ある少年が居た、その少年の名は一方通行。学園都市に七人しかいない麻雀力Lv.5の頂点。そして、Lv.6に唯一なれる者と言われている。その方法は学園都市第三位、御坂美琴の闘牌用クローン妹達二万人と二万回闘牌し勝利することである。
そんな中、御坂美琴は、その実験を止めるべく一人の少年と闘牌上に向かっていた。
一方通行「くかかか、おいおいもう二人も飛ンじまったぜェ」
一方通行「まァ、そンなにはやく終わると暇でしかたがないから最後の一人が飛ぶまで終わらねェけどなァ」
ミサカ「……っ」
バンッっと扉が勢いよく開く
一方通行「おいおいおいおい、大事な闘牌中なンですけどォ?」
上条「だまれ!」
そう言い上条はハコ下に飛び気絶したミサカ妹をそっと地面に横たわらせる。
上条「かわりに、俺達が打つ」
一方通行「ぎゃは、いいぜェおもしろいじゃねェか!」
一方通行「ルールは、お前ら対俺の三対一、飛ンだ奴がいても終局しないで、ソイツはツモギリのみで、闘牌は続行する他は一般的なルールと思ってくれりゃあ良い」
美琴 上条「わかった」
一方通行「よし、じゃあ愉快に闘牌開始だァ」
親は美琴、妹、一方通行、上条の順番
一方通行(ハハッ、俺は全自動卓でも、ベクトル操作で積み込みし放題なンだよ!)
しかし、一方通行の配牌は悪くないとは良い積み込みしたとは思えないほどバラバラだった。
一方通行(なンだァ?もしかして、コイツらのどちらかが?いやそれはないもし能力だったら反射が働いているはず……マァ、こンな三下共に積み込みを使うまでもないか)
闘牌は進んでいき、ミサカは先ほどの闘牌で疲れがたまっていたのか、飛ばされはしないものの、意識が飛びツモギリマシーンと化していた。
そして、一方通行の親
一方通行「くかかか、なかなかやるじゃねェか三下ァ!だがこれで終わりだ!」
一方通行「緑の牌を圧縮、あっしゅくゥ」
美琴「あれは、緑一色!しかも、あの気配、ただの緑一色じゃない、最強の緑【緑一色・四暗刻】W役満!!」
上条「……くっ」
一方通行「ハッ!テンパったぜェ」
美琴「このままじゃ、上がられたら全員飛んじゃう。起きて!お願いあなたに直撃したら私たちまで飛んじゃう!」
美琴は意識を失っているミサカにそう声をかける。
一方通行「もう、そろそろ来そうだなァ!」バシッ!
そこで、ミサカが目を覚ます。
ミサカ「すいませんでした。とミサカはそう言いながら牌を切ります」
上条「ロンだ!!」
一方通行「なにっ!」
一方通行「お前らは、そンなにスクラップにされてェみたいだなァ!!」
上条「黙れよ三下!これでオーラス俺の親だ」
上条はそう挑発するが、彼の牌牌はほとんどがくず牌、今の上がりもミサカの援護があったからだ。
一方通行「おいおい、でかい口叩いた割にくず牌ばかりじゃねェか!降りる時の為に抱えてなくて良いのかァ?」
上条「なんとでも言ってろよ!三下!」
一方通行「リーチだァ!!」バシッ
美琴「くっ!」バシ
ミサカ「ここは、なんとしても上がられてはいけませんね。とミサカは安牌を切ります」パシッ
上条「」バシッ
一方通行「なンだァ?もう言葉もでねェか?チッくずかよ」バシッ
その時、一方通行が捨てた牌は南
上条「ロン!!」
一方通行「……っ!」
上条「聞け最強、あのなたしかに最弱は最強に勝てねえよ、でもなその最弱〈くず牌〉も集まれば最強にだってなれんだよ!!」
上条「歯ぁくいしばれ最強〈最弱〉、俺の最弱〈役満〉はちっとばっか響くぞぉおお!」
上条「ロン!国士無双・十三面待ち!!!」
一方通行「グァアアアアア!!!」
とある病室
上条「ミサカはこれからどうなるんだ?」
美琴「調整を受けてこれからは娯楽用に世界各地に闘牌マシーンとして配置されるらしいわ」
上条「マシーンってとこが気になるが、まぁ良かったな」
禁書「とうまー、闘牌しよっ!」
上条「えっ!上条さんまだ入院中なんですが?」
禁書「点失っても身体に影響しない雀卓を使うから入院中でも大丈夫なんだよ。私の完全記憶能力によるガン牌はとうまも破れないんだよ」
美琴「じゃあ、私も参加するわ!」
冥土帰し「おやおや、楽しそうな事をしているじゃないか?丁度一人足りないようだし私も混ぜてもらおうかな?」
数分後
美琴「あんた、もうすぐで飛んじゃうわよー」
禁書「とうまはいざという時でないと本当に弱いんだから、短髪はもう少し手加減してあげないと駄目なんだよ」
美琴「コイツなんかに手加減なんてしてやるもんか」
冥土帰し「ふふっ、久しぶりに荒稼ぎさせてもらおうかな?」
上条「不幸だー」
終わり