725 : 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga saga] - 2010/12/10 21:59:15.93 F7AFN0Y0 1/56しばしスレをお借りします。
二次創作の二次創作です。
元スレ一方通行「新装LEVEL5荘、ってなァ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1280590185/l50
の>>1じゃないです。
触発された今投稿する>>1が書きました。
色々違う面もありますが、温かい目で見て頂けると幸いです。
美琴「ねぇねぇ、みんな~」
一方通行「あン? なんだよ朝からねみィンだけど」
削板「一位は相変わらず気合が足らんな! 気合入れろ!! と今日の飯当番は俺か」
一方通行「相変わらず鬱陶しいなアイツは」
垣根「まあ、根性論不思議能力者だから許してやれよ」
一方通行「オマエはメルヘンだけどなwwww」
垣根「ああ? 俺のメルヘンに常識は通用しねぇ!」
一 美 削(あ、メルヘンは認めんだ?)
麦野「何朝から阿呆な言い合いしてんの? 目が覚めちゃったじゃない」ガチャッ
一方通行「あーワリィ。超電磁砲がなんか朝から全員を呼んだんだよ ってオメーなにぶら下げてンの?」
麦野「ああ、これ? なんかね最近寒いのか分からないけど心理掌握が布団に潜り込んでくるのよ」
心理掌握「麦野ぉ~あったかいわよぉ…… 胸やわらかい♪」モミモミ
麦野「あ…… んっっ!? や、やめなさい」
美琴「うわっ…心理掌握のセクシーネグリジェってえっち」
垣根「超電磁砲じゃロリータネグリジェだもんな大人の色気というより幼人の色気だな。よかったな白もやし」
一方通行「ほほォ…… オメーは本当に前衛芸術のオブジェが御希望なンだな。いいぜェ、叶えてやんよその願イィィィィ!!!」カチッ!
美琴「まって、アクセロリータ。私がいい具合に帯電体質にしてやるから」ビリビリ!
一方通行「誰がロリコンだ?! オメーがあのクソガキのオリジナルでもマジ殺す」
垣根「まあまあ、落ち着けよ」
一 美「「オメー(アンタ)が言うな!!」」
麦野「で、三位は何用なの? わざわざこんな朝早くから起こすなんて」
美琴「そう! それなんだけどね」
削板「お前ら今日の朝飯は和食だ。焼鮭とほうれん草のお浸し出汁巻き卵、ピリ辛ゴボウとヒジキに切干大根、玉葱の味噌汁だ。それと海
苔と沢庵とフリカケは自由に使え」
垣根一方
台 削■■■■心
所 板■■■■理
美琴麦野
垣根「もうできたのかよ? 10分も経ってねぇぞ」
削板「根性を入れれば時間の短縮もできるんだぞ、垣根」
心理「根性云々でできるもんじゃないと思うけど…… って、麦野?」
麦野「~~~~~♪ シャ! ケ!!!」ワクワクテカテカ
美琴「め、目がキラキラしているわね(鮭好きなのかしら?)」
一方「オイオイ、コーヒーはねェのかよ?」
削板「和食だからな。無いぞ」
一方「オイオイオイオイ! これだから脳筋ヤロウは困ンだよ。お前よォ、朝ったらコーヒーで始まンじゃねーか。そして寝る前のコーヒ
ーで終わる。これが正しい一日の在り方だ覚えとけ」
垣根「まあまあ、さっさと食おうぜ。腹減っちまったよ」
一同「「「「「いただきまーす!」」」」」
美琴「それで、さっきの話の続きなんだけど…… メルヘン醤油」モグモグ
垣根「はいよ。ほら…… って、なんだよその商品名みたいな呼び方!!」
心理「メルヘン塩」
垣根「伯方の塩みたいな言い方ヤメロッ!! つか俺味噌汁に玉葱はあまり好きじゃねぇ甘いし」ズズッ
心理「私もそうかなぁ? 豆腐ワカメがシャスティスかしら」ポリポリ
美琴「私は別に気にならないな。そういえば旅館でよく出る朝食の赤味噌のお味噌汁って何故か美味しいのよね」ズズッ
一方「あー、そりゃ珍しく同意だな。ふつー朝飯なんて食わねーけど、泊まりにいった時はつい食っちまう」
美琴「アンタ、泊まりとかすんの?」
一方「ああ、面度くせぇけどあのクソガキがうるせぇから最近は何度かあンな」
美琴「ふぅ~~~~ん?」ニヤニヤ
一方「な、なん…… だよ? その気味わりィ顔わァ」
麦野「~~~~~♪」モクモク
一方「騒がれるのが面倒なだけだ。で、話って何よ? どうせくだらねェ話だろうけど」マクマク
美琴「ああ、そうそう。私の後輩でここに入りたいんだって」
一方「ここ?」アグアグ
美琴「ここ↓」(´・ω・`)p
垣根「ここってLEVEL5荘にか? ご飯お変わり。出汁巻きうめーな」
削板「おう! 今日のは会心の出来だ。たんと食えほら!!」
一方「フーン、変わりモンがいンだな。そいつの気が知れねェぜ頭ン中はお花畑ですかァ?」
美琴「うんマジで。あっ、私もお代わり! その子は違うわ。頭の上にお花が咲いてる娘は知り合いにいるけど」
一方(あれか?)
垣根(あれか?)
美琴「……んっ?」
削板「よしきた、たんと食え!!」
麦野「~~~~~♪」モクモク つ茶碗
削板「麦野いい食いっぷりだな、食え食え!」
美琴「うん、そうなの。で、みんなに相談しようと思ってさ。……アンタこれ食べる? ちょっと箸付けちゃったけど」つ鮭
麦野「~~~! ~~~!!?」コクコク!!
美琴「……喋りなさいよ。はいどうぞ」
麦野「~~~~~~~!!!!」キラキラ!!
美琴「~~~///(か、かわいい! ヤバイちょっとキュンときた)」ドキドキ
心理「もしかして未確認の6位? ヒジキ美味しいわね。そこの白いのも食べたほうがいいわよ」モクモク
美琴「違うわよ。そんなの居たら文句なしで強制入荘でしょ? じゃなくて、常盤台のレベル4の後輩よ」
一方「アア? 誰が白いって」ガツガツ
心理「白髪(しらが)だし。沢庵は心のオアシス」ポリポリ
一方「オマエの言う白髪(しらが)は加齢の所為だ。俺のは能力の弊害ッてンだろ、つーか誰よ? その住みたいっーの」
美琴「白井黒子っていうんだけどね『お姉さまが戻ってこないなら、私がそちらに参りますわ!』って言って最近聞かないのよ」
垣根「ぷはー! ごっつぉーさん。美味かったぜナンバーセブン。おいセロリ、俺にもコーヒーくれ」
削板「お粗末さまだな」
一方「冷蔵庫に入ってるから勝手に飲めクソメルヘン。後で追加しとけよ」ズズッ
垣根「オーケェー」プシュッ
麦野「~~? ~~~~~??」モグモグ
心理「よくセロリって言われて怒らないわね。それにコーヒーも上げるなんて、って麦野が」
美琴「もぉ、喋りなさいよ。ごちそうさまでした。私もコーヒーいい? わっ、全部ブラック」プシュッ
削板「お粗末さまだな」
一方「好きにしな。旨いメシ食ってんだからピリピリしてもつまんねェだろ?」
削板「おお、嬉しいこというじゃないか! 根性入れて作った甲斐があるってもんだ」
麦野「~~? ~~~~~??」モグモグ
心理「熱でもあんの? 一位が褒めるなんて、って麦野が」
一方「……(ウゼェ)」モグモグ
美琴「ちょびっと…… う、にがぃ……」
一方「苦ェンなら、あのクソガキみてェに死ぬほど砂糖とミルクブチ込めよ。そうすりゃお子様舌でも飲めるようになンだろ」
美琴「ううううっ…… お子様じゃないからこのまま飲わよ(やっぱり苦いよぉー)」
一方「……(どうせ、苦いよーとか思ってンだろうな。やっぱりオリジナルだな)」ジーー
美琴「……お、美味しいわよって、ミコトはミコトは」
一方「テンパリ過ぎてヘンな言葉付けんな、眉間に皺よってンぞ(オメーがその顔で寂しそうにするとクソガキの泣き顔思い出しちまうだ
ろ)まったくよォ…… 貸せ」ザラザラジョロジョロキィーン!
