917 : 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga sage] - 2010/12/03 20:11:08.42 aybx6eY0 1/9


2回ぐらいここに投げ捨てた者だけど続きがあるかのごとく要請されてしまったので、とレスした人のせいにして今宵も投下

※キャラ崩壊(口調含む)・設定不良注意
※時系列はそげぶされました
※一番好きなのは通行止めなんだってば、マジで

8レスぐらいもらっていく


※関連

結標「上条くんに一目惚れした」
http://toaruss.blog.jp/archives/1016769352.html

結標「上条くんに一目惚れした」その後
http://toaruss.blog.jp/archives/1017049607.html

元スレ
▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-17冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1290001348/
918 : 結標「上条くんに告白した」[saga sage] - 2010/12/03 20:12:47.79 aybx6eY0 2/9


『……上条、男。年齢はおそらく16。知能、お姉様とは天と地の差。性格は自己中心的で感情による形振り構わない行動が特徴。能力も超能力者とは天と地の差だね』

『そりゃ大抵はそうだろォがな。悪党なのか?光の世界で生きてンのか?』

『完全に光の中とはお世辞にも言えないね。学園都市も「外の世界」にも繋がってる上に闇もちょっとは知ってるオールラウンダーときたもんだ』

『「外」……いや、この場合は「あの」世界か。御坂美琴を任せる価値は?』

『少なくともミサカに言わせりゃこれ以上あなたが絡んでくること自体が余計なお世話だけどね?けけけ』

『……うるせェよ。俺はこれ以上、あいつらを不幸にするわけにはいかねェンだ』

『不幸』

『あン?』

『上条って男には「不幸」ってキーワードがついて回ることが多いみたいだね。ってことは、んん?そこに首突っ込んだお姉様達も「不幸」になっちゃうのかな?きゃは』

『御託は後で良い。妹達も全員知ってンだな?あのガキも?』

『知らないけど、バックアップ取りまくってるしそうなんじゃない?あのちっちゃいのが絡んだところできっと妹達の争いの弊害にはならないし』

『あ?どォいうことだ?』

『秘っ密ー。せいぜい悩んでもがき苦しめそんでもって死んじまえ』

919 : 結標「上条くんに告白した」[saga sage] - 2010/12/03 20:13:45.12 aybx6eY0 3/9


『……で、実際のところどォなンだ。その野郎は結標に押し付けるべきか、それとも結標を潰すべきか』

『「恋愛沙汰に口出しする気はねェよ」』

『な……ッ!』

『ぎゃっは、ミサカの今の物真似スゲェ似てたんじゃない?あとでネットワークに流してみよーっと』

『……暗部の隠れ家に盗聴器でも仕掛けられりゃ大したモンだぜ、オマエ』

『わかってるくせにお褒めの言葉ア、リ、ガ、ト、ウ。ま、仮にも天下の第一位とあろう者が自分の発言を覆すなんてコトしないよねえ?諦めて放っておきなよ』

『……、』

『心配性の親御さんだこと。お節介にも程がある』


「ねーねー、何話してるのー……」


『……どォすりゃ良いンだろォな、俺は』

『しみじみと言われてもミサカは聖人君子じゃないんで、慰めがほしかったらおチビさんにでも泣きついてよね』

『……、』


「もしもーし……」

920 : 結標「上条くんに告白した」[saga sage] - 2010/12/03 20:15:09.56 aybx6eY0 4/9


『はーあーめんどくせー。マジでめんどくせー第一位。黙られると揚げ足も取れないんですけど』

『……なァ、』


「ねえ聞いてるのー……」


『何かなしょんぼり真っ白人間?』


「ねえってばー……」


『度が過ぎた頼みだとは自分でも思うンだが……』


打ち止め「無視すんなやこらーっ!ってミサカはミサカはお姉様の真似をしてみたりぃ!」ドゴォ!

一方通行「ニイヅマッ!?」



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上条「ハッ!?……夢か。だよな、キングオブ不幸上条さんに女の子に告白されるなんて素敵イベントが起こるわけが……にしてもやたら鮮明な夢だったな……」

921 : 結標「上条くんに告白した」[saga sage] - 2010/12/03 20:16:13.85 aybx6eY0 5/9


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結標「私と結婚を前提にして付き合ってください!!」

上条「……、えっ?」

小萌「む、結標ちゃん!?それはどういうことなのですかー!?」

結標「そのままの意味よ小萌。私が探していたのはこの人、上条当麻くん。私は今日から彼と付き合うつもりでここに連れてきてもらったの」

小萌「なっ!ななななな……っ!?」バターン

上条「おわっ!?小萌先生!?」

青髪ピアス「小萌先生のピンチに馳せ参じたけどカミやん状況の説m……なんやそのツインテール美乳ミニスカ少女はーっ!またカミやんにホイホイされた子かーっ!?」

上条「どんな言い草だテメェ!?」

結標「ええ、そうよ」

上条「そうですあなたもこの勘違い野郎を説得……ええっ!?」

青髪ピアス「ボクにはもう姫ちゃんか委員長しかおらん!うわーん!」ダッ

上条(呼んでもねーのに出てきて勝手に帰っていきやがった!?)


