792 : 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[] - 2010/12/01 23:09:41.94 G4fODoDO 1/8昼間に投下したキヨシコノヨルの続き書いてきた。6レス貰います
※関連
キヨシコノヨル
http://toaruss.blog.jp/archives/1017247638.html
――とあるスーパー――
上条(今日は野菜が安いなぁ。ああ、鍋の季節だもんな。鍋、かぁ。そういや寒くなってからは鍋やってないし、今日くらいは奮発しちゃおうかしら!)
御坂「なーに、白菜に頬擦りしてんのよ気色悪い」
上条「げぇ、御坂!? えぇ……」
御坂「ちょっと人を関羽みたいに言わないでくれる? そしてなんでめんどくさそうな顔してんのよ」
上条「だって、なぁ?」
御坂「なぁってアンタ……」
上条「なーんてな。本気にすんなよ。実は御坂に会えてよかったと思ってるんだぜ?」
御坂「え……?」
上条「ほら、最近お互いに忙しかったろ? で、今お前の元気そうな顔見れてよかったからだよ」
御坂「そ、そう。わわわ私も…よか、った」
上条「ははっ、それはなりよりだ。それで御坂はなんでスーパーなんかにいるんだ? 常盤台で鍋パでもやるのか?」
御坂「……え? あーんと、やってみたいんだけど校則がコレがアレでアレがコレでね」
上条「まぁ校則じゃ仕方ねーな。そんじゃあこのあと俺んち来るか? ちょうど鍋やるつもりだったし」
御坂「ッ!? イ、イ、ノ、デ、ゴ、ザ、イ、マ、ス、カ、ァ、?」
上条「何人ですかその片言言葉は。それで一人分増えてインデックスが本気モード出すだろうから御坂もすこーしコチラの方を手伝ってもらえると幸いなのですが……」
御坂「今カードしかないから私が全部出してあげるわよ。あの子が本気モードならアンタの甲斐性じゃ厳しいでしょ?」
上条「……はい……仰る通りで……」
御坂「ほら、その頬擦りされた白菜をカゴに入れて次を見るわよ」
きーよしーこーのよーるー♪
上条「まーたキヨシコか。最近どこいっても聞かされて耳にタコが出来そうだ」
御坂「ミニにタコ?」
上条「一体何歳だお前。それにしてもキヨシコって誰なんだろうな」
御坂「え? アンタも知らないの?」
上条「いや、知らないけど……『アンタも』ってことは御坂、まさかお前も知らないのか?」
御坂「うっ。な、なによ!! 悪い!?」
上条「いや、誰も悪いなんて一言も言ってないんですが……。うーん、御坂は知ってると思ったんだけどなぁ」
御坂「私にだって分からないことはあるわよ! ってかアンタはあの子に聞いてみればよかったじゃない」
上条「それなんだけど、前に聞いたら『キヨシコなんて知らないよ? それよりちゃんと掃除したから今日の湯たんぽは私が使うんだよ!』って言われてな。インデックスが分からないなら俺に分かるはずがないさ」
御坂「あの子が分からないってことは意外と人じゃないのかも」
上条「でもさ、きよしこの夜だろ? 人以外にキヨシコなんてものがあるか? 少なくとも俺は知らないな」
御坂「そう言われると駄目ね……。キヨシコって表に出ない特殊な人なのかしら? キヨシコのことを聞こうとした黒子もはぐらかしたような感じだったし……」
上条「待てよ、キヨシコじゃなくてキヨシで区切るんじゃねーか?」
御坂「そうだとしたら『きよし、この夜』になるわね。……でもキヨシなんて割といっぱいいる名前じゃない? それが昔から流れてる曲名になったら分かると思うんだけど……」
上条「昔のことはよく分かんねーけど、言われてみればそうだよなー」
御坂「誰かしらねー」
上条・御坂「うーん……」
――とある一室――
浜面「――うっし、飾り付けはこんなもんかな。我ながらいい出来映えだ」
絹旗「さっすが超雑用係。超仕事が早いですね」
フレ「結局、浜面にはそういう仕事が一番似合ってるって訳よ」
麦野「私はまだ体が万全じゃないし」
浜面「ぐぬぬ、お前らは労いの言葉1つないのかよ……!」
滝壺「ありがとう、はまづら」
浜面「そう言ってくれるのは滝壺だけだよ!! もうワンテンポ早く言ってくれてたら俺は間違いなく涙を流してたねッ!!」
滝壺「ワンテンポ?」
浜面「いや、こっちの話さ」
滝壺「ん?」
麦野「……体が万全だったら手伝ってたし」
フレ「なんか麦野が今ネットで流行ってる『ミサワ』っぽいんだけど……」
麦野「えっ、ミサカ?」
絹旗「超違います。『ミサワ』です」
滝壺「なんのことかよく分からないけど、むぎのがクリスマスツリーを提案するなんて変わったね」
