絹旗「姫神さん姫神さん! 超大変です! 超ニュースですよ!」
姫神「どうしたの?そんなに慌てて」
絹旗「私の超好きな監督のショートフィルム集が超上映されるんですよ! しかもオールナイトですよ! 超34本立てですよ!」
絹旗はピョンピョンと跳ね、体全体でコトの重大さを伝えている
姫神「何。その中途半端な数。しかも最愛のお気に入りって・・・。なんて博打打ちな映画館」
絹旗「むむう、なんですかその超酸っぱい顔は。C級こそ映画の超華なんですよ!」
姫神「華が無いからC級なのに。で。それがどうしたの?」
絹旗「超連れってって下さい」
姫神「なんでわたしが」
絹旗「オールナイトですよ?保護者が必要です」
姫神「私はナイトをオールし切る自信がない」
絹旗「おーねーがーいしーまーすー」
姫神「いや。べつに私じゃなくても」
絹旗が姫神の袴を引っ張り懇願する
すると急に新聞を読み、無関係を装っていた少女に標的が向けられる
絹旗「じゃあ、雲川さん! 超連れてって下さい!」
雲川「ええー、まあ暇って言えば暇なんだけど。でもC級は流石の私もキツイかも。グロいの苦手なんだけど」
絹旗「それは超大丈夫です。今回はグロいのじゃ超ありません。ちょっと超つまらないだけです」
姫神「超なのか。ちょっとなのか。しかもつまらないって言っちゃてる」
雲川「まあたまには最愛のわがままも聞いてあげようじゃないか。秋沙、お弁当を頼むけど」
姫神「芹亜は最愛に甘い。ていうか映画館じゃないの?」
絹旗「どうせ超誰も観になんて来やしませんよ。超問題無しです!」
雲川「バッサリだけど。まあなにより準備の方は頼んだけど」
姫神「はあ。わかった。最愛何が食べたい?」
絹旗「コロッケです! 超コロッケです! あ、私も超手伝います」
絹旗が巫女服の袖口にじゃれ付きながらキッチンに向かう姫神の後について行く
雲川「仲が良いのはいいことだ」
雲川が目を細め頷く
姫神「あなたも手伝って」
雲川「いやだけど」
結局真面目に映画を観たのは姫神だけでした
837 : とある少女たち[sage] - 2010/07/02 02:02:55.43 9PxOVh60 3/3姫神さんをメインにしきれない自分の不甲斐なさが悔やまれます
鉄装先生いいよね、一回なにか書いてみたいね