美琴「……ちょっと、アンタ!」バチバチィ!

922 : 結標「上条くんに告白した」[saga sage] - 2010/12/03 20:17:47.09 aybx6eY0 6/9


結標「あら?お久しぶりね、超電磁砲」

上条「御坂!っていうかまだいたのか?学校はいいのかよ?」

美琴「アンタはちょっと黙ってなさい!……何のつもり、座標移動!そこの馬鹿を巻き込んで何を企んでんの!」バチッ

上条(座標移動?そうだ、この人、確か御坂と戦ってたっていう……)

結標「さっきの会話が聞こえなかった?私、彼と結婚したいの。純粋な乙女心よ、何か文句があるかしら?」

美琴「大有りに決まってんでしょ!大体、なんでアンタがこんなところにのうのうと居座ってんのよ!」バチバチ

結標「そう、それよ。ねえ、貴女だって学園都市の『闇』の表面ぐらいは知っているでしょう?その『闇』が、私を黙って生かしてくれていると思う?」

美琴「……!?」

上条「……?」

キーンコーンカーンコーン

結標「そろそろ授業が始まるわね。お子様達は大人しくお勉強でもしていたら?……上条くん、また明日ね。いい返事を期待しているわ♪」パッ

上条「……消えた。話に聞いてた通り、空間移動か」

923 : 結標「上条くんに告白した」[saga sage] - 2010/12/03 20:19:12.81 aybx6eY0 7/9


美琴「結標淡希、本当に何考えてんのよ……まさかアンタ!あんな女とその、こここ、恋人になったりなんてしないでしょうね考えてないわよね!?」バチバチ

上条「いや、それはまあ、うーん……でも心配してくれてるところ悪いけど、御坂には関係ない話じゃないか?」

美琴「か、関係あるわよ!」バチバチ

上条「そうなのか?」

美琴「そうよ!そうってったらそうなの!」バチッ!

上条「のわっ!まあ確かに……『実験』を再開させようと企んでた人は、彼女にするにはちょっと怖いよな」

美琴「……それでいいから、もう」ハァ

上条「ところで御坂、思いっきりチャイム鳴っちゃってるけど授業間に合うのか?」

美琴「その点は黒子がいるから大丈、……?」

黒子「お姉様と殿方が愛を育んだら黒子の居場所が、でも結標と殿方が愛を育んだらお姉様が悲しむ、お姉様、結標、お姉様、結標、お姉様、結標……」ゴゴゴゴゴゴ

上条「……なんかアスファルトに咲く花がものすごい勢いで花占いという名の自然破壊活動に巻き込まれてますが」

美琴「ちょっと黒子!正気に戻りなさいってば!」

924 : 結標「上条くんに告白した」[saga sage] - 2010/12/03 20:20:09.44 aybx6eY0 8/9


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上条(あのあと姫神や吹寄に無言で殴られた気がするけどあれも全部夢か。こうして上条さんの不幸な1日はこの風呂場で始まる、と)ヨッコイショー

インデックス「おはようとうまー」

上条「おー、起きたかインデックス。ちゃんと服着てるか?もう俺がここから出ても大丈夫か?」

インデックス「そういうことを聞く時点でとうまは不謹慎かも」

上条「悪かったよ。じゃあ今日も俺は学校に行ってくるから、帰ってくるまで大人しくテレビ見て待ってるんだぞ」

インデックス「ごはん」

上条「必要最低限の分の食料は電子レンジの中に入ってる。入ってるだけだから使わずにそのまま食べていいぞ。あとは舞夏が奇跡的に訪問してくれることを祈るんだ」

インデックス「祈るのはシスターの専売特許なんだよ!ごはん!」ダダダ

上条(……今日も安売りで適当にいいものを確保して帰ってこないとな)

925 : 結標「上条くんに告白した」[saga sage] - 2010/12/03 20:22:44.52 aybx6eY0 9/9


ゴハンーゴハンーニャー

上条(飯があると知った途端朝から元気だな……さて、俺もそろそろここを出るか)

結標「おはよう上条くん」

上条「あ、はいおはようございま……」

結標「どうしたの?私の顔に何かついてる?」ニコニコ

上条「……、」ポカン

結標「?」ニコニコ

上条「……ココハオレノヘヤノフロバデスヨネ」

結標「ええ、そうよ」ニコニコ

上条「ですよね、いやー上条さんてっきり人の部屋で間違えて寝てたのかと……」

結標「あら違うわよ、もう」ウフフ



上条「って何やってるんですかあああああああああああああああああああああッ!?」



「さて、軽く30人分ほど持っていれば上等でしょうか……待っていてください、御坂さん」



おしまい