とある第一位と魔術師 小ネタ
ジュウウワアアアアアアアア
快晴!
夏休みなのか、学生が多い繁華街。
一方「あぢィ。」グダー
一方「何でこンなあぢィンだよォ」トボトボ
一方「こンな時にアイス買ってこいとかいってくンじゃねェよ……クソ御門めェ……」フラフラ
一方「……決めた。もう決めたァ!もう反射全開にしてやるしィー」グイッ
ON!
モワッとした熱気やら紫外線が反射され、モワッと周りに広がる。
当然そのあおりは周りの人が受ける訳で。
オッ「ぐわっ!?」ビッカアアア バタン
フィア「何だこの熱気は……」モフワアア バタン
ロー「あつさがさらにあがってるけるのよ!?」モッワアアアア バタン
強烈な日差しやら熱気やらを受け、主に三人が犠牲となった。
その倒れ伏せた三人を見て、自らの行為に後悔した一方通行は、
「これほっといたらめンどくせェ事なるよなァ……」
と思いつつ、適当なカフェにでも連れて行く事にした。
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オッレ「いやぁ助かった、急に倒れた所を助けてくれるなんて親切だな君も。」
一方「あ、いやァ……(俺のせいだって事気づいてねェのか?)
フィア「……別に俺様は見ず知らずの誰かに助けられなくても自力で何とかなったし……」ブツブツ
ローラ「学園都市とは魔術無しでこんなに快適空間になりけるのね……! 今度アレイスターにえあこんとやらを所望してみる事になりける!」
一方(何だこいつらァ……変な奴だなァ) むー
ちなみに店員から見ると、一方通行も十分変な人で、オッレルスが見た目としてはまともな方である。
それはともかく。
一方「……何か頼めよォ」
さすがに水だけでだらけておくのは色々と社会と店員の視線が痛いだろうと思い、注文をすすめる。
ちなみに既に周りの視線は痛いほどつきささっている。
オッレ「いや俺は金ないし……」アハハ…
フィア「……別に注文する必要はない、ここを出てけばすむのだから……別に金持ってきてない訳じゃないぞ」フラフラ
ローラ「ここはポンドやらユーロやらは通用するのかしらね?」
一方「……いや俺が払いますゥ。後そこの赤いの無理すンなよォ。熱射病予備軍だろオマエ」
一方(……何だこいつら、見た目的にガイコクジンってのは分かるけどよォ……常識なさすぎだろォ)
とりあえず遠慮がちにオッレルスが一番安い烏龍茶、ローラが豪勢にココアフロートとパフェ、フィアンマが赤にそろえたいのかトマトジュースを選ぶ。
一方通行はいつものコーヒーを頼んで、様子を観察する事にした。
***
一方(全員飲んだか……さてと)
一方「……どうやって学園都市に来たンだよォ?」
全員「えっ」
一方「えっ、じゃねェよ。 どうやってここまで入ってきたンだ?」
ローラ(学園都市とやらがどんなのか見るために)
オッレルス(原石を守るために(=第七位ボコる))
フィアンマ(幻想殺しを俺様直々に回収しに)
ローラ フィアンマ オッレルス(……違法侵入なんていえない)サアアアア
一方「……何でオマエら顔そむけるンですかァ!?」
オッレ「いや、その!」
ローラ「そこは聞かれとうないというか!」
フィアンマ「事情があるんだよ」
一方「何か息ぴったりだなァ!? 何か学園都市にテロ目的で来たンなら、警備員に突き出すぞ」
全員(((それは困るッ!)))ヒイイイイ
一方「……つか何をたくらンで……って」prrrrrrr
ローラ「? 誰の携帯かしらね?」
一方「俺だよォ……つか『土御門』からかよォ」ヒョイ、ピッ
ローラ(……つちみかど!?)モシヤ!