美琴「な、なにするのよ! 私は中学生だから甘いお子様コーヒーなんて飲まないのよ」
一方「ヘイヘイ、そりゃスイマセンでしたァと、コーヒー無駄にすんの勿体無いねェからグダグダ言ってねェでさっさと飲め」
美琴「ま、まあ、飲み物無駄にしちゃダメよね? そ、それにアンタそこまでいうなら…… の、飲んであげるわよ! か、かかかか感謝
しなさい!! ………コクコク!(甘くて美味しい♪)」]
一同(((((やっぱ、苦かったんだ)))))
一方「ヘイヘイそりゃありがとヤンしたァ」クシャクシャ
美琴「な! なに!? か、勝手に頭撫でてんのよぉ…… ヤ、ヤメテよね///(な、なになになんでこんなに優しく撫でるのよぉ///)」
一方「そうかい? まあ、ガキがガキらしく、お前もそうやって笑ってればいいんだよ」
美琴「/////////」
心理「美味しかったわ。ごちそうさま」
削板「お粗末さまだな」
麦野「あーー! 美味しかった。ごちそうさまぁ! やっぱり朝から鮭よねぇ。昼も夜も鮭で構わないけどさ」テカテカ
一同(((((やっと喋った)))))
美琴「で、どうかな? その子レベル4なんだけど」
麦野「ここLEVEL5荘だから、既に選考外じゃないの? レベル4ってどんな能力?」
美琴「うん、そう言ったんだけど聞かないの。能力に関しては空間移動(テレポート)」
一方「レベル4の空間移動か…… 大したことないから話は終わりだな」
心理「グループの所の結標淡希みたいな座標移動(ムーブポイント)だと結構厄介だけど、テレポーターなら別段策を講じる必要もないし」
垣根「触れなきゃっていうのがネックだなぁ、常に移動してりゃ問題ないしな。まあ、暗殺には適してんじゃん?」
一方「確かにそうだな。直接脳とか脊髄に空間移動(テレポート)すりゃ出来ンだろうな。ピンポインに打ち込まなきゃならないから精度が要求されっけど、表の人間じゃちぃとばっか根性いンな」
削板「根性。うん、美しい言葉だ」
美琴「どういうこと?」
一方「簡単に言やァ、人を殺すことが出来るかどうかつー覚悟だな」
美琴「確かに人を殺すことはできないけど、私もスキルアウトにレールガン撃つよ?」
一方「撃つンじゃねーよLEVEL5の三位が。オメーみてェな表の人間は既に土俵が違うんだよ。文句言う前にまあ聞け、おいそこのアホ二人」
垣 麦「「ああ? なんだよ」」
一方「三人に問題でェす。散々コケにしてくれた人間がァ~目の前で命乞いしてィまァ~す。さて貴方はどうしますかァ? さんはい!」
垣根「取り合えず全身に未元物質ブッ刺して殺す」
麦野「上下に分けて殺すでしょ。常識的に考えて」
美琴「電撃を食らわす」
削板「根zy」
一方「テメーには聞いていねェよ。」
削板「(´・ω・`)」
一方「はァいおわかり頂けたでしょうか? アホ二人はと超電磁砲の違いィ。そこのアホ共は迷うことなく殺します。で、美琴ちゃンはァ電撃ですますと。まあ、そんなところだ」
垣 麦「「誰がアホだ!」」
一方「オメーらだよwwww 格下どもがwwwwwww」
ビキッ!
麦野「ふ~ん? 脳味噌ぐっちゃのアッパラパーに言われたくないわね。悔しかったら、ひ と り で、喋って歩いてみなよ。どうせ、MNWリンク切られたら生まれたばかりの子羊になるくせにww ぷるぷるしてろやwww プルプルレータ?ww ロリコンあわせてプルプルリータwwwwww」
垣根「まーまー麦野、ヒデェーこといいなさんな。大体コイツが子羊ていうのは、子羊に失礼だろ? 白いのは似てっけどwwww コイツは白アスパラの水煮缶みたいなんだよwwww あれ持つとプルプルすんだろ? 強いて言えばアスパラリータwwwwww」
一方「」
ブチッ!!!
一方「ハハッ! オーケー! オーケー! いいねェいいねェ! 素敵に愉快に楽しいモーニングパーリィの始まりだぜェ!!」キィィン!
垣根「そいつは結構じゃねーか! 俺の未元物質腹一杯食わせてやるよ。食後のデザートォォ食ってけやぁぁぁ!!」ブワッ!
麦野「生ゴミは原子崩壊ってことでいいわね。ええッ!? 制限付き一位様がよぉ!!」ブゥン!
美琴「アンタ達やめなさいよ。レベル5が泣くわよ?」
一 垣 麦「「「アアッ!? ガキは黙ってろ!」」」
美琴「なんですってぇぇええええ!!」ビリビリ!
削板「おいおいヤメロって、仲良き事は美しきかなだぞ。心理掌握もなんとかいえよ。このままじゃここが壊れちまう」
心理「……(こことと言うより、学園都市壊滅ね)」
削板「どうした?」
心理「ねぇ、美琴」
美琴「なによッ!? アンタも加わるの?」
心理「いいえ、遠慮しておくわ私は戦闘向きじゃないから。そうじゃなくて、さっきの貴女の後輩の話。ここに住みたいのよね」
美琴「そうだけどナニッ!? 今はこいつらをどう黒焦げにすんで忙しいんだか!」
心理「落ち着きなさい。いい考えがあるのだけれど、みんなの許可がないとね。一応LEVEL5荘だから」
一同「?????」
心理「元々ここの入寮? 入荘って言えばいいのかしら。条件は暗黙の了解みたいにLEVEL5ってことにみたいになってるけど…… こういう条件はどう?」
美琴「私はそれでいいけど…… みんなはどうなの?」
麦野「あー、私は何でもいいわ。面倒くさいけど。さぁて、部屋に戻るわ。用が出来たら呼んで」
削板「根性のある奴が俺はいいな! 俺は洗い物だ」
垣根「うん、なかなか面白そうじゃないか」
一方「俺は知ンねェオマエらの好きにすればー?」
美琴「一応、ここの入荘なんだから、アンタも真面目にやってよ」
一方「へェへェ、部屋に戻っから用が出来たら呼べ」
というわけで!
垣根「で、いつ来るんだ? その白井黒子ってのは」
美琴「あー、ちょっと待ってて」スー
垣根「ん? 電話しねーの?」
美琴「きゃぁあああああああ!!! 黒子ぉぉぉぉおおおおおお!!! 助けてぇぇぇえええええ!!!!!!!!」
シュン! この間0.00012秒
黒子「お、お姉さまっ! ご無事ですの!? この黒子が来たからには変体不貞の輩は全てジャッジメントですの!!!」
美琴「おーおー、さすがに早いわね」
垣根「……(今のならLEVEL6いけんじゃね?)」
黒子「もしや、このホストみたいな殿方がお姉さまを!? ぐぬぬぬ…… あの猿人類ばかりか、いかにも女を食い物にしてそうな輩まで」
垣根「ちげーよ。ビリビリ娘は俺の守備範囲に入れてねぇから心配すんな。どこぞのロリコンじゃねぇ」
美琴「やめなさいよ。あいつが聞いていたらまた喧嘩になるでしょ? 黒子も落ち着いて。ほらアンタここに住みたいって言ってたじゃない? だから、条件次第ではOKになったのよ。というか認められればって感じなったんだけど…… どうする?」
黒子「どうするもこうするも、お姉さまのお近くにいけるなら地獄の底でも地の果てでもお受けしますわ! して、その条件とは」
美琴「あーそのねー、言いにくいんだけどさぁ」
黒子「何を水臭いことを、私とお姉さまの間にそのような気遣いは無用。お気にしてくださると聞いて俄然やる気がでてきましたわ。何を聞いてもこの決意が揺らぐことはございません。そう、お姉さまの近くにいることができるようになるのであれば火の中水の中!!!」
美琴「心は決まったのね。なら私から何も言うことは無いわ。じゃあ、言うわね。それは…… ここにいるLEVEL5全員と戦うこと」
黒子「」
美琴「く、黒子、だ、大丈夫? 一方通行より白い感じになってるわよ」
垣根「余りのことに気を失ったんじゃないか? 大体、学園都市にいて上位レベルに挑戦すること自体かなりのチャレンジなのに最強と言われるLEVEL5と戦えって言われればこんな感じにもなるさ。おーい黒子ちゃん。戻っておいでー」
美琴「黒子黒子! 誰も勝てとは言ってなの! 全員と戦って結果次第だから」
黒子「あうぇsdrtfyぐひjこpl@;」
美琴「黒子ッ!!! 戻ってきて」ビリビリビリ!!
