870 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] - 2013/02/20 19:11:38.92 wSIqrr3C0 1/15

9レスほど投下させていただきます。
>>810を見て触発された、予告っぽい風味の短編です。

テーマ:「もしも、学園都市の学生全員がレベル5だったら」

元スレ
▽【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-38冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1350107497/
871 : 上条「全員レベル5」[saga] - 2013/02/20 19:13:17.25 wSIqrr3C0 2/15

『この』学園都市には現在、約230万人の学生が在籍しており、
その全てが、超能力者(レベル5)の評価を受けた存在である――


『魔人』の襲来を知らせるサイレンが、月夜の学園都市内に響き渡っていた。

科学とは異なる法則を持つ力、魔術に染まった魔の者。
真の奇跡に人の手で追いつかんとする者。
嘗て魔術師と呼ばれ、行く行くは魔神へと至らんとする者。

総じて、強行的に都市内へと侵攻せんとする彼らの目的は一つ。異教の徒、超能力者の抹殺とされている。
互いの勢力の事情を無視し、協定を破ってまで己が力を振るう来訪者達。
そのような魔人の身勝手は、後の大規模な戦争へ繋がる引き金となりかねない。真っ向から対抗出来る者は限られている。

学園都市の誇る研究成果。一軍隊にも匹敵する最大戦力。
超能力者に他ならない。
鳴り響くサイレンは、彼らに対する召集命令をも意味していた。


そして、このような事態となれば、その少年は誰よりも早くその場に馳せ参じる。
この街の誰もが、それを知っていた。

872 : 上条「全員レベル5」[saga] - 2013/02/20 19:14:40.53 wSIqrr3C0 3/15

警備の壁を擦り抜け、街を闊歩する魔人の前に、少年は立ち塞がった。
超能力者の襲来。魔人は能力を警戒し、戦闘態勢に入った。
対する少年は悠然と、それでいて力強く、その拳を握る。
魔人は少年の出方を伺った。あらゆる事態を予測し、対策を練って襲撃を決行したつもりだ。
油断はしない。ここは敵地である。ジリジリと間合いを保ち、隙は見せまいと周囲を見渡す。

対峙する少年の背後に、複数の超能力者の姿を視認した。
少年の協力者かと考え警戒を強める。一対多の状況も織り込み済みだ。異教の徒に遅れは取らない。


だが、さしもの魔人も、眼前で繰り広げられた奇妙な事態を予測出来てはいなかった。


背後より忍び寄る超能力者達は、魔人ではなく少年の背中を狙い、己が能力を振るい始めたのだ。
念動力、発火能力、風力使い……
そのどれもが、人間一人を押し潰し、消し炭に変え、バラバラに切り裂くのに充分な威力を持った、恐るべき能力であった。軍隊を相手取れると豪語するだけの事はある。
仲間割れか、それとも異教の徒は他人を巻き込む事さえも厭わないのかと、驚愕と嫌悪感を抱きつつも魔人はその攻撃に対抗せんとする。

しかし当の少年は、背中を刺す悪意を気にも留めない。
眼光は真っ直ぐに魔人のみを見据えて、少年は、力強く魔人に語りかけた。

873 : 上条「全員レベル5」[saga] - 2013/02/20 19:16:22.82 wSIqrr3C0 4/15

「お前がどんな目的を持ってこの街に来たのか、俺は知らない」

魔人は更に奇妙な光景を見た。

「だがこれだけは言える。この街は、お前一人でどうこうなるような街なんかじゃないんだ」

少年に向けられた残酷な能力の数々は、

「だから帰れ。それ以上一歩でも足を踏み入れたなら、戻れなくなるんだぞ」

少年の背中に触れる事無く、届く事無く、まるで無力に消失してしまった。
まるでその全身が、異能そのものを拒絶するかのように。

「今ならまだ間に合う。この街は、誰一人として容赦なんかしてくれない。魔人を百人狩ればレベル6になれると本気で信じている、そんな奴らだっている。だから、今すぐ帰れ」

 魔人は恐れた。この少年の存在、その異質さに。



『誰が幻想殺しを殺すのか?』

学園都市に伝わる都市伝説の一つである。
「幻想殺し」は超能力者に非ず。超能力者を否定し、拒絶し、不幸にする毒素である。
「幻想殺し」を乗り越えた能力者は絶対(レベル6)となる。

