31 : 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[] - 2010/12/12 20:32:49.34 jWPR/r.0 1/6

前スレで、人見知り上条さん書いていたものです

また書いたので5,6レスほどもらいます

上条さんキャラ崩壊注意 上琴気味

上条さんが人見知りで学園都市でまともに会話できるのが
美琴、青ピ、土御門のみという状況です


※関連

苦手なこと
http://toaruss.blog.jp/archives/1018207390.html

恥ずかしい事
http://toaruss.blog.jp/archives/1018207760.html

誇らしい事
http://toaruss.blog.jp/archives/1018207891.html

大切な事
http://toaruss.blog.jp/archives/1018356305.html

何とかしたい事
http://toaruss.blog.jp/archives/1018475439.html

元スレ
▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-19冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1292144549/
32 : 無茶な事その1[] - 2010/12/12 20:34:55.88 jWPR/r.0 2/6

土御門「と、言う訳でイギリスに行ってもらうんだにゃー」

上条「ああ、任せてくれ」

土御門「頼んだぜよ」

上条「お前には学校で世話になってるからな。手伝いくらいするさ」

土御門「上やん」

上条「何だ」

土御門「早く飛行機に乗り込め」

上条「わかってる」

土御門「上やん」

上条「まだあんのか」

土御門「俺のアロハの裾から、手を離せ」

上条「……無理だ」

土御門「俺は行かないんだぞ、離せ」

上条「い―や―だー!! 絶対無理! 知らない人ばっかな上に日本語通じねーよ!!」

土御門「アイツら結構喋れるから大丈夫だ! 禁書目録とステイルも行くから!」

上条「喋れると、『英語話せません大作戦』ができねぇよ! もっと無理! お前か青ピか御坂がいないと無理! 絶対無理!」

土御門「俺は他に仕事だ! 青ピは事情知らない! 無茶言うな!」

上条「無理だ! 絶対いかねぇぞぉぉぉぉ!!」

土御門に対して、ひたすらに駄々をこねる上条
ここで諦めると知らない人だらけのイギリス一人旅
そんな恐ろしい事は不可能だ

33 : 無茶な事その2[] - 2010/12/12 20:35:39.60 jWPR/r.0 3/6

美琴「で、私が呼ばれたわけね」

上条「本当にすまん。イギリスとか、俺には無理だ」

美琴「ま、仕方ないわね、ところで」

上条「なんだ?」

美琴「何で私の後ろを歩くの? 隣歩きなさいよ」

振り向きながら背後のばかに
問い掛ける

上条「そいつは難しい」

美琴「何でよ」

上条「お前の隣だと、飛行機に乗り込む時に乗務員さんが俺に話しかけてくるかもしれない」

美琴「はぁ」

上条「そんなリスクはできる限り減らしたい」

美琴「……そうなの」

上条「ああ、常に考え抜いて行動している」

美琴「……」

もうちょっと、その労力を違う方に向ければいいのに
せっかく頑張った時は凄いのに
美琴たちもそれで助けられているのに

34 : 無茶な事その3[] - 2010/12/12 20:36:38.46 jWPR/r.0 4/6

ステイル「二人とも、来てくれたんだね」

美琴「まあね。頼まれちゃったし」

上条「おお」

インデックス「二人がいれば百人力なんだよ!」

専用超音速機の客室には見知った顔が二つ
後ろのばかが作った縁だ

美琴「ま、私に任せておきなさい」

上条「うむ」

席に着くと、隣のばかは
さっそく非常用マスクの説明文を真剣に読み始める

ステイル「先日のアックアの件でも世話になったね」

インデックス「二人の協力でなんとか追い払えたんだよ」

美琴「まさか、レールガンをあれだけ打ちこんでも倒れないとはね」

上条「ふむ」

ちょっとは会話に参加しろ

インデックス「イノケンさんと、とーまとかおりが動きを阻害して、54発目で倒したんだよ」

美琴「良く数えてたわね」

上条「ああ」

ステイル「インデックスは完全記憶能力を持っているからね。おっと、そろそろ出発だね」

インデックス「はやすぎて、ざんねんだけど飛行中はお話できないんだよ」

ほっとした顔をするな

35 : 無茶な事その4[] - 2010/12/12 20:37:43.02 jWPR/r.0 5/6

美琴「今回もいろいろあったわね」

上条「王族の人との面会中に調度品を見てるふりをしてたら説明が始まった時は、上条さん終わったかと思った」

帰りの飛行機の中、インデックス達を待つ間に
今回の事を振りかえる

美琴「クーデターにも巻き込まれたしね」

上条「お姫様のテンションに、ついていけなかったな」

美琴「前のアックアってのもでてくるし」

上条「コインが何枚か、めり込んだままだったな」

美琴「終わったと思ったら、フィアンマとか言うのが来るし」

上条「あいつも会話が噛み合わなかった」

美琴「まさか、アンタの人見知りが勝利につながるとはね」

相手の戦闘力もよりも確実に強くなる右手
そんな右手だったが、必要悪の教会と対峙した際に
いまいちみんなの輪に入れない上条と
そのフォローをしていた美琴が
戦闘力の計算に入らなかった
それが奇跡的に勝利に繋がった

36 : 無茶な事その5[] - 2010/12/12 20:38:26.10 jWPR/r.0 6/6

上条「でも、アイツもそんな根っから悪い奴じゃなそうだったな」

美琴「後から聞いた話だとね。世界の歪みを直そうとしたんだっけ」

上条「極端なだけで、他の人たちを救おうとしたんだ。ただ、ちょっと視野が狭かっただけで」

美琴「そうね。みんなを救うために戦争なんて目的と手段がぐちゃぐちゃね」

上条「世界を知れば、アイツもわかるさ。いつか友達にだってなれる」

笑顔でそんなことを言ってくる
ちょっといつもと違うように見えたから

美琴「アンタ、あいつと話せるの?」

意地悪な質問をしてしまう

上条「……その時は助けて」

美琴から視線を外して上条が言う
やっぱり、いつものこいつだ

美琴「はぁ、仕方ないわね」

だから、自分が傍にいなくては