黒子「えsrdtfyぐいhpじょk@lあばばばばbbbbbbbbb」
垣根「おい、大丈夫かよ?(死ぬんじゃね?)」
美琴「普段からこんなんだから大丈夫! まだ戻ってこないわね、もう少し強めに…… えい!」ビリビリビリ!!
垣根「あ、いや、それって電撃で痺れてるんじゃ(電撃耐性はLEVEL5だな)」
黒子「はぁはぁはぁはぁ!! いいいいああああお姉さまぁぁ!!!!! オネエサママァァアアァァァアア!!!! 堪りませんわ
この感覚あああああ!! 久々の電撃ぃぃぃたまらないぃぃぃぃあひぐぅぎぁぐぅぅぅぅ! あぐぅあああああっいぎっぃぃぃぃぃいいいい!!!!」プシャァーーー!ビクンビクン!!
黒子「ハァハァ…… も、申し訳ありませんでしたわ。ついつい久々の電撃に快感に奮えてしまいまして」
美琴「で、どうする? 無理しなくていいのよ。黒子とはいつでも会えるんだから…… こんなに素晴らしいことはない。黒子なら…… 黒子なら分かってくれるよね?」
黒子「八十年代のアニメで聞いたことあるセリフですわね。私の決意はかわりません! お願いします!!」
垣根「さすがは電撃姫の後輩だ! じゃあ、いってみようか。第一回入荘テスト!!」
15016号「ワーワードンドンパフパフと上条派でも一方通行派でもその他派閥にと何処の派にもまったく属さない残ったシスターズのド真ん中、中立ミサカは口楽器で囃し立てます」
垣 美「どこから!?」
15016号「お姉さまのと垣根さまの驚きを無視してジャッジを務めさせて頂きます個体番号15016号と申します、とミサカは申告します。」
垣根「か……」
美琴「どうしたの? 顔が気持ち悪いんだけど」
垣根「垣根…… さま? うひゃぁwwすげーーーいい!! 垣根さまって響き堪んねもっと言ってもっといって」
15016号「垣根さまは何か勘違いしているようですが、私はアイデンティティは中立にあるので、全ての人に様を付けて呼ぶのです。勘違いされては困ります、とミサカは釘を刺します」
垣根「ちぇー」
黒子「盛り上がっているところ申し訳ありませんが、始めて頂いてよろしいでしょうか?」
美琴「そうね。じゃあ、まずは削板軍覇ね」
15016号「さて、まずは今回のルール並び勝利条件をミサカが発表します」
1、殺したら負け。
2、能力は無制限。
3、気絶、戦意喪失、まいったで戦闘は終了。
4、挑戦者、白井黒子は相手に『まいった』または『テレポート』させることができれば勝利とする。
15016号「ちなみにレベル差があるので、挑戦者に情報開示いたします。七位削板軍覇さまのデータをバンクから引き出してみました。大体がunkownと、研究者からは『原石』とされ、本人も自分の能力を大雑把にしか認識しておらず、根性が口癖で『すごいパーンチ』と『超すごいガード』を使用されています。この能力にどう演算がかかわってくるのか正直理解に苦しむ、とミサカは心情を露します」
美琴「ねぇねぇ下位は上位にそうそう勝てないっていうのが公式見解でしょ? アイツは除くとして麦野を倒した無能力者のスキルアウトがいるらしいじゃない? なら、黒子が勝つ可能性も多少あるんじゃない?」
垣根「あーそりゃないな。ムカつくことだが原書には三人の主人公がいるんだ。そいつらにしか使えない『鎌池ート』っーのがあんだよ。まず主人公の上条当麻だが、アイツはここぞの場合人外モードになる。ビルが降ろうが岩盤に襲われようと問題ない。一方通行の場合、存在自体がチートだ。22巻にいたっては魔術まで使うつーのはLEVEL6クラスと考えていい。で浜面仕上、こいつもポッと出てきたくせに主人公位置。麦野に勝てるわけないのに勝っちまう『鎌地ート』の使い手それも二度。死ね、マジ死ね。一秒毎に七度死ね。俺の方がよっぽど主人公だっーのだいたいなぁ「あ、始まりそう」」
削板「よっしゃぁ!! LEVEL4で俺たちに立ち向かうというその根性気に入ったぁ!!! 気合ぃ入れさせて貰うぜぇぇえええええ!!!!」ドドドドド!!!
黒子「ち、ちょ…… そ、そ、そそそそんなに気合を入れなくてもいいですわ。というか手を抜いてくださいまし」
美琴「こ、これって地面が震えてるんじゃない?。大丈夫なの家」
15016号「ちなみにLEVEL5荘の庭には未元物質で構成された壁があるので全力でも構わないと垣根さまからご報告いただいております。思う存分暴れてください、とミサカは補足説明をさせて頂きます」
垣根「そそ、俺の未元物質性の壁はすげーぞ。だから家が壊れる心配はノープロブレム」
黒子「私の心配はないんですノォーーー!?(余計なオセワァアアアアア!!!!)
削板「おお、なら試してみたい『超すごいパーンチビッグバンバージョン』を試せるんだな! こ ん じ ょ …… 」
15016号「某連休漫画家のキャラのジャンケンみたな体制で気合を溜めてますね。直撃したら死亡かと。黒子さまのご冥福をお祈りいたします、とミサカは手を合わせます」
黒子「あああああ妹さまから『黒子さま』だなんてぇ、この黒子生涯に一片の悔いなしですわ。えっ? この場合どうなりますの?」
15016号「この場合、削板さまの反則負けで黒子さまの死亡で勝利となります。そして入荘テストは終了致します。当然死亡ですから入墓となりますね。おめでとうございます、とミサカは「嬉しくないですのーー!」」
黒子「ハッ!? ちょ、ちょちょっと待ってくださいな。七位さま」
削板「ん、なんだ? トイレなら玄関を左に行って突き当たりを」
黒子「ち、違いますわ! まず、戦う前に正々堂々と闘いましょうと、相手に敬意を込めて握手をしなくてはと思いまして」
削板「お! そうだったな。俺としたことが。じゃあ、握手を……」
黒子「では……」
ギュッ!
黒子「ふ、ふふっ」ニヤァ…
削板「?」
黒子「かかりましたわねぇえええ!!!!」シュン!