そんな根拠の無い伝説が、学生達の間に出回っていた。
この街の住人は、そんな根も葉も無い噂にさえ縋りつく。

874 : 上条「全員レベル5」[saga] - 2013/02/20 19:18:32.83 wSIqrr3C0 5/15

今も尚、少年の背後に立つならず者達は、持ち得た能力を執拗に少年の背中へと放ち続けていた。
同郷の仲間であるはずの超能力者からも、一方的に攻撃される異常な存在。
ならず者達は魔人の存在を認知していないわけがない。
その上で選択された行動であると、かのならず者達は示している。
恐れるべきはたった一人の魔人などではない。この少年なのだ。
他の誰とも違う、この少年こそが、学園都市最大の異教であると示している。


 イカれている。この街も、超能力者達も、この少年さえも。


「……どうした? 早く選べよ。後ろの奴らの矛先が俺の方を向いてる内にだ」

魔人は恐怖する。だが逃げ出す事は出来ない。引き返せない。
それは意地か。それとも覚悟か。


今宵の魔人は誰よりも幸福であった。
学園都市が誇る序列能力者(ランカー)、その栄光の第1位。
生まれ付いての力と、残酷な不幸を以て頂点に君臨し続ける少年。

『幻想殺し』上条当麻が、魔人に向かって身一つで立ち向かっていったのだから


「……そうか。お前……本当にツイてねえよ」

875 : 上条「全員レベル5」[saga] - 2013/02/20 19:21:01.79 wSIqrr3C0 6/15

学園都市の学生達は、己の所有する超能力が、本来7段階に分けられている事をほとんど意識していない。


己の立ち位置は依然スタートライン。
30の序列を目指し、第二候補を目指し、第一候補を目指し、直接交渉権を目指し、FIVE_Overを目指し、
まるで奇跡にも縋るかの如く、絶対能力進化を目指し、絶対となり、無敵となり、

神ならぬ身にて天上の意思に辿り着く


学園都市には破綻者が集う

876 : 上条「全員レベル5」[saga] - 2013/02/20 19:22:18.63 wSIqrr3C0 7/15

1 / 「幻想のルールはここまでだ。……ここから先は、俺のルールでやらせてもらう!!」

2 / 「大丈夫。私は学園個人だから、皆をきっと守ってみせる」

3 / 「第3位だ。これから『無敵』になるンで、ヨロシク」

4 / 「『この』世界そのものに、常識なんて通用しねえ」

5 / 「ずっと……一緒にいる!! もっと、友達でいたい!!」

6 / 「楽勝だ、超能力者共」

7 / 「ミサカ達一人ひとりが、お姉様とほぼ同じ力を持っていると、ミサカは自負します」

8 / 「私は、私だけの超電磁砲に辿り着く!!」

9 / 「テメェを宇宙のチリにしてやれば、序列の無意味さを証明出来んのかねぇ?」

10 / 「230万の脳を統べる私は、誰にも止められないの」


『この』学園都市には現在、

877 : 上条「全員レベル5」[saga] - 2013/02/20 19:23:48.58 wSIqrr3C0 8/15

11 / 「大体、私がなんで11位なのか。にゃあ」

12 / 「お人好しだからか」

13 / 「私の洗脳力ならぁ、この常盤台から出る必要だってないのよねぇ」

14 / 「ボクぁ落下型ヒロインのみならず、義姉義妹義母義娘双子未亡人先輩後輩同級生女教師幼なじみお嬢様金髪黒髪茶髪銀髪ロングヘアセミロングショートヘアボブ縦ロールストレートツインテールポニーテールお下げ三つ編み二つ縛りウェーブくせっ毛アホ毛セーラーブレザー体操服柔道着弓道着保母さん看護婦さんメイドさん婦警さん巫女さんシスターさん軍人さん秘書さんロリショタツンデレチアガールスチュワーデスウェイトレス白ゴス黒ゴスチャイナドレス病弱アルビノ電波系妄想癖二重人格女王様お姫様ニーソックスガーターベルト男装の麗人メガネ目隠し眼帯包帯スクール水着ワンピース水着ビキニ水着スリングショット水着バカ水着人外幽霊獣耳娘まであらゆる女性とあとついでに男に変身出来る力を持ってるんよ?」

