今日はとある幼稚園の入園式
当麻はいつも以上に気合が入っています。
しかしここで一つ問題が……。
幼稚園にはバスで行くのですが、その肝心のバスが約束の時間になっても来ないのです。
隣の家に住んでいる幼馴染の美琴ちゃんもちょっとピリピリしてきたみたいで。
当麻は美琴ちゃんを落ち着かせながらバスを待つのですが……
あっ! っとバスが来たみたいです。
当麻「ほら、美琴ちゃん! バスが来たよ!」
美琴「やーっときたの? わたしを待たせるなんていい根性してるわねまったく」
当麻「美琴ちゃん、そういうこといっちゃだめだよ。きっと運転手さんにもわけがあったんじゃないかな?」
美琴「当麻はいつもそうやって良い子ちゃんぶるんだから。どうせわたしは良い子じゃないですよーっと」
当麻「べつに良い子ぶってなんか……」
運転手の浜面さん「おーいガキ共! はやく乗らないと置いていくぞ!」
当麻「あっはーい! 美琴ちゃん! 置いてかれちゃうよ!」
美琴「ったくしょうがないわねぇ……」
そうして当麻達はバスへ乗り込みました。
運転手の浜面さん「じゃあ出発するぞー」
帝督「なぁなぁおまえ!」
知らない男の子が当麻に話しかけてきました。
何の用だろう……?
当麻はとりあえず返事をすることにします。
当麻「なっなにかな……?」
帝督「おまえ、名前なんていうんだ?」
当麻「俺の名前は『かみじょう とうま』だけど……」
当麻は自分の名札を指さしながらその男の子にそう伝えました。
帝督「ふーん。なかなかかっこいい名前じゃん。おれは『かきね ていとく』だ! よろしくな!」
当麻「よっよろしく……」
帝督「それでさぁ。お前、俺と友達にならないか?」
当麻「友達……?」
帝督「そっ。友達。……いやか?」
当麻「そっそんなことないよ! 俺でよければ!」
帝督「よし決まり! じゃあ今日から俺と当麻は友達な!」
こうして当麻と帝督くんは友達になったのでした。
668 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] - 2010/11/13 05:06:29.19 D35Xnp6o 3/3以上です。
中途半端に終わってしまって申し訳ありません。
よければ意見などをいただいてから続きを考えたい、と思い投下してみました。