美琴「おおお、テレポート。つか、卑怯よねぇ」
黒子「勝利は勝利ですの。妹さまいかがでして?」
15016号「ええ、仕合は始まっていましたし、条件も満たされていますから黒子さまの勝利です。とミサカは白井黒子さまに軍配を上げます」
削板「う~ん、根性的には気に入らないけど、これも勝負のアヤってヤツか? 素直に負けを認めよう」
黒子「やったのですわ! これでお姉さまと暑い夜が一歩近づいて…… ぐふふふふっ」
美琴「ないない」ノシ
垣根「アヤは違うんじゃねー? 次は六位ってことになるけど、いねーから心理掌握だな。おーい心理」
心理「あれ? 私の番なんだ。でも、戦闘向きじゃないのよねぇ。一年の白井黒子さんだったわね。お手柔らかにお願いね」
黒子「はいですの。宜しくお願い致しますわ」
15016号「心理掌握さまはお姉さまや黒子さまと同じ常盤台に在籍している五位の能力者で、学園都市最高の精神系能力。記憶の読心・人格の洗脳・念話・想いの消去・意志の増幅・思考の再現・感情の移植なんでもござれといわばチート人間なのです。ちなみに心の曇りのないミサカは心を読まれても平気です、と付け加えます」
垣根「じゃあ、初めー!」
黒子「(心理掌握さまは戦闘向きではありませんから鉄杭で脅して、テレポートで一気に間合いを詰め飛ばせば)」
心理「 心理掌握さまは戦闘向きではありませんから鉄杭で脅して、テレポートで一気に間合いを詰め飛ばせば 」
黒子「はい?」
心理「私今、言葉にして言いましたかしら? 緊張のし過ぎで思わず口に出てしまったのですわね」
黒子「」
心理「ここでも勝ってこの家でお姉さまとめくるめく【検閲不可】とか【アレイ☆】とか【フレ ンダ】とかのなるんですのー!」
黒子「やややめてくださいましッ! ああああ!!! もう考えるなんてしち面倒なことしないで速攻でいきますわ! 頭の中を読めても身体はついて来ないはずですのー!」
心理「いい考えね。って言ってあげたいところだけで、うん、それムリ♪」キュィィン
黒子「ビクビクビク……! 掌握お姉さまぁぁぁぁぁ! お慕い申しておりますぅぅぅ。こんな素敵なお姉さまを攻撃なんてムリムリムリですわぁ。攻撃しようとした悪い黒子をお叱り下さいましい」スリスリ
心理「ふふ、いい子ね。叱るなんてことしないわ。たっぷり可愛がってあげる」
垣根「お前そんな趣味あったの?」
心理「うふふふ、さぁ?」
美琴「……勝負ありね。ほら、黒子離れなさい」イラッ
黒子「お姉さまも同じくらい大好きですのー! お二人にお叱り頂ければ私の心はニルバーナ! アガペーアガペー!!」ハァハァ
美琴「戻って来いっての!!」ビリビリ!!
黒子「あばばbbbbbb」
心理「あら、焼きもち? 可愛いところあるのね。一緒にでも私は構わないわよ」
美琴「い、一緒にって///(この人色々噂あるのよね。派閥の掌握のためあんなことやこんなことまで)」カァァビリリッ!!!
黒子「bbbbお゛! お゛! お゛ね゛ぇ゛!! ザ マ゛ バ゛bbbbbb!!?」
心理「クスッ…… 今夜部屋に来る? ねぇ、美琴」
美琴「あ、あうあうあう…… い、いかないわ! つ、次よ! いでよ原子崩し!!!」
ξ
黒子「_o/L~~」プスプス
麦野「オイ、私はどこぞの怪人かつーの」
垣根「次はお前だぞ」
麦野「ほんっと面倒ね。で、私はそこの黒焦げを相手にすればいいのかにゃー?」
15016号「そうです。黒焦げの白井黒子さまと対戦して頂きます。麦野沈利さまの情報ですが長いので略させて頂きますが、原子崩しの前に遮蔽物は存在しないと考えて頂ければ問題ありません。サービスで更に進言を申し上げますが正攻法で勝てる方ではございません。それでは頑張ってください、とミサカは開始を宣告します」
黒子「チャック・ノリスーーーーーー!!」
麦野「格下に原子崩しは使わないから安心しなさい。ん~、じゃあ素手で相手してあげようかにゃ~? どうしようかにゃ~~」
黒子「隙あり!!」シュン!シュン!
垣根「おっ、目の前にテレポートして、死角からの蹴りかセオリーだな。あ、避けた」
麦野「おっしい~! えい♪」
黒子「フンギャァ!」ビタン!!
美琴「足掴んだまま地面にビタンって、まるでハエ叩き。あれ痛いわよ」
垣根「あれでもアイテムのリーダーだから、表の人間には素手でも負ける分けないよな」
麦野「えい!」
麦野「ほい!」
麦野「そりゃ!」
麦野「そぉい!」
麦野「ふんりゃっ!」
麦野「にゃ~~!」
黒子「はうぅ~ま、まだですぉ~」ボロッ…
麦野「やっべ…… 楽しくなってきた♪ ほらほら! サービスで原子崩し撃ってあげるからちゃんと避けるんだにゃ~ 避けないと死んじゃうよぉ~~ん」
黒子「」
美琴「あ…… 壊れた」
垣根「やべーんじゃね?」
麦野「オラオラ!! あははははは逃げてんじゃネェよ! ケツ振って誘ってんのかぁゴラァ!! そんな振り方じゃこっちは濡れねぇんだよ! せめて欲情させやがれオラオラオラァッ!」ビーッ!ビーッ!ビーッ!ビーッ!ビーッ!
黒子「冗談じゃありませんわ! そんなの受けたら死んでしまいすもの」シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!
麦野「ピュンピュンウゼぇなゲロカスヤロウが! いい加減に当っとけや! そうしたらケツの穴に手ぇ突っ込んで、口に向かってメルトダウンしてやっからよぉ!!! チャイナシンドロームってかぁ!? ぎゃはははははははは!!!!!!!!」ビーッ!ビーッ!ビーッ!ビーッ!ビーッ!
黒子「こうなれば仕方ありませんわ! 私の必殺のぉぉおお!! とう!」
テ レ ポ ー ト 土 下 座 !
黒子「まいりましたぁ! ですのぉー!」
15016号「黒子さまの降参で仕合終了です。麦野さまお疲れ様でした。とミサカは麦野さまに気遣いの言葉を捧げます」
麦野「チッ…… もう少しで」
美琴「あら? 素直に止めてあげるのね」
麦野「アイテム辞めてるから無駄な殺しはしないの。あーでも欲求不満だぁ! あーうーイライラしてるからアンタ相手しな」
美琴「えー、私ぃ? 戦うのあの時以来かぁ。でも、これから黒子相手しなきゃなんないからなぁ。まあ、その後でならいいけど?」
麦野「……」
美琴「?」
麦野「あー、今疲れてるから夜に部屋にきて」
美琴「今じゃなくて夜? 部屋? なんで?」
麦野「あーあー、あんま気にしないでいいよ。来たら話すから、それでOK?」
美琴「うん! いいよ」ニコッ!
麦野「じゃあ約束ね」ニヤッ
垣 削 心 号(……雑食か)
15016号「では次はお姉さまの番ですね。黒子さまはよく知っていらっしゃいますでしょうから説明は不要ということで。では開始してください、とミサカは少し楽をします」
美琴「さぁーてとぉ、黒子とバトんの初めてだよね?」
黒子「……ええそうですわぁ。立ってるので精一杯ですの」ボロッ
垣根「おーい、黒子ちゃん。これ飲みな」つ彡[]ポイッ
黒子「? これなんですの?」
垣根「俺の未元物質で作った完全回復薬」
黒子「失礼ですが、の、飲めますの?」
垣根「ああ、飲めるぜ。副作用もなんもなしのスゲー回復アイテム、しかも一時的だが、20%ほどパワーアップもする優れモンだぜ?」
麦野「やめときなー妊娠しちゃかもにゃ~」
黒子「このままじゃ身体も動きませんから、騙されたと思って飲みますわ」ゴキュゴキュ
削板「お前なんでもありだな」
垣根「まあな、俺には常識は通用しねぇ ……つか、お前居たの?」
削板「(´・ω・`)」
黒子「ふぉぉぉぉぉおおおおおおおおおお!!!!!!!!! 回復しましたわぁあああ!!!! ありがとうございます垣根さまッ!」
垣根「あー気にすんながんばれよー(適当に作ったけど上手くいくもんだなwww)」
麦野(こいつ適当に作ったな)
美琴「じゃあ、いくわね。まずは試してあげる!!」ビリビリ!!
黒子「鉄杭を避雷針代わりにッ!」シュン!
美琴「おーおー! 上手い上手い♪ じゃあ足元ぉぉ!」ダン!ビリビリ!!
