3~5レス借ります。
新約8巻の試し読みとエンデュミオンの奇蹟を見てたら考えつきました。
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とある夜。
上条 当麻は今日の出来事を思い出していた。
今日の不幸
・アラームが壊れ、寝坊した
・急いで朝食を作るも全てインデックスに取られた
・走って学校に行くも、ビリビリに鉢合わせ
→結果、追いかけっこ(電撃付)開始
・結局遅刻。補習が増えた
・授業中、腹の音が鳴り響く
・昼休み、購買に急ぐも目の前で売り切れ
・空腹のまま教室に戻ると、男子が一斉にこっちを向く
→ビリビリの事でまたも追いかけっこ(男子と) 理不尽だ……
・補習がなかなか終わらない
→タイムセールに間に合わず。今日の夕飯はもやし(確定)
・帰り道、不良に絡まれる
→帰るのが遅くなりインデックスに噛まれる
・夕飯時………………
ここまで思い出して上条は思い出すのをやめた。
感想は一つ。自分の不幸は絶好調らしい。
「奇蹟でも何でもいい。幸せになりたい……」
上条はボソリとバスタブで呟く。
上条の悲痛の願いであった。
……………………………………
…………………………
………
…
とある魔術の禁書目録ss
『とある奇蹟の幸福大作戦(ハッピーエンド)』
…
………
……………
……………………
上条当麻の不幸は朝から始まる。
今回の不幸は何か柔らかいものが体に当たっていること。
目を開けていないため『何か』が何かわからないが、
結構最近もこんなことがあった気がする。
確かあれもこんな日の朝だった。
目が覚めるとレッサーとバードウェイが両隣で寝てた。
これだけ聞くととても羨ましいが、
壁を壊して侵入され、インデックスの噛みつき制裁が待ってて、
この後死闘が待ってることまでがこの不幸だ。
今回のこれも同程度。またはそれ以上の不幸になるであろう。
取り敢えず状況を把握するためにうっすらと目を開ける。
「………………………………………ッ!?」
そこにはあの『エンデュミオン事件』の時、
シャットアウラ=セクウェンツィアと同化し消えたはずの少女。
鳴護 アリサ がそこに存在していた。
……………………………………………全裸で。
「もうやだ………わたくしもうイヤだぁぁぁぁあああああっっ!!」
上条 当麻は全力で叫ぶ。
インデックスのガブガブグチャァなんて知るか。
アリサが目を覚ましてキャァアアパッチーンなんて知るか。
アドリブに強い? 前回も同じようなことあったろ?
知るか。前回の事で思い知ったわ。
『どうあがいても結局制裁は下る』
つまり上条ができることは一つ、
この状況をどうにかすることだ。
「…………ん……ん、んん…………うみゅ?」
起きた。
まぁ、こんだけ騒げば当たり前だろう。
それと同時に上条の叫びも小さくなっていった。
そして、アリサが寝ぼけ眼で
「……とうまくん?………とうまくんだー、えへへぇ………」
ギュ、っと抱き締められる。全裸で。
その決して小さくない『それ』が直に当たる。
その感触に、普通の高校生上条 当麻は…
(…………………………………………ああ、もういいや)
すべてを諦めた。
「うぅー、とうまー! さっきのうるさかったんだよー!」
扉の向こう側からインデックスの声が聞こえる。
この後に起きることを予測して血の気が引くが、
この感触が味わえたのだからこれは『幸福』だろう。
「………あっ、あれ? 夢じゃない? というか…………ッ!?」
アリサの意識も戻ってきたらしい。
何で出てこれたのか等の疑問もあるが、
取り敢えずはビンタされるか、叫ばれるか。
もしくは両方であろう。
しかし、あの感触が味わえたのだから、
これは十分『幸福』だろう。
しかし、それでも上条はちゃんと諦めるためにこう呟く。
「…………………不幸だ」
その後のことは想像に難しくない。
947 : とある奇蹟の幸福大作戦[saga sage] - 2013/08/29 23:41:36.74 O6C/iGcHO 4/4続く(?)
続きはちゃんとスレ立ててやると思いますが、
いま他のスレやってるのでいつになるかはわかりません。
ではでは。