777 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] - 2011/02/15 23:41:21.54 /dFq6tODO 1/143レスほどお借りします。女の子の日ネタ注意。ささやかですが上←琴成分含んでます。
「っつぅ……。」
下腹部に走る鈍痛に、美琴は体を丸める。
美琴の生理痛は午前中は軽く、夜になるにつれて重くなる。毎回そうだ。
いつもは全く意識することのない、子宮という器官を強く認識する。
どくん、と、子宮が収縮する感触とともに下半身に痛みがはしる。
「っ、あいたたたた」
「大丈夫ですの?お姉さま。鎮痛剤お飲みになります?」
「あー、大丈夫大丈夫。寝れば治るって。」
「ですが…。」
「病気じゃないんだしさ。」
「……なら早くお眠りになってくださいまし。黒子は痛がるお姉さまが気になって気になって眠ることなどできませんわ。」
「ん。ありがと黒子」
抱き枕にしているぬいぐるみを強くかきいだく。
体を丸めて横になると、心なしか痛みが和らぐ気がする。
――子宮
子を宿す宮。今は、一月に一度、穢れを吐き出すだけの厄介者。
けれど、将来。
(産めるのかしら……。)
薬漬けの体。実験で酷使された脳。電磁波を常に発する能力。
考えれば考えるほど、絶望的な気持ちになる。
携帯電話の電磁波は胎児に悪影響を及ぼす可能性が高いという論文を読んだばかりだからだろうか。
美鈴が美琴を産んだように自分は母親になれるのだろうか。
(あ……ここに。宿るんだ。)
痛みを発し、存在をアピールする子宮を腹の上からさする。
精を受け入れ、生を育む場所。
住人の大半が学生の、この学園都市では妊婦の姿を見ることは少ない。
ふっと、美琴の脳裏に一人の少年の姿がよぎる。
友人ではない、恋人でもない。ただちょっと気になるだけの男。
それだけだ。
(アイツならいい父親になりそうね……って私、何考えてんの…!?)
ぬいぐるみを抱いたまま、大きくかぶりを振る。髪の毛が首筋をなぜる。
顔が熱い。
(女の子だったら可愛いだろうな。フリフリの服着せたりして。)
(あ、でも男の子がゲコ太のパジャマ着てはしゃいでたら……!想像しただけで愛らしい!)
未来の自分の子どもに思いをはせる。
うだうだと考えていたネガティブな気持ちなど吹っ飛んでしまう。
小さくて可愛い生き物に、ママ、と呼んでもらえたら。
そして、子どもと私の側に、『彼』が居てくれたら。
(きっと、そんな幸せなこと他にない)
ぎゅう、と目を瞑り、ぬいぐるみの頭を撫でる。
将来、子どもを作るための大切な働きなのだと思えば、自然と痛みも愛おしく感じられた。
体から力が抜ける。美琴の意識が睡魔に刈り取られた。
その日の夢は、可愛い娘と愛する旦那が出てくる、幸せな夢だったという。
fin.
781 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] - 2011/02/15 23:45:41.45 /dFq6tODO 5/14終わりですの!お腹痛いですの!
782 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] - 2011/02/16 00:01:46.77 W04ceAxAO 6/14辛い日もアイツの事考えてるとはさすがビリビリ
暖かくして休んでください、乙
783 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] - 2011/02/16 00:22:11.65 Q1s+V5p1o 7/14童貞の俺にはとても書けない
乙乙
784 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] - 2011/02/16 00:34:34.94 AcFgx7VDO 8/14男性には書けんな
785 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] - 2011/02/16 00:48:16.05 YFhw+yDpo 9/14じゃあ我ら男性陣は、美琴の「ちぇいさー!」が股間に直撃した上条さんのお話でも
駄目だ想像しただけで痛い
786 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] - 2011/02/16 00:49:50.72 ZCI3SIQmo 10/14別に痛い話である必要は無い、生理現象的な話をやればいいんだよ
つまり前屈みになりながら必死に言い訳するような
「とうっ、とミサカはミサカは貴方にダイブして起こしてみる」
ぐきっ
「☆■△※!!!」
そしてカエル医師の元へ緊急搬送される一方さん。
こうですか?
788 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] - 2011/02/16 01:02:26.49 5M1LNe+DO 12/14やめろ
どことは言わないが体の一部がヒュンッとする
上条(なぜかマイサンが起き上がってしまった……)
美琴「おーっす、おはよー……ってアンタどうしたの?」
上条「げっ……ビリビリ」
美琴「ビリビリ言うな。前かがみになって……お腹痛いの?」
上条「いや、これは何でも無いんだ。お前には関係無い」
美琴「……なんかムカつく言い方ね」
上条「いいから離れろ! 今日は勘弁してくれ……」
美琴「……! あったまきた! 何があったか話すまで帰らないわよ!」
上条「だああ! 俺はもう行くから!」
美琴「逃げんな! こっちを向けええ!」
そうして上条の手を掴みこちらの方を向かせる。すると何やら上条の股間がもっこりしている。
上条「…………」
美琴「……あの、それって……」
上条「…………」
美琴「……変態」
上条「……うるせえよ」
美琴「え?」
上条「うるせえんだよ!! 男には無性にもっこりもこもこしてしまう日があったりするんだよ!!
月曜朝の全校集会でふいにもっこりして焦っちまったりするこの気持ちがお前に分かるか? 分かんねえだろ!
恥ずかしいんだ! 苦しいんだ! 悲しいんだ! やるせないんだ! どうしようもないんだ!
だからそんな変態とか二度と言うなよ!! 分かったな!?」
美琴「う、うん……でもそんなにしたままこっち向かないでくれる……?///」
上条「oh……」
792 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] - 2011/02/16 01:09:51.79 W04ceAxAO 14/14男の生理現象ってこういう事だよなって一文が抜けてた…
授業中とか焦ってしょうがない