934 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] - 2010/07/16 12:49:42.92 l6BdRVM0 1/3少しだけ書き込み
BBB×禁書
BBBエンディング後につきネタバレ注意
とある都市の片隅にて
打ち止め「お兄ちゃんは一体誰なのって、ミサカはミサカは興味津津」
ザザ「うーん、こりゃ困った」
本当に困惑した様子で頬を掻く大学生風のさえない男。
彼はある大きな戦いに敗れ、数千年も生きた命に終止符を打ったはずだった。
が、気づけば見たこともない都市に立ち、あどけない少女に声を掛けられていた。
ザザ「見たとこ日本なのは間違いないようだけど…お嬢ちゃん、ここって特区かな?」
打ち止め「ここは学園都市だよって、ミサカはミサカは当たり前のことを聞かれてちょっと困惑」
ザザ「学園都市?そんな地名があったかな」
打ち止め「?」
ザザ「取りあえずありがとうお嬢ちゃん(彼女に移って記憶を覗く方が早いか)」
瞬間、男の眼が妖しく光り、打ち止めの体は硬直する。
そして、彼はこの学園都市という世界を彼女のわずかな記憶から知ることになる。
打ち止め「はは、ははは、ははははははははっ」
打ち止め「何だここは!こんなに膿んでいる世界が有るなんて!」
打ち止め「どうして僕がここに来たかは分からないが…ここは"面白い"」
一通り覗き終えた彼は、自分の"端末"である男の体に戻る。
打ち止め「あ、あれ?」
ザザ「大丈夫かい?少しぼーっとしてたみたいだけど」
打ち止め「うん…少しぼんやりしてたみたいって、ミサ…」
???「打ち止めァッ」
彼女の言葉を遮り、真っ白な超能力者が怒りを隠さず現れる。
ザザ「あ、知り合いかな?じゃあ僕はもう行くね」
2人が言い争いを始める前に、彼はその場を離れることにした。
ザザ「超能力の開発、実験用クローンの製造、非道な実験!」
ザザ「…そして彼が超能力者の頂点、か」
ザザ「あんな"優しそうな子供"に、一万人も殺人をさせるこの世界は…一体なんなんだろうな」
もはや彼の中では、自分がここにいる理由は些細なことになっていた。
ザザ「ねえ、アダム、カーサ、みんな…もしかしたらこの世界、君達も来ているのかな」
ザザ「ここで吸血鬼(ブラックブラッド)は、認知されていないみたいだけど」
そう言って寂しそうな笑顔を浮かべて、彼は都市を歩いて行く。
彼は他人に乗り移ることで永き時を生き、策謀を繰り広げた吸血鬼。
ザザ「何も答えが分からないまま、この命を特区で落としたと思っていたけれど…」
ザザ「この世界でなら、あるいは答えが分かるのかな?」
通称ウォーカーマン。
とりあえずここまでです。スペースありがとうございました。