一方「何か仕事か?」
土御門『いや、そうじゃないんだが……、ちょっと人を探しててな』
一方「人探しィ?」
土御門『あー、何か髪の毛がすっごい長くて金髪で目が青いババァだ。』
ローラ「ば、ババァ!?土御門ぉおおおおお!!許しませんのよ!」
一方・土御門『!?』
一方「おい、知り合いかこの女と?」アセアセ
土御門『し、知り合いも何も……と、とりあえず変わってくれ!』アセアセ
一方「ほらよっと」ヒョイ
ローラ「……土御門!ひひひひっひ人をババァ呼ばわりとは何事よ!?」
土御門『ひ、ひいいいいい!? ま、まさかこんな所にいるとは思わなかったんだにゃー!』
一方(だにゃーってお前……だにゃーってお前……)ウワー
土御門『そ、それに勝手にそっちがイギリスからここに来たのが悪いんだぜぃっ!おかげで最大主教がいなくなったーってこっちまで狩りだされるし!』
フィアンマ・オッレ(最大主教……?)ピクッ
ローラ「ちゃんと神裂やらステイルに言ったはずなるよ!」
土御門『≪サンタコス買いに行ってきます☆≫……あれのどこがこれに繋がるんだにゃああああ!!つーか今すぐイギリスへ帰れッ!今すぐ!』ピッ
ローラ「……あら、きれてしもうたようね?」ヒョイ
一方「あンなハイテンションな土御門初めてみたぜェ……。」ヒョイ
ローラ「というかあなたも土御門の知り合いなるのね? 魔術師でもないみとうけど」
一方「マジュツシってのが何だか知らねェけど、ただの仕事仲間だな。 ……というか帰った方がいいンじゃねェのか?」
ローラ「金は行きの分しかもっておらぬのよ!」フン
一方「いやそこ威張る所じゃねェから!」
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オッレ「あ、じゃあ俺はこれで……本当おごらせてすまなかったよ」
一方「……別にィ。あの大食い修道女よりはかなり軽費だったしなァ」
フィア「じゃ、俺様もあの幻想殺しを狩りに……」フラフラ
一方「いやお前は病院行けよ病院。」
フィア「……俺様病院嫌いなんだよ」フラフラ
一方「子供かコラ」
フィア「そういう意味じゃない……フツーに体質が人と違うんだよ、(天使的な意味で)」
一方「ふゥン。(能力者的な意味で狙われてンのか?)」
ローラ「それよりもそこの白もやし」
一方「あァン?何ですかァ?」
ローラ「……一生の願いがありけるの」キリッ
一方「ハッ?」
ローラ「……イギリスまでの飛行機代、立て替えてほしいけるの!」ガバッ
一方「いい年こいた大人がこンな所で土下座すンなアア!! 土御門の知り合いなンだろ?あいつにでも立て替えてもらえよォオオオ!」
ローラ「えー土御門この前立て替えてもらった借りがあるから頼みづらいのよ」ニドメナノヨー
一方「この前もやったのかよォ!?」
ローラ「という訳で、オ・ネ・ガ・イ♪」
一方「クソッタレ……。仕方ねェなァ……」ホラヨッ 10万グライデドーダ?
ローラ「さっすが!正義のヒーロー様♪」コロッ
フィア(これが……!最大主教の技かッ……!)ローラ・スチュアート……オソロシイコ!
一方(こいつゥ……絶対色んな意味で嫌な上司に入るンじゃねェのか!?)ゾワアアア
一方(……土御門、同情してやるぜェ……)フッ……
フィア「何遠い顔してるんだよお前は」
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黄泉川sHOME
一方「……疲れた」バタン
打ち止め「うわっあなたが珍しく汗まみれで死にかけてるってミサカはミサカは驚いてみたり」
一方「くそォ…… 今度から怪しい人は助けてやらねェ事にした」
打ち止め「あなたが悪い考えに走ろうとしてる、てミサカはミサカはちょっぴり悲しくなってきたり」
prrrrrrr!!
一方「ン? 何だよこンな時にィ……」ガチャ
土御門『……なぁ、ところでグループの分のアイスはどうした?』
一方「あ………」
海原『あの、僕らもう何時間も待ってるんですけど……』
一方「あァ、それは……」ヤバ……
結標『すぐ戻ってきてやるゥ土御門ぶっ[ピーーー]ゥっつってたのはどこの誰かしら?ン?』
一方「………。今すぐ買ってきますゥ!今回は俺が悪かったァアアアアア!!」バタバタ!
打ち止め「あっ!いきなり泣きながら飛び出しちゃった!ってミサカはめぐるましく変わりゆく状況についていけなくて混乱状態ー!?」ウワー
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暗部sハウス
土御門「……で、アイスはどうしたんだ第一位」
一方「……目の前で修道女と三下が最後の一個買ってだなァ……」
海原「つまり?」
一方「そのォ……。」モジモジ
結標「ん?」
一方「売り切れて変えませんでしたァ……」
土御門「……一方通行、お前には絶望したぞ」ハァ
土御門「……なーてんな。」ヒョイ
一方「ンあ? 何だこれ……」
結標「アイスよアイス。それコーヒー味ね」
海原「実はその三下さんこと、上条さんから一時間ほど前に譲ってもらいました。(定価の三倍の値段で)」
一方「へ?」
土御門「……結果オーライって事だにゃー。」シャクシャク
一方「………オイ」
土御門「ん?」
一方「ンじゃあつまり俺の一日は無駄足だって事かァ……?」
土御門「あっ、」
一方「ぶっ殺すゥ!!!! 譲ってもらったならさっさと言えェエエエエエエエエ!!」
END
623 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] - 2010/07/11 16:25:23.18 ekepxcEo 7/7という訳で結局土御門不憫エンドでした。
失礼しました。