麦野「私だって……女の子、だし? ちょっとやってみたいなーって思ったって? いいじゃない?」
フレ「むむむむ、むっぎのーぶふっ! ……ひ、左フックは絶好調な訳ね……ぐふっ」
麦野「フレンダも下半身は絶好調みたいね」
絹旗「はぁ……。気分を超変えてこの季節らしい曲を超かけますか」
きーよしーこーのよーるー♪
滝壺「これ街の方でも沢山聞くね」
麦野「でも飽きなくて落ち着くわー」
フレ「麦野と同じく!」
絹旗「超回復が早いですね。ギャグ漫画かなんかですか」
浜面「そう言えばさぁ、キヨシコってどういう奴なんだ?」
麦野「ん? どういう奴って? え?」
浜面「曲名に名前が入ってるくらいだから凄い奴なんだろ?」
絹旗「浜面はやはり超浜面でしたか……」
フレ「浜面、多分誰もが一度は通る道だから。ね?」
浜面「いや『ね?』って言われても……」
滝壺「大丈夫、そんなはまづらにメリークリスマス」
浜面「メ、メリークリスマース。……?」
麦 フ 絹 滝「……、……」
浜面「……なんなんだこの空気はあああああああ!!」
――とあるマンション――
一通「……ただいま」
黄泉川「お帰り。意外と早かったじゃん」
一通「気のせいだ」
芳川「その感じだと『跳んで』来たんじゃなくて『飛んで』来たみたいね」
一通「……だったらなンだってンだよ」
芳川「別に? 偶にはおでこ出してもいいんじゃないかと思って」
一通「これは向かい風で自然となったもンだ。すぐに戻る」
黄泉川「でもあの子に見せたらきっと『ど、どうしたのその髪型!? カッコイイ……ええっとその、突然のことミサカの頭はショート寸前ながらもミサカはミサカはあなたを直視できなかったり』とか言うに決まってるじゃん」
一通「ケッ、ババァが無理してガキの声色使ってンじゃねェよ」
芳川「そしたら君は『べ、別にオマエのためにこォした訳じゃねェし。黄泉川と芳川が無理矢理……ほンとだからな? これ直すの能力使えばすぐ直せるのはオマエも知ってンだろ? ただこれを直すためだけにバッテリーを使うのがもったいなかっただけだ。なに笑ってンだよクソガキ。……ほら、行くぞ』って言うに違いないわ。ってか途中でツッコミ入れなさいよ。長いのよ」
一通「長過ぎでタイミングを外したンだよ!! つゥかこのやりとりはなンなンですかァ!? コントやってる場合じゃねェだろ!! アイツが病院での検査終わる前にこの部屋をCMZ(クリスマスモード全開)にすンじゃねェのかよ!? なンのために『飛んで』来たと思ってンだ!! テメェらそれでも俺が認めた大人か!! いいぜ、テメェらがやる気がねェってなら……これから俺が全て飾り付ける!!」
黄泉川「長いじゃん」
芳川「これは即席? これが例の『上やん病』ってやつね」
一通「……。さて、遊ンでねェでとっととやるぞ」
黄泉川「そうじゃん。音楽でも聞きながらやるじゃんよ」
芳川「いいわね」
きーよしーこーのよーるー♪
芳川「冬と言ったら取りあえずこれね」
黄泉川「街でしょっちゅう聞くけどこうして改めて聞くのも悪くないじゃん」
一通「ハァ? 冬と言ったらバ○プのスノースマイルだろォが」
芳川「確か君の趣味はそういう方向だったわね」
黄泉川「そう言えばこの間デルタフォースとカラオケ行ったみたいじゃん? 上条が言ってたじゃん。『飽きる』って」
一通「……? ……、……!! ……!?」
芳川「凄い動揺してるみたいだけど大丈夫?」
一通「あァ、もろちン大丈夫ばない。よし、それで話は変わるンだがキヨシコって誰だ?」
黄泉川「……本気で言ってる?」
一通「つまンねェ嘘は付かねェよ」
黄泉川(ちょっとどうするじゃん?)
芳川(どうするもなにもちゃんと教えた方がいいと思うけど)
黄泉川(でもなんか根に持ちそうじゃん?)
芳川(そうね……。そうなったら家では聞けないわね。難しい子)
黄泉川(それがいいじゃん!)
芳川(……相変わらずね)
一通「オイ、なにコソコソしてンだよ。とっとと教えろ」
黄泉川「それは後で教えるから今は飾り付けを済ませるべきじゃん。ほら喋ってないで手を動かすじゃん!」
一通「なンだよ急に……。チッ、後で必ず教えろよ」
799 : 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] - 2010/12/01 23:23:17.45 G4fODoDO 8/8終わり
取りあえずクリスマス近くを想定して全部が片付いた学園都市って設定で書いてる
性格が丸くなってたりアイテムが復活してるのはその設定によるもの
続々キヨシコノヨルのはまだ未定