黒子「空中へ! では、こっちからいきますわよ! お姉さまッ!!」シュンシュン!!
美琴「よっ、はっ! 鉄杭投げじゃ、私を捕らえる事出来ないわよ? って、おわっ危ない!」
垣根「へー鉄杭を投げてその位置にテレポートして更にと、絶え間ない杭投げか、さすがLEVEL4ってとこかな?」
削板「でも、あれじゃあ決定打にかけるな」
黒子「流石はお姉さま。でも、今の私は20%パワーアップした黒子。そう私はスーパーブラック! 今ならあの必殺技ができそうですわ」
美琴「おおお、それは楽しみね。ドン! ときなさいこの御坂美琴が受けてあげるわよ!」
垣根「……(20%UPは嘘だったんだけどなぁ。いいや黙っとこ)」
黒子「私の能力の限界値は距離距離が81.5m、質量が130.7kg。身体に触れていることが条件ですの。そこで20%UPの地面の質量156.84kg分を移動させますわ!!」
ブン! ズボン!!!
美琴「げ、マジ!? でっかい地面が私の上にヤバっヤラれる!!!」
垣根「エーマジデスカァ(俺の未元物質すげー)」
麦野(こいつぜってぇに適当だ)
黒子「質量の限界値を越えていますので距離の精度が激悪でしょうけど、超近距離でこの大きさなら関係ありませんわ」
美琴「ヤバヤバヤバ! な~んてね♪ ライデイーン!」ビリビリビリッ!!
黒子「そ、そんな落雷で浮いた地面を砕くなんて……」ガックシ
美琴「なかなかいいアイデアだったのにね。まあ、こんな返し方出来るのは私ぐらいだからそんな落ち込まないの。あーちなみに私を『石の中にいる』にしても無駄よー? 私は戦闘状態の時、常に電撃で体表を覆うようにしているから」
黒子「お、お姉さまいつのまにそんなチートを」
美琴「どーだ、えっへん! なんて言っても実は一方通行のマネなんだけどね。で、続きする?」
黒子「勝てる気がしませんわ。まいりましたのぉ……」
15016号「黒子さまの降参で仕合終了です。お姉さまお疲れ様でした、とミサカはお姉さまの労を労います」
垣根「おーし、次は俺の番だなぁ。手加減してあげるからがんばんなー」
15016号「では、垣根帝督さまよろしくお願い致します。恒例の能力開示ですが、未元物質というよく分からない物を精製でき、背中からメルヘンチックな羽根の形状をした物質を放射、維持します。攻撃、防御とマルチな活躍をするナイスな物質です。口癖は『俺の未元物質に常識は通用しない』ちなみに彼女募集中。まさにメルヘン。それでは始めてください、と掃き捨てます」
黒子「orz」
垣根「あのさぁ」
15016号「なんでしょう?」
黒子(黒子は黒子はもう…… 負けていられませんの。こうなったら、悪魔に魂を売ってでも)
垣根「15016号は俺のこと嫌い?」
15016号「いいえ、私に完全な中立です。さっさと始めてくださいメルヘン」
垣根「oh.....」
黒子(でも、この私がその様な卑怯なまねを? いいえ、これは卑怯じゃありませんの。お姉さまとめくるめく夢の世界の為の大事の前の小事ですわ)
垣根「まあ、気を取り直していくか。黒子ちゃんは準備OKかな?」
黒子「……垣根さま(仕方ありませんわ普通に戦っても勝てませんもの)」
垣根「ん~? 何かなぁ。あ、もしかして第二位の俺が怖くなっちゃったかな? まあ、当然だよなぁ大丈夫大丈夫そんな怖いことしないからさ」
黒子「垣根さまは彼女いらっしゃらないのですか?」
垣根「ど、ど、どどどどど、童貞ちゃうわ」
黒子「……」ニヤリ
黒子「もし、私のお願いを聞いてくださいますのなら…… 可愛い子を紹介して差し上げてもよろしいですけど?」
垣根「ドドド童貞チャウケド、ドウシヨウカナァ?」
黒子「うふふ、存じております。これは私からの交渉による対価と取って頂いても結構ですわ。私の友達ですので身元ははっきりしています。そうですわねぇ…… まずは私と同じLEVEL4空力使いで性格はちょっと気の強めなお嬢様の婚后光子。LEVEL3水流操作系の湾内絹保さんに泡浮万彬さん。この方たちはおっとりした多分垣根さまの好きそうな女の子ですの。それと親友のジャッジメンで同僚のLEVEL1定温保存の初春飾利、性格は天然っ子ですが真が強く垣根さまを支えても下さいますわ。それと佐天涙子さん。この方は無能力者ですが手料理使いの能力者。垣根さまに美味しい料理を作っていつも待ってくれていること請け合いですわ 」
垣根「す、すげぇ…… どうしよう、どの子にしようか迷っちまうぜ」
黒子「あらあら、この程度で満足なさるおつもりですか? 私は常盤台の学生。多くの生徒とも交流がありますのよ? それこそ選り取り緑……」ミミモトササヤキ
垣根「おおお…… おふぅ!」
黒子「垣根さまの楽園は…… 目の前ですの」
垣根「で、でも、童貞じゃないから、そそそそんなに焦ってないしけど、黒子ちゃんの好意を無下に断るのも、大人の男として悪いし…… それにそれに……」
黒子「脱☆童貞♪」
垣根「OK! 了解! ヤー! 何でも聞いちゃう! 何かなぁ? お願いは能力の使用制限? 素手で戦うとか? あ! 動かないでいようか?」
黒子「さらさら~と、この文字を声に出して読んでくださればいいだけですわぁ」ニコ
垣根「なぁんだ、読むだけならお安いごようさ。どーれどれ?『参りました黒子さま、垣根帝督』」
黒子「ぐふうふふふっ!!!! 勝ちましたわ! 私の勝ちですわ!!!!!!」
美琴「黒子ぉ~」
垣根「」
15016号「はい、試合終了です。垣根さまの戦わずして降伏宣言により勝負ありです、とミサカはジャッジを公平に務めます」
垣根「ちょ、ちょっと待て!! 動いてすらねえぞ?」
麦野「……! ……!!」ピクピク!!
美琴「大変! 麦野が笑い過ぎて苦しんでる」
15016号「ルールにきっちりと準じておりますので判定は覆りません。学園都市230万の中の頂点LEVEL5序列第二位、未元物質垣根帝督さまの負けです、と理解できないようなのでもう自己申告を加えて一度念を押します。LEVEL5序列第二位、童貞の未元物質垣根帝督さまの負けです。とミサカは大事なことなので二度言いました」
垣根「お前絶対に中立じゃないろぉぉがぁぁあああ!!!? おい御坂美琴ォ! 妹の教育はどうなってんだよ!!!!!!!」
美琴「わ、私に言わないでよ! つか、なんでフルネームで呼ぶわけぇ? 色ボケしたのはアンタでしょうに、このダメ二位!」
削板「馬鹿丸出しだな。往生際も悪い。まるで根性がなってないクズ二位だ」
心理「なにやってんだか。垣根童貞督」
麦野「ぎゃははははは!! お子様はオナホでマスかいて脱童貞でもしてろってことだよ人間童貞」
垣根「ちくしょォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」ダッ!!
ダダダダダッ!
