うことなく奪われた『男にも女にも、子供にも老人にも、聖人にも囚人にも(ry』の血涙)


 そして、今、究極の性具、オナホールを抱えた一方通行がここに居る。

617 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage saga] - 2012/07/20 03:28:20.81 5cEaEzxoo 6/13


 ベットが軋んだ音を立てる。
 淡い光の中、一方通行は面倒くさそうに服を脱いだ。
 シャツを脱いで染み一つ無駄毛一つない裸体を晒す。
 女性であるのならば一見して興味よりも嫉妬を覚えるような透き通る肌。華奢な肉体。

 だが股間だけが朗々と憤っていた。
 本能に基づく性欲はなくとも彼の能力は勃起程度は自由にコントロールできる。


 裸のまま一方通行は箱を開けた。
 まるで茶器のように袱紗に包まれたそれ。
 大名物の茶入れのような溶液の器。
 下品極まりないはずの性具が一つの芸術品として完成していた。

 軽い感嘆を覚えながら袱紗から取り出す。
 当然として、彼はこのような下らないものを使用した経験はない。
 常人としての生活を送ってこなかったし、彼と同じ年頃の少年はこれほど摺れてもいない。


 しかし性具の用い方などそうバリエーションがあるわけでもない。
 淫らな雑誌など読んだことがなくても大抵のことは理解していた。

 外見だけで見ればピンク色の半透明の、硬いゼリーのような物体だ。
 見比べたわけではないが特段変わったところはないように思える。
 ボリュームは片手で握り締められるほどのサイズで当然重さもそれに准ずる。
 女性器を模した入り口はコンパクトに纏まっているが指を二本入れて広げてみれば軽い抵抗と共に大きく開いた。

618 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage saga] - 2012/07/20 03:29:05.03 5cEaEzxoo 7/13


 一方通行は童貞である。
 そして童貞はこじらせるとえらいことになる病気である。
 ビジュアル系の外見と剃刀のような闇を抱えた彼はその気になれば簡単にそんなものは卒業できたであろう。
 否、暴力に訴えてもいい。
 金で買ってもいい。
 それを可能とするだけのすべてを有していた。


 だが彼には美学があった。
 悪党としての美学があった。
 性的な興味のためだけに女を誘惑することも強姦することも売春することもその美学に反した。

 その美学が邪魔をした。
 悪党はこンなことをしねェンじゃねェのか?
 今更のようにそんなことを考える。


 否! 既に血を流した。涙を流させた。
 それが彼にとっては路傍の石ほどの価値もないものだとしても、既に一方通行には責任があった。
 そう自分を納得させた。


 確かに矮小かもしれない。
 少なくとも一枚の写真として撮影されたら切腹ものである。
 それでもこれもまた学園都市の闇の残骸。
 もしこれで尊敬すべき勇者や憎みきれないお調子者が人生を踏み外しでもしたのならば。
 赤貧である彼らがこの性具とであることはまずないかもしれないが可能性はゼロではない。
 そのときにこの経験が一つの指針となるかもしれない。


 ならばそのために身を削るのが最強であるものの責任だ。


 覚悟を決め、ローションをオナホールの内側に注ぎ込んだ。
 微妙な臭いが部屋に広がる。
 むせるような獣臭さだが決して深いではなかった。


 奥歯を噛む。
 胡坐をかいて隆々と勃起しているペニスの先端にそれを押し当てる。
 ぞくぞく、と背筋に鳥肌が立つ。

 これまで幾度となく迎えた強敵たちとの死闘。
 経験がそれと同じものだと訴えている。


 いや、これまでにないほどの強敵だ。
 勝てないかもしれない。
 最強はこれまで一度たりとも疑うことのなかった自分の勝利をはじめて疑った。


 一瞬だけ、彼の一番に守るべき幼き少女が泣きそうな顔をした、様な気がした。

619 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage saga] - 2012/07/20 03:29:50.35 5cEaEzxoo 8/13

 
 
 
 
 


 悪りィな、ここで逃げたら俺じゃねェンだよ。

 少年は戦士の顔をした。
 
 
 
 
 

 そして――
 
 
 
 

 

620 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage saga] - 2012/07/20 03:30:28.25 5cEaEzxoo 9/13

 
 
 
 
 
「らめェェェッ! ンォほォォォォ!!! らめェ、らめェェえェ!!!
 れちゃうゥッ! れちゃうのォォォおォッ!!!
 ンほォォォおッッ!! 止まらないッ! 射精とまらないのォォォおッッ!!!
 おかしくなりゅッッ!!! おかしくなッちゃうのォォッ!!!!」
 
 
 
 
 

621 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage saga] - 2012/07/20 03:31:04.51 5cEaEzxoo 10/13


 一方通行は実に三日間気を失っていた。
 一糸纏わぬまま股間にオナホールを装着した彼を発見した黄泉川愛穂は、


「あんな幸せそうに笑っている一方通行ははじめてみたじゃん……」


 と遠い目をしながら異国の異情のように語ったのだった。

622 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage] - 2012/07/20 03:32:26.78 5cEaEzxoo 11/13

以上です
タイトルは「未現の品格」です

うん、反省してませんよわたくし

623 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] - 2012/07/20 03:33:12.58 7E7pM0uuo 12/13

途中まで何か面白そうなの始まったぞって思ったのに雲行きが怪しくなり、そして伝説へって感じでクソワロタ

624 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] - 2012/07/20 12:39:13.31 J5XoP6xwo 13/13

最初は誤変換多すぎwくらいに思って読んでたが
おwまwえwwwww
ひでえwwwwwwwwwwwww

また書いて下さい