打ち止め「ミサカたちからのプレゼントは手作りのクッキーだよ! ってミサカはミサカは笑顔で差し出してみたり!」
御坂妹「"妹達"を代表して、学園都市にいる姉妹たちで作りました」
旅掛「二人ともありがとう。
この形は……向日葵かな?」
打ち止め「一応ライオンのつもりなんだけどーってミサカはミサカは自分の作品をフォローしようと頑張ってみたり……」
御坂妹「お姉様が『お父様はシルエットがライオンみたい』と仰っていたのでライオンの形を目指してみたのですが、
何分初めてなもので、成形がなかなかうまくいきませんでした…とミサカは反省点を述べます」
旅掛「うん、それでも十分美味しいぞ。
娘の手作りはやっぱり嬉しいよなぁ」
打ち止め「うぅー髪がクシャクシャになる……
それでもお父様に撫でられるのは嬉しいなってミサカはミサカははにかんでみたり!」
御坂妹「海外にいる他の姉妹たちもお父様に手作りのお菓子をプレゼントしたがっているので、
お仕事で近くまでお立ち寄りの際は是非顔を見せてあげてください、とミサカは姉妹たちの要望を伝えます」
旅掛「おう、楽しみにしてるぞーって皆に伝えておいてくれ!」
番外個体「ミサカからのプレゼントは新しいカバンだよ」
旅掛「スタイリッシュでカッコいいカバンだな。ありがとう」
番外個体「『学園都市謹製・黙示の日すら耐えちゃうぞスペシャル』って言うんだって。
耐久テストで大気圏突入実験をやって、ちゃんと中身は無事だったらしいよ」
旅掛「……かなーりハードに使っても大丈夫そうだな。
お父さんの仕事に持ってこいかもしれない」
番外個体「ちなみにお姉様が本気の超電磁砲をぶつけてみたんだけど、
壊れるどころか傷一つ凹み一つつかなかったよ。
むしろお姉様が凹んでた」
旅掛「……紛争地域とかに行ったときとかに大活躍しそうだな……」
美琴「私からはネクタイよ。
どんなのが気に入るか分からなかったから、何枚か買ってきたんだけど。
学園都市のブランドだから、ちょっと若者向けすぎたかな」
旅掛「何だとー、お父さんだってまだまだ若いぞ!
どれも素敵なデザインじゃないか」
美琴「気に入ってくれたなら良かったわ」
番外個体「お姉様ったら、そのネクタイを買うためにあの人を何時間も付き合わせたんだよねー」
旅掛「んなっ!!」
美琴「!? ちょ、ちょっとアンタ、なんでそれを知ってるのよ!!」
番外個体「だって見てたし。 頬を赤らめながらあの人に合わせてみたりしてるところもばっちりだよ」
旅掛「何……だと……?」
美琴「あ、あれはアイツも父の日のプレゼントを探してるって言うからたまたま一緒だっただけで!
アイツってアイツの父親と髪型以外は似てるから合わせてただけだっつの!」
旅掛「既に先方の父親を知っている……?
美琴ちゃん! お父さんは、お父さんはそんなことちっとも聞いてないぞー!」
美琴「大覇星祭の時にたまたま会っただけだっつの!
お母さんに聞けば分かるわよ!」
美鈴「上条くんなら、いろいろお話したけど良い子だったわー。 ご両親も立派そうな方だったし。
あなた、将来の息子はああいう子がいいわねー」
美琴「!?」
旅掛「ぐぬぬぬぬ……
美琴ちゃん、その男の子を一度連れてきなさい! お父さんに挨拶もなしに、そんなことは許さんぞー!」
美琴「だから別にそんなのじゃないって!」
打ち止め「あはははは……"家族"っていいねーってミサカはミサカはこの心地よさを率直に表してみたり」
番外個体「ちょっとミサカには賑やかすぎるけど……まあ悪くはないかな」
御坂妹「"家族"なのですから、いつか他の姉妹も一緒だといいですね。
それと、最後にあの方の隣で笑うのはこのミサカです、とミサカはひそかに闘志を燃やします」
772 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] - 2010/06/21 02:34:16.71 ymU.kNQo 3/3終わり
旅掛さんは意外と子煩悩だと思うの
初SSって緊張するね