467 : とある日の暇つぶし[saga] - 2010/06/14 00:03:18.27 b6e20d6o 1/9

禁書「にょっきをやるんだよ!」

上条「にょっき? って食いもんだよな?」

禁書「違うんだよ! 『たけのこたけのこにょっきっき!』ってかけ声で始まるゲームだよ!」

上条「あぁ、あれか」



※ルール
・かけ声が終わったら、まず誰かが「1にょっき!」と言いつつ両手をくっつけて挙げる(たけのこっぽく)。
・次の人は「2にょっき!」と言って同様のポーズをとる。
・次は3、次は4……と参加者がどんどんポーズをとっていく。
・最後に残った人の負け。
・ただし、ポーズのタイミングがかぶった人たちは、その時点で全員負け。

元スレ
▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-6冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1276186522/
468 : とある日の暇つぶし[saga] - 2010/06/14 00:04:13.15 b6e20d6o 2/9

上条「と言うわけで、暇な奴らを集めてみた」

御坂「アンタが来いって言うから来てみたけど……ホントにこのメンツでやんの?」

黒子「お姉様が行くと言うから来ましたが……にょっきなどという子供っぽい遊び、ホントにやるんですの?」

一通「俺ァ暇じゃねェ!」

打止「わーい、楽しみ! ってミサカはミサカはみんなでにょっきをやることにわくわく!」

御坂妹「色々とおもしろいものが見れそうです、とミサカは期待に胸を膨らませます」

土御門「まぁ、暇だしにゃー(あの一方通行がにょっきとか言うのか……)」

469 : とある日の暇つぶし[saga] - 2010/06/14 00:05:20.98 b6e20d6o 3/9

禁書「じゃあ行くよー。せ~のっ」

一同「たけのこたけのこにょっきっき!」

一通「(ちっ……めんどくせェが、勝負をするからには勝つ! ここは素早く一抜けを宣言し楽になって――)」

黒子「1にょっきですわ!」ビシッ

一通「(?! ……クソ、なら2を――)」

土御門「2にょっきだにゃー」ビシッ

一通「(しまっ……そ、そうか、わかったぜェ! このゲーム、一瞬の逡巡が勝敗を分か)」

上条「3にょっき!」ビシッ

一通「(ダメだ、余計なことを考えるな……よし、次だ。次の4にょっきが来た瞬間、俺は勝利をつかむ!)」

御坂「4にょっき!」ビシッ

一通「(kt!)」



一通打止「5にょっき!」ビシッ
一通「あァ!?」
打止「ってミサカはミサカは……あ」

470 : とある日の暇つぶし[saga] - 2010/06/14 00:06:18.06 b6e20d6o 4/9

御坂妹「はい、セロリと幼女の負けー、とミサカは日頃の恨みを込め二人を嘲笑います」

一通「てンめェこのクソガキ! 俺の邪魔ばっかしやがってェ……」

打止「あなたこそ! ミサカの決死の特攻に、よりによってかぶってくるなんて、ってミサカはミサカは憤慨してみたり!」

上条「こえぇ……このゲームこえぇ」

土御門「なんだかんだでものすごく熱中してるにゃー一方通行」

御坂「それにしても、一方通行が『5にょっき!』(ビシッ)だって……ぷぷ」

一通「うるせェ! もう一回だ、もう一回!」

打止「ミサカも再戦を所望するって、ミサカはミサカはやる気満々!」

禁書「よーし、じゃあもっかい行くよ! せーの……」

土御門「待つぜよ、禁書目録。ただやるだけってのもつまらんにゃー」

黒子「それもそうですわねぇ……」



土御門「ここは一つ、負けた人間には罰ゲームをやってもらうってのはどうにゃー」

一同「!!」

471 : とある日の暇つぶし[saga] - 2010/06/14 00:06:48.95 b6e20d6o 5/9

御坂「(ば、罰ゲーム……もし私があいつとかぶって二人で罰ゲーム受けるとしたら……)」モンモン

御坂妹「(お姉様の考えが手に取るようにわかってしまいますが、ミサカも負けてはいられません、とミサカはあの少年を熱い眼差しで見つめます)」モンモン

上条「(……なんか不幸な予感しかしねぇ)」ゾクッ

