303 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] - 2014/04/12 23:35:02.25 ok8SPMXDo 1/13

過疎ってるけど7レス位借ります。
ガンガン連載中のブラッディ・クロスとのクロスというか禁書のキャラ当て嵌めで嘘予告風。

元スレ
▽【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-40冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1379543420/
304 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] - 2014/04/12 23:35:59.29 ok8SPMXDo 2/13

序列の下の方から神候補に選ばれた。

周りはそれを幸運だと言った。



もう一人の神候補があいつだった。

兄弟で、序列の上位で、堕天しているというあいつ。

司祭達は稀有な聖戦だと言った。

歴史的な聖戦に仕えられて幸運だと言った。

俺は、

「これが幸運? …こんな幸運俺はほしくなかった」

「あぁ、じゃあ決めたよ、契約の代償に差し出す物」

「―――俺の”幸運”だ」



”幸運”を手放して神候補となった天使、上条当麻

「俺は神託を受けた者」

「次の神になるために、神の力を得る事を定められている者だ」

305 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] - 2014/04/12 23:36:55.38 ok8SPMXDo 3/13

「俺はお前のこのルーンカードを買う! でも金はない! だから金の代わりに恩を売るんだ!」

「…は?」

「俺と仲良くすると殺されるらしいんだ、だからそういう事にしようぜ」

「成程…しかしそれを取られるのは困る」

「でも今の僕には断る術がない。今は仕方なく売っておこうか」

「僕の用事が全部片付いたら、そのルーンカードを買い戻しに来る」

「金は払いたくないから…そうだな、僕が恩を売り返す事で買い戻すとするよ」

「捨て犬…お前…」

「―――その呼び方はやめてくれないかな」



かつて命を救われた。

神候補故に他者と交わる事も許されず、隠れ住むちいさな子供に。

ただの気紛れだと笑い飛ばせなかったのは、

きっとその子供があまりにも純粋な目をしていたからだろう。



魔族でありながら天使の従者となった犬、ステイル=マグヌス

「もともと”従者”というのは天使側につく魔族への免罪符的役職だからね」

「生まれた立場を捨ててでもしたいことがあるというのは、別に珍しい事じゃないだろ?」

306 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] - 2014/04/12 23:37:58.88 ok8SPMXDo 4/13

物心付いた時には既に序列の上位だった。

そんな事はどうでもよかった。

何よりも大切なアイツがいたから。



ほんの少し目を離した。

騙されたアイツは悪魔と契約してしまった。

神になるまで永遠に養分を与える契約を。



だったら、その契約は俺が代わりに貰い受けてやる。

「―――堕天使になればすべて失えると思ったが、神は俺を自由にする気はねェらしい」

「今の俺が正常なのか狂っているのかすらわかンねェ」

「俺は…この力の代償に”正常”を失ってくンだからな」



”正気”を手放した堕天使、一方通行

「俺は神託を受けた者」

「次の神になるべく、神の力を奪い取る事を定められてる者だ」

307 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] - 2014/04/12 23:38:46.20 ok8SPMXDo 5/13

「―――あのね、ミサカはもうあなたの猫だから、あなたのいない人生とかはいらないの」

「…ン」

「だから、あなたが神様になった時に…ミサカがあなたと別れなきゃいけない時に、あなたの手でミサカを殺してほしいの」

「ミサカがあなたのために取ってきたあの刀で、ミサカを殺してほしいの」

「―――…番外個体?」

「だから、あなたが神様になって一番最初にするのはミサカを殺す事なんだってば」

「ミサカは四番目の猫だし、あなたの”一番”になるのは難しいけど」

「それなら、あなたの一番をひとつミサカが貰えるでしょ?」

「………主人とそンな約束をしてェだなンて、おかしな奴だなァ…俺の猫は」



ずっとひとりぼっちだった。

はじめてできたご主人に、一生尽くそうと心に決めた。

あの人は時々苦しんで狂しんで、まわりも自分も傷付けて泣きそうな顔をする。

ミサカのご主人は、本当はすごくかわいそうな人なのかもしれない。



歪んだ愛情を抱く堕天使の飼い猫、番外個体

「怖いあの人になるから何? あの人はミサカにちゃんと謝ってくれたよ。ミサカに酷い事したって…何度も」

「飼い猫になったくせに、ご主人を慰めもせずに逃げるなんて最低じゃない?」

308 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] - 2014/04/12 23:39:27.70 ok8SPMXDo 6/13

「あーあ、可哀想に嫌われちゃったね? かわりに僕がスキンシップしてあげようか?」

「主人に乗るなよ犬のくせに」

「フラれてみじめな主人を慰めただけじゃないか」

「なんか…! ムカつく…!」



「オマエにも預言書の鍵を取ってきたご褒美をやんねェとなァ…何がいい?」

「ミサカはあなたがいい」

「―――ン、」

「あんっ♪」

309 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] - 2014/04/12 23:40:03.34 ok8SPMXDo 7/13

「昔からオマエが俺に勝つのは、その強運が味方した時だけだったよなァ?」

「オマエがそうして”幸運”を売ったように、俺も契約して神になる者の力を得てンだ」

「俺が売ったのは”正常”だがなァ!」

「っははははは!」

「そォして苦しンでる時だけ! オマエを好きになれそうだ!」

「―――あァ、なら今命を奪ったら、この先ずっと好きでいられンじゃねェ?」

「それとも一瞬で冷めて忘れンのかね?」



「上等だ、なら殺す気で来いよ」

「悪いが…死の呪いから救ってやりたい奴がいるんだ、譲れない」

「俺はその遺産を持ってバカを一人とっちめなきゃなんねーんだよ!!」

「ぜってー呪いから開放して土下座して謝らせてやる!!」

310 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] - 2014/04/12 23:40:35.11 ok8SPMXDo 8/13