15 / 「私は超えてみせる!! テレポーターが抱える壁の全てを!!」

16 / 「                              」

17 / 「わたくしけっこう力持ちさんなので……力ずくで」

18 / 「序列能力者だ。残念だったな、思惑が外れて」

19 / 「実験動物だろうがなんだろうが、私は私!!」

20 / 「10秒耐えてみろ――超能力者にして陰陽博士のこのオレを相手にだ」


約230万人の学生が在籍しており、

878 : 上条「全員レベル5」[saga] - 2013/02/20 19:25:11.30 wSIqrr3C0 9/15

21 / 「風紀委員は『滞空回線』を行使出来る。覚えておきなさい」

22 / 「力のある奴は皆そうさ……僕のように!! ねじ伏せてやるんだ!!」

23 / 「私は、自分の信じた正義を曲げません。一人でだって……戦います」

24 / 「私たち皆の復讐は、もう完了しているのですから」

25 / 「お前わかってんのかコレ――超能力だぜ?」

26 / 「わたくしを……ちょっと怒らせてみてはくれませんか?」

27 / 「ええ、闘えますよ。どんな組織が相手だとしても、ね」

28 / 「end. 既に触れてしまっているのだから、もう御終いよ」

29 / 「命令は。唯一つ。誰も。殺さないで」

30 / 「理解したぜ。俺の力は……根性でしか説明出来ないってな!!」


その全てが、超能力者(レベル5)の評価を受けた存在である――


科学と魔術が交差する時、絶対能力者が誕生する――!!

to be continued...

879 : 上条「全員レベル5」[saga] - 2013/02/20 19:25:58.60 wSIqrr3C0 10/15

以上です。
多分、ランキングを決めている時が一番楽しかった。
その他ツッコミ待ちです。

チートを自重しない一話完結型ほのぼの日常バトルアクションもどき風味で現在構想中です。頑張ります。
妄想を失礼いたしました。

880 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] - 2013/02/20 21:19:45.45 P7kP/d6C0 11/15

30人のうち何人かが分からない
教えてくれませんか?

881 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] - 2013/02/20 21:27:35.91 U5xMR6E90 12/15

1:上条 2:滝壺 3:一方 4:垣根 5:風斬
6:浜面 7:妹達 8:御坂 9:麦野 10:?
11:フレメア 12:?  13:食蜂 14:青髪 15:結標
16:?  17:?  18:?  19:?  20:土御門
21:?  22:?  23:?  24:?  25:?
26:?  27:?  28:布束 29:姫神 30:削板

だめだ・・・分からないキャラが多すぎる。

882 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] - 2013/02/20 21:36:39.98 sxU1gLmMo 13/15

春上と介旅と湾内と泡浮は分かった
……って言っといて外れてたら恥ずかしいが

883 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] - 2013/02/20 21:57:02.97 jVmyvbyIO 14/15

10位が木山先生かと思ったけど多分芹亜かな

884 : 上条「全員レベル5」[saga] - 2013/02/21 00:23:35.08 waDifp6U0 15/15

コメントありがとうございます
ぼちぼち手直ししつつ書き溜めたいと思っています
ランカー入れ替えたり追加したり……

>>881
原作の台詞改変しすぎたりして、かえってわかりづらくなってしまいましたね…
隠すほどでもないのでとりあえず解答のっけときます
コピペで失礼ですが

1:上条 2:滝壺 3:一方 4:垣根 5:風斬
6:浜面 7:妹達 8:御坂 9:麦野 10:春上
11:フレメア 12:幻想片影 13:食蜂 14:青髪 15:結標
16:重福 17:泡浮 18:絶対等速 19:佐天 20:土御門
21:固法 22:介旅 23:初春 24:相園 25:丘原
26:湾内 27:海原(本物) 28:布束 29:姫神 30:削板

>>882
正解です!

>>883
出来うる限り原作性能のアッパー調整で済ませたいと考えたので、
雲川姉の使いどころに悩んでいる次第です