黒子「(罰ゲーム……うへへ、お姉様にあんなことやこんなことを……)」ジュルッ

禁書「(とりあえず負けた人に何かおいしいものをおごってもらうんだよ!)」ジュルッ

一通「(なンかえらく欲望と混沌が入り交じった空気になってきたなァ)」

打止「(な、なんだかみんな顔が怖いかも、ってミサカはミサカは戦慄してみる)」

472 : とある日の暇つぶし[saga] - 2010/06/14 00:07:33.01 b6e20d6o 6/9

土御門「じゃあ行くぜよ。せーの」

一同「たけのこたけのこにょっきっき!」

御坂「(あいつ意外と慎重だしね……開幕いきなりってのはなさそう)」

禁書「1にょっきだよ!」ビシッ

御坂「(よーくあいつの挙動を観察して、何とか同じタイミングで……)」

一通「2にょっき!(っしゃァ! やったぜェ!)」ビシィッ

御坂「(まだ……まだよ)」

土御門「3にょっきぜよ」ビシッ

上条「……」

御坂「(この予感……くるっ! 超能力者としての第六感が、次の4にょっきの後に来ると告げている!)」

打止「4にょっき! ってミサカはミサカはビシッ!」ビシッ

御坂「(よし……さらにこのあと一泊置いて――)」

上条「g――」
御坂「5――(よし、タイミングぴった――)」



上条御坂御坂妹「5にょっき!」



御坂「えっ!?」

473 : とある日の暇つぶし[saga] - 2010/06/14 00:08:49.12 b6e20d6o 7/9

御坂妹「わー、負けてしまいましたー、とミサカは棒読みで敗北を悔やみます」ニヤリ

御坂「くっ……(こいつ……いったいどうやって!)」

御坂妹「(お姉様の考えていることなどお見通しなのですよ。ミサカは彼やお姉様の脳内の伝達電気信号を読み取りながらタイミングを計っていました、とミサカは得意げな顔でお姉様を嘲笑します)」

上条「あー、やっちまったな御坂姉妹。よりによって三人でかぶるとは」

土御門「(上やんも大変だにゃー)」

打止「それで、罰ゲームってなにやるの? ってミサカはミサカはお姉様達がどんなことをしてくれるのか楽しみ!」

土御門「そんじゃ、この三人用の箱から……」ガサゴソ

上条御坂御坂妹「……」ゴクリ

土御門「えーっと」



土御門「『三人で昼ドラまがいのドロドロ三角関係ものの寸劇を演じる』」

上条御坂御坂妹「」

474 : とある日の暇つぶし[saga] - 2010/06/14 00:09:55.08 b6e20d6o 8/9

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上条「美琴、愛してるぜ」

御坂「(キューン)……う、うん……私もよ、と……当麻(げ、劇とはいえ名前で呼んじゃった! きゃー!)」

バーン

御坂妹「ちょっと、当麻さんとお姉様! と、ミサカはドアをぶち破りつつ熱く見つめ合う二人に割って入っていきます」

上条「なっ……妹!?」

御坂「ちょっと、何よアンタ!」

御坂妹「お姉様、姉妹である私を出し抜き、自分だけ当麻さんと結ばれようとは……」

御坂「な、何よ……仕方ないじゃない! 私は当麻をあ、愛してるんだもの!」

御坂妹「私だって当麻さんをお慕いしています、とミサカは劇という設定にかこつけて彼の腕をぎゅっ」

御坂「ちょっ! なにやってんのよ!」



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475 : とある日の暇つぶし[saga] - 2010/06/14 00:11:42.81 b6e20d6o 9/9

ギャーギャー
ハナシナサイッテバ!
オネエサマハアイカワラズツメガアマイデスネ、トミサカハ……
ワーワー

打止「なんか、お姉様も10032号も劇とは思えない白熱の演技! ってミサカはミサカは感心してみる」

一通「色々あンだろうよ、あいつらにも(三下も苦労してンだなァ)」シミジミ

上条「……なぁ土御門、これいつまでやってりゃいいんだ?」

土御門「なんかあの子らを止められる気がしないし、もうちょっとがんばってにゃー上やん」

上条「不幸だ……」



                                  FIN 反省も後悔もしていない