一方「あーーーうっせェなァ昼寝も出来やしねェ」ガシャッ
15016号「ナイスタイミングの登場流石です一方通行さま。そろそろ出番ですのでスタンバイよろしくお願い致します、と深々と頭を下げお辞儀をします」
一方「アクセラレータさまァ? お前頭イカレちまったのか?」
15016号「いちいち説明するのも面倒なのでこのような話し方だと理解して下さい、とミサカは説明を放棄します」
一方「へいへい、まあ色々個性が出てくるのはいいことだかンな。で俺はそのツインメントと戦えばいいのか? そういやメルヘンがどっか走っていったの見えてけど、どうしたんだ?」
美琴「負けたのよ。ある意味己の欲にね」
一方「うけけけかかかききくくく!! あのクソメルヘン格下に負けたのか!?」
美琴「まー、正攻法じゃないからさぁ、ちょっと同情するけどね」
一方「同情してどうすんンだよ? 邪道だろうが非攻法だろうがよォアイツが負けたってこに意義があンだよ。ザマァwwwwww」
美琴「わー悪い顔してるー」
一方「うけけけけぎゃはははは!!」
15016号「笑い転げている一方通行さまを放っておいて情報開示です。彼は第一位なので黒子さまもご存知のこととは思いますが、能力はベクトル操作です。運動量・熱量・光・電気量、その他もろもろあらゆるベクトルを触れただけで感知・変換するのです。とある事件により能力はある程度制限されていますが基本的には無敵。イレギュラーな状態ならなんとかなるかも? なんて勘違いは寿命を縮めることにもなり兼ねないのでお勧めしません。何をしても勝てる見込みがありませんがどうぞ始めて下さい。よ~く考えよぉ命は大事だよ~と何処かで歌われたような歌を歌いながら、ミサカは開始を促します」
一方「ふぁ~~しち面倒くせェな」
美琴「こらー! 一方通行しっかりやんなさいよ!!」
一方「せーな、マジ面倒なんだから仕方ねだろがよォ。大体空間移動能力者がどうやって俺に勝つんだよ? 説明して俺様を納得させてみろよ超電磁砲」
黒子「(お姉さまに向いて話してる今がチャンス!)隙あり! 一位さまッ!!」シュン
麦野「あら、仕合終了にゃ~?」
黒子「これで終わりですの!!」ポン
削板「あの中学生の手が触れた? まさか本当に終わりか?」
一方「あン!? 隙だってェ? 誰にモノ言ってンだァ? これはなァ…… 隙ってヤツじゃなくて余裕って言うンだぜェ」ニィィィ
黒子「ど、どっちにしたって貴方さまをテレポートさせれば、私の勝ちですの!」シュ…
ズドガン!!
削板「な、なんだぁ!!? ごっそりと抜けた地面がランダムに瞬間移動してる」
美琴「わわわっ、なんとかしなさいよ危ないでしょ黒子!」
黒子「ど、どうにかって言われても、私は一方通行さまを移動させようと思っただけで地面をどうこうしようなんて全然……」
一方「お前ら焦りすぎだっての、よッとな」ドゴン!
美琴「ふぅ~普通焦るわよ。大体、アンタくらいよランダムな軌道を予測して蹴ったベクトル操作した小石で地面砕くなんて」
美琴「で、黒子はもう諦める? テレポートさせることが出来なきゃアンタに勝ち目はないでしょ? まさか格闘しようなんて考えてないでしょねぇ」
黒子「いえまだまだ諦めませんわ。なにも戦いは戦闘だけではありませんのよ。それは私が先ほど示したはず」
美琴(垣根ェ……)
削板(未元物質ェ……)
心理(童貞ェ……)
麦野(メルヘンェ……)
一方「哀れだわぁ、抱き締めたくないけどほんと哀れだわアイツ」
一方「でェ、どうすンだよ? オメーに勝ち目はねェぞ?」
黒子「あの私、よくボランティアで児童養護施設『あすなろ園』にお邪魔しておりますの……」
一方「あン?」
黒子「ですから幼女とも多く知り合いまして。だから、一方通行さまにご紹介できると思いますの(ぐふふふっ、ちょろい! ちょろいですわぁ!! 獲った学園第一位!!! これで勝ってしまったらLEVEL5八位? いえ、一位を倒したのだからい、い、いいいい一位!? ぐふぇふぇうひぇひぇひぇうひょーーー! もうお姉さまと私を阻むものはなにもないですわ)」
美琴(黒子ぉ~~~orz)
心理「今の白井黒子さんの心の内、教えてあげましょうか?」
美琴「いい、遠慮しておく。多分今より悲しくなると思うから」
心理「それは残念ね。結構面白いのに」
一方「オイオイオイ、ガキを俺に紹介してどうしようってんだ」
黒子「え? あの…… うれしくないんですの? だって、子供ですよ? 幼児ですよ??」
一方「お前よォ、どうして俺様がクソお子様なンて紹介して頂いて喜ばなきゃいけないンですかァ? なンなンですかぁ? バカですか? アホですかァ? 死ぬンですかァァァァァ!?」
黒子(えええええ、一位さまはロリコン度でも学園一と噂で聞いておりましたのに…… まさか、もっと小さい子? あ、赤…… い、いえ、そ、そんなことすれば〇グ〇スが大挙してラインダンス踊りながら攻めてきますわよ!!? なんて恐ろしい)
一方「つーかよォ、俺がガキ預かってるだけでどうしてロリコン呼ばわりされなきゃならねェンだよ。女と付き合うなら普通がいいにきまってんンだろうが。マジ勘弁してくれよ」
美琴「打ち止めへの溺愛が半端ないからじゃない? バカ親も度が過ぎれば疑われるってことよ」
黒子(……!?)
一方「溺愛なンてしてませンーあれは普通ですゥー、おい15016号」
15016号「なんでしょうか? と発言しないと居ないと思われているのではないかと一抹の不安を案じているミサかは答えます」
一方「ルールでは降参させれば終了ってたけど、俺から攻撃しちゃいけないなンてルールはねェンだよなァ?」
15016号「はい。そのようなルールはありません。ですから、一方通行さまがどのような攻撃をしてもルール上問題ありません。とミサカはできるジャッジぶりを発揮します」
一方「そンじゃ、このクソくだらねェ遊びもさっくりと終わらせますかァ」
黒子「ま、待ってくださいの!!」
一方「あン? なンなンだよ、くだンねェ話聞くほど気は長くねェぞ?」
黒子「私、黄泉川先生の御自宅を存じ上げておりますの……」
一方「それがどう……」ピクン
黒子「私の性癖、ご存知でございますわよねぇ……?」ニヤァ…
美琴「あんのバカ!!」
一方「……テメェ、脅しのつもりか?」
黒子「いえ、私は脅すつもりなんてまったく御座いませんわぁ。ただ、たまに遊びに行くのいいかも…… なんて、思った次第だけですわぁ。嗚呼、幼少のお姉さま。なんて素敵なんでしょう! 今考えるだけでも身震いがしますの。そう円らな瞳、ぷっくりとしたさくらんぼのような唇、桜色に染まった頬、どれもこれも至高の宝玉。こうなると愛でるだけでは我慢できませんわ。ならばお風呂など一緒に召してみるのもいいかも。お風呂で蒸気したお顔はさぞ美しいこ……」
ドガンンンン!!!!!
一方「いいぜいいぜェ…… 理解したわ。オマエの考え」
黒子「じ、地面を踏んだだけでクレーターが…… もしかして、大変な地雷踏みましたの?」
一方「おーおー、踏んだぜェ特大のなァ」
一方「いいかよーく聞け三下ァ? 俺はなァ決して一般人は殺さないようにしている。そう、絶対に殺さない。でも、それはあくまでも普通を前提としたある条件さえ守られてさえいればの話だ。だがもしもだ、その条件を破られちまったら普通もその類じゃねェ」
黒子「……ゴクッ」
一方「その条件てのはあのクソガキ打ち止めが笑っているというのが条件だ。その笑うということを阻害する者がいる場合。それを覆す者は俺が容赦なく殺す。躊躇なく、微塵もなく、遠慮も、呵責も、無感動に、迅速に、非情に、冷徹に、ただ障害は排除する。それだけだ」
黒子「え…… あ…… な、なにも打ち止めさんを殺すとかどうするとかいうわけでなく」
一方「黙れ。テメーには何も聞いていない。俺が決める。誰の指図も受けない。基準は俺の判断だ。それに踏み込んだお前の結末は決定した」
黒子「ビクッッ!! あ、あの…… ま、まって、聞いて、き、聞いてください」
一方「祈れ。お前が最後にできるのはそれだけだ」
ドウン!!
削板「(ありゃ、本気の目だヤバイな。よし)すごいパーンチ!」ドガン!
削板「クソッダメか!! 俺の根性が足らないのか!? オイッ超電磁砲撃て!!!」
美琴「わ、わかってるわよぉ! いっけぇぇえええええええ!!」ドウンン!!
美琴「くそぉ!! やっぱり効かない。ま、まって一方通行ァ!!」
麦野「チッ、しゃーないな。どれ! って、やっぱ届かないか」ドシュン!
心理「……」
一方「カカカカカッ! お前らの相手は後でしてやるから我慢してンだな早漏ども終わらすまでイっちまうンじゃねェぞォ? ヒャッヒャヒャッ まずはコイツ」
黒子「き、気の迷いですの! ぜ、ぜ、ぜ、全然そんな気はないんですの。ただ勝ちたくて勝ちたくて、一方通行さまが降参してくれればと思っただけですのぉ!!!!!!!!!!!」
一方「アホがァァァァ!!! 今更そんな言い訳通じると思ってンのかァオメェはよォ? ア゛ア゛ッ゛!?」
黒子「もう二度とあんな馬鹿なこと言いませんですのぉぉぉぉ! 私のま、負けです! 降参、降参です!!!」
15016号「黒子さまの降参により仕合終了でので一方通行さまは戦闘を停止してください、と怖いですが勇気を振り絞り警告します。本当に怖いです。マジ滅茶苦茶怖いです。怖いので感覚共有でMNWに流します。妹達で恐怖を分かち合いましょう」
一方「俺に指図すんじゃねぇよ!」
一方「くかかかかかかか!!! あの世で後悔するンだなァ!!!」
黒子「きゃぁああああああああああ!!! もう二度としませんんんですわぁぁぁごめんなさいぃいいい!! 」
黒子「…………」
黒子「……」
黒子「?」
黒子「??」メヒラキーノ
一方「きひっ」ニヤァァァ……
黒子「……あぇ? あうぅぅ」
一方「やァっと謝ったか。お行儀の悪りィガキはお仕置きってなァ」ベクトルデコピン!
ペチッ
黒子「ほんぎゃぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」
スガガガガガガッがガがガガがガガ!!!!!!!!!!!!!! ドゴン!
美琴「私の目がおかしくないなら物凄く優しくデコピンしただけなのに」
麦野「地面削って吹っ飛んでったにゃー」
削板「仮にもLEVEL4とはいって中学生なんだぞ? 流石にやり過ぎだろう」
一方「バーカ、ちゃンとベクトル変化させて凸以外はダメージ無いようにしてあンだよ。格下相手に本気出すもンかよ」
美琴「そうはいっても一応、私の後輩なんだからあんま脅さないであげてよ、あれでトラウマになったらどうするつもり?」
一方「俺様に脅しかけようとした罰だ。他所でくだンねェマネしねェように多少は怯えたほうがいいンだよ」
美琴「そりゃさ言い分も分かるし、打ち止めが大切なのも分かるけど…… 一瞬本気にしちゃったじゃない」
一方「お子様が本気にすンじゃねェよ。ガキの躾は大人に仕事だ」
美琴「むー、私はお子様じゃないんだからね!」
一方「あーそうなンですかァ? ンならそんな顔すんじゃねェよ。だからガキだっーンだよ(お前も、まぁあのツインテも守るっーカテゴリーに入ってんだから)」グシャグシャ
美琴「か、勝手に頭撫でんなー! こ、子供じゃないんだから!///」
一方「ほォ、申告すりゃいつでも撫でていいんですかねェ~?」
美琴「ばッ!!? バカ言っててててんじゃないわよ!!!////」
一方「カカカッ、俺から見りゃお前も打ち止めもかわンねェよ」ナデナデ
美琴「~~~///」
麦野「……(ナチュラルフラグ建築家?)」
心理「……(わー揺らいでる揺らいでるww)」
黒子「すみませんでしたのぉ~~」フラフラ
美琴「黒子ッ!! 大丈夫だった?」
黒子「ええ、一位さまが能力を使ってくださったおかげでおでこ以外は平気ですわ。あ、あの…… 一方通行さま」
一方「あン?」
黒子「くだらないことを言って申し訳ありませんでしたの。深く反省しておりますわ。どうかこの愚かな黒子をお許しくださいませ」フカブカアタマサゲ
一方「あー反省してンならもういいわ。気にす…… ン? なんかあっちで15016号真っ青になってるけどよォ、どうしたンだ?」
15016号「先ほどした感覚共有のせいで過去のトラウマを穿り返し、姉妹達の大半が恐怖でSAN値ガリガリ減って恐慌状態に陥ってます。その所為で上位固体から最大級のお仕置き『お゛め゛ェ゛の゛回゛線゛ね゛ェ゛か゛ら゛ァ゛!』でMNWのアク禁を喰らってしまいました、とミサカは巨大なシステムから切り離され放り出されたさて初めての孤独というものにガクブルになってます」ガタガタブルブル
一方「あー、その、なんだァ…… 悪ィ」
15016号「いいんです。すべてはこのミサカが悪いのです。一方通行さまが言ったように行儀の悪い者はお仕置きをされるのは当然の処置だ、とミサカは諦めていますがこんなことは初めてなので本当に怖いです」
一方「そのアク禁いつ解けンだ?」
15016号「多分今日いっぱいはダメですね、とミサカは落胆を隠せません」
一方「なら泊まっていけばいいじゃねーか、オリジナルもいンだし怖くないだろ? 超電磁砲もそれでいいだろ?」
美琴「いいわよー! 今日一緒に寝ましょうたまには姉妹水入らずってやつでさ」
15016号「はい! うれしさのあまり顔を赤らめます。ハッ!? 色々あって自分の務めを今の今まで忘れていました。不覚です。ですが、お姉さまの優しさで生き返ったミサカはジャッジとして最後まで務めさせて頂きます」
15016号「ではLEVEL5荘の皆さま判断をお願いします」
黒子「全力でがんばりましたわ。後は天に運を任せ結果を待ちますの」
削板「根性は買うが今回は残念だ。そういうわけで不可」
心理「こんなところにこないほうがいいわ。ということで不可って感じね」
麦野「面白かったけど不可ね。LEVEL5になったら改めて来なさい」
美琴「ごめんね黒子。悪いけど不可かな(ここに居ないほうがアンタのためなんだから)」
15016号「垣根さまは現在行方不明なので審議保留とさせて頂きます、とミサカは再度出来るジャッジをアピールします」
垣根(ヤベェ、戻ってきたのにずっとタイミング逃してしまった)
一方「言うまでもねぇが不可だ」
黒子「…そう、ですわね ………仕方、ありませんわね」
黒子「皆さまお忙しいところわざわざこの白井黒子のために胸を貸して頂き感謝の極みです。今後精進を重ねまして皆さまに近づけるようにより一層努力していくことを誓いますわ」
黒子「それでは…… 失礼しますわ。………グスッ ふえ…… えくっ ひっく」トボトボ…
垣根「(おし! ここは俺の出番だな! いいことを言って童貞の疑惑を払拭しなくては…… さぁいくぞ)オ…… ッ!?」
一方「オイ! 待ちがやれ」
垣根「」
一方「ツインテおめーは確かにこのLEVEL5荘には住めない。けどなァ、居ちゃいけないとか泊まっちゃなンねェなんて話は一度もしねてねェぞ?」
黒子「え?」
美琴「でも、そんな簡単に外泊許可は下りないわよ?」
一方「俺らンとこに来るってわかりゃあ通常より簡単に下りンだろ。ここァLEVEL5の巣窟だぞ? 研究者なら垂涎もンだ、教師なら学んで来いって感じだぜきっと」
美琴「う~ん…… そうなのかなぁ?」
一方「まあ、待ってろよ」prrrrr
一方「オイ、黄泉川か?」
黄泉川『おお、一方通行珍しいじゃん? どうしたんじゃん?』
一方「常盤台中学のツインテじゃなくて…… えっとなんだったけか? オイ」
黒子「えっ? あ、し、白井黒子ですわ」
一方「白井黒子っーヤツの外泊許可取っとけ」
黄泉川『お前はいきなり電話してきてそれかじゃん? まあいいけど…… って「ちょっと変わってってミサカはミサカは!」』
打ち止め『もーあなたのせいで大変なことになってる、ってミサカはミサカは大憤慨!』
一方「大きな声だすなよ。俺は知ンねェ」
打ち止め『もーーーー! なんであなたはそうやって他人事なの!? SAN値がダダっ減りの大恐慌のせいでみさかさーばーは落ちちゃうし、錯乱した妹達のためにあの人の【そげぶdeねぼちおのれ魔術師めキリッ!】と【お姉さまが頭ナデナデしてくれた? ううん、ギュッもしてくれた】の動画をエンドレスで流さないといけなくなっちゃったんだからね、ってミサカはミサカはフラフラなの!』プンスカ!
一方「そーですかァ、そりゃ大変なこって。ガンバッテクダサイネー」
打ち止め『むきーーっ! 黙っているつもりだったけどあなたの態度にミサカは激怒! もう言っちゃうけどあなた主演の【ラストサマーデイズあの人の告白シスターズは俺が護る】と私の作った超大作【ああ、そうだな…… 俺もお前と一緒にいたかった】もエンドレスで流したんだから! この【ああ、そうだな…… 俺もお前と一緒にいたかった】はあなたの黒い羽が真っ白になって頭に天使の輪が付くの泣いている私に、ってミサカはミサカはキャー! 思い出したら赤面感動大ハッスル!』
一方「」
黒子「あ、あの大丈夫ですの?」
美琴「なんか元々白いのがさらに透けるような白さに」
一方「きききかかかここここ!!! 消せェーーー! 今すぐ消しやがれぶち殺すぞこンのクソガキヤァァァァァアアアア!!!!!」
打ち止め『ふ~~んだ! ここにいなきゃ学園都市最強も怖くないよーだ!、ってミサカはミサカは黄泉川にバトンタァーッチ』
一方「ふざけンな待て打ち止めァ!!」
黄泉川『くくく、とりあえず落ち着くじゃん? さっきの外泊許可は責任持って取っておくから安心するじゃん』
一方「ンなこたァどうでもいンだよ!! あのクソガキもう一回出せ」
黄泉川『逃げちゃったから無理じゃんよぉそんじゃあ~』
pu…pu-pu-
一方「………」
麦野「……! ………!!!」バンバン!!
心理「笑い過ぎて死にそうになってる。流石は一方通行」
削板「諦めは肝心っていうぜ?」カタポン
一方「いっそのこと殺せェ……」
垣根「まーまー黒子ちゃんと15016号の一泊が決まったんだから落ち着けよ」
一方「ナチュラルに混ざってンじゃねェよメルヘン童貞」
美琴「お帰りーダメ二位」
削板「お帰り根性無しの二位」
心理「お帰り童貞二位」
麦野「お帰り人間童貞」
黒子「お帰りなさいませロンリーメルヘンさま」
15016号「お帰りなさいメルヘン童貞ダメ二位ロンリーさま、とミサカは合わせ技でお出迎えします
垣根「テメーらふざけんな! 常識の通用しねェ俺でも心は深く抉れたぞ!? ついで言うと15016号は絶対に中立じゃねぇ!!!」
15016号「今更何をいいだすかと思えばメドダニロさまは。凄い勘違いをしているようなので分かるように説明しますが、このミサカは上条当麻さまと一方通行さまに対して完全に中立なのです。ああ、ちなみに当然のことながら私を含め全てのミサカはお姉さま派です」
垣根「訳の分からない略しかたするな!」
美琴「えへへ~ありがとうねぇ♪」ナデナデ
15016号「えへへミサカは幸せです、と頭に触れる手の感触が気持ちよくてたまりません」
垣根「聞けよ! マジ泣くぞ」
一方「おい削板。腹減ったメシにしようぜ」
削板「そうだな。二人も客が来たから今日は庭でバーベキューにでもするか」
垣根「シカトかよちくしょう。まあもういいや肉食いてぇ」
心理「たまには外でというのもいいわね。でも鉄板もバーベキュー台ないわよ?」
麦野「シャケも用意してよ?」
黒子「では、私が買いにいってまいりますわ」
15016号「それではミサカも黒子さまにお付き合いして荷物運びの役を買って出ます」
美琴「ちょっとまって、はいカード」
15016号「ありがとうございます。でもこういうときは一方通行さまの『おら、金だ好きなもの買ってこい』でミサカの『さ、札束これがLEVEL5の経済力か!?』とかなると思ったんですけど、とミサカは首を傾げます」
美琴「あーここにいるLEVEL5は私と心理掌握以外みんな貧乏人なの。だから朝昼夜と皆で集まって食費を安く上げてるのよ。本来なら私達が一番稼ぎは少ないのにね」
黒子「……中学生に収入が負けるってなんだか見たくない現実を見てしまった気分ですわ。ともかく行ってまいりますわ。さぁ妹さまお手を」
15016号「ハイとしっかり握りますがジッとりと湿った掌にミサカは結構引いています」
黒子「ぐふふっ…… イキますわよ?」
15016号「何故か貞操の危険をお姉さま助けてと、ミサ……」シュン!
美琴「大丈夫かなぁ? で、そっちはどぉー?」
アーデモナイコーデモナイ
一方「作りゃいいンじゃねェの? 垣根ェ、お前の能力でそれっぽい物質作れ」
垣根「うし、生成――」
麦野「『原子崩し(メルトダウナー)』! 「うぉ! 消滅した!」「もっと頑丈な物質作れ垣根ェ!」
美琴「麦野のは放出レベルが高いから溶けちゃうのよ。私がやろっか? ほらアーク溶接みたいにさ」バチバチ
一方「おし、ほんじゃ俺のベクトル操作で曲げてっと」
麦野「能力ってドーン! と出すほうが気分いいとも思うんだけどなぁ」
一方「おーおーやるな超電磁砲上手いことくっついてんじゃねぇか」
美琴「まーねー♪」ジジジ
心理「飲み物持ってきたわ」
削板「タレは俺の気合入れた根性ダレだから上手いぞ」
麦野「名前は気に入らないけど、アンタの料理は上手いから許すわ」
垣根「おいおい、飲み物って酒ばっかじゃねーか。中学生もいるのにマズイだろ」
心理「私も中学生なんだけどね」
垣根「あまりにも馴染んでてすっかり忘れてたわ。ってオイ!」
心理「たまにはいいじゃない? 無礼講ってことで」
美琴「ふぅ…… できたっ! 微妙な出力で電子を放出し続けるのは疲れるわー」
一方「おう、ゴクロウサン! あらかた準備は終わったな。燃料は垣根のでいいとして後は食材待ちか」
シュン!
黒子 15016号「おまたせしましたわ、と黒子とミサカは皆さまにただいまの挨拶をします」
美琴「二人ともおかえりー!」
一方「おう、ご苦労さン」
削板「お疲れさまだな!」
垣根「お疲れ! 大変だっただろう」
心理「疲れたでしょう。ご苦労さま」
麦野「お帰りなさい。ゆっくりするといいわ」
一方「ほンじゃ、LEVEL5荘、焼肉パーリィの始まりだぜ!」
一同「いえーい!」
じゃあ、皆で手を合わせて
――いただきます!――
今日もLEVEL5荘のみんなは元気です。
おわり
長い間スレをお借りしたこと感謝とお詫びを申し上げます。
色々と拙い部分もあったと思いますが、楽しんで頂けるように頑張って書きました。
腑に落ちない点もあったでしょうが、脳内保管でよろしくお願いします。
またいつの日かお逢いできる時を楽しみにして。
それでは失礼します。
おまけ
15016号「今夜一緒に寝ようって約束したのに帰ってきません、とミサカは落ち込んで枕を濡らします」
黒子「あ゛あ゛あ゛あ゛お゛姉゛さ゛ま゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛」
麦野「~~♪」
美琴「約束だから来たわよ麦野! え? 勝負って言ってて…… あれ? え、ちょま、んぁ! ま、待ってって――――!?」
アッーーーーーーーーーーーーーー!!!