827 : 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[] - 2010/12/11 10:15:22.09 1BQ6RIk0 1/7>>542 >>580 >>614の人見知り上条さんを書いたものです
もう無理とか言いましたが続きが浮かんだので5、6レスもらいます
上条さんキャラ崩壊だった 上琴
※関連
苦手なこと
http://toaruss.blog.jp/archives/1018207390.html
恥ずかしい事
http://toaruss.blog.jp/archives/1018207760.html
誇らしい事
http://toaruss.blog.jp/archives/1018207891.html
一方「おい、例の書類どうなってンだ」
上条「ああ、ちょうど今やってる」
人見知りしなくなって、どれだけたったのだろうか
昔は、人と話すことが怖くて仕方なかった
でも、今は
一方「もう、終わりそうだなァ。よし、上がったらメシでも行くかァ」
殴り飛ばしてしまった白い人とでさえ
同僚として、仲良く話すことができる
そしてそれは
上条「悪い、ちょっと用があってな。また誘ってくれ」
一方「ちっ、しゃーねーなァ」
全部、あの娘のおかげだから
だから、今夜は
アックア「む、超電磁砲ではないか。ひさしぶりなのである」
美琴「あら、ひさしぶりね」
会社帰り、友人と歩いていると
懐かしい顔と再会する
美琴「日本にはいつ?」
アックア「ついさっきである。しかし、急いでいるので失礼するのである。上条当麻によろしくである」
美琴「うん、さよなら。お姫様によろしくね」
佐天「御坂さん、今の人おしりあいなんですか?」
アックアが去った後、佐天が美琴に質問してくる
美琴「うん、昔の知り合い」
佐天「はぁ、国際派ですね。さっすがです」
美琴「大したことじゃないわよ。どっちかと言うと当麻の知り合いだし」
そう、何度怪しげな外国人と遭遇したことか
知らない人と話すのが怖いと言って、美琴を呼び出すあのバカ
でも、いつの間にかしっかりとしてきて
「知らない人話せない」と呼び出されなくなって
佐天「例の彼氏さんですね」
美琴「彼氏じゃないわよ。昔からの腐れ縁」
普通に遊ぶために呼び出されたりはするし、呼び出しもする。
でも、美琴と上条の関係を表す言葉は
多分、恋人ではないのだと思う
残念ながら、まだ
佐天「へー、ふーん、ほー」
美琴「何よ」
佐天「いえいえ、お気になさらずに」
美琴「全く、……ん?」
携帯電話が振動する
取り出して確認すると、一軒の着信メール
差出人はあのバカ
『ビリビリ助けて。あの公園にきてくれ』
懐かしい文面で呼び出しやがって
どうせ大した用では無いのだろう
でも、せっかくだから行ってやろう
どうせ暇だし
上条「お、来たか」
あの公園の、いつものベンチに
見慣れた顔が座っている
美琴「来てやったわよ、何の用」
上条「ちょっとな」
美琴「何、またあやしい外国人?」
上条「そういうわけじゃねぇよ。ま、関係なくも無いけどさ」
美琴「へぇ、じゃあ何?」
上条「昔さ、俺は知らない人話すのが怖かった。この街に来る前に色々あったから」
以前聞いたことがある
その不幸体質のせいで他人から疎まれていたことを
美琴「そう」
上条「でもさ、ここに来て、こんな俺でも青ピや土御門みたいに普通に接してくれる奴らに出会えたんだ」
上条は言葉を切り
真っ直ぐに美琴の瞳を見詰めてくる
その穏やかな微笑みに吸い込まれそうな気がする
「何より、お前に逢えた」
美琴「……うん」
上条「お前が支えてくれたから、いつの間にかさ、知らない人とも話せるようになったんだ」
美琴「アンタが頑張ったからよ」
上条「お前がいてくれたから、頑張れたんだよ。ホント、感謝してるよ」
「だから、お礼をさせてくれ。これから先、ずっと」
美琴から視線をそらさずに、
上条が優しく囁く
美琴「……ずっとの意味、わかって言ってる?」
こういう事を無自覚で言うやつだから
つい確認してしまう
上条「……ああ」
美琴「そっか。……あんたバカじゃない?」
上条「へ?」
美琴「私から受けた恩義を、これから先ずっと程度で返しきれるわけないでしょ」
上条に顔を近づける
ずっと前から大好きになっていた
その戸惑った顔
美琴「来世もそのまた来世も、お礼し続けなさい。そんなこともわかんないの、ばーか」
上条「バカって何だよ」
美琴「あんたみたいなバカ、放っておけないってことよ」
こんなバカは他にいないから
放っておけないから
これから先ずっといっしょに……
了
以上です
なんか最後っぽいノリですが、
思いついたらまた、人見知り時代の話を書くかもしれません
書かないかもしれませんが
お目汚し失礼しました