神の崩御によってはじまる聖戦。

神候補の候補である十三の天使の中から、神託を受けた二人のみが正式な神候補となる。

神候補となった者は己の中の何かを代償に聖戦のための力を得る。

そうして特別な遺産を奪い合い、神座を出現させ、聖なる生贄の血を捧げた一人が次代の神となる。



―――とある魔術の禁書目録 × ブラッディ・クロス―――



彼等は、”何のために”神になろうとするのだろうか。

311 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] - 2014/04/12 23:42:43.66 ok8SPMXDo 9/13

以上、お粗末様でした。

実はこれ4人共メインキャラじゃないという。
メイン2人の配役が思い付かなかったからここで書き逃げw

317 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] - 2014/04/14 12:03:53.96 8waT78UQo 10/13

統合ってエロはどこまでOKなんだろう?
今書いてるのが結構ギリギリかもしれない罠
書きたい会話が7行くらいなのに、何故か既に100行近くに…orz


これだけじゃあれなので>>304-310のさらに番外編
元ネタはブラッディ・クロス第4話の皐×桃瀬のシーン
番外通行微エロ?なキャラ当て嵌め改変を2レスほど

318 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[[sage saga] - 2014/04/14 12:04:33.00 8waT78UQo 11/13

蔦と皹に覆われた洋館。
割れた窓からの風雨に晒された室内はひどく痛み、朽ちた床が口を開けて侵入者を待ち構える。
僅かに残ったカーテンやソファからは埃と黴の匂いがした。
トン、と軽い音を立てて窓を乗り越える小柄な影。
まるでスキップでもするような足取りで、無事な床を選んで軽やかに廊下を進む。

と、

「番外個体」

低く静かな声で名前を呼ばれる。
途端、少女―――番外個体は嬉しそうに顔を綻ばせ、己を呼んだ声の主へと歩み寄った。

吹き抜けのホールをぐるりと囲んだ二階の廊下。
大きな出窓のようになっているそこは、罅割れてはいるもののこの屋敷の中で比較的無事なエリアだ。
その縁に、一人の男が腰掛けていた。
外から持ち込んだらしい綺麗なクッションとシーツを背凭れにし、長い脚を組んで本を読む若い男。
番外個体はそっとその横に立ち、端正な顔立ちを覗き込む。

「ただいま、第一位」

「おかえり、番外個体」

ぱたんと本を閉じる音。
血のように赤い瞳が、白い前髪の中で微かに揺らぐ。

「ごめんね、あいつのこと殺せなくて」

「別に。また気が向いた時にやればいいだろ」

「あん」

申し訳なさそうに告げる番外個体の頭を、男―――一方通行はくしゃりと撫でた。
細い、けれど男らしい手に撫でられて、番外個体は嬉しそうに声を上げる。

「さすがミサカのご主人様っ、余裕な人ってかっこいい♪」

ぎゅうと抱き付いて、咎められないのを確認するとその脚を跨いで向かい合う。
ほぼ密着した状態で見上げた顔は薄く笑っていた。

「最初の神の力を取れたから機嫌がいいの?」

「あァ、神になンのにふさわしい寛大さだろォ?」

ゆっくりと呟いて一方通行が虚空に手を伸ばす。
その掌に現れたのは、四角いキューブ状に封印された、黒く小さい十字架。
それが堕天使の力で歪められた”神の力”だと、番外個体は瞬時に理解する。

「素敵♪ 神の力、早くミサカにも食べさせて」

誘われるように神の力の方を向きかけて、背後からそっと抱き締められる。

319 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] - 2014/04/14 12:05:13.93 8waT78UQo 12/13

「まだだ」

唇をなぞる指先にぺろりと舌を絡めた。
するすると伸びる右手が太腿を、左手がシャツをたくし上げて腹を撫で回す。

「もっと神の力をためて、俺が神になンのが確定してからだ」

番外個体は抵抗しない。
むしろその動きを助けるように、自身の上を這う掌に指を絡ませる。

「やん♪ もっと触って、第一位」

柔らかい胸を直に掴まれてうっとりと目を細めた。
狭い縁の上で落ちないように、ゆっくりと体制を入れ替える。
先刻までとは逆に番外個体が寝そべって、そこに一方通行の身体が覆い被さっていく。

「第一位」

半ば乱れたシャツを脱がそうとして呼び止められる。

「ミサカはあなたが一番好きだよ」

白いシーツの上に投げ出された白い肌。

「あなたが神様になったら、一番最初にミサカを殺してね」

伸ばされる白い腕をそっと首筋に導いて、柔らかい身体に口付けた。

「あァ、叶えてやる。オマエの願いは俺の願いの延長線上にあンだから」

柔らかい太腿をぐいと押し上げながら、噛み締めるように呟いた。
見上げる番外個体の瞳に浮かぶのは、今この瞬間への期待なのか、それとも近い未来への期待なのか。
一方通行にはそれはわからないけれど。
可愛い飼い猫に褒美をやるのも、飼い主の務めだと嘯いた。

「俺の願いも、神になンねェと叶わないもンだから」

彼女が願うなら、それもすべて叶えてやろう。

―――そのために狂うのも悪くはない。

320 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] - 2014/04/14 12:06:51.20 8waT78UQo 13/13

以上、お粗末様でした

オリジナルの番外通行書いてるけど全然進まなくてクロス物に逃避中なんだ…うん