759 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] - 2013/07/12 17:14:46.78 glumo1ceo 1/3誰も居ないかな?
居なければ一レスもらって短いのを一つ。
タイトルは 上条ハーレム(最小)
俺の名前は上条当麻。
学園都市の学校に通う、右手に幻想殺しなんてちょっと特殊な力を持ってはいるが至って普通の高校生だ。
「それでとうま、今日は私と遊びに行くんだよね?」
「何言ってんのよ、コイツは今日私の買い物に付き合って貰うんだから」
訂正、現在進行形で不幸な高校生だ。
「あー、えーとですねお二方。そろそろ周囲の視線が痛いので腕を放していただきたいのですが……」
「だってさ、ほら離してあげなさいよ」
と俺の右手に抱きつくビリビリ中学生こと御坂と、左手に抱きつく大食いシスターのインデックスが俺を挟んで火花を散らしている。
「それはこっちのセリフなんだよ、短髪こそとうまにその貧相な物を押し当てるのは止めるべきかも」
「な、なにおう! ってかあんたこそ人に言えるほどのモンじゃないでしょうが!」
「わ、私は修行中の身だから仕方ないんだよ!」
修行中だと何がどうなのかとか全く理解できない。
理解できないったら理解できない、二人が身をよじる度にふよんふよんと腕に伝わる慎ましい何かも理解できない。
って言うかこんな道のど真ん中で人目を集めてるのに理解してしまったら色々と終わる。
何がどう終わってしまうのかは言及はしない方向でお願いしたい。
「ちょっとアンタ、何呆けた顔で愉快に現実逃避してんのよ。アンタがハッキリしないから悪いんでしょうが」
「まったくなんだよ、とうまはいつもいつも優柔不断で――」
くどくどくどくど、二人してあり難いお説教だよちくしょう。そう言うのは小萌先生だけで間に合ってるってのに。なんでこいつらは上条さんを攻める時ばっかり息ぴったりなんですかね……。
それに何で二人して腕に抱きついてきてるんだ?
インデックスはまあ元々そういう所があったけど、最近は御坂まで腕にしがみつくようになってきた(御坂の方は何か真っ赤な顔して無理してる節があったから何でそんな事するのか聞いてみたら二人共にゴミを見るような目をされた、不幸だ……)。
いやまあ二人とも美少女だから抱きつかれるのはうれ――いかんいかん! 上条さんの好みは年上の管理人さんタイプ年上の管理人さんタイプ……ふぅ、危ない危ない。
ただでさえ年下二人に手を出したなんて不名誉な噂が流れてクラスでは拳と頭突きの洗礼、たまに一人で街を歩けば炎の巨人やら金星の反射光なんかが襲ってきたりするってのに。
よし、ここは一つ年上として二人にビシッとだな……
「だああ、もう! 分かった分かりましたよ、ハッキリしてやるよ! この際だから言っとくけどな――」
と俺が宣言すると二人はさっきまでとは一変、期待と不安が入り混じった瞳でこっちを見つめつつ腕に力がガ入りふよんと――
っていかんいかんいかん!! 上条さんのタイプは年上の管理人さん年上の管理人さん……。
ふぅ……。よし、落ち着いた所でビシッとだな、
「…………」
「…………」
「え、えっとだな」
そ、そんな二人して不安げに上目遣いで見たってダメだぞ!
ここはビシッと、
「…………」
「…………」
……ビシッと、
「その、だからな」
…………。
「さ、三人でどっか行こうぜ!」
うん、やっぱ人間仲良くしないといけないよな。
左右から「またかこのヘタレ」って声と溜息がステレオで聞こえてきたが多分気のせいだろうな、うん。
あー、今日も学園都市は平和だなー、あははははは……。
はぁ、不幸だ……。
761 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] - 2013/07/12 17:16:38.36 glumo1ceo 3/3おはり